2007ハンガリー Vol.8/E-ブダペスト：名残の夜景

2007/07/28 - 2007/08/05

　８月４日(土)、ヘーヴィーズからブダペストに帰還。お土産などを調達しつつ、ブダペストの美しい夜をそぞろ歩きました。
　そして、８月５日(日)には、いよいよハンガリーともお別れです。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

　温泉湖から上がって、バスターミナルでバス待ちです。
　写真は、バスターミナル前の温泉湖の入口。ここからだと、湖の真ん中に突きだした建物に入れません。（もちろん、湖を泳いで渡ることはできますけど）
　どうせなら、この写真の右方向に回り込んで、湖の真ん中の建物に行くのがオススメかな。

　バスは10:50に到着しました。整列乗車なんて文化はなさそうで、わらわらと乗り込みます。道路が渋滞していて、ケストヘイ駅までは30分かかりました。

　駅前の軽食屋でホットドッグとハンバーガーとコーラというアメリカン・ジャンクな昼食をとった後、列車に乗り込みました。
　12:09発IC877号であります。
　ケストヘイでの乗車率は２割くらいでしたが、シオーフォク（Siofok）あたりで９割くらいの混みようになりました。
　３時間くらいかけ、15:10頃にブダペスト南駅に到着です。

　南駅から徒歩５分くらいで、今夜のホテル Mercure BUDA です。
　壁面に段々のあるデザインが特徴的な大きなホテルです。観光バスが停まっていて、ここもツアー御用達であることを伺わせます。ベルボーイの兄ちゃんの対応もよく、部屋の目の前は南駅の線路でしたが、遮音性はいいらしくうるさくはありませんでした。

　ホテルから、トラム18番で２駅目のモスクワ広場の脇にある、マムート・ショッピングセンター（Mammut）の地下のMATCH（スーパーのチェーン店）でお土産を買いました。
　マムートとはマンモスのことで、ショッピングセンターの入り口にはマンモスの銅像が飾られていました。

　ハンガリー最後のディナーを食べようと、モスクワ広場から城バスで王宮の丘へ。
　相方がガイドブックでチェックしていたカフェ・ピエロ（Cafe Pierrot）は、店頭に出されているメニューを見るとけっこう高そうなのでパス。結局、メジャーなシシィ・レストラン（SISI）へ。店内は予約でいっぱいで、テラス席に案内されました。

　メインは、シシィ風チキン、シシィ風パスタを注文しました。なにがシシィ風かと思いましたが、共通しているのはソース。ブラウンマッシュルームとハムとブロッコリーの入ったクリームソースがどちらにもかかっていました。
　他には冷たいフルーツスープ。裏ごしされていて、果実は入っておらずちょっと物足りなかったです。
　料理はこれまで食べたレストランの中では分量が少なく、日本人としてはちょうどよかったです。ただ、不味いわけではないが、とりたてて美味しいとも思いませんでした。ハンガリー最後の晩餐だけに残念でした。

　ちなみに、シシィ（Sisi）とは、皇妃エルジェーベトの愛称です。レストランのあちこちに、エルジェーベトの肖像が描かれていました。

　夕食後、城バスでモスクワ広場に下り、メトロＭ２で国会議事堂前に抜けました。そこからドナウ河畔東岸（ペスト側）をぶらぶらとくさり橋まで散歩。
　時刻は午後８時過ぎで、ドナウ川の向こうに、夕焼けを背景に改修中のマチャーシュ教会の尖塔などが黒いシルエットで浮かび上がっていました。

　くさり橋の向こうには王宮が見え、ライトアップされると綺麗だろうなぁと思っていたら、同じことを考えているのか、三脚立てたおじさんたちがカメラの構図を決めながら待ちかまえていました。

　週末なので、くさり橋は歩行者天国になっており、露店が並んでいます。
　ごった返すくさり橋を半分ほど渡ったところで、まずくさり橋のランプが灯され、２、３分後に王宮や国会議事堂のライトアップが始まりました。だいたい８時半が目安のようです。

　ライトアップされた王宮。

　西側（ブダ側）の橋のたもとでは、巨大なフライパンが４つ並び、ソーセージやら肉やらタマネギやらが香ばしい匂いをあげていました。どうも、シシィ・レストランが物足りなかったので、食い物ばかりに目がいっていたらしいです。

　くさり橋。真っ暗になりきらないときがいちばん綺麗だと思いました。

　今回、ゲレールトの丘からの夜景が見れなかったのが残念です。

■８月５日(土)■

　いよいよ今日でハンガリーともお別れです。

　ホテル・メルキュール・ブダは地階に広いダイニングルームがあり、いかにもツアー客向け。料理もそんな感じです。ただ、パンは種類が豊富でけっこう美味しかったです。

　ホテルでタクシーを呼んでもらいました。料金は6,500Ftとのこと。このホテルはスタッフの対応がすごくよかったです。
　タクシーは飛ばしに飛ばし、25分で空港に到着。

　ブダペストからミュンヘンに向かうLH3457便は、AVRO-RJ85という小さな４発ジェットでした。20分ほど遅れて離陸しました。

　そして、ミュンヘンでLH714便に乗り替え、日本へ。
　ミュンヘン〜成田のルフトハンザ便はA340-300を使っているので、窓際が２列座席になっているのが二人旅にとってはありがたいです。

　今回、体調の面でいろいろ大変で充分回れなかったこともありますが、是非再訪したいです。
　美女の谷の宿に泊まって一日中ワイン三昧したいだとか（無茶です）、ヘーヴィーズで日がな一日浮かんでいたいだとか（ホントは健康上ダメです）、ブダペストだって５泊もしながらまだ行っていないところがたくさんありますし、トカイやミシュコルツだって行きたいなぁ。