2005/11/03 - 2005/11/14
13位(同エリア28件中)
ペコリーノさん
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スカイ島へ行く前にインヴァネスのツーリストインフォメーションでピトロッホリーのホテルを予約。
夏目漱石も病をいやしたというこの町の一番大きい写真が載っていたホテルはどうなんだ~。
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インヴァネス城から見たインヴァネスの街並み。
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インヴァネス城の敷地には、フローラ・マクドナルドの10メートルぐらいの銅像が港の方向を見つめて立っていました。
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インヴァネス城が見えるレストランで夕食。
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店の中はこんな感じ。
なかなか雰囲気が良い。ワインがおいしそうだ! -
生ハムの盛り合わせ。ワインはここのハウスワインなんですが、すごくおいしい!
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ペンネのカルボナーラ。でかッ!
ペンネがまず、大きいし。食べきるのに一苦労。
でもこれがインヴァネス最後の夕食。 -
11月10日
今日はここ、Moyness Houseを出て、ピトロッホリーに向かいます。 -
ポリッジを食べました。周りの人はこれに砂糖をいれて甘くして食べていましたが、私は軽く塩・胡椒で。なぜかこれを食べると体が温まる。ここのポリッジはおいしい!
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インヴァネス駅。
10:52発のエディンバラ行きをインヴァネス駅で待っていると、先ほどのB&Bで一緒だった夫婦とまた駅の待合室で一緒になりました。「どこへ行くんだ?」と聞かれたので、(発音が難しいので)持っていた時刻表を見せて、『Pitlochry』を指差すと、その女の人は「私はね、ここよ。」といって、『Kyle of Lochalsh』を指差しました。そこは私が昨日帰ってきたスカイ島への入口だったので、「何日で行くの?」と聞いたら、「日帰り、今日行って、今日帰ってくるのよ。」と言っていました。「Have a nice day」とお互い言って、分かれました。出来れば、スカイ島へ1泊してほしいなぁ。なんて心の中で思う私なのでした。 -
ピトロッホリーの10分前には「ブレア城」という駅もあって、そこのお城にも言ってみたいのですが、今回はあきらめることにします。
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ピトロッホリーの駅に着きました。とりあえず、ホテルまで行くことにします。「Atholl Palace Hotel」というところにしました。すごくがんばって言ったつもりなのに、1泊75ポンド(約15000円)。そんなもんなの?パレスホテルって言っても結構ちゃっちいもんじゃないの?ディナーつきでも84ポンド。その予約確認書には「From Pitlochry railway Station, turn right into Atholl road, and turn left into hotel drive immediately before railway bridge.」と書いてあります。
それがこの場所なんですが、まったくホテルは見えません。 -
近くのツーリストインフォメーションでホテルの確認書を見せると、「あぁ、ここまでいくには歩いて15分もかかるわ。」と言って、地図を見せてくれました。どうやら、入口はここからすぐのところにあるらしいのですが、建物自体はそこからずいぶん歩くらしいのです。そこで、タクシーを呼んでもらうことにしました。タクシーに乗ってびっくり、まず大きなゲートを入っていくと森のようなうっそうとした木々に覆われた道路に入ります。
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そこをグルッと昇っていくと、小さな丘の上に本物のお城が建っていました。
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外装は質素ですが、石造りの左右対称に塔を持った立派なお城がそこにどーんと建っています。げげ。ほんとにお城だわ。古い木製の回転ドアを押して入ると、すぐ入口にレセプション(ホテル・フロント)があります。ここで予約表を見せると、「ここは2時からのチェックインなので、まだ部屋の用意が出来ていません。それまで、荷物はお預かりしますので、ここでコーヒーを飲んでいてもいいですし、町の方へ出かけていってもいいですよ。」とのこと。奥を見ると左右に1個づつ、暖炉があり、そこではパチパチと音をさせて火が燃えています。
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町にはおしゃれなお土産屋さんがあったので、銀行でトラベラーズチェックを現金にしたりして、ここでお土産を購入しました。ここはアクセサリーのお店。なかなか素敵なお店で値段もそこそこでした。
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これはお花やさん。素敵なお店です。
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歩いてホテルに戻るとやっぱり15分かかります。
