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 ハジャイから乗ったわたしたちのペナン行きのバンには、<br /><br /> 中東のアラブ人と思しき(服装と顔から判断)若い夫婦と幼い子供が乗っていました。<br />  <br /> 裕福そうですが、どことなく他の乗客から浮いていました。<br />  <br /> その彼らが、マレーシアの入国審査に引っかかってしまったのです。<br />  <br />

あわれ、ハイウェイに置き去りの憂き目−その2

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2009/01/19 - 2009/02/05

2位(同エリア14件中)

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ちびのぱぱ

ちびのぱぱさん

 ハジャイから乗ったわたしたちのペナン行きのバンには、

 中東のアラブ人と思しき(服装と顔から判断)若い夫婦と幼い子供が乗っていました。

 裕福そうですが、どことなく他の乗客から浮いていました。

 その彼らが、マレーシアの入国審査に引っかかってしまったのです。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 高速・路線バス
  • (国境のタイ側は、猥雑な賑わい)<br /><br /><br /> 彼らが出てくるまで、入国審査事務所を出たところの木陰にバンを停め、じりじりするような暑さの中待ち続けます。<br /><br /> 他の乗客と顔を見合わせては苦笑いをし、たわいもない会話をしながら、30分ほど待ったでしょうか。<br /><br /> 「彼らは、果たして入国することが出来るのだろうか。」<br /> と言う疑問がだんだん頭をもたげてきます。<br /><br /><br /> 時計をマレーシア時間に合わせると、すでに友人に約束した時間を1時間以上過ぎている。<br /><br /> そこで、遅れることを知らせるためNOKIAのケータイをかけようとしましたが、マレーシアのプリペイドの料金が切れていて、かけられなくなっていました。<br />  <br /> なんとか近くの売店で料金をチャージして、友人には事情を話すことができました。<br />  <br /><br /> やれやれ、はたしてアロースターの夜行に乗る前に友人と食事をする時間が取れるのかどうか‥‥。<br />  <br />

    (国境のタイ側は、猥雑な賑わい)


     彼らが出てくるまで、入国審査事務所を出たところの木陰にバンを停め、じりじりするような暑さの中待ち続けます。

     他の乗客と顔を見合わせては苦笑いをし、たわいもない会話をしながら、30分ほど待ったでしょうか。

     「彼らは、果たして入国することが出来るのだろうか。」
     と言う疑問がだんだん頭をもたげてきます。


     時計をマレーシア時間に合わせると、すでに友人に約束した時間を1時間以上過ぎている。

     そこで、遅れることを知らせるためNOKIAのケータイをかけようとしましたが、マレーシアのプリペイドの料金が切れていて、かけられなくなっていました。

     なんとか近くの売店で料金をチャージして、友人には事情を話すことができました。


     やれやれ、はたしてアロースターの夜行に乗る前に友人と食事をする時間が取れるのかどうか‥‥。

  •  もうあきらめた方がいいのでは、と思い始めた頃、ようやく入国させてもらった彼らが済まなさそうにやってきました。<br />  <br /> 「良かったね。」<br /><br /> というと、強ばっていた表情を崩して疲れた笑顔を見せました。<br />  <br /><br />(写真:アロースター近郊の水晶の取れる山)

     もうあきらめた方がいいのでは、と思い始めた頃、ようやく入国させてもらった彼らが済まなさそうにやってきました。

     「良かったね。」

     というと、強ばっていた表情を崩して疲れた笑顔を見せました。


    (写真:アロースター近郊の水晶の取れる山)

  •  再び走り出したバンはハイウェイを順調に進み、まもなく「アロースター」のサインが見えました。<br /><br /> ところが、幾つ目かのインターを出たところで運転手はバンを停め、<br />  <br /> 「ここなんだけど。」と言うのです。<br />  <br /> 「えーっ?!」<br />  <br /> 辺りを見回しても何もない、ただの高速の出口です。<br /><br /><br /><br /><br />(写真:水晶を加工して売っている)

     再び走り出したバンはハイウェイを順調に進み、まもなく「アロースター」のサインが見えました。

     ところが、幾つ目かのインターを出たところで運転手はバンを停め、

     「ここなんだけど。」と言うのです。

     「えーっ?!」

     辺りを見回しても何もない、ただの高速の出口です。




    (写真:水晶を加工して売っている)

  •  「言ってんの。何にもないじゃん、ただのインターチェンジの出口じゃん。」<br />  <br /> 「ふざけないでよー。」<br />  <br /> 夫婦二人して日本語で思いっきり文句を言うも、運転手はただ困った顔をするばかり。<br />  <br /> すると乗客の一人が<br />  <br /> 「ここから1キロくらい歩くと、タクシーが走っている普通の道に出るって言っているよ。」<br /><br /> と助け船を出します。<br />  <br /> しかし、炎天下を1キロも(ほんとうに1キロかも分からず)歩くためにペナンと同じ300バーツという料金を払ったつもりはないですから、一歩も譲れません。<br />  <br /><br /><br />(写真:大きな物でも、5ドルくらい)

