2009/02/11 - 2009/02/15
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ちゃおさん
石垣地方の島々を先島諸島或いは先島地方と呼ぶのは、琉球本島から見てのことであって、海路1000キロも離れた先の更にその先にある島々を琉球王朝時代の人々が先島諸島と呼んでいたのはごく自然のことであった。
しかし又同時に人々は八重山地方とも呼んでいて、当方も知らずにそう呼んでいたが、今日、この島の北部を周遊することにより、漸くその意味が理解できた。
十重二十重、八重の山並、いしじ垣、藍丹垣。
誰が最初に名前を付けたのかは知らないが、川平から北、島の北部半分は、山また山の連なりで、しかもそれは皆円錐形の尖った山頂をしていて、海上からこの島を見たら、さぞかし壮観であろう。
鹿児島桜島からトカラ列島、屋久島、奄美、琉球、宮古を経て、南海火山帯はこの島で漸く終焉する。
火山時代、海面から吹き上げる噴煙、火山はさしも壮観であったろう。
島に渡った古代人は、勢い良く吹き上げる火山に恐れおののき、畏敬もしていたであろう。火の島との共存。
そんな想像が果てしなく広がる火山の跡を留めた山なりであった。
石垣八重山十重二十重。
この島は将に名前の通りであった。「八重山」を充分理解できたし、納得もした。明日はいよいよ於茂登からこの八重の山並を眺めることにしよう。
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川平湾から県道に戻る住宅街には桜並木があり、早咲きの桜が既に満開だった。
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1月、2月に咲く桜。タイの桜も1月、2月に開花するが、同じ種類かも知れない。
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高台から川平湾にもう一度最後のお別れをする。
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島を東西に横断する「シード線」という県道のバイパス。この「シード」の意味は分らない。
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河伯と書いて、「コハク」と読む。これも又中国系か。石垣牛がどこでも名産として料理に出される。
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この山の先に於茂登岳があり、そこに向う。
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今日はその登山口の確認。英語で於茂登はOHMOTOと書き、この部落は大本集落という。大本小学校の先に登山道があった。於茂登と大本。
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山は海岸際まで迫っている。
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夕方の玉取崎展望台。島の北部は高い山が連なり、雲に煙っている。
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この時間、この展望台までやってくる観光客もいない。左にちょこっと野底岳が見えている。
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