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部屋へ行くと、ホテルの一番端の塔の所にある部屋で、それ自体に文句は無かったのですが、やっぱりシャワーブースだけだったのです。私は「私はバス付きの部屋がいいので、部屋を変えてもらいたい。」と言って、一緒にフロントまで戻りました。そのポーターの人が、フロントの人に説明をしてくれて、同じ階の今度は反対側の部屋に変えてもらいました。今度はベッドが大きくなり、ダブルベッドの部屋になりましたが、結局料金に変わりはありませんでした。
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ちょっと部屋の暖房が弱く、寒かったので、レストランなどがあるフロアに戻って、お茶をたのむことにしました。フロントの近くだけでなく、レストラン近くのラウンジにも大きな暖炉があり、火が燃えていたので、そこの席に座り、紅茶とスコーンをたのむことにしました。
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丁度火が消えかけてしまっていましたが、これが暖炉。薪は両側にあります。実際に薪をくべる暖炉ってなんだか贅沢。
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近くに誰もいなかったので、また、フロントまで歩いていって、スコーンと紅茶を運んでくれ。と頼むと、フロントのお姉さんが電話をして、担当の人を呼んでくれました。そうしたらその担当の人は、さっきの荷物を運んでくれたポーターでした。最初、オーダーがうまく伝わらなくて、彼はスコーンだけを持ってきたのですが、また紅茶も追加注文して、しばらくして紅茶を運んできてくれました。しかし、わたし、さっきからフロントの係りの人と、このポーター兼ウエイターのお兄さんしか、ホテルの従業員らしき人を見ていないんだけど。ちなみに、紅茶とスコーンは4ポンドでした。
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前菜はいろいろ悩みましたが、やっぱりサーモン好きの私は、「カールしたスモークサーモンのサラダ仕立て。サワークリームのドレッシング。」
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最初にゆでた野菜の大盛り(ブロッコリー、にんじん、タマネギ、ジャガイモ、ベビーコーンなど)の皿が運ばれ、「うわぁ、これは山盛りだな〜。」と感心していたら、次にもっと山盛りなビーフステーキの皿が。そこにもマッシュポテトや、いためたタマネギなどが山盛り。その上に暑さ2センチぐらい、直径15センチぐらいの肉がデミグラスソースとともにど〜ん!と載っています。食べてみると・・・?「ん?これって、ステーキなの?」という感じ。お肉はものすごく柔らかく、まるでシチューの様です。しかし、あまりにもやわらかく煮込んでしまったために、全ての味が抜けてしまった感じ。う〜ん。料理はいまいちだなァ。やっぱりイギリスです。でも肉は柔らかいんです。
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デザートは「スチームド・プディング」運ばれてきたデザートをみて、びっくり!湯気が出てるし、でかいし(ソフトボールの大きさ)、どう見てもプリンじゃないし。・・・・・。蒸しパンの上にあたたまった練乳(これがカスタードクリームって言うものなの?)みたいなものがどっちゃりかかっています。ナイフでそれを切ってみて、一安心、中には何も入っていませんでした。ホッ!そして口に運ぶと、「甘〜い!!!」なんだか、頭痛になりそうな甘さ。蒸しパンも異常に甘い上に、更に上にかかったソースも甘い。今までに食べたことの無い、デザート体験。
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もちろん、Athol Castle Hotel の私の部屋からの眺めはほんとうにすばらしいです。黄葉の山々が広がって、奥の方には川の流れも見えます。それを見渡していると、「余は満足じゃ。」という言葉が出てきそうです。
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11月11日
今日は窓側の席に案内され、「どちらに(窓側か、窓を見るほうか)に座りますか?外の景色の見えるほうにしますか。」と聞かれ、もちろん外の景色に向かって座り、霧が立ち込めてそれがだんだんと流れて黄色の山が見えてくる景色を堪能しました。 -
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朝食はコーヒーとトーストは席まで持って来てくれますが、それ以外はビュッフェ形式で、自分の好きなものを取って食べる方式です
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今日は、このホテルをチェックアウトした後に、ここに荷物をおいて、「スコットランドで一番小さい、ウイスキーの蒸留所」を見て、それからエディンバラに向かおうと思います。
ホテルの人にこの蒸留所までのタクシーを頼みました。 -
このタクシーはおじさんというより、おじいさんが運転してきました。そこから蒸留所までの道はとっても素敵な道でした。最初は小さな村の道を走り、そこを抜けると羊が草を食べている牧場の中の道を通ります。そして丘を登ると、美しい山々に囲まれたお城(私の泊まったホテルね。)が遠くに見えます。車が一台しか通れない丘の上の道をしばらく走り、そして小さな集落を下ると、そこが小さな小さな(看板にも「スコットランドで一番小さい蒸留所」と書いてある)白い建物が見えてきます。それが「Edoradour蒸留所」です。いま、とっても悔やんでいるのが、なんで途中で止まってもらって写真を撮らなかったのか、ということです。そんなに急ぐ旅でもないのに。