     「言ってんの。何にもないじゃん、ただのインターチェンジの出口じゃん。」

     「ふざけないでよー。」

     夫婦二人して日本語で思いっきり文句を言うも、運転手はただ困った顔をするばかり。

     すると乗客の一人が

     「ここから1キロくらい歩くと、タクシーが走っている普通の道に出るって言っているよ。」

     と助け船を出します。

     しかし、炎天下を1キロも(ほんとうに1キロかも分からず)歩くためにペナンと同じ300バーツという料金を払ったつもりはないですから、一歩も譲れません。



    (写真:大きな物でも、5ドルくらい)

  •  「それなら、そこまで送ってくれればいいでしょ。」<br />  <br /> 「いや、この車で行くと警察に捕まってしまうんだと。」<br />  <br /> どうやら、このタイナンバーの車はペナン島に行くことしか許可を受けていないようです。<br />  <br /> そんな馬鹿な話はあるものかと食い下がっていると、とうとう運転手氏は近くにあった粗末なお店のような所に行き、<br /><br /> そこにいた男と交渉して、白タクを引き受けさせたのです。<br /><br /> 「OK、OK」<br /> と言っていますが、いくらなのかと聞いてもにやにやしています。<br /><br /> 料金を聞くまで怖くて乗れたもんじゃありません。<br />  <br /> そこで、もう一度NOKIA携帯を取り出して友人に電話すると、友人はここがどこのインターか割り出してくれ、<br />  <br /> 「たぶん、アロースター南のインターですね。迎えに行くので待っていてください。」<br /> ということになりました。<br />  <br /> ようやく私達から解放されたペナン行きのバンは、ホッとした運転手とホッとした乗客を乗せて、再びインターチェンジの彼方へと走り去ってゆきました。<br />

     「それなら、そこまで送ってくれればいいでしょ。」

     「いや、この車で行くと警察に捕まってしまうんだと。」

     どうやら、このタイナンバーの車はペナン島に行くことしか許可を受けていないようです。

     そんな馬鹿な話はあるものかと食い下がっていると、とうとう運転手氏は近くにあった粗末なお店のような所に行き、

     そこにいた男と交渉して、白タクを引き受けさせたのです。

     「OK、OK」
     と言っていますが、いくらなのかと聞いてもにやにやしています。

     料金を聞くまで怖くて乗れたもんじゃありません。

     そこで、もう一度NOKIA携帯を取り出して友人に電話すると、友人はここがどこのインターか割り出してくれ、

     「たぶん、アロースター南のインターですね。迎えに行くので待っていてください。」
     ということになりました。

     ようやく私達から解放されたペナン行きのバンは、ホッとした運転手とホッとした乗客を乗せて、再びインターチェンジの彼方へと走り去ってゆきました。

  •  走り去るバンを見送ると、少し歩いて木陰のある場所に移動します。とにかく暑いんですから。<br /><br /> すると、同じ木陰で車を停めて休んでいたマレー系の20才くらいの娘さんとそのお母さんが<br />  <br /> 「アロースターまで行かれるんですか?」<br /> と親切に声をかけてくださり、<br />  <br /> 「よろしかったら町までお送りしますよ。」というのです。<br />  <br /> 友人が迎えに来てくれることを話すと<br />  <br /> 「マレーシア人?」<br />  <br /> 「いえ、日本人です?」<br />  <br /> 「まあ、日本のお知り合いの方がアロースターにおいでなんですか。」<br /> と、ちょっと興味津々。<br />  <br /> いかにも裕福そうな親子で、親子共に美しい方たちです。<br /> トヨタカローラの新車が脇に止めてあるので、<br />  <br /> 「すてきな車をお持ちですね。」というと、<br />  <br /> 「ええ、とっても高かったの。」<br /> と娘と顔を見合わせて声を上げて笑っていました。ここへは、親戚を迎えに来ているのだそうです。<br />  <br /> 程なく懐かしい友人の運転する車がやってきて、インターチェンジの入り口というヘンな場所で、異国の地での久しぶりの再会を喜び合ったのでした。<br /><br /><br />(写真:友人との再会後、無事乗ることのできたランカウイエクスプレスの車窓から。トラブルのさなかで、写真どころではなく、関係のない写真ばかりでごめんなさい。)

     走り去るバンを見送ると、少し歩いて木陰のある場所に移動します。とにかく暑いんですから。

     すると、同じ木陰で車を停めて休んでいたマレー系の20才くらいの娘さんとそのお母さんが

     「アロースターまで行かれるんですか?」
     と親切に声をかけてくださり、

     「よろしかったら町までお送りしますよ。」というのです。

     友人が迎えに来てくれることを話すと

     「マレーシア人?」

     「いえ、日本人です?」

     「まあ、日本のお知り合いの方がアロースターにおいでなんですか。」
     と、ちょっと興味津々。

     いかにも裕福そうな親子で、親子共に美しい方たちです。
     トヨタカローラの新車が脇に止めてあるので、

     「すてきな車をお持ちですね。」というと、

     「ええ、とっても高かったの。」
     と娘と顔を見合わせて声を上げて笑っていました。ここへは、親戚を迎えに来ているのだそうです。

     程なく懐かしい友人の運転する車がやってきて、インターチェンジの入り口というヘンな場所で、異国の地での久しぶりの再会を喜び合ったのでした。


    (写真:友人との再会後、無事乗ることのできたランカウイエクスプレスの車窓から。トラブルのさなかで、写真どころではなく、関係のない写真ばかりでごめんなさい。)

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