2009/03/20 - 2009/03/23
17位(同エリア35件中)
熱帯魚さん
2日目は、重慶からバスに乗って、大足へ石刻を見に行きました。途中で、日本から観光に来ていたお兄さんを捕まえ(?)3人の珍道中となりました。
◎ 宝頂山石刻
◎ 北山石刻
◎ 重慶に戻ってから、本場の重慶火鍋
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
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7時起床、8時に朝食に行きました。写真はホテルの朝食です。36階のレストランで朝から元気に色々食べてみました。どれもピリ辛でおいしかったです。
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レストランからの風景です。奥にかすかに見えるのが長江です。
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日照日数が少ないと聞いてはいましたが、まさかここまで霧がかかっているとは。
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8時40分、ホテルを出発しました。ホテルは太平洋広場のすぐ近くにあり、そこから上清寺路を歩き、その後、中山三路に曲がってさらにまっすぐ歩きました。すると、左が階段、右がトンネルという場所に出ました。
この階段かなり傾斜がきつい上に、とても道のりが長そうです。石刻を見る前から疲れてはいけないと、階段ではなく、トンネルを歩くことにしました。 -
こちらがトンネルです。車がすごいスピードで走ってくるわ、排気ガスがすごいわで、階段を使えばよかったとちょっと後悔しました。
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トンネルを出ると、すぐ目の前に陸橋があり、そこを渡ります。すると、重慶駅に到着します。こちらは、重慶火車站(列車の駅)です。
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重慶駅のそばに、重慶汽車站(重慶バスターミナル)があるはずだとキョロキョロ見てみたら、立派な重慶駅の建物の左側に小さめの建物発見。これがバスターミナルでした。このバスターミナル、菜園Baにあるので、通称「菜園Ba」と呼ばれています。
バスターミナルは発見しましたが、チケット売り場が見つかりません。周囲には、沢山怪しげなダフ屋や旅行会社の人がいて、声をかけてきます。が、それを無視して、チケット売り場を探します。 -
結局、よくわからなかったので、バスターミナルの警備員のお兄さんにどこでチケットを買うのか聞きました。すると、重慶語でお返事が。(重慶の人は、そのまま重慶語で話してくる人が多かったです。こちらが標準語で話しかけても)重慶語は標準語とちょっとイントネーションは違いますが、標準語がわかれば大体理解できる感じです。バスターミナルの建物の中でチケットを売っているとのことだったので、荷物検査を受け中に入りました。
両側にバスチケット販売カウンターが並んでいました。どこに並んで良いのかわからなかったので、インフォメーションカウンターで聞いたら、右側のカウンターならどこでも大足行きのチケットを売っているとのこと。早速カウンターに並びます。 -
チケットを手に入れました。9時50分発のバスです。片道50元(2元の保険を含む)でした。
チケット売り場では、乗客と係員のお姉さんが喧嘩していました… -
バスターミナルでは長距離バスのチケットも売っています。珠海はまだわかりますが、福州とか上海までもバスがあるようです。上海までバスで帰るなんて、私には無理ですが…
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バスは時間通りに9時50分に出発し、大足には2時間ほどで到着しました。私のほかにも日本人が乗っていたので、1人で観光に来ていたお兄さんに相棒が「ニホンジンデスカ?」と話しかけました。お兄さんも石刻を見に行くということで、タクシーを相乗りして宝頂山石刻まで行くことにしました。
話によると、日本の連休で重慶まで来てしまった(?)そうです。ちょっと珍しい人だなあと思いました。
12時半頃、宝頂山に到着しました。宝頂山の入場券が80元、北山の入場券が60元ですが、両方の入場券のセットだと120元ということで、セットの方を購入しました。写真は、入り口の前にあった石刻です。 -
やっとたどり着きました!宝頂山石刻の入り口です。さすがにテンションが上がります。
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世界遺産に登録された時のものです。1999年12月に登録されました。
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入り口を入って一番最初に見た石刻です。神々しいです。
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これは獅子です。とにかく大きくてびっくりしました。動き出しそうです。
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虎です。昔は実際に虎を見たことの無い人が多く、こういう虎の像になった…と前にいたガイドさんが言っていました。(私たちはガイドを雇っていないので、そばにいたガイドさんが言ったことを小耳に挟んだだけですが…)
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羅漢像です。こちらは日が当たるのか、色がはげてしまった像が多いです。
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六道輪廻を表しています。真ん中の円の一番上が天、一番下が地獄を表しています。外側の円は、一番下が上半身が魚下半身が蛇の動物、一番上が人間を表しています。
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孔雀に乗っています。彫られた当初はどんな色をしていたのか気になります。
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九つの龍の頭です。壁からニョキっと出ていたのにびっくりでした。
