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8月13日<br /><br /> 嗚咽の声で目覚めた。朝からU野君が苦しんでいたのである。昨日のモンゴルウォッカが効いているようだ。「大丈夫?」と聞くと「ええ平気です」とケロっとした返事をくれるが、その数分後にむくっと起きあがって、そそくさと表に出るや壮絶な嗚咽の音。かなり厳しいようだ。しかし、結構自分も厳しい。それでも食事を押しこんで、散らかったゲルの中を片付ける。<br /><br /> 出発直前に、ゲルキャンプのスタッフがみんなで見送りに着てくれた。U野君も笑顔で写真に写っていたが、撮影が終わるとそそくさと離れて、膝から崩れるようにしゃがんで吐いている姿は面白かった。<br /><br /> 帰り道の途中、調査をする。帰り際、最後に調査地に寄ってみたらチャンバーやデータロガーが転がっていた。子供のいたずらだろうか、動物の仕業か、こういうのは大変に困る。<br /><br /> 調査地を直していると子どもたちがやってきた。子どもたちに現状を見せて誰かいたずらしたか、またはそのような子どもがいるか聞いてみた。いつも遊びに来る別の子どもがやったと言っていたが、証拠があるわけでもなく証言も信頼性は薄い。<br /><br /> 犯人探しよりも問題の解決と予防のため、集まっていた子どものうち一番年上の子どもにここでは遊んではいけないということを教え、さらにそれを年下の子どもにしっかり教えるように伝え、それを担当するごほうびとしてクッキーを渡し、話をしたらみんなで食べるように伝えた。<br /><br /> 正確に伝わったかどうかともかく、その子は早速小さな子供たちに何かを説明していたので、まあいいだろう。さらに管理するおばちゃんにしっかり説明してから出発した。おばちゃんは「わかった」と言って、我々が出発するまで何回もチャンバーを埋め直す動作をしていた。<br /><br /> 道が悪いので、移動だけで結構な時間がかかる。結局バガノールに着いたのは午後6時を回っていた。T村先生たちと合流し、まず両替をしてから、一緒に食事をとることにした。みんな今夜買い物ができないと想定して、バガノールのスーパーで買い物をしていた。<br /><br /> 夕食はバガノールのホテルでとり、バガノールを8時ちょっと前に出発し、結構遅くなってしまったので、この後は調査をすることなく、まっすぐウランバートルへ向かうことにした。途中、運転手さんが眠たそうにガクンと首が垂れるので、みんなで慌てて盛り上げたりして大変だった。<br /><br /> 夜になって道が暗いと、車の明かりでも先が全く見えない。テールランプのついていないバイクや、馬に乗った人が、突然前に現れるときにはかなり焦った。<br /><br /> 夜の11時過ぎに、なんとか無事にウランバートルのフラワーホテルに到着。荷物を部屋まで運んでから、急いでモンゴル大学の先生の家に行く。夜遅くなってしまったので、ほとんど叩き起こす状態になってしまった。遅くなったお詫びをしてから本を返し、ホテルに戻る。<br /><br /> 大浴場でひさびさに体を洗い生き返る。どこにいっても汗をかいた後は風呂に入りたいもんだ。風呂上り、明日の準備をしてからM子先生とギルゼさんと3人で、ホテル近くの店におみやげ物の買い物に行く。<br /><br /> ウランバートルには、24時間営業の店が結構あるので便利だ。ホテルの近くということもあって、民族調の土産物も売っていた。買い物をしてから、3人でホテル近くのバーでお酒を飲む。ディスコがあり、モンゴル人の人間模様がなかなか面白く観察できた。<br /><br /> 部屋に戻り、ちょうどテレビでやっていたNHKスペシャルにハマる。結局、ウトウトテレビを見ながらも徹夜してしまった。

モンゴル戦記(その57)

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2002/06/18 - 2002/08/14

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きゃわだ

きゃわださん

8月13日

 嗚咽の声で目覚めた。朝からU野君が苦しんでいたのである。昨日のモンゴルウォッカが効いているようだ。「大丈夫?」と聞くと「ええ平気です」とケロっとした返事をくれるが、その数分後にむくっと起きあがって、そそくさと表に出るや壮絶な嗚咽の音。かなり厳しいようだ。しかし、結構自分も厳しい。それでも食事を押しこんで、散らかったゲルの中を片付ける。

 出発直前に、ゲルキャンプのスタッフがみんなで見送りに着てくれた。U野君も笑顔で写真に写っていたが、撮影が終わるとそそくさと離れて、膝から崩れるようにしゃがんで吐いている姿は面白かった。

 帰り道の途中、調査をする。帰り際、最後に調査地に寄ってみたらチャンバーやデータロガーが転がっていた。子供のいたずらだろうか、動物の仕業か、こういうのは大変に困る。

 調査地を直していると子どもたちがやってきた。子どもたちに現状を見せて誰かいたずらしたか、またはそのような子どもがいるか聞いてみた。いつも遊びに来る別の子どもがやったと言っていたが、証拠があるわけでもなく証言も信頼性は薄い。

 犯人探しよりも問題の解決と予防のため、集まっていた子どものうち一番年上の子どもにここでは遊んではいけないということを教え、さらにそれを年下の子どもにしっかり教えるように伝え、それを担当するごほうびとしてクッキーを渡し、話をしたらみんなで食べるように伝えた。

 正確に伝わったかどうかともかく、その子は早速小さな子供たちに何かを説明していたので、まあいいだろう。さらに管理するおばちゃんにしっかり説明してから出発した。おばちゃんは「わかった」と言って、我々が出発するまで何回もチャンバーを埋め直す動作をしていた。

 道が悪いので、移動だけで結構な時間がかかる。結局バガノールに着いたのは午後6時を回っていた。T村先生たちと合流し、まず両替をしてから、一緒に食事をとることにした。みんな今夜買い物ができないと想定して、バガノールのスーパーで買い物をしていた。

 夕食はバガノールのホテルでとり、バガノールを8時ちょっと前に出発し、結構遅くなってしまったので、この後は調査をすることなく、まっすぐウランバートルへ向かうことにした。途中、運転手さんが眠たそうにガクンと首が垂れるので、みんなで慌てて盛り上げたりして大変だった。

 夜になって道が暗いと、車の明かりでも先が全く見えない。テールランプのついていないバイクや、馬に乗った人が、突然前に現れるときにはかなり焦った。

 夜の11時過ぎに、なんとか無事にウランバートルのフラワーホテルに到着。荷物を部屋まで運んでから、急いでモンゴル大学の先生の家に行く。夜遅くなってしまったので、ほとんど叩き起こす状態になってしまった。遅くなったお詫びをしてから本を返し、ホテルに戻る。

 大浴場でひさびさに体を洗い生き返る。どこにいっても汗をかいた後は風呂に入りたいもんだ。風呂上り、明日の準備をしてからM子先生とギルゼさんと3人で、ホテル近くの店におみやげ物の買い物に行く。

 ウランバートルには、24時間営業の店が結構あるので便利だ。ホテルの近くということもあって、民族調の土産物も売っていた。買い物をしてから、3人でホテル近くのバーでお酒を飲む。ディスコがあり、モンゴル人の人間模様がなかなか面白く観察できた。

 部屋に戻り、ちょうどテレビでやっていたNHKスペシャルにハマる。結局、ウトウトテレビを見ながらも徹夜してしまった。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー
航空会社
ミアットモンゴル航空

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