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蒸留所に入りました。
「(蒸留所の説明を聞く)ツアーを希望するか?」と聞かれたので、「イエス」と答えると、お土産屋さんで待っていろとのことだったので、敷地の中を流れる小川の橋を渡って土産物売り場で待っていました。「地球の歩き方」には『タータンチェックのスカートをはいたかわいいお姉さんが案内してくれる』と書いてありましたが、実際は、「ダークグリーンのセーターにグレーのズボン」のきっと、私よりも上の『お姉さん』がわたしの所に来て、案内してくれました。「何処から来たの?」「日本」「私の英語、わかる?」「半分ぐらい」みたいな会話をして、私とその案内の女性1対1の工場見学ツアーが始まりました。まずは、テーブルと椅子が並ぶダイニングルームのようなところに案内され、「クリームリキュールとシングルモルト、どちらか好きなほうをどうぞ。」といわれ、グラスのそこに2センチぐらいずつ入った飲み物を渡されます。私はクリーム・リキュールを選びました。シングルモルトっていうか、ウイスキー自体をこんな朝っぱらから飲んじゃっていいの?それもツアーの最初に。という気持ちだったのです。「日本語の案内ビデオがあるので、それを飲みながらまずは見てね。」といわれ、10分ぐらいのビデオを私のためだけに上映しました。ビデオの内容は、この蒸留所に勤めている一人の男性が一人語りのように、自分の仕事のことを話す。という形式で作られていて、日本語のナレーションもちゃんとした人が話していて、よく出来ていました。 -
また、このクリームリキュールが美味しくて。最初、口をつけたときは結構お酒の香りがきついと思ったんだけれど、味が全然お酒っぽくなくて、後味も苦味が口に残らずすっきりなのです。ちょっと癖になりそう。(いかん、いかん。)といいながら、全部飲みきってしまいました。「おかわり〜。」といいたいぐらい。体もあったかくなって、寒い冬の夜にちびちび舐めながらテレビを見たりするのって、いいかも。という感じ。
ビデオが終了し、いい感じに酔いがまわってきたころ、彼女が「カモン」と言って、説明が始まりました。最初は見学用のブースで、道具や原材料などが置いてある部屋で説明を受けます。そこにはここで作られたシングルモルトと、(多分)これを他の蒸留所へ持っていってブレンドしたり、20年、30年と更に寝かせた別のブランドの説明もしてくれました。途中、「これは日本人が575ポンドもの値段をつけた。」みたいな説明がありましたが、その時、酔っ払っていて、円換算が出来なくて、ま、高い値段なんだろう。と驚いたような顔を見せました。約12万円。ボトル1本にしては高いかな。高いよ。彼女の英語はとってもわかりやすくて、その時々にはちゃんと理解できます。けれど、それをちゃんと記憶しておくことが出来なくて、また蒸留、冷却、アルコール発酵(多分ね)など、私の知らない言葉が沢山出てきて、それを推測しながら追いかけるので精一杯でした。でも、1対1だから、ボーっとしてるわけには行かなくて、「これはリスニングの練習だ、いや修行だ!」と覚悟を決めて聞き続けました。実際の工場へ行って説明してもらうと、その実物が目の前にあるわけなので理解が楽でした。麦芽と砂糖を混ぜて醗酵させ、それを蒸留、冷却を繰り返しながら、だんだんアルコール濃度を濃くしていく?1回目は40%、2回目は70%・・・・だったっけ。醗酵に使った麦芽かすはそのまま周りの牧場の牛の餌になっているそうです。そして、そのお乳も使ってクリームリキュールが出来る・・・みたいな。ふうぅ。疲れた。あんまりリスニングに集中したので、内部の写真も撮りませんでした。よく、ウイスキー工場にある蒸留釜っていうんでしょうか(Stillと書いてある)、大きな銅のタンクで上がすぅっと細くなって下向きに曲がっているあれ。あれも本当に小さいんです。といっても2-3メートルの高さはありますが。しかしこれが小さいほど美味しいお酒が出来るそうです。 -
ピトロッホリー駅に行くと、「11月11日は駅はお休みです。チケットは電車の中で買ってください。」という張り紙が。なにぃ?駅が休みってどういうこと?というわけで、駅舎の中にはは入れませんでした。駅に備え付けのトイレも使用できません。でも、電車は普通に来るようです。向かいのホームにも、こちらのホームにも待っている人がいます。電車が走っている限り、駅は営業するものというのは、日本だけの常識なのかもしれません。私は鉄道パスを利用するので、チケットは買わなくて良いのですが、駅の外には時刻表も無く、何処行きがどちらのホームに入ってくるのかもわからず、ま、昨日このホームで降りたので、同じエディンバラ行きならこっちのホームで待ってればいいだろう、ぐらいの感覚で電車を待ちました。なんだかな〜。
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予定の時刻より少し送れて、ようやく電車がやってきました。意外に空席は多く、私は荷物をスーツケース置き場において、近くの席に座りました。平日の昼なので、すいていたんだと思います。
何日か前に同じ景色を見ているのですが、また季節が進んで、山の色も、草の色も変わっています。ここでは草刈りが行われたようです。 -
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無事エディンバラ・ウェーバリー駅に到着しました。電車が到着したホームがとてつもなく端っこの方だったので、改札を出るまでにずいぶんと時間がかかりました。急ににぎやかな駅に到着して、沢山の人が駅の中を歩いているのを見たら、私はずいぶんと田舎を旅してきたんだなと、思いました。
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ここはスコットランドいちの観光地。ちゃんと気を引き締めて歩かねば。
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