石垣島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今の中国人ですら漢人と唐人の区別を余りしなくなっているようだから、ましてや日本人にはその区別は難しい。<br /><br />昔は中国南部、揚子江流域に住んでいる人々を唐人と呼んでいたようだが、今はその唐人が中国の主流になっている。<br /><br />今日はレンタカーを借りて、石垣島内を1周するが、先ず最初にその唐人を祀っている唐人墓を訪ねる。<br /><br />石垣市の郊外にあり、目の前の海に竹富島の起伏の少ない扁平な島が浮かんでいる。<br /><br />どれ位の中国人がこの島に住んでいたか知らないが、彼等の故郷とする東シナ海の大陸に面する場所に記念碑を建てずして、この竹富に面してお墓が建っている。<br /><br />この意味するところは良く分らないが、彼等と竹富との何等かの繋がりを示唆しているのかも知れない。<br /><br />石碑を良く見ると、この中国風ドラゴンをあしらった唐人墓は台湾在住の中国人(台湾人)が作ったようだ。石垣島は那覇へ行くより、台北へ行くほうが近いのだから、こういうことがあっても不思議でない。<br /><br />それから車は海と川が混じり合ったような浅い入り江が広がっている名蔵川を渡り、もう一つの名勝地、御神崎へ向う。<br /><br />県道から分かれた半島の道路は右側に藤枝湾とその先の川平を眺め、くねくねと起伏していて、如何にも沖縄の田舎道を走っているようだ。<br /><br />長閑な田舎の光景である。<br /><br />近くに学校ありとの標識のある藤枝の小集落を走る抜けて約10分、行き着いた先が御神崎で、その先端には大きな白い灯台が立っている。<br /><br />前に広がる茫洋とした東シナ海。左手に僅かに見える屋良部(ヤラブ)崎。<br /><br />確かそんなような名前の石垣在住のブログの人もいたが、この地名と何か関係でもあるのだろうか。<br /><br />もう一度前方の川平、その先の半島上に円錐形の綺麗な山容を見せている野底岳を眺め、この岬を後にした。

琉球・石垣・一人旅(15)唐人墓・御神崎。

1いいね!

2009/02/11 - 2009/02/15

5291位(同エリア5577件中)

0

10

ちゃお

ちゃおさん

今の中国人ですら漢人と唐人の区別を余りしなくなっているようだから、ましてや日本人にはその区別は難しい。

昔は中国南部、揚子江流域に住んでいる人々を唐人と呼んでいたようだが、今はその唐人が中国の主流になっている。

今日はレンタカーを借りて、石垣島内を1周するが、先ず最初にその唐人を祀っている唐人墓を訪ねる。

石垣市の郊外にあり、目の前の海に竹富島の起伏の少ない扁平な島が浮かんでいる。

どれ位の中国人がこの島に住んでいたか知らないが、彼等の故郷とする東シナ海の大陸に面する場所に記念碑を建てずして、この竹富に面してお墓が建っている。

この意味するところは良く分らないが、彼等と竹富との何等かの繋がりを示唆しているのかも知れない。

石碑を良く見ると、この中国風ドラゴンをあしらった唐人墓は台湾在住の中国人(台湾人)が作ったようだ。石垣島は那覇へ行くより、台北へ行くほうが近いのだから、こういうことがあっても不思議でない。

それから車は海と川が混じり合ったような浅い入り江が広がっている名蔵川を渡り、もう一つの名勝地、御神崎へ向う。

県道から分かれた半島の道路は右側に藤枝湾とその先の川平を眺め、くねくねと起伏していて、如何にも沖縄の田舎道を走っているようだ。

長閑な田舎の光景である。

近くに学校ありとの標識のある藤枝の小集落を走る抜けて約10分、行き着いた先が御神崎で、その先端には大きな白い灯台が立っている。

前に広がる茫洋とした東シナ海。左手に僅かに見える屋良部(ヤラブ)崎。

確かそんなような名前の石垣在住のブログの人もいたが、この地名と何か関係でもあるのだろうか。

もう一度前方の川平、その先の半島上に円錐形の綺麗な山容を見せている野底岳を眺め、この岬を後にした。

PR

  • 石垣市郊外に建つ唐人墓。

    石垣市郊外に建つ唐人墓。

  • 目の前は扁平な形をした竹富島。

    目の前は扁平な形をした竹富島。

  • けばけばしい、全く中国風のお墓である。

    けばけばしい、全く中国風のお墓である。

  • このお墓は台湾在住の中国人が建てたようだ。

    このお墓は台湾在住の中国人が建てたようだ。

  • 車は北上すると川と海が混じり合ったような名蔵川を渡る。この左手には於茂登岳があるが、ここからは見えない。

    車は北上すると川と海が混じり合ったような名蔵川を渡る。この左手には於茂登岳があるが、ここからは見えない。

  • 県道を離れ、御神崎に向う。右手には川平、底地の海岸が見えてくる。

    県道を離れ、御神崎に向う。右手には川平、底地の海岸が見えてくる。

  • 岬の先端に建つ灯台。

    岬の先端に建つ灯台。

  • 東シナ海が茫洋とした広がりを見せている。

    東シナ海が茫洋とした広がりを見せている。

  • 左手、屋良部崎に向って静かな海岸線が続いている。

    左手、屋良部崎に向って静かな海岸線が続いている。

  • 最後にもう一度川平、野底の海を眺め、御神崎を後にする。

    最後にもう一度川平、野底の海を眺め、御神崎を後にする。

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP