2008/12/29 - 2009/01/04
399位(同エリア611件中)
きっちーさん
雲南省のイメージといえば、まさにこんな感じ?
四方街広場の中心から、ラジカセによるなにやら楽しげな音楽が流れてきます。
「えー?なになに~?」
人垣を伸び上がったり、すき間から前へ前へと進み出ると・・。
おお~っ!!
話は唐突に変わりますが、
『ルパン三世vs名探偵コナン』!
って、日テレさんが放映するそうなんですけど!
「やめて~!頼むからデスノにして~っv
次元がワタリに変装してLと対決vv」
そんな、権天使さんを困らせたテンションが、行き着くとこまで暴走しておりまして・・。
この旅行記の片隅(下のほう)で、またやります!
『ルパン三世vsデスノート』!!
なんでかって?
そりゃ、ルパンとコナンじゃルパンの勝ちでしょ。
見た目は子ども、じゃなくても所詮は可憐な高校生。
海千山千のオジサンズ&オバサンに、いいように弄ばれてしまいそうじゃないですか。
その点、同じ探偵でもLは世界の切り札ですから~。
それにデスノといえば、メディアミックス!
ルパンとデスノ!夢のコラボ!
やってくれ!日テレ!!
そんな、ドリームを細々と抱いておりやす。
パリ旅行記・大足旅行記に続く第三弾!
アスファルトに咲くタンポポのような日陰のルパヲタの方、お待たせしました(笑)。
ともに頑張りましょう!
旅行記も、もちろん展開中☆
あわせて楽しんでいただければ幸いですっ。
では続きを、どぞ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
-
玉河広場から四方街まで、裏道を利用いたしましたが、やはりこの東大街を通った方が広々として良いかも。
-
ちなみに、四方街広場にはインフォメセンターがございます。
ここでは、麗江古城と周辺観光地マップも購入できます。
地図はレトロ調に印刷してあるので、ポスターみたいに飾ってもおしゃれかも!
6元で地図購入。
たしか、3タイプありました。
ちなみにまったく同じ地図を、民族衣装のお婆ちゃんたちが、道端で販売しています。 -
さて、音楽は広場にできた人垣のむこうで聞こえています。
-
四方街のシンボル標識のまえで・・・。
-
「時報かっ」と思うほど、やけにでかいヴォリュームをがなるラジカセ周辺に、お婆ちゃんたちが徐々に集まり始めます。
おお〜っ!民族衣装だ!! -
2〜3人ずつおそろいの衣装に身をつつんだお婆ちゃんたちが加わり、輪が広がっていきます。
おお〜っ!
すっご〜い!!
男性や若い女性の参加は無く、踊っているのはすべてお婆ちゃん。
こころ踊る伝統衣装とは対照的に、相変わらず音楽はラジカセなのですが(笑)。
「生演奏じゃないんだなー」
ちょっともったいなく思っていた所、軽やかな笛を奏でる、おじさんが輪の中へ滑り込みます。
(右のチョッキを着ている男性) -
笛が1本たされただけで、俄然盛り上がります。
お婆ちゃんたち、写真撮られまくり。
もちろん、オイラもカメラ小僧v
ちなみに真ん中に置いてあるのは、お婆ちゃんズの私物デス。
防犯対策☆ -
お婆ちゃんたちのダンスは、基本、足だけ使って踊るタイプ。
ステップは、曲によって変わります。
フクザツなものじゃないし、同じ動きの繰り返しなので、観光客の人の中には真似をする人も。
着ている民族衣装は、冬服なのか結構ごってりしており重そうに見えますが、お婆ちゃんたち軽々と息の合った足さばき!
何曲か踊ってダンス終了!
初日から、すっごい得した気分です。 -
踊り終わったお婆ちゃんに、一緒に写真を撮ってもらおうと思ったのですが、ものすごい素早い流れ解散で、するりと四方街から姿を消してしまいます。
このお婆ちゃんズ、なかなかに忙しい身。
孫の送り迎えから、屋台販売、季節のフルーツ売り(このときは苺)など、とてものんびりしたイメージから程遠い働き者です。
消えたお婆ちゃんズと入れ違いに、今度は猟師のようなお爺ちゃん。
颯爽と馬に乗って現れます。
この広場、面白っ! -
このヴィジュアル・ハンターなお爺ちゃんたちは、馬方さん。
観光客を白馬に乗せてレトロな町なかをまわる、という趣向です。
つか、馬をこんな街なかで見られるなんて〜。 -
ジトッと見詰めていたら、お馬さんが寄って来ました。
近くで見ると大きいっ!
人懐こいな〜。
かわゆいけど、慣れてないので・・。
距離を詰められるとコワ〜イ。 -
アップだと噛みつかれそうな錯覚を覚えるお馬さんにおさらばして、古城内を宿探しです。
え?ホテル泊まってんじゃん。
そう!
そうなんですけどー。
1泊ぐらい客桟に宿泊してみたい!
そんな野望は、まだついえていなかったのでゴザイマス。 -
客桟とは、民宿みたいなリーズナブルなお宿のコト。
大半はただの民宿なんですけど、地方へ行くと古民家を改装したお洒落で雰囲気の良い客桟があったりします。
世界文化遺産の麗江なら、間違いなくあるはず!
そう思って、事前に旅行経験のあるトラベラーさんたちにご回答いただいたのですが、みなさん異口同音に、
「冬の麗江はとても寒いので、暖房設備がアヤシイ客桟よか、ホテルに泊まったほうが安全!」
とおっしゃいます。
がーん。
ダメか、客桟は。
がっくし。
しかたなく、ホテルを選んだものの・・。 -
やっぱり、やっぱり、1泊はしてみたい!
客桟〜っ。
欲求にかられて、街を徘徊中。
「どこかに、安くて味があって暖房設備が整った客桟はないかの〜ォ」
意識して探してみると、これが恐ろしくたくさんあります!
商店とレストランの連なるメイン・ストリートから横道へそれると、ずら〜っと客桟が軒を連ねます。
いっぱいあるじゃない〜。
ヨシ!
寒さ覚悟で、最終日くらいは1泊、客桟に泊まろっ。 -
ポイントは、
?なるたけ建物が大きく
?フロントにきちんと料金表示があり
?古城外に出やすい客桟!
?は、室内設備が整っているので。
?は、値切りのスタートがわかるから(笑)。
?出発前にアドバイス頂いたとおり、麗江は完全な石畳なので、カートタイプのトランクは車輪の音が響いてかなりうるさく、凸凹していて動きにくいから。
上記をココロの条件に、ガイドブックに掲載されているものや、トラベラーさんから教えていただいた客桟などをチェックしつつ、尚且つ穴場を求めます。
散策をかねた客桟探し。
そんな折、路地のそこかしこで民族衣装のお婆ちゃんが
「苺、いらんかね〜?」
とか、
「小姐、食べてかない?」
路肩で商われています。
そして決まった時刻が近づくと、2〜3人が連れ立って歩き出し、恐らくこれもそれぞれの担当場所である空き地や広場で輪になって踊っています。
う〜む。
お年寄りはどこの国でも働き者だ。
こんな風にぷらっぷらしてる者としては、頭の下がる思いです〜。 -
低頭で観光!
こうして歩くと、お婆ちゃんズに限らず若い人でも、商店やレストランなど観光客相手の仕事に従事されている地元の方は、ほぼ全員が民族衣装着用です。
到着した当初に感じた興奮がおさまり、彼・彼女達の服装に目が慣れてくると、なんだか民族衣装というより、仕事の為のユニホームのように見えます。
さらにまったくの私服、ダウンジャケットなどで歩いてる人は、じもちーじゃなくて観光客!
すなわち呼び込みの標的にされます。
呼び込みといっても、しつこい客引きのたぐいはまったくおらないんですが・・。
そんな観光客は、麗江へやってきて1日目だというのに、最終日の宿探し。
いくつかお泊り予定客桟候補を厳選し、街を徘徊します。
・・・・・・・旅行記の途中ですが、臨時企画をお送りします。
しかしてそれは・・・・
ルパンだ!
ルパンだ!
ルパンだよーっ!!
あと、デスノv
怪しいテンションですみません。
それでは、細く長くクドく蒸し返されるルパン・シリーズを、どぞ。 -
ルパンvsデスノート
『ヘンリー8世の悦楽』
――ハーイ、ルパン。お元気かしら?
私は今、雲南省の麗江という所にいるの。
美しい山々にかこまれ、大むかしから権勢を誇ったという、豪族の古い建築物が軒を連ねる、風光明媚な土地よ。
とても素敵な場所なんだけど、たったひとつ不満があるの。
それは、お菓子。
いえ、手に入らないわけじゃないのよ。
あるにはあるのだけど、あまり美味しくないってこと。
そこでルパン、あなたにお願いがあるの・・・
「やめとけ、ルパン」
「じげ〜ん。まだ途中でしょうが、不二子のラブレター!」
「そこまで聞かされれば充分だ。くだらねえ、そもそもラブレターじゃねえだろ、それは」
「まあまあ、続きがあるんだから・・」
――ご存知かしら?ある世界的な富豪が、極秘に作らせるというケーキがあるんですって――
「ケーキ?あの強欲女が宝石以外のものを欲しがるとはな」
――お金に糸目をつけず『世界の切り札』と呼ばれる人物のために用意される、特別なケーキらしいの。世界のパティシエが集まって作る、謎の人物に贈られる謎のスイーツ・・素敵じゃない?
ルパン、女はねロマンティックな生き物なのよ――
「そうそう!不二子ちゃんは特にそう!」
――ねえ、ルパン。わたしにプレゼントしてくれるでしょう?――
「しますします。不二子ちゃんのためなら、ぼくちゃんなーんでもしてあげちゃう!」
「いちいち手紙に相槌をうつな。みっともねえ」
――極上のシャンパンを用意しておくわ。ふたりで夜空を眺めながら、甘い夜を過ごしましょ。待っているわ。 あなたの不二子 ――
「やめとけよ、ルパン。子どもの菓子なんておまえが狙うものじゃあないだろう」
「オレ様甘いものだあい好きよ」
「あ、そう」
「ほんじゃ行きましょ、次元ちゃん五エ門ちゃん」
「なにが起こっても知らねえからな、俺は」
「無常だ・・」 -
「署長っ!ルパンが駄菓子を狙っているという情報は、まことでありますか?!」
「銭形君・・」
「信じられん!やつが、ルパンが駄菓子を狙うとは!」
「駄菓子ではありません。ドルチェでございます」
「ど、ど、ど、るちぇ?舌をかみそうですな!ところで、どなたでしたか?」
「ワタリと、お呼びください」
「はっ!本官はICPOの銭形警部であります!」
「ほほほっ。威勢のよい方ですな」
「こちらにルパンの予告状が届いたそうだ」
「はい。
『今夜、世界のパティシエによる至高の品をいただきに伺う。ルパン三世』。
今朝、屋敷にこの手紙が」
「では本当に、ルパンがその駄菓子!失礼、どるちぇを狙っているのでありますか?」
「うーん、そうなるな・・」
「はい。無論、ただのドルチェではございません。極秘に集めた世界中のパティシエが作り上げる究極の一品でございます」
「そうは言ってもですな〜」
「詳しいことは申せませんが、このスイーツはある人物のために1年間かけて用意する、特別なものなのです。内密に準備しているため、おおやけの警備が出来ずに困っております。あのルパン三世の手から守れるのは、長年ルパンの捜査に携わっておられる第一人者たる銭形警部をおいてありません。
あなた様のお力を、どうかお貸しください、銭形警部」
「わかりましたぞ!そこまでおっしゃられるのでしたら、男銭形身命に懸けてどるちぇを守ってみせます!!」
「よく言った、銭形君!」
「ありがとうございます、銭形警部」
「では、さっそく準備してほしいものがあります!」
「?」
「それはですな・・・コショ、コショ・・」
「はい・・はい・・。ええ、警部が隠れる・・はい。さようですか・・なるほど」
「できますかな?」
「お任せください。さっそく手配いたします」
「大丈夫なのかね、銭形君?」
「心配いりません!
食いもの目当てに忍び込むようなルパンめを、ギャフンといわせてみせますぞ!
があーはっはっはっ!!」
-
「見張りの交代だ。異常はないか?」
「ああ、静かなもんだ。予告の時間までまだ間があるしな」
「おおーぅい!ルパンがでたぞおお〜!!」
「なにっ!?」
「どこだ!?」
「うっ・・!」
「ぎゃっ!」
「オヤスミなさ〜い」
「思ったより警備が手薄ではござらんか?」
「ああ、すんなり入れたな」
「当たり前だ。どこの物好きがケーキなんて盗むかよ」
「予告状だしといたのにな〜」
「また、よけいなことを・・」
「油断するな。なんだか、いやな予感が・・・おうっ!」
「どうした五エ門!!」
「大丈夫か?!」
「って・・、うほほほ!なんだよ、その顔」
「ムグ、ムグ、ぺっ!ぺっ!・・なんだこれは!?」
「うーん、こりゃパイだな」
「パイ?!」
「うわっ!」
「次元!?わっわっ」
「おい!ルパン!全身パイまみれだ。新手の防犯装置か?!」
「だとすると、えらく幼稚な・・おっと!こんどは落とし穴」
パーンッ
「ふせろっ」
「クラッカーだぜ、ルパン」
「クラッカー??」
「ああ。ほらよっ」
「ふーん。警備にしちゃお粗末だし、そのくせ金と時間をかけてセッティングされてる。おかしな屋敷だなあ!」
「どうする?やめるか」
「ご冗談、先へ進みましょ。用心してな」
「心得た」
「オーライ」 -
(ふっふっふっ、ルパンめ。まさかどるちぇに、わしが潜んでいるとは思うまい!しかし、中が空洞のニセモノとはいえ、さすがは菓子職人の手作り・・・んまいっ!おっと、来たな・・)
「まったく、ひどい目にあった」
「まあ、まあ」
「この部屋のようだな」
「おっと次元、動くんじゃねえぞ。・・すごいレーザーだ」
「ルパン、これでは近寄れんぞ」
「うーん、あれだな・・。次元、あそこにあるスイッチを狙えるか?」
「ああ」
「よし!頼んだぜ」
パシュッ!
「見事」
「では、ごたーいめーん!」
「ヒューッ!すげえ・・こりゃあ立派なもんだ」
「おかしいなあ・・」
「ルパン、なんだ?」
「んー・・」
「立派なケーキは結構だがな、ルパン。こんな巨大なものをどうやって運び出す?」
「おい、ルパン。聞いておるのか?」
「おかしいなあ〜」
「さっきからどうした?何が気になる?」
「ただのケーキだからさ」
「あたりまえだろう。ケーキを盗みに来たんだろうが」
「あの不二子ちゃんがケーキだけのために、オレに手紙よこすと思うか〜」
「なんだと」
「おぬし、なにを考えている?」
「いいか、不二子がいくら甘いものが食べたいからって、たかだかケーキひとつで、オレ様を頼るわけがないでしょうが。きっと、宝石やら特別なデコレートが施されたものに違いないと睨んでいたのさ」
「道理だな」
「お前、意外と冷静にあの女を見ているんだな」
「まっ、そんなところがかあーいいんだけどォ〜」
「前言撤回・・やっぱイカれてやがる」
「して、運び出す方法は?考えておるのだろうな」
「おまかせ」
(ルパンめ。なにをごちゃごちゃやっておるのだ・・・ややっ!なんだこの煙はっ?!)
「この液体窒素スプレーで・・冷却っと。どうだい?」
「カチンカチンに凍ったな」
「おい、五エ門。こいつを斬鉄剣で適当な大きさに切ってくれ」
「なるほど、持ち出す時は冷凍しておき、組み立てて解凍すれば表面のクリームがくっついて元通り、というわけだな」
「そゆこと。五エ門、たのむぜ」
「心得た」 -
「うむ・・っ」
「五エ門?」
「どうかしたかい?」
「危うくなますにするところであった・・」
「わわっ、中からとっつあん?!」
「ル、ルパン・・御用だぁ・・!!」
「銭形じゃないか。あきれたな、隠れていたのか」
「とっつあん入りのケーキねえ〜。まずそうっ」
「瞬間冷凍でカチンコチンだな」
「ううっ・・むむぐ・・!!」
「とっつあんがもぐりこんでいたんじゃ」
「このケーキはフェイクだな」
「本物は、別の場所だ」
「やれやれ。とんだニセモノを掴ませられるところだったぜ。おっと来てみろ・・この壁、動くぞ」
「・・こら、ルパン〜・・どこへ行く・・」
「ルパン、階段が――」
「隠し部屋でござるな」
「洒落た事するねえ」
「行こう」
「ルパ〜ァン・・っ!!」
「アバヨー!とっつあんv」
「・・良いのか、ルパン」
「あれっくらいで、根をあげる男じゃないでショ」
「オイ!扉があるぜ」
ガチャリ――
「ホッ、これはこれは・・」
「・・・・」「・・・・」「・・・・」
「地味、だな・・」
「さきほどのケーキの方が、よほど堂々としていてらしいでござるな」
「ケーキというよりはタルトじゃないか?」
「ふうん。こりゃな、ヘンリー8世の秘宝と呼ばれたスイーツだよ」
「ヘンリー8世?」
「そ、16世紀のイギリス暴君さ。これはそのヘンリーが気に入り、流出を防ぐためにレシピを考案したメイドを、リッチモンド宮殿に幽閉したという。
王家の門外不出、因縁のケーキだ」
「なるほど・・秘蔵の製法ゆえ、多くの菓子職人が集って再現していたというわけだな」
「それに見ろよ、ケーキが盛られた器。本物の王室磁器だ。
“至宝のスイーツには最高の名器”をってことらしいな」
「不二子の狙いはそっちだろう。どうする、皿だけ取り替えてくれてやるか?」
「じげ〜ん、セコイこと言うなよ!それこそ『ルパン』の名折れでしょうが」
「ちがいねえ。ちっ!計算高い女だぜ」
「とっつあんが解凍するまえに、さくっといただいちゃいましょ!」 -
ウー!ウー!
「警報が・・!?
まさか、ドルチェが・・っ」
カチャカチャ、
『おのれ、ルパーン・・!・・・まてまてまてまて〜い・・・っ!!』
『とっつあんヨ〜!しもやけには気ィつけてなぁ〜』
「ルパン三世・・!」
ヴァン!
『・・ワタリ・・』
「L!」
『なんのさわぎです』
「申し訳ありません」
『監視カメラに映っているのは、あのルパン三世ですね。屋敷からなにか持ち出しているようです。あれは・・』
「はい。それでございますが・・」
『ワタリ、用意していたサプライズパーティーの準備が、台無しですね』
「ご存知でしたか・・」
『もう子どもではありません。誕生日パーティーなど不要です。それに、私に隠し事は通じません』
「そうでございますな」
『ワタリ』
「はい」
『・・ありがとう、ございます』
「竜崎」
『しかし、一回は一回です』
「は?」
『怪盗を気取ったコソ泥に、正義とはなにかを教えてあげましょう』
「・・・」
『私のケーキに手を出すとは・・馬鹿・・』 -
ザ、ザザ・・
『私のケーキ、返してください』
「ルパン!出たぞ・・!」
「またなの?!もう、なんとかしてよ、ルパン!これじゃあ仕事にならないわ」
「不二子殿にケーキを贈った一件から、ずっとこの『声』に邪魔をされておるな」
「だれだ〜!出てこい」
「ルパン、モニターに・・!」
『ルパン三世、返してください』
「しつこいぞ、おまえさん!なんだってこのオレにつきまとうのよ〜?」
『つきまとってはいません。私のケーキを返してくださいと、説得しているのです』
「馬鹿いうな。泥棒さんが盗んだものを返すわけがないでしょうが。つか、もう食べちゃったもんねー」
『・・そうですか、残念です』
「ルルル、ルパン!建物が揺れ始めたぞ!」
『仕掛けた爆弾を、始動させました。』
「そこまでしなくてもいいでしょが!」
『人のものを盗むのは、悪です。あのケーキは私のものです』
「あのな、爆弾を作るのも仕掛けるのも、悪いことですよ〜?」
『心外です。私は正義です』
「不二子と似たタイプだな」
「何かいったかしら」
「そやつは放っておけ、俺が脱出口を作る。そこから脱出を!」
「五エ門ちゃん、お気持ちはありがたいけど、この高さじゃ・・」
「きゃあ!ヘリコプター!?」
「ぶぁーはっはっはっ!ルパン、観念せえーいっ」
「なんなの、もう〜・・」
「下も囲まれているぞ、ルパン」
『早く逃げないと、建物が崩壊しますが・・。安心してください、あなたがた以外の避難は完了していますし、私の指示通りに動けば、死ぬことはありません』
「おいっ!どうする気だ?!」
『ですから、ケーキを返すつもりがないのでしたら、おとなしく逮捕されてください』
「おまえさん、いったい何者なんだよ〜」
『私ですか?私は・・』
ザ、ザザ・・
『L、です』
ザザザ・・ザ・・ピー・・・ -
「・・んっ・・んん、竜崎?」
「お早うございます、ライトくん」
「・・おかしいな、寝てしまったみたいだ・・」
「はい」
「首が痛いよ。ずいぶん同じ姿勢でいたみたいだね。ははっ、これじゃあお前のこと笑えない」
「そうですね」
「お前、ずっと寝てないのか?」
「少しは眠りましたよ」
「うそつけ。隈が濃くなってる。一晩中なにしてたんだ、竜崎」
「いつもどおりです。犯罪者の追跡ですよ」
「・・・」
「なんですか」
「言葉に含みを感じる」
「心外です。それとも、思い当たることがあるのですか?」
「僕は、キラじゃない」
「はい。そうですね」
「・・・っ!」
「あーっ!こらこら、ふたりともっ!!
やめてくださいよ、竜崎い〜!ライト君まで・・朝からケンカしないでくださいっ」
「おはようございます、松田さん」
「お早いですね。今日は、非番では?」
「それがですねー!聞いてくださいよ!
今朝方、大捕り物があったんですよ〜。それも、あの!ルパン三世!!
このすぐ近くのビルを、丸ごと爆発させて逮捕したそうですけど、移送中にルパンも一味も逃げちゃったらしくて、残念ですよねー。
ICPOの名物警部が陣頭指揮を執られていたそうですよっ」
「松田さんは、このビルから高みの見物をしようと、出てこられたわけですね」
「えへへ、じつはそうなんです。
わかってます!タダとはいいません。竜崎が食べたがっていたケーキ、買ってきました」
「ありがとうございます」
「松田さん、僕らは命がけの捜査をしているんです。それなのに、そういった好奇心のために捜査本部を利用するというのは・・・」
「そ、そうですよね!すいません、ライト君!僕、帰ります。ケーキ、ここに置いておきますね」
「松田さん」
「ええと、出口はこっちでしたよね!あはは・・」
「私の招待も無く、セキュリティーを破って短時間でここまで辿り着いたのは、あなたが初めてです・・・・ルパン」
「あ〜らら。バレバレだったかしら?」
「・・竜崎っ」
「これは、贖罪ですか?自首をしに?」」
「ん〜?全然。むしろ宣戦布告といったところかしら」
「ケーキで、ですか?」
「お前さんには、お似合いじゃないの。甘党さん、受け取るかい?」
「望むところです。ルパン三世」
「フフーン。ほんじゃな、名探偵!」
「ごきげんよう」
「・・竜崎、いいのか。見逃して」
「残念ながら、キラ事件で手一杯です。
私には時間がありません。でも、いずれ彼を追うのも面白いかもしれませんが」
「キラを・・捕まえような、竜崎」
「はい。でも、その前にケーキを取ってください」
「そういう奴だよ・・お前は」
「限定品、ですかね?」
「そうかもな・・」
「あれ、どうしたんですか。目つきがキラっぽいです。ひょっとして、ライトくんがキラですか」
「そうかもな・・!」
「自白をとりました」
「ばか」
――おしまい――
馬鹿はオレだ。
でも楽しかった、だはっv
観ました!
『ルパン三世vs名探偵コナン』!
じげんセンセーっ!!
それがハードボイルドー!!
さっすが次元ちゃんは元傭兵。
誤爆もオーケイ??
大活躍の不二子チャン、大好きv
感想は・・まあ・・こうなっちゃうだろーな、と(笑)。
コナンは殺人事件が多いスからね、しゃーないですね。
ルパンには、最後まで何かわからないお宝や、歴史や伝説にまつわる謎解きをやって欲しいんだけどなー。
社会風刺も織り交ぜつつ、思いっきり夢のあるやつ!(『GREEN vs RED』はぶっ飛んでて好きだ)
次回に期待しよう。
さて、麗江旅行記の片隅で楽しく展開させていただきました、今回の小話。
麗江と関係しているのは、不二子ちゃんの滞在先っつーだけなんですが。
『ドルチェ』はイタリア語です。
Lの出身地だし、ネタもヘンリー8世なんで、キングズイングリッシュで統一した方が良いかとも思いやしたが、とっつあんに「ど、どるちぇ・・?」と言って欲しかったす(笑)。「あ、あんとるめ・・?」も可。
ヘンリー8世のケーキは、ネットでみつけたイギリスに実在するお菓子です。→http://allabout.co.jp/travel/travelengland/closeup/CU20051015A/
ルパン・シリーズは、気が向いたらまたやりたいなv
旅行記は、さらに続きます。
投票くださっている皆さん、いつもスミマセン!ありがとうございます!!
元気とやる気をもらっておりますーっ。
更新は遅いですが。
そんでは、冬季限定★ひとり旅?へ続きまする〜。
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