チベット子供村2009訪問写真２

2009/03/31 - 2009/04/11

チベット子供村は慈善団体組織である。１９６１年にダライラマのお姉さんが初代の代表になって、亡命してきた子供たちの教育組織として立ち上げたのが始まりです。チベット人の学校はインド各地に８７ほどある。そのうちの２０校くらいがTCVの関係の学校で、後はチベット亡命政府の文部省の管轄化の学校と、インドの管轄だけど亡命政府が管理しているという公的学校がある。
アッパーダラムサラの学校は、ディスクールと呼ばれる５年生までのクラスだけの学校を参加にした高校までの学校。アッッパーダラムサラのような幼稚園から高校までの学校をもつのは、８つある。
それらの学校を知ると同時に、彼らの家であるホームを訪ねる。

エリア ダラムシャーラー(インド)

ホーム12で唯一日本のスポンサーのいる女子、

このホームは他のホームと違って台所がとても広く作られている。

ミドルクラスにいると思われる。ミドルクラスというのは６年生から８年生までで、日本の中学校に当たる。８年生の時にインド共通一次試験がある。その試験に合格しないと、シニアッスクールには進学できず、職業訓練校に進むことになる。

右端の男の子はアメリカにいたチベタンで、アメリカで日本語を学んでいたという。兄妹でインドに戻ってきた。日本語の教科書は英語ローマ字本で、そいう本を教本に使えば日本語を教えることができると思った。

夕方の食事の終わった時間に訪問したが、自習時間の始まる３０分ほどの時間を日本語の即席の勉強時間になって、愉快に過ごした。

TCVはもともと亡命者の子供たちの教育組織として立ち上げられ、その目的とするところは、祖国を奪われた民族としてのアイデンティティを保つことにある。

中国では中国語の強要と、ダライラマ崇拝の拒絶を行い、チベット人の文化そのもまでをも根絶するかのようなさ愚かな制作を撮り続けている。

この子供たちは、朝からチベット仏教式のお祈りをし、夕方や夜には４５分もの長いお祈りをする。イスラム教徒の教育に似ている。つまりとても宗教的に教育されている。

イスラムの原理主義者の教育と、チベット仏教の根本的な違いは、「慈愛」「寛容」「奉仕」のキーワードが示す教えにあるだろう。この子供たちは、自らがチベット仏教徒であることと、ダライラマを崇拝することにおいて立派なチベタンである。

この子供たちの暮らしぶりは実に質素です。食事も１日３回、朝はパンとチャイ、昼はご飯とカレーの類、夜はムシパンと野菜の料理。スープ、コーヒー、その他の飲料などない。でもそれがチベット人の長いこと暮らしてきた生活なので会って、それを貧しいということばで表現するのは不適切だ。彼らは質素な暮らしを身に着けているのだ。

この真ん中の子は先ほどのアメリカ帰りの妹です。アメリカ生まれである。アメリカの生活から、一気に集団生活の形に変化するのは、子供にとっても適応するのは難しいだろうが、このホームが子供たちの家であり兄弟家族という考えに立てば、極端な個人主義的な暮らしより、助け合いの暮らしに慣れていくだろう。３月に帰ってきたという。聡明な子だ。

この子供たちが自由に祖国を踏むことができるのはいつだろう。フリーチベットの実現は子供たちにとっても願いである。

この子供たちの将来を見据えたサポートが必要だろう。最終的に、大人になったときに彼らは仕事がないのだ。それがわかってチベットに帰ってしまう人もまた多いのも現実です。

寮母さん夫婦。ご主人がファザーで、私にこんにちはと話しかけてきた。この夫婦もTCVの卒業生であろう。
寮母さん夫婦とは時間がなくてたいした話もできなかったが、やさしいときはやさしく、厳しいときにはムチを振っても厳しく躾けるというのがホームの方針に見えた。