マレーシア・キャメロンハイランドはティー・ランド

2003/03 - 2003/03

家族でマレーシアのキャメロンハイランドへ。シンガポールから車で約5時間、退屈するパームプランテーションの景観が続く高速道路が終わると、カーブが連続する山道になる。
当地は当時から既に日本人リタイア世代の長期滞在先として有名で、常時2000人程が滞在中らしい。

エリア キャメロン・ハイランド周辺(マレーシア)

これはキャメロンでお勧めのホテル。
「Ye Olde Smokehouse」綴りの間違いではありません、YeはThe、OldeはOldの英語の古語です。ブラックアンドホワイトの古い英国人別荘を改装したホテルで、雰囲気があります。
周りにはゴルフ場等があり、ホテルや長期滞在者向けアパートからは歩いてコースに出かけられる距離です。　

キャメロンハイランドは標高1500〜2000ｍ程。熱帯でも高地なので涼しく、夜は暖炉に火を入れます。
熱帯高地の利点を生かし、茶の栽培や高原野菜の栽培が盛んで、シンガポールで見かける日本野菜や高原野菜は此処で栽培されているものが多い。

見てください！一面の茶畑！
周りを見回すと何処までも茶畑が続きます。

茶葉の大きめなアッサム種の茶。
イギリス人によってインドから移植、栽培された。
紅茶の工場もあり工場見学できます。

茶畑はホテルやアパートのある街からは少しはなれています。

此処はキャメロン中腹にあるマレーシアやシンガポールの競馬用競走馬の保養施設です。競走馬でなくても受け入れてくれますし、預託料は下界よりも安く、日本の乗馬クラブのそれに比べると約４０％程度以下でしょうか？
シンガポールに厩舎を持つ高岡厩舎の馬も居るかもしれません。
両側に並ぶのは厩舎で沢山の馬が休養中でした。
熱帯ではこのような冷涼な処で定期的に競争馬等の馬を休養させないと、暑さで体力が消耗して寿命が短くなります。
今回、この施設のオーナーが友人だったのでお世話になりました。

実は当時、自分の馬も此処に預けてありました。
写真の馬は始めての自馬でブルネイ国王の弟のプリンス・ジェフリーが投機に失敗して大損害を出した時に売りに出したPolo Ponyの一頭でアルゼンチン生まれでした。
現在は既に亡くなりましたが、子供達にも良くなつき、頭の良いハンディな馬でした。

此処には複数の暖炉付きベッドルーム、広い暖炉付きリビング、ダイニングルームが揃ったゲストハウスがあり、料理人とメイドさんまで常駐しています。
我々は今回、オーナーのご好意で此処に宿泊させてもらいました。