2009/02/11 - 2009/02/15
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ちゃおさん
今の中国人ですら漢人と唐人の区別を余りしなくなっているようだから、ましてや日本人にはその区別は難しい。
昔は中国南部、揚子江流域に住んでいる人々を唐人と呼んでいたようだが、今はその唐人が中国の主流になっている。
今日はレンタカーを借りて、石垣島内を1周するが、先ず最初にその唐人を祀っている唐人墓を訪ねる。
石垣市の郊外にあり、目の前の海に竹富島の起伏の少ない扁平な島が浮かんでいる。
どれ位の中国人がこの島に住んでいたか知らないが、彼等の故郷とする東シナ海の大陸に面する場所に記念碑を建てずして、この竹富に面してお墓が建っている。
この意味するところは良く分らないが、彼等と竹富との何等かの繋がりを示唆しているのかも知れない。
石碑を良く見ると、この中国風ドラゴンをあしらった唐人墓は台湾在住の中国人(台湾人)が作ったようだ。石垣島は那覇へ行くより、台北へ行くほうが近いのだから、こういうことがあっても不思議でない。
それから車は海と川が混じり合ったような浅い入り江が広がっている名蔵川を渡り、もう一つの名勝地、御神崎へ向う。
県道から分かれた半島の道路は右側に藤枝湾とその先の川平を眺め、くねくねと起伏していて、如何にも沖縄の田舎道を走っているようだ。
長閑な田舎の光景である。
近くに学校ありとの標識のある藤枝の小集落を走る抜けて約10分、行き着いた先が御神崎で、その先端には大きな白い灯台が立っている。
前に広がる茫洋とした東シナ海。左手に僅かに見える屋良部(ヤラブ)崎。
確かそんなような名前の石垣在住のブログの人もいたが、この地名と何か関係でもあるのだろうか。
もう一度前方の川平、その先の半島上に円錐形の綺麗な山容を見せている野底岳を眺め、この岬を後にした。
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