2008/12/29 - 2009/01/04
310位(同エリア614件中)
きっちーさん
a Happy New Year!!
ハッピーニューイヤーッ!!
世界遺産『麗江』でむかえる、2009年の元旦です。
丑年なので表紙もウシね!
今年も健康第一!好奇心人生!安全祈願!
良いコトばっかりありますように~。
↑
欲張りすぎだ
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
-
そんな新年の夜明け。
早起きで偉いなーとか思いました?←誰も思わん
日本時間で8〜9時になんないと、日が昇ってこないんですよ。
7時ごろはまだ真っ暗。
麗江は、寝坊しても新年の日の出が拝めるという、ラッキー・プレイスです!
ホテルの窓から目を凝らすと、街灯も無く間接照明も消えたまっくろな石畳に、観光客や清掃にいそしむ地元の人が、すでに動き出しているのが見えます。
遅れをとった!
ラッキー・プレイスで! -
朝食バイキングをちゃちゃっと済ませ、歯を磨くと、まずは年賀状。
母上と高校時代の友人に。
昆明でドジったエピソードを報告。
年賀状は中国で購入した春節用(?)の、ハデハデニューイヤー・カード。
よく文房具屋さんで売っているカードと同じように、封筒に入れて送ります。
しまった!
セロテープが無いじゃん!
そんな時は、ホテルのフロア係の方にお願いしましょう。
中国のホテルは、各フロアに服務員さんの部屋があって、困った事があると手を貸してくれます。
そそっかしいくせに、ひとり旅が好きなオイラの強い味方。
ドアをノックすると、制服姿のふたりの女性がむかえてくれます。
「どうなさいました?」
「スミマセン〜。セロテープ貸してくだせえ〜。対不起〜」
「セロテープ?」
どうやら、セロテープは世界共通語ではないらしい。
「これを、閉じたいんです」
モノをみせると、「ああ、わかりました」と糊を持ってきてくれて、丁寧に貼り付けてくれます。
「謝謝。ありがとうございます」
「不客起」「不客起」
服務員さんたちのおかげで、年始の仕事が片付き、9時になったところで東大街の郵便局へ。
短大以降の友人とは、『明けおメール』で年賀状習慣が壊滅しておるのですが、高校時代の友達で、たったひとりだけ毎年かならず年賀状をくれるフレンズがいるので、旅行先でも忘れずに。
つっても、彼女本人とは5〜6年は顔合わせていない気がするんですけど(笑)。
麗江→日本のエアメールは、2通で18元。
つーことは、1通9元(=150円弱)か。
お安いわv
しかし!
届くまでには、かなりのタイムラグ。
マミーんち配達されたの、20日過ぎでした〜っ!
正月終わっとるわーっ!
郵便は基本、長距離陸送なんでしょうね。
でもでも、同じ奥地でも去年、成都→日本で10日間チョイで届いてました。
まあ、時間かかっても届けばヨシ! -
年賀状の投函が終わったので、今日はどこへ行くべかナ?
昨日はアリさんのように、日がな一日古城内を闊歩しまくったので、元旦は趣向を変えて近くの古鎮へ行く事にいたしましょう!
ガイドブックをみると、レンタサイクルで行けるくらいの距離に、木府でお馴染みの、むーさん一族発祥の白沙村があるらしい。
そこには『白沙壁画』と呼ばれる、むーさんプロデュースの、ペー族・チベット族・漢族コラボ作品が観られると!
行こう、行こう!
カメラと地図をかばんに詰めて、ホテルを出ます。 -
山脈のすきっとした空気と、清清しい日差しが、麗江古城を浮き彫りにしています。
麗江格蘭大酒店のまわりをちょっと歩いてみますが、レンタサイクルのお店は見つからないので、タクシーで行くしかなさそう。
方向的には玉河広場のむかって左側の『民主路』を進み、突き当りをまっすぐ行く・・もよう?
「わかんないし、タクシーにおまかせっ」
民主路に出て、手を水平にあげます。
「タクシ〜」 -
あれれ???
空車タクシーはいっぱい走っているのですが、みんな鼻先を通り過ぎて行ってしまいます。
どうやら玉河広場の民主路側は、タクシーも含めて駐車禁止になっているよう。
広場の入り口で交通整理をしているお巡りさんがいるのです。
彼らが目を光らせているため、タクシードライバーさんたちはスピードを落とす事も無く、走り去ります。
そっか〜。
ここで、タクシーを拾えないのはわかりましたが、昨日みたいに反対側の玉縁路までまわるのも面倒くさい・・・。
手を伸ばしたまま、しばし戸惑っていると、とあるタクシーお兄さんが目で合図を送ってきます。
アイ・コンタクトに押されて彼の車を見ていると、玉河広場の前をすこし行った先で停まってくれます。
お。
ラッキー。
渡りに船だ。
遠路にタクシー。 -
「到、白沙」
「白沙?30元でどう?」
うおっ。
また、まるめ料金か。
メーターで走ってくれたのって、東巴文化博物館へ行ってくれた、運転手さんだけだな。
(ちょっと不安になりますが、帰りは乗り合いで20元だったので、相場だったようです)
「まあ、いいや。好好」
助手席へおさまり、フロントから眺める景色。
民主路を過ぎ、ひたすら田園風景の中を山の方へ走っていきます。
え?
ひょっとして、あの山・・。
「あれって、ユイロンシャンです?」←(間違い。正しくは『玉龍雪山』)
タクシーのお兄さんの顔が、パッと明るくなります。
「そう!知ってるの、ユイロンシュエシャン」
「ユイロンシュエシャンか(恥)。えーと、有名ですから」
「ほんと〜」
お兄さんかなり嬉しそう。
ガイドブックに載っているだけでなく、麗江へ行く前に名所情報を募集したところ、フォートラメンバーの方たちから「外すべからず!」と断言された、ダントツ観光名所です。
インドア派だから、予定に入れなかったけど。
雲で隠れちゃってますが、山の峰にかぶさって連なる雪が、青空を飛翔する龍に見える、というロマンチックな山でございます。
「そっか。有名かぁ」
お兄さん感じ入ったようす。
どこの地域でも地元が誇るものを、よその人が価値を共有してくれたっていうのは、喜ばれる事のようです。
たしかに地元を褒められると、ワタクシもこそばゆい思いをした経験があるから、気持ちはよ〜く分かるぞ。
ごきげんタクシーは、軽快にかっ飛ばして行きます。 -
さて、ガイドブックでは麗江古城から白沙までレンタサイクルが勧められておりますが、そりは以下の理由により厳しいかも〜。
?思った以上に距離がある
?ちゃんとした地図を持ってないと、ぜったい迷子!
?途中で人通りがほとんどなくなってしまうので、地元の人に聞くのも難しいかも・・
なので、チャレンジャーな方を除いて個人的にはタクシーをお勧めいたします。ハイ。
アンチ・チャレンジャーを乗せたタクシーは、ふいに道路から外れると、砂利道に揺れながらどこだかわからん村を突っ切り、お洒落な並木道を突っ切り、どこをどう行ったか把握できないうちに、いつの間にか到着したもようです。
あいや、タクシーを勧めたは良いものの・・。
オイラ自身、帰りの足が不安です。
タクシーを拾うには、ふつうの道路に出なくてはいけませんが、なんかわき道にそれたあと、えらく走ったぽいんですけど。
道路まで自力で戻れないんですけど。 -
こんにゃろ!
もう、白沙着いたし!どうにでもなりやがれ、こんにゃろ!
お兄さんに運賃50元を渡すと、その場で客待ちすることも無く。
タクシーは行ってしまいます。
ひいいい〜っ!
ちょっと、怖いんですけど!
落ち着け〜いっ。
まずは、お目当ての白沙壁画を観てから考えよう。
それからのことは、それからで良いじゃん。
な!ワタシ!
おう!そうだ、そうだ。
せっかく来たんだ。
壁画探そう、白沙壁画!
おちついてネ。 -
包み隠さず不安丸出しの顔で、白沙の門をくぐります。
なんか名物お婆ちゃんがいて、お手ごろプライスで民族衣装を着せてくれるって聞いたけど・・。
お婆ちゃん、出て来ないかな〜。
白沙の村落はやけに静かで、人通りがありません。
お婆ちゃんどこ〜? -
白沙の地図は持ってないので、迷わないよう、ひたすらまっすぐ歩いていると、牛がやってきました!
うわっ!
本物の牛だ! -
珍しいのでデジカメを向けると、何かもらえると思ったか、牛様が迫ってきます。
えっ。
でかッ。
隅っこへ後退していくへっぴり腰を、牛追いのおばちゃんたちに笑われます。
だって、こええもんよぉ。 -
道路の片隅で、牛様が去るのを待ちわびる写真・・。
わからんわ(笑)。
ここにも、群馬で見かける『せき』(ばーちゃんちではなぜか水路そのものを『せき』と言う)が流れとります。
すっごい幅とか含めて、群馬に似ています!
麗江よりも、白沙のほうが似てるなー。
水もすっごくキレイで、「こりゃええ所やのう・・」と目を細めた瞬間! -
どこまでもフォーエヴァーに続く、牛様のウ●コ!!
マイガッ!
落としすぎだろそれは!!
よく見ると、かなりの勢いで点在されております。
やばいね、これ。
どっかで踏みそうだよね?
カメラばっか覗いてると、知らないうちにスニーカーにくっついてそうだよね?
山おろしの冷たい風とは別の意味で、身体が冷えます。 -
牛様の●ンコをよけながら歩いてる写真・・・よけいにわからん。
麗江古城の木造家屋と違い、土壁の家がたくさん建っています。
そのせいか、そこはかとなくドッシリとして暖かい雰囲気。
空気は山の下だから冷たいですが。
空はパキッと青く、空気はひんやりと吹きぬけ、独特の爽快感があります。
これが、むーさん発祥の地かぁ。 -
そだ。
むーさんといえば、白沙壁画はどこにあるのだ??
村にはとくに案内板もたっておらず、本当に普通の民家しか見当たりません。
中心部の広場があったり、お寺とかお屋敷のような、おっきい建物があるようでもありません。
どこにあるんだ、むーさんの壁画!
さらに、奥へ奥へと進みますが・・。
なんか、場違い。
というか、観光しちゃ悪いくらい、めちゃめちゃ生活エリアって感じです。
それでも、せきで洗濯しているおばちゃんたちが絵になるので、隠し撮り。
やはり、民族衣装を着ているのはお年寄りだけ。
50代くらいから下は、ふつうの服装です。
麗江古城のスタイルは、やっぱ観光用なんだなー。
イヤそれにしても、壁画。
本当にこっちで良いのかな?? -
村の入り口の門から、ただただ真っ直ぐ来ただけだったのですが、ひょっとして民家の裏側にあるのかもしれない・・。
そう考えて、てきとうな横道に入ってみます。 -
その路地の壁が、ユトリロの「白の時代」ぽかったので、ちょっと1枚。
-
そして中国っぽいお家があったので、これまたデータ保存!
いいなあ〜。
こんな「いかにも!」って感じの田園リゾートで休暇をすごせたら、超リラックスだろうなあ。
足元は怖いけど。 -
きょろきょろしているうちに、民家が途切れてしまいます。
-
ない・・・壁画らしきものがない・・。
-
首輪のついてない犬まで出てきた!
放し飼いなのか?それとも野犬・・。
謎のわんこが嗅いでいるのは、牛様の・・・。
人間よか、牛様のお宝密度が高いんじゃなかろうか、ここは。 -
わんこも怖いし、間違いなく村はずれっぽいので、そそくさと取って返します。
-
あきらめきれずに、裏道をトボトボ歩きます。
風は冷たいですが快晴の空が美しく、心なしか高地なので日差しが強いような気がします。
路地に人影は無く、ぬくもりのある田園風景と、動物の鳴き声が厚い壁の向こうから聞こえてきます。
自分ひとりで雲南省を歩いていることを忘れてしまうくらい、なんだか静かな道行きです。 -
あ。
なんか干してある。
トウモロコシみたいですが・・。
トウモロコシって、干しちゃって良いんですかね?
粉にするのかな??
キレイな風景なんで、一枚。 -
しっかし、白沙壁画はどこにあるのでしょうか?
もっかい村の大通りへ戻ってきました。
石碑発見!
なんかいろいろ書いてあるんですが、壁画とは関係なさそう・・。
困ったのう〜。 -
自力で探す事はあきらめました。←早っ。
だって、はやく観たいんだもん。
あてどなく探すのはしんどいので、通りすがりの村の女性に走り寄ります。
「対不起、対不起。チンウェン、イーシア。我探、『白沙壁画』」
「ああ・・」
それならあっちよ、と村の入り口、白沙門のむこうを指差されます。
ありゃ。
村の中にあるわけじゃニャーのか。 -
てけてけ、門まで逆戻り。
-
戻って来たは良いものの、門の外に続く通りはお土産屋さんが並んでいるだけです。
さきの方まで行ってみましたが、何もありません。
どこじゃい、壁画。
あまり商売熱心ではなさそうな風情で、お店の前で日向ぼっこしているおじさんに、
「我探、白沙壁画」
話しかけてみると、
「あっちだよ」
と、白沙門の方を指差されます。
イヤ、あそこには無かったんですけど・・。
首をかしげていると、「門の前を左にまがるの」と、付け足されます。
まがる? -
タクシーが通った方角だな。
なんかますます、戻っていくような。
ぶちぶち言いながら、門外から門に向かって左手に折れます。
左右には、やはりお土産屋さんが続いているだけで、その先は何もなさそう。
再度、お店の人に道をたずねると、
「小姐、そこのかどを曲がったとこだよ」
だそうです。
ふーん。
通りに面してるわけじゃないのか。
教えてもらったとおり、商店の外れのかどを左折しようとして、何の気なしに上を見ると・・。 -
あ。
看板でてた。 -
お土産屋さんのすぐ裏手が、白砂壁画のある敷地だったのでした。
入り口の前には、広大な駐車場や公衆トイレも設置されていて、あきらかにシーズン中はお客さんで一杯になる事がうかがえます。
でも、今はガラガラ。 -
駐車場の手前で、お婆ちゃんがたった一人で露店を開いていて、
「小姐、買っていかない?」
営業されます。
のぞいてみると、ドライフルーツとかピーナッツとかがザルで並んでいます。
ドライフルーツは苦手だからパスですが、ピーナッツは欲しいな。
でも、これから見学に入るし、食い物を持って歩いたらまずそうだしな。
ごめんご、お婆ちゃん。
帰りに寄るね。 -
駐車場に掲げられた地図。
-
これなら、わかりやすいかも。
左上の白っぽく光ってるのが白沙門です。
門の正面の、お土産屋さん通りを突き当たり、U字に折れれば、たしかに村の女性の案内のように、白沙壁画のある敷地には入れるようです。
逆に、お土産屋さんの言っていた、門に向かって左の通りからは正面入口に出る、と。
どちらからも、行けたわけです。
地理に疎いと、右往左往しちゃいますが。
まあ、それも旅の醍醐味じゃ。 -
入り口のチケット・ボックスで「イージャン、ピャオ!」と元気よく頼みます。
窓口のお兄さんにベラベラっと中国語で返され、しばしフリーズ。
「パ、パードン・・?」←動揺のあまり訳わからなくなってます
「Hello」
ボックスの奥から、民族衣装を着たスラリとしたお姉さんが出てきて、英語で声をかけてくれます。
「チケットは2種類あるのですが、どちらになさいますか?」
「に、にしゅるい?」
「はい。白沙壁画とこの施設の入場だけでしたら、30元。
ほかの観光名所もまわられるようでしたら、景観保存税こみの各施設30元引きになる共通チケット、110元を購入する事も出来ます」
「ほかの観光名所っていうと、どこになるんですか?」
「○○です」
「は?」
聞き取れず。
英語も挫折。
筆談に切り替えてもらうと。
『黒龍潭』
おお〜!
有名じゃん。
「じゃあ、共通の方で」
共通チケット、110元を購入。
おっしゃ!見学! -
ところで、白沙壁画は『白沙壁画』という名前なんでしょうが、この施設は何という名前なのか(笑)。
初歩的な疑問にぶつかりつつも、まずは入って右手にある建物を見学。 -
四合院造りの古民家の内部は展示室になっており、むーさん家の歴史が!
『木天王』だってよ!
すごいじゃん、むーさん。 -
アップにしてみました。
『玉龍山の南、麗江○の北、白沙の地・・』
までは、読めるんですけど(笑)。
うーん、うーん。
あとは・・
『木氏先祖は400年に亘って麗江を治めた。その存在は雲南の歴史舞台に輝きを放ち、世の人々は”木天王”と称えた・・』
くらい?
たぶん、そんな意味ではないかと。 -
なんとなく意味がわかるのが、漢字表現の助かるトコロ。
仏語や英語だと、よーく読んでも単語そのものがわからないと、アウトだし。
あー。でも、アルファベット圏であっても、細かいスペルは違うけど、単語そのものは似てたりするから、漢字もアルファベットも地域的な共通表現としては同じなのかもしれません。
『現在、世界遺産である麗江と、この白沙は密接な関係を持つ。白沙は木氏土司の発祥の地であり、文化の源である』
なんつって。
ちゃんと訳せる方は、アップにして読んでくだされ。 -
さらに奥へ進みます。
-
奥には立派な建物が。
この石段・・。
真ん中はやっぱり、むーさんが輿に担がれてあがる用か。 -
では、中へ。
-
木府もそうでしたが、ここでもカラフルな彩色が。
-
お。
ご先祖様かしら。 -
中国の建物の奥には、たいてい仏間のようなスペースがあるのですが、それなのかな?
-
天井がお洒落v
-
扉もナイス!
時代劇みたいvv
ところで、お髭の像の前には『功徳箱』という名の賽銭箱がおいてあります。
なんじゃ、お金とるんかいっ。
これ、むーさん宅を改装した施設じゃないのか?
ひょっとしてお寺さんなの? -
神様が祀ってある・・らしい。
文昌帝(WenChang)。
ふーむ。
中国のおっきいおウチには、『宗廟』(家廟)があってご先祖を祭るのと同時に、神像が置かれてあるそうな。←本で読んだ!
これがそうなのかなー。 -
四合院ってシンメトリーで調和のある建築様式であると思うのですが、慣れないと迷いやすい(笑)?
見逃さないように、建物ひとつひとつをチェック! -
おお!
こりは!
古城内でもみた、むーさん家のご先祖様と思われる絵ですね。
こちらには、きちんと解説がついとりマス。
どりゃどりゃ。
絵の人物のお名前は、木高さん?
やっぱ、木氏は『木』ってつくんですかね〜。
『敬天法祖』
「納西族は『祭天の民』で、自然崇拝と祭儀を重視していた」とあります。←めちゃめちゃ中略
木氏土司は、祭祀をつかさどることで、権力を継承していたようですが、どんな儀式をしてたんでしょうか。 -
これは、年代別の麗江木氏土司の家系図。
-
納西名と漢名、生没年が記載されています。
わかっているだけでも、元時代までさかのぼれる!
すっごいですね!
おもしろかったのは、『木氏』(勝手にむーさん)などと呼んでおりましたが、納西名というご当地名がきちんとある。
こっちで、良いんじゃないかと思うんですが。
なんにせよ、音がわからないんじゃしょうがないか〜。 -
さて、この木氏の歴史をつづった展示で、個人的に大ヒットであったものをご紹介しましょう。
六代土司であった木泰さんの説明文のところで発見いたしました。
「彼は幼い頃からよく学び、多才で、うんたらかんたら・・」と続くのですが。
そんな木泰さんが治めた(?)のが、南山にあるふたつの関所。
東関と西関。
なかでも、西関は“麗江の門戸"と詩に表わされたそう。
それで、ですね。 -
その西関は、このへん。
-
このへん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
わかるかいっ!
ただの丘じゃろが!!
以上。
もっともツボだった、展示でした(笑)。
わかんないすよね。
地図とかにすればいいのに。
この、アバウトさがたまらない・・。
そんな、展示でした。 -
もしもし。
まだ、壁画を見ていないのに、まとめないように。
続いてます。
本番は、これからですよー。 -
ここでは、納西名という地域で使っていた、もとからのお名前があったむーさんが、いつ頃から木氏と称するようになったのか?のエピソードが載っております。
――明朝洪武15年(1382年)、明太祖の命により3人の将に率いられた大軍勢が、雲南省へ侵攻します。
麗江の土司・阿得は、127頭の『麗江馬』に金銀財宝を積んで、南京の朝廷に恭順の姿勢をしめします。
皇帝は彼に『木』姓を与え、麗江府が置かれる事になります――
にゃるほど〜。
『麗江馬』って、いっこ前の写真の馬すね。
南京から、雲南まで進軍してくるなんておっかないすねえ。
木府では、わからなかった一族の歴史が、白沙ではかなりくわしく解説されております。
面白いなあ! -
このパネルによりますと、明代は軍事・政治・経済、いずれをとっても木氏土司の絶頂期。
なかでも、婚姻によって周辺民族との連携を強化しておったそうで。
よその州府から、他民族の女性を娶ったり、逆に娘51人のうち、38人はよそに嫁がせたり。
政略結婚ですなー。 -
この一覧表。
むーさんの正妻がそれぞれいろんな部族出身者である事が解説されております。
血縁関係で足場を固めるなんて、なんか騎馬民族を連想しちゃうんですけど。
どことなく、田畑を耕してノンビリやってる先入観が強くあったのですが・・。
このあと『期間限定★ひとり旅?』でも、この地域が交易に深く関わっていた事がわかり、雲南のイメージが大きく変わりました。
いやー。行ってみないと分からない事って、あるもんだ! -
さて、敷地内の建物をさらに巡回中。
むーさん発祥の地だけあって、古城で紹介されていた案内板より、より詳しい解説が掲げられております。
・・あんま訳せないけど(泣)。 -
さきほど、
『明の大軍勢に侵攻されたさい、麗江馬に金銀財宝を積んで、朝廷に差し出した』
と解説がありましたが、その金やら銀やらをどっから持ってきたかというと・・・。
オーイエーッ!
この辺の川で取れるみたい!
砂金か〜。
そっかー。
あれでしょ?
川底の砂をザルでワサワサやると、ザルの底でキラキラしちゃうんでしょ?
ふっ・・。素人でも出来るな・・。
ワタクシも川に入ってこようかしら〜v←冬です -
馬鹿いってるうちに、いつの間にか敷地の奥の奥まで来ています。
お。
白沙壁画まで、あと一歩だ! -
こりだ、こりだ。
この木がうっとおしい(?)建物の中に、むーさんが各部族から選りすぐりの絵師に描かせたという、白沙壁画が!!
レッツゴーじゃ♪ -
ほら〜。
プレートもなんか立派だよ。 -
門をくぐり、中庭を抜け・・。
-
いよいよです!
-
じゃーんっ!
-
じゃじゃじゃーんっ!!
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・こんなに、一生懸命探して、引っ張ってなんですけど・・・。
なんか、絵に迫力がないなー? -
一瞬、「レプリカ?」と感じるほど、薄っぺらい。
構図的には、正面と左右の3方向から、ものすごい数の仏に周囲を囲まれる配置になっていて、迫力がないハズないんですけど。
じっと見ているうちに、原因がわかってきました。 -
目が無いんです。
顔の下のほうは、それほど痛みは無いようですが。
表情を読むうえで、肝心の目の部分が剥落したり、削られていて・・。 -
京都のお寺などに行くと、
「コレが有名な狩野派の襖絵で・・なんたらかんたら・・」
厳かに説明されても、ボロッちい絵にしか見えなくて、イマイチだったりするんですけど。
そういう、『古ぼけて迫力に欠ける』とか『色が薄くなってよく分からない』とは違うんです。
白沙壁画は色は残っているものの、顔への損傷が非常に大きい。 -
自然に顔料が剥落したものを除外しても、削られたり、酷いものでは仏の顔面にあえてかぶさるように、名前が彫ってある箇所まであります。
-
本来は、この場に立つと浄土の風景がパノラマに広がり、大小さまざまな仏から見つめられながら、祈ったり、内省をする――。
そんな場であったと思うのですが。
だいなし。
ひっどいことするなー。
「文化財を傷つける」って簡単に言いますけど、こういうの描くのって、大変だと思いますよー。
そりゃ、権力者の下で仕事する絵師の人だし、多少は描きたいものを譲歩しながら、折り合ったでしょうけど、モチベーションがなきゃこんな細かいの仕上げまでやってらんないですよ。ホント。 -
地元部族のコラボということで、傷だらけの部分を写すのは忍びなかったので、きれいそうなトコを探してきました。
あーもったいない。 -
天井も凝ってます。
傷だらけの白沙壁画を残念に思いましたが、入場料を取っているわりには、係員さんがいたのは入り口だけで、あとは無人。
果てしなく、放置プレイ。
ですがおかげで、すっごくゆったり見物できました! -
『めざせ!白沙壁画ッ』の目標は遂げられたので、他もみてまわろう。
-
建物を出て、敷地内を探索。
-
アヤシイ門、発見。
-
大定閣――タァディンなんとかって、読むのか?
つか、『現存壁画16鋪』って書いてあるんですけど!
ここにも、壁画が?! -
あけちくれ〜。
あけつくれ〜。
しかし、門には鎖が掛けられ開きません。
そしてこんな張り紙が・・。
どうやら、保全作業が行なわれているもよう。
がっくし。
観たかったな〜。 -
観たかった〜!
ぶーたれていると、どこからともなく歌謡曲のような微妙なテンポの曲が流れてきます。
あの林の奥からだのう・・。
なんでしょ?? -
門が開いています。
ここは入っても良いのかな? -
お。
解説プレート。
じゃあ、入っても大丈夫だな。
えーと、ここは金剛堂か。
どらどら。 -
無人のお堂の中から漏れ聞こえる、怪しげな歌謡曲。
しかして、その正体は!!
ラジカセから流れるお経でしたーっ!!
誰もいないお堂に流れる、お経・・。
おいっ。
なんだ、この人件費削減は(笑)。
坊さんスタンバんなきゃ、ダメじゃん(笑)!
お経って生で読まなきゃ、まずいんじゃないの?
電子機器で済ませちゃうってアリですか、それは。 -
見学者が来ないシーズンで、お坊さんも常駐していないなら、あえてラジカセでお経を流しておく必要も無いような気がしますが・・。
へんなところで、律儀です。 -
観光客のいない観光スポットはあっても、係員さんまでいないというのは、ここが初めてではなかろうか。
頭をかきながら外へ出ると、お堂の両脇に何かが並んでいます。
ん? -
十八羅漢!
おお〜。
無間道(原題)だ。
インファナルアフェア(邦題)だ。
サムおやびん(曾志偉)だ。
なっつかしー!
むかしは、これを観にわざわざ香港まで行ったもんだ。←ヲタです -
どこもそうですが。
十八羅漢像は、キモポーズです。 -
やばい〜っ!
-
歯が痛い〜っ!
-
歯医者いけや。
-
きいてー、ワタシ最近ちょっとだけ・・。
-
痩せたっぽくない?
-
目医者いけや。
-
イテッ!
耳掻き刺しちった! -
「耳鼻科いけや〜っ!」
-
オチたところで(たぶん)、出口へむかいます。
-
見学できたのはいいけれど、どうやって帰ったらよいのやら・・。
行き当たりばったり人生です。 -
観光客を見かけると、衣装を着せて写真を撮ってくれるというお婆ちゃんも出てこないし。
どうしたらいいんだ。
露店を開いていたお婆ちゃんも、いなくなっちゃったよ〜。
どうしたらいいんだ〜!
不安な心持ちで、「とりあえず、観光客のいそうな所で帰りの足を探すべえ」と、お土産屋さん方面を歩いていると・・。 -
ブタだ!
子ブタだ!
初めてみた!
すっごーい! -
野ブタではなく、飼育されている子ブタちゃんのようですが、まわりに飼い主の姿は見えず。
「うおうっ!マジ可愛いんですけど!」
カメラを向けると、固まって逃げます。
ますます可愛いっ! -
怪しいカメラマンの影から、逃げ回る子ブタたち。
「こわくないからね〜。
『クリミナルマインド』でもォ、誘拐犯は“ストレンジャー・デンジャー”ではなく、知人や身近な人物だって言ってたしねー。おいで、おいで〜」
↑
理由にならん
不審者まるだしです。 -
あーかわゆかったvv
それはともかく、麗江古城までどう帰ったらええんでございましょ(泣)。
子ブタにうつつを抜かしておる場合ではなかった。
キョロキョロ見回しても、まったく車の行き来が無い、白沙村。
ぼんやり立っていると、土産物屋から白沙壁画の敷地方面に折れる角に、小さなヴァンが停車します。
乗り合いタクシーなのか、仕事の人を送る車なのか。
果物かごを背負ったお婆ちゃんや、子連れのお母さん、遊びに行く風の地元のお兄ちゃんが乗り込んでいきます。
地元の人しか、乗せてくれないとかいうのじゃなければ、ひょっとして・・。 -
「ニーハオ」
「你好」
運転手さんに話しかけます。
「あのう、ウォーシャンチュイ、麗江古城・・」
「古城?ああ、行く先が違うんだよ、これ。ごめんね」
「そうですか。対不起」
見ると、運転席のフロントには、行き先のプレートが置かれています。
どうやら、この車は乗り合いタクシーで、中国ではよくある同じ場所をバスのように行ったりきたりしている、車両のようです。
そうすっと、行き先は違っても、乗り降りは決まった場所になってるから、ここで待っていれば来るかな?
「あせらず、おみやでも・・」
と踵を返すと、
「小姐、小姐」
工芸品がならぶ土産物屋の軒下から、知らないおばさんが声をかけてきます。
「ハイ?」
「ほら、車来たわよ」
ふり返ると、白沙壁画の角に、ふたたびタクシーが停車しています。
「小姐、あれは古城行きよ」
「あ、ありがとうございます!謝謝っ!!」
あわてて走り寄ると、車のフロントには確かに『麗江』のプレートが!
「チュイ、麗江?」
「そうだよ」
わーい!
待たずに乗れるぞ。
おばさん、ありがとー!!
何も買ってなくて、すんませんーっ!
お店のほうを見ると、おばさんは店先で近所のお婆ちゃんたちとおしゃべりをしながら、こっちを見てニッコリ。
親切にされちったv
中国の人は、面倒見が良いよなー。
困っている時には、かならず手を差し伸べてくれます。 -
よく「日本人はお人好しで親切」と恥ずかしげもなく言っちゃう人がいますが、旅をしてるとどこの国でも、ディープに親切な人はいるし、日本だけが特殊なように考えるのは、間違いだと思います。
外国籍の人への対応に、排他的でどこか見下すような部分は日本で身近で多々あるし、差別的な感情を表明して憚らない姿勢に、なんの問題も感じない感覚は、国内の本屋をちょっとのぞけばいくらでも見つけられます。
中国で体験する『かまえない親切』、あけっぴろげでいて繊細な気遣いは、私の身体的な記憶として、日本で見聞きする無神経な主張に出会うたびに感じる、反発心の核になっています。
しかし、ふだんは小心者。
おどおどしつつ、声をかけてくれた、おばさんの親切で乗り込んだ、麗江行きタクシー。
ですが、『乗り合いタクシー』って南京で成り行きで乗ったことがあるくらい?
なので、利用方法が分かりません。
「お金とか・・降りるときで良いのかな?いくらぐらいだろ??」
とりあえず、後ろの席に座っていると、学生風の男の子と、OLタイプのお姉さんが乗り込んできます。
人数は少なそうですが、「まあ、こんなもんか」と思ったのか、タクシーが出発します。 -
牧歌的な田園風景から一転して、民主路の熱気あふれる喧騒へ戻ってきます。
麗江行きの乗り合いタクシーは、『停車禁止』の古城から少し手前の、“中国麗江民族文化交流中心”の車寄せに駐車します。
「ひとり、20元ね」
人の振り見てで、いっちゃん最後に支払う私を、運転手さんが呼び止めます。
「小姐、古城は真っ直ぐ行って、左手にあるからね」
と、教えてくれます。
「ゴ親切ニ、アリガトウゴザイマス」
「じゃ、気をつけてねー」
ども、ども。
つっても昨日、ここは通ったから知ってるのだ。
そう、この文化センターと道路を挟んだ向かい側は・・。 -
「おいっす!」
そう。
マオさんの銅像があるのだー。
新年☆初おいっす、だな。
もう今年いっぱい、やんなそうだけど(笑)。
マオさんと交流センターの周辺が、やたらスペースとって作られていたのは、こうして車寄せの場所になっているからのようです。
古城前でタクシーに乗り降りできないぶん、付近では盛んにタクシーが行き来しています。 -
ふり返ると、民主路の建物の狭間に、玉龍雪山が雲を従えてそびえています。
町の風景は変われども、山は変わらず。
温暖化になんなきゃ、きっと山の上の龍も美しくあり続けるのでしょう。
むーさん発祥の村と共に。
はあ〜。
正月早々、旅しちゃったって気分だなあ〜。 -
せっかくの元旦!
割引共通券も買ったことだし、午後も観光!
どこ行こっかな〜。
冬季限定★ひとり旅?へ続く
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この旅行記へのコメント (2)
-
- okuyanさん 2009/05/29 10:05:03
- むふっ♪(^m^)
- オモロい。オモロ過ぎ♪
それにしても、どこへ見学に行っても、文化財が傷つけられているのを見ると悲しくなります。
まるで単なる観光客に過ぎない私めのハートまで傷つけられたような気がします。
(TへT)
そういうことをしてしまった人は自分で自分の人生に消せない汚点を残してしまったことを理解して欲しいと思うばかりでございます。
- きっちーさん からの返信 2009/05/30 20:40:27
- RE: むふっ♪(^m^)
- ういっす!
ありがとうございやすっ!
そーなんですよね。
ノリで「せっかく来た記念に、自分(たち)の存在の証を〜!」っていうの、分からんでもないですが。
人が作ったものや、地域の人たちが大事にしてるものを傷つけないやり方って、できると思うんですよ。
なにかしらあこがれの対象があっても、どうしても自分じゃ出来ない無力感とか挫折感で、逆にひどいコトやって人の気を引いたり、満足を得たいっていうのは、だれにでもある自然な感情ではあると思うんですが。
同じ代償行為なら、もっと自分にも人にもお得な方向で、やっていって欲しい。
木氏展示は、麗江古城にあるパネルよりずっと力が入っていたし、そんだけ白沙の人たちが、「ここが始まりなんだ」っていう気持ちの現われだと感じたんです。
なので、その拠り所でもある白沙壁画を削って、名前を書くなんていう、つまんないことはもう無くなると良いなーと思いました。
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