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釈迦涅槃像です。思ったよりも大きくてかなり驚きました。皆さんここで記念写真を撮っていました。
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釈迦涅槃像のすぐ隣にある建物の中には、千手観音がいます。現在修復中ですが、ネットの隙間から千手観音を拝むことが出来ます。これもそばにいたガイドさんの受け売りですが、この千手観音は本当に手が千本あるそうです。数えた人がいるとか!気の遠くなるような作業ですね。
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地獄絵巻です。閻魔様がいたり、目をくりぬかれている人がいたり…怖すぎます。
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でも、色合いはとても綺麗でした。こちらは日があまり当たらないようで、1000年ほど前に掘られたものなのに、今でも鮮やかなブルーが残っています。美しい石刻でした。
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宝頂山石刻を見学し終わり、そばにあったお寺に行って見ました。入場料が高かったので中には入っていませんが、入り口近くにはお線香を売るお店が沢山出ていました。あまり観光客が来ないのか、お店のおばちゃんたち全員が寝てました。
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宝頂山にあった食堂で簡単な昼食をとることにしました。3人とも坦々麺(5元)を注文しました。頼りなさそうなお店だったので、どうなることかと心配しましたが、坦々麺おいしかったです。お兄さんもおいしいと言って食べていました。
この食堂のおじさんもおばさんも人が良さそうでしたが、ハチが食堂に入ってくると、おじさんが素早くハチを捕まえ退治してくれました。その瞬間見逃してしまったのですが、相棒&お兄さんの話によると、ハットリくんも顔負けの「目にも留まらぬ早業」だったらしいです。
次は北山石刻へと向かいます。 -
宝頂山から北山までタクシーに乗って行こうと思ったのですが、タクシーが見つかりません!行きのタクシー運転手に電話でもかけて迎えに来てもらおうと思ったところで、そばにいたミニバスのおばちゃんに声をかけられました。1人3元で、大足バスターミナルまで連れて行ってくれるとのこと。すぐに出発するというので、乗ってみることにしました。
が、しかし!席が空いていません。「席無いんだけど…」と文句を言ったら、おばちゃんがバスの前の方の少し床が高くなっているところに、畳マットを置き、「ここに座って」と。私たちはここに座り(後ろ向き)、運転手の隣のスペースにはお兄さんが座りました。お兄さんが座っていたのは、なんと床に無造作に置かれたバスプレートの上。ちょっとかわいそうになりましたが、リアル中国を肌に感じることが出来たことでしょう?
バスは途中で客を乗せながらも、大足バスターミナルまで爆走しました。1時半に到着し、今度はタクシーに乗って北山石刻を目指します。 -
北山まではそこまで遠くないのですが、坂道なので歩くと結構大変そうです。タクシーに乗って正解でした。(10元)
北山石刻の入り口です。龍崗山と書かれています。 -
ハイ、やってきました、北山石刻です。こちらも孔雀に乗っています。北山の石刻は、宝頂山のものに比べ、規模が小さいですが、その分精巧に作られているように見えます。
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細かすぎます!岩を彫ってここまでの形に仕上げたのはすごいことだと思いました。
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こんな感じで石刻が並んでいます。残念ながら、多くの仏像の頭や手の部分が折られてなくなっていました。盗まれたのだと思われます。
係員に「なんで頭が無い仏像が多いのか?」とたずねたら、「風化したから」と答えが返ってきました。絶対違うよね〜と話していたら、そばにいた中国人観光客のお兄さんが、「あれは絶対風化なんかじゃないよ。盗まれて売られたんだ。高値で売れるから。ほら、これも頭だけ新しいだろ。頭が盗まれたから後で付け足したんだよ」と熱く語ってくれました。 -
ここで食事中の方、すみません。
北山石刻内のお手洗いです。久しぶりのニーハオトイレだったので、記念に撮影しました。ドアなんてものは存在しません。 -
北山石刻から出て駐車場の方に向かうと、足元に馬のウ○チが沢山落ちていました。ゲゲゲと思っていたら、馬がレンガを運んでいるのを発見しました。
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北山石刻の駐車場に到着すると、ちょうどタクシーがやってきたので、乗ることにしました。帰りはほとんど客を乗せずに戻ることが多いらしく、帰りのタクシー代はなんと5元でした。行きの半分の値段です。ラッキー。
ほどなくして大足バスターミナルへ戻ってきました。本当は大足に宿泊する予定だったのですが、すでに診ようと思っていた石刻を見てしまったので、もともと日帰りの予定だったお兄さんと一緒に重慶に戻ることにしました。
帰りのバスチケットは、43元(保険代込み)。こちらも行きより安かったです。 -
重慶に到着してから、お兄さんとお別れしました。不思議な私たちに付き合ってくれてどうも有難うございました!メールアドレスを交換しましたが、写真を一緒に撮るのを忘れてしまいました。
歩いてホテルに戻り、荷物を置いて、食事へと向かいました。この日の晩の食事はもちろん重慶火鍋です。やっぱり重慶に来たら火鍋ですね。
ホテルのそばにあった斉斉火鍋というお店で食べました。火鍋のスープは小辛、中辛、激辛のうちから選べます。激辛を頼もうとしたら、「重慶人でも頼まないから中辛の方がいいわよ」とウエイトレスさんに言われたので、中辛にしました。
本場の火鍋は、辛くはないのだけれど花椒がたっぷり入っていて「麻」が強かったです。唇がピリピリして、感覚が麻痺してしまいました。いっぱい食べて2人で68元!頼みすぎたのにこの値段、上海と比べるとかなり安いです。それにピリピリがたまらないです!
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