ケロアン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
6月24日<br /><br /> 今日はケロアン周辺の調査である。昨日は公式な共同研究を行うことについてホルジュ・セドリアまで挨拶に行ったわけだが、地域ごとに管轄の機関にも挨拶に行かなければならない。正直面倒くさいことだが、これをやっておくとおかないとでは安心感は大違いである。トラブルが無くても面倒なのに,万が一トラブルがあったらいろいろ面倒なことになる。まぁ、こういった信頼関係の構築は、海外調査の基本だろう。<br /><br /> ということで、午前中はケロアンの農水関係の機関(CRDA)で調査の説明会。所長のほかに、森林局など関係する担当の局長が3人ほど出てきた。ちょっと大げさなことになってきたが、気が済むようにさせておく。ここでも留学生さんが説明をして事なきを得た。さすがは現地人である。スターリンの体格を良くしたような林業局の局長さんが調査に同行してくれるとのことなので、そのまま午後にかけて調査をすることにした。<br /><br /> 現地のことは詳しいみたいで、いろいろ説明をしてくれて大変助かった。写真撮影とサンプリングを行い、ケロアンに戻ることにした3時過ぎに遅い昼食をとる。レストランで1時間ほどゆっくり食事をしてからケロアンに戻った。<br /> <br /> 局長さんを車で送り、政府機関にも説明に回った。いろんなことが終わったころには17時を過ぎていたのでホテルに戻ってちょっと休憩し、残りわずかな時間を使ってケロアンのメディナを散策することにした。ケロアンのメディナは歴史が深いそうだ。なにしろ、イスラム教のムスクの中でも4番目に価値があり、北アフリカでもっとも大きいらしい。周辺の建物も伝統的な模様がきれいな建物が多く、観光地としても適している。<br /><br /> ぐるりと一周したところでケロアン名物のカーペット屋があった。そのカーペット屋から一回り小さいヒョードルみたいな青年が出てきて話しかけてきた。体格に似合わないピチピチのTシャツがまたいい感じで怪しい。留学生さんが話をしてくれたので、ヒョードルの目も優しくなって戦闘態勢を解いてくれたようだ。それでもってからカーペット屋に入った。店に入ると色とりどりのカーペットがぶら下がっている。奥のほうには交渉用のテーブルがあり、お客はそちらに通される。ここから先は売買のやり取りになるのだが、交渉の仕方は実にスムーズ。交渉ごとに慣れない日本人のために紹介しておく。<br /><br /> まずお茶でも飲んでということでテーブルとソファーが用意してある。お茶が出てきたところで、ノリのいい親父が登場。たたみかけるように英語で説明が始まり、それをサポートするかのように2人の兄ちゃんがあれよあれよとカーペットを広げる。20枚くらい開いたところで説明もひと段落し、「どれがよかった?」と一枚一枚見直しながら善し悪しを選別。次に選んだものだけをまた広げて、それぞれのいいところを積極的にアピール。もちろんここで渋ると何か出てくると思ったら、玄関に使えそうな小さなカーペットがついてきた。<br /><br /> 値段交渉の段階に入ると、お母ちゃんやその子どもが出てきて兄ちゃん達と一緒に購入するかどうかも決まっていないのに横で梱包を始める。親父も生活苦のことを話し始めたりして、情に訴えかけて断りづらい状況に追い込むのだろう。残念ながら、自分の場合そんなことは中国で慣れてしまっていた。<br /><br /> まぁ、有名どころのど真ん中で興味もあったことだし、留学生さんの交渉のおかげで半額以下にまで値段も下がったので、カーペットを購入することにした。購入が決まるとさすがのヒョードルも表情は柔らかくなっていたが、ピチピチのTシャツだけは威圧感が残っていた。<br /><br /> 20時半ごろにホテルの部屋に戻り、少し休憩。20時45分くらいから、またお祈りタイムを知らせる放送が始まった。このお祈りタイムは1日5回あるという。夕方のやつが一番元気よくて、やかましい。朝一にも放送はあるのだがそちらは小さい音量だった。留学生さんのお祈りが終わってから、夕食を食べにホテルから5分くらい歩いたところにあるピザ屋に行く。<br /><br /> ピザは高くても8ディナール。しかも大きさは直径35cmのラージサイズ。それに飲み物をつけてだいたい10ディナール程度だ。案の定2人では食べきれなかった。<br /><br /> 部屋に戻り夜業開始。1時間くらいしてから留学生さんも来た。<br />サンプルを処理して終わったところでだいたい0時を回っており、お互いに疲労困憊の様子が隠せない状況だったので寝ることにした。やはり暑いところでの調査は体力を使うみたいだ。気をつけなければ。

チュニジア戦記 (その3)

1いいね!

2008/06/22 - 2008/07/10

118位(同エリア144件中)

0

4

きゃわだ

きゃわださん

6月24日

 今日はケロアン周辺の調査である。昨日は公式な共同研究を行うことについてホルジュ・セドリアまで挨拶に行ったわけだが、地域ごとに管轄の機関にも挨拶に行かなければならない。正直面倒くさいことだが、これをやっておくとおかないとでは安心感は大違いである。トラブルが無くても面倒なのに,万が一トラブルがあったらいろいろ面倒なことになる。まぁ、こういった信頼関係の構築は、海外調査の基本だろう。

 ということで、午前中はケロアンの農水関係の機関(CRDA)で調査の説明会。所長のほかに、森林局など関係する担当の局長が3人ほど出てきた。ちょっと大げさなことになってきたが、気が済むようにさせておく。ここでも留学生さんが説明をして事なきを得た。さすがは現地人である。スターリンの体格を良くしたような林業局の局長さんが調査に同行してくれるとのことなので、そのまま午後にかけて調査をすることにした。

 現地のことは詳しいみたいで、いろいろ説明をしてくれて大変助かった。写真撮影とサンプリングを行い、ケロアンに戻ることにした3時過ぎに遅い昼食をとる。レストランで1時間ほどゆっくり食事をしてからケロアンに戻った。
 
 局長さんを車で送り、政府機関にも説明に回った。いろんなことが終わったころには17時を過ぎていたのでホテルに戻ってちょっと休憩し、残りわずかな時間を使ってケロアンのメディナを散策することにした。ケロアンのメディナは歴史が深いそうだ。なにしろ、イスラム教のムスクの中でも4番目に価値があり、北アフリカでもっとも大きいらしい。周辺の建物も伝統的な模様がきれいな建物が多く、観光地としても適している。

 ぐるりと一周したところでケロアン名物のカーペット屋があった。そのカーペット屋から一回り小さいヒョードルみたいな青年が出てきて話しかけてきた。体格に似合わないピチピチのTシャツがまたいい感じで怪しい。留学生さんが話をしてくれたので、ヒョードルの目も優しくなって戦闘態勢を解いてくれたようだ。それでもってからカーペット屋に入った。店に入ると色とりどりのカーペットがぶら下がっている。奥のほうには交渉用のテーブルがあり、お客はそちらに通される。ここから先は売買のやり取りになるのだが、交渉の仕方は実にスムーズ。交渉ごとに慣れない日本人のために紹介しておく。

 まずお茶でも飲んでということでテーブルとソファーが用意してある。お茶が出てきたところで、ノリのいい親父が登場。たたみかけるように英語で説明が始まり、それをサポートするかのように2人の兄ちゃんがあれよあれよとカーペットを広げる。20枚くらい開いたところで説明もひと段落し、「どれがよかった?」と一枚一枚見直しながら善し悪しを選別。次に選んだものだけをまた広げて、それぞれのいいところを積極的にアピール。もちろんここで渋ると何か出てくると思ったら、玄関に使えそうな小さなカーペットがついてