2008/07/15 - 2008/07/15
156位(同エリア172件中)
まみさん
2008/07/15火 ヴェリコ・タルノヴォ
【宿泊:Hostel Pashov(ヴェリコ・タルノヴォ泊)】
・グルコ通り(ペンションのある場所)
・アッセン王モニュメント
・ヴェリコ・タルノヴォ美術館
・考古学博物館
・民族復興期博物館は火曜日お休み
・聖処女降誕教会
・ツァレヴェッツの丘
・サモヴォドスカタ・チャルシャ散策
・ブルガリアの母広場から新市街のブルガリア大通り前の市場まで散策
東欧でヴェリコ・タルノヴォ以上に華々しく、ロマンチックな町はあるまい───と、Lonely Planetが絶賛していたのは、誇張ではありませんでした。
蛇行するヤントラ側に沿った切り立つ崖に張り付く、オレンジ屋根の家々。
しかも、私が予約しておいたペンションは、ヴェリコ・タルノヴォでも歴史の古い、その崖沿いのグルコ通りにありました。
ペンションのテラスに立つだけで、観光を開始しようとセントラルに向かって歩くだけで、もうヴェリコ・タルノヴォ観光は十分ではないかと思えたくらい。
と、ひとしきり感動した後は、やっぱり町歩きを始めます。
手はじめに向かったのは、ヴェリコ・タルノヴォで一番楽しみにしていた美術館。
町のあちこちから望める、ヤントラ川の切り立つ中洲島という、ステキなロケーションにあります。
ただ、そこへ渡るのにぐるっと回らなくてはならないんですよね。
そして途中の坂は、私にとってはハンパではなくて。
街並みの写真を撮るには不利だけれど、曇りで涼しくてよかったと思いました。
でも、なにも私が美術館にこもっているときに晴れなくても……。
どうせなら、となりのアッセン王のモニュメントや周囲の崖を覆うオレンジの旧市街を撮っている最中に晴れて欲しかったです。
「ヴェリコ・タルノヴォ───切り立つ崖に作られた家々のコラージュ
国土を東西に貫き、国境付近から黒海近くまでて延びるバルカン山脈。その北側山麓にあるヴェリコ・タルノヴォは、1186年から1394年まで第二次ブルガリア帝国の首都として栄えた古都である。ヤントラ川が流れる断崖の上や山々の斜面に家並みが続く起伏に富んだ美しさが魅力だ。」
(「東欧の郷愁」(菊間潤吾・編/新潮社)より)
※ヴェリコ・タルノヴォで2泊したグルコ通りのペンションの写真とレポートはこちら。
ツインベッドルームの写真(1人で占領@)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420974/
バスルーム
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420975/
キッチンと戸棚の食器
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420976/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420991/
テラスに出て
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420992/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420993/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420994/
通りに下りる階段
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420995/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその13:ブルガリアで泊ったところ・その2」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10267147/
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グルコ通りから眺めた美術館
あのかっこいい建物はナニ!
と思って地図を確認したら、あれが第一目的の美術館でした。
あそこに行くには、川沿いをぐるっと反対側まで回らなくてはなりません。
「ヴェリコ・タルノヴォ美術館
蛇行するヤントラ川に挟まれた中洲のような場所にある美術館。現代画家たちが描いたブルガリアの歴史が展示されている。19世紀後半から20世紀にいたるまでの独立運動を題材にした作品も多い。そばにはアッセン王のモニュメントもある。」
(「地球の歩き方 '07〜'08年版」より) -
グルコ通りから眺めた旧市街の一部
ヴェリコ・タルノヴロォは、街が立体的です@ -
美しいグルコ通り
片方はヤントラ川を見下ろす崖で、片方は崖沿いに家が建つグルコ通り。
ここで石畳にたたずむネコちゃんに出会いました。
とても絵になっていたので、写真を撮らせてもらいました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276164/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその1:ブルガリアのネコちゃん」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10260520/
「グルコ通り
この絵のように美しい通りは、いまでもタルノヴォのルネサンスの雰囲気を保っています。ここは、景観と建築が独特に組み合わさった、町の最も古い目抜き通りです。1877年、グルコ将軍率いるロシア軍が(オス
マントルコから)再び自由になったタルノヴォの市民に歓迎されたのは、まさにここでした。」
(グルコ通りにあったブルガリア語・英語・ドイツ語の看板より私訳) -
グルコ通りから眺めた美術館とアッセン王のモニュメント
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グルコ通りから眺めた旧市街
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グルコ通りから眺めたヤントラ川と橋
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グルコ通りから眺めた美術館とアッセン王のモニュメント
ちょっとずつアングルが変わるたびに、写真に撮らずにはいられません。 -
グルコ通りから眺めたヤントラ川と橋と旧市街の一部
建物の一番下の層は、グルコ通りです。
出発地点のペンションがあるあたりが見えるかな。 -
グルコ通りと旧市街
グルコ通りの一部は、手すりがこのようにベンチになっていました。
ここに座ってゆっくり景色をお楽しみなさい、ということですねっ! -
グルコ通りの終わりから
あの真っ黒に写ってしまったあたりから出てきました。 -
レンガの建物の映画館
もとは何か別の用途に使われた建物でしょうか。この外観から映画館なんてとっても思えません。
落書きは、うちの近所の高架道路の下の壁によく描かれていたのとそっくりです。 -
観光案内所
ペンションは予約してあったので、ここで何か面白い情報、有益な情報がないか、寄ってみました。
写真の美しい英語版のパンフレットやツァレヴェッツの丘の絵地図を買いました。
外の自動販売機みたいなのは、ホテルやペンション案内です。
観光案内所の営業時間が過ぎても、検索できるようになっていました。
さすが、ブルガリア随一の観光都市! -
ヤントラ川にかかる橋からアッセン王のモニュメントを、旧市街を背景に
こういうのは、ホント、青空を背景にして撮りたかったですねぇ。
「アッセン王朝のモニュメントは、ブルガリアの独立を達成した対ビザンチン蜂起800年記念に捧げられたものです。モニュメントは蜂起のリーダーたちから構成されています。すなわち、アッセンとペーター兄弟とその後継者であるカロヤン王やイヴァン・アッセン2世です。タルノヴォに首都が置かれたのは対ビザンチン蜂起の最中でした。イヴァン・アッセン1世、ペーター、カロヤン、そしてイヴァン・アッセン2世は、アッセン王朝(1185-1241)の最も輝かしい皇帝たちです。彼らの治世中にブルガリアは高度な政治的、経済的、文化的繁栄を謳歌しました。このモニュメントの作者はクルム・ダミャノフ(Krum Damyanov)博士です。」
(手前にあったブルガリア語・英語・ドイツ語の看板より私訳) -
アッセン王のモニュメントより王の像
曇り空で薄暗かったため、王さまたちの像はシルエットになってしまいましたが、これはこれで、なかなかかっこいいです。
でもこの王さまがアッセン王朝のどの王さまか分かりませーん。 -
アッセン王のモニュメントより王の像
台座に灯りがあるので、夜はライトアップされるのかしら。
それともツァレヴェッツの丘のライトアップのように、団体観光客が観光案内所に申し込んだら、ライトアップしてくれるのかしら。
(暗くなるのは夜9時すぎで、その頃にはペンションに引っ込んでいたので、未確認) -
アッセン王のモニュメントより王の像
さて、アッセンとペーター、カロヤン王やイヴァン・アッセン2世のうち、いったい誰でしょう。 -
アッセン王のモニュメントより、ちょっとブキミなは母子像
社会主義時代の影響? -
アッセン王のモニュメントより、ブルドックみたいなライオン
ライオンはブルガリア王国のシンボルですが、2頭もいますね。
意味深! -
イタリア・ルネサンスを思わせる美術館の建物
入場料は3.00レヴァでした。
(2008年7月現在、1レヴァ=約0.5ユーロ、1ユーロ=約170円で換算)
絵画には英語の札がありました。
おかげで、ブルガリア史に関する絵画の一部は、なんの場面か分かりました。
「ボリス・デニブ・アート・ギャラリー(ヴェリコ・タルノヴォ国立美術館)
1927年に建てられましたが、建物の構造は中世の寺院を連想させます。アッセン王のモニュメントのすぐそばにあります。ここには、あらゆる年代のブルガリア人アーティストの作品が保管されています。
常設展『ブルガリア人のアーティストの目から見たヴェリコ・タルノヴォ』は、油彩歴史画や、この絵になるこの町の四季折々のたくさんの風景画から成ります。」
(観光案内所で買ったパンフレットより私訳)
ちなみにこの写真は見学の後に撮ったものです。
ごくわずかな時間だけ立ち会えた貴重な晴れ間の写真。 -
「カロヤン王、ラテン人を破る」(1972年)
ヴェッサ・ヴェシレヴァ(Vessa Vassileva)画
当時のブルガリア帝国の敵のラテン人といったら、ビザンチン帝国のことですね。
絵画のテーマの意味が分かって嬉しかった絵画というだけでなく、骨太なタッチが気に入りました。 -
「イヴァン・シシュマン」(1975年)
イオアン・レヴィエフ(Ioan Leviev)画
これも第二次ブルガリア帝国の末期の王様です。
この王様の治世中にブルガリア帝国の一部がオスマントルコに支配されてしまいます。
あの火に囲まれた城塞がそれを象徴しているのですね。
参考ブルガリアの歴史
http://heartland.geocities.jp/zae06141/bul.html -
「ツゥレヴェッツ」(1985年)
ヴェッサ・ヴェシレヴァ(Vessa Vassileva)画
第二次ブルガリア帝国の王城があったツァレヴェッツの丘と、そこの住民だった王家一家やブルガリア兵や聖職者たち、でしょう。
この色合いや絵柄も好みです。
油彩画の他にも、ブルガリア史を題材にした版画などがありました。
あれはもしかしたら絵本か書籍の挿絵の原画だったかもしれません。 -
「月明かりのメルニック」(1931年)
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
おお、なつかしや、メルニック!
今回の旅行の最初に訪れました。
まさにこういう白い絶壁に見下ろされた、小さなメルヘンチックな村でした。
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第3日目(4):白い岩壁に囲まれたロージェンとメルニック(翌朝の散策も含めて)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10271040/
このボリス・デネブさんの作品はそれだけで何室もありました。
ちょっとマネを粗くしたような、あるいはモネの絵が形をなくす前の頃のような印象画っぽい絵も、とても気に入りました。
しかもテーマが、ほかならぬブルガリアの風景や街角ばかりでしたから。 -
「グルコ通り」(1935年)
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
でましたっ!
真夏のいまは見られない、雪景色です。 -
「テテヴェンから風景」(1928年)
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
テテヴェンというのはバルカン山脈の一部を占める、風光明媚な町であり、州の名前でもあります。
今回の旅行の前半では、テテヴェンからそう遠くないリバリッツァ村に滞在しました。
(実は最初の旅程ではテテヴェンに泊まることになっていましたが、フォークロア・コンクールを見るため、リバリッツァに変更になったという経緯がありました。)
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第6日目(5):リバリッツア村のフォークロア・コンクールへ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10288314/
「2008年ブルガリア旅行第7日目(1):朝のリバリッツァ村散策と泊まれなかったプライベート・ルーム」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10295080/
「2008年ブルガリア旅行第7日目(2):フォークロア・コンクール会場でインタビューを受けちゃった」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10295081/ -
「ダルウィーシュの泉」(1934年)
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
ヴェリコ・タルノヴォのどこか、という気がしますが、どうかしら。
ちなみにダルウィーシュとは、イスラムの踊り狂う修行僧のことみたいです。 -
「ヴェリコ・タルノヴォ──冬」
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
うんうんうん。わかるわかるわかる@ -
「ヴェリコ・タルノヴォ──冬」
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
うんうんうん。これもわかるわかるわかる
どちらかというと、近郊のアルバナシ村からの視点のような気もしますけどね。 -
「ヴェリコ・タルノヴォの冬」
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
うんうんうん。
アルバナシ村に向かう途中で、こんな風にヴェリコ・タルノヴォを眺められる地点があった気がしますよ。 -
「タルノヴォから」
ボリス・デネブ(Boris Denev)画
うんうんうん。
これもアルバナシ村に向かう途中かな、と思ったのですが、ヴェリコ・タルノヴォの街中からのアングルなのですね。
ごく近郊の森からかしら。 -
アッセン王のモニュメントの全体と旧市街
ちょっとだけ日が射してきたので、アングルを変えて撮りました@
残念ながらこの晴れ間はずっとは続かなかったのですが。 -
再びアッセン王のモニュメント
さきほどはシルエットでしか撮れなかった王たちの像が、このアングルだともう少しよく分かりますね@ -
ヤントラ川に映る旧市街
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橋の手前から旧市街を振り返る
中洲島から、ヤントラ川を外側から囲む旧市街に戻ります。
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