2003/04/30 - 2003/05/02
842位(同エリア920件中)
きゃわださん
5月1日
港に泊めたので周りに日陰がなく、車中蒸し風呂の状態で起床。車泊の朝は不快指数が高い。しかも車泊は寝ている体勢もよろしくないので試作品のロボットのように体がガチガチである。車から降りて伸びをしてから早速めはり寿司を探してさまようことにした。
が、ここまできて何も観光しないで食道楽だけでは文化がないということで、新宮の熊野速玉大社に足を運んだ。ちょうど5月の始まりだったせいもあって、なにやら神事が行われていて、巫女さんの舞を拝むことが出来た。早起きはなんとかである。ちらっと速玉大社を参拝してお目当てのめはり寿司を食べに出かけた。
そのお店はあっけなく見つかった。やはり,こういうことはお日様が出ている間にやるべきだ。早速店に入って,めはり寿司4個と豚汁がついた「めはり定食」をゲッツ。白目になるほど目を張って食べつくした。寿司というよりオムスビという感覚だった。シンプルだけど美味しかった。お腹を満たして新宮を出発。次に那智の大滝を見に行くことにした。
那智の滝は日本3大瀑布のひとつで落差が日本一とされる。細くて長い滝の姿は,結構日本人が思う滝らしい滝なんじゃないかなと感じた。なによりきれいだった。
この滝を御神体としているのが熊野那智大社で、これがまた結構階段を登る(久能山より少ないけど)。でも神社からみる滝は近くで見る迫力と違い、緑の景色に動きを与えるワンポイントになっている。そして名物の那智黒飴は、ここでとれる黒石からつくる黒碁石にたとえて作られた飴だということがわかった。しかし、味も形も黒飴に変わりはないのであまり魅力は感じられない。でもそれを知っただけでもよかったとしよう。かしこさが2あがった。
参拝も終わって次の場所へ行こうとしたとき、だいぶ体がベタベタしてきた。車泊だったのでこのころになってくると体が汗臭いのも気になる。そこで近くの温泉に入ることにした。
勝浦周辺に温泉がいろいろあるということで、勝浦に南下。ちょうど開いていた42号沿いのさくら湯で立ち寄り湯を浴びる。午前中だったせいもあって、ほとんど貸し切り状態だった。サッパリした後、そこからさらに南下して、紀伊半島最南端の町串本に向かう。
ちょうどお昼ごろになったので、ガイドブックを見たところ、串本名物にカツオのお茶漬けがあるという。さっそくグルグル巡って、萬口というお店を見つける。お店はメイン通りの裏にあって見つけにくいが、こじんまりして落ち着く雰囲気である。しかし、駐車場が狭いのが観光客に厳しい。おひつに入ったご飯の半分をカツオの漬にして食べて、もう半分をお茶漬けにするという1度で2度おいしい料理だ。シンプルだけど非常に美味い。でもさすがにお茶漬けというだけあってサラサラっと食べてしまった。そこでさらにもう一軒、トッピー丼というトビウオの丼を食べることにした。店に着くとおっさんが一人。
「今,作る人が今いないから待っていてくれ」
と珍しいカメノテを出してくれた。どうやって食べるのか教わってその奇妙な貝を食べた。マンダは完全に本当の亀の手と思っていたらしい。そんなわけなかろうがその貝は見た目が亀の手そっくりだから仕方ない。やがておばちゃんが帰ってきてトッピー丼にありつけた。トビウオが予想外にあっさりして臭みのない魚ということに驚いた。しかし、本当の驚きは最後にやってきた。会計でトッピー丼だけでなくカメノテまで含まれていたのだ。カメノテをくれたおっさんはどこかにいってしまったが、おばちゃんに事情を話して分かってもらい、トッピー丼だけの代金を支払った。あのおっさんは店の人だったのか?油断ならない店である。
お腹を満たした後に,すぐ近くの潮岬に向かった。本州最南端の潮岬ではさすがに最南端らしく、海以外何も見えない水平線だけの世界を見ることが出来た。「モンゴルで見た地平線だけの景色と日本で見る水平線だけという景色の両方を見ることが出来るのはなかなか出来ないことだろう。」と感慨深く実感。こんなことを経験できる数奇な人生もなかなか面白い。贅沢な経験である。そしてこの最南端でめはり寿司。
例によって,白目になるほど目を張って食べつくした。ところで,潮岬といえば灯台というイメージだがここには灯台がなかった。近くの人に話を聞いてみると灯台はここから500mくらいのところにあるという。時間的にもう入れないかもというが行ってみることにした。
駐車場ももう終わりそうな気配で、駐車場もタダで停めさせてもらえた。灯台が閉まるのも時間の問題というときに,ともぞうの熱いBダッシュが券売り場のおばちゃんのハートをゲッツしたらしく、入場が許可された。灯台から眺めるとまわりにさえぎるものがなにもないので、広大な景色を堪能できる。灯台の近くにあったスイミーの壁画でマンダが盛り上がっていたが、理解できる人はその場にいなかったようだ。白浜に着く前、ちょうど日が沈みそうなので、夕日が見える場所を探すことにした。そして、少々寒かったが綺麗な夕日を見ることができた。夕日を見送ってから白浜に到着。
白浜のビーチ周辺は、ホテルでひしめきあってタイの繁華街のような街だった。だいたい、どのような街の構造なのか車を走らせてから晩御飯を食べることにした。白浜をちょっと離れたところにある「いただき亭」で温泉と食事のセットをいただく。温泉は単純温泉でそんなに混んでいなかったのでゆっくり温まることが出来た。食事はいただき丼で白浜の海産物ゲッツ。でも量は少なかったので、ペロリとたいらげてしまった。この日の夜はテントで泊まると決めていたので、夜の宴会用に酒やつまみを買いに行った。
買い物を済ませたころ、つくばから「おもいっきり長電話」があってヘコむ。難しいことだが仕方がない。マンダもともぞうもわかってくれたので助かったが、テントを張る時間が遅くなってしまい申し訳なかった。しかし、その後さらに白浜でテント泊をすることは難しいことがわかった。しっかりした観光地なので、どこにもテントを張るスペースが無く、出来そうなところにはキャンプ禁止の看板。ホテルを使わない客には厳しい街である。
30分くらいさまよって、街から少し離れた道路わきに、車の明かりを使ってテントを設営した。寝る準備をした後、日本酒を飲みながら懐中電灯ひとつで3人の熱い恋愛哲学を語り合った。ともぞう先生は酔いが回って大騒ぎ、一方、マンダは早々にノックアウト。ともぞうは「よっしゃやるぞー」といって寝始めた。何をしたかったのかは未だ不明だが、壮絶な夜は睡魔によって安定をもたらされた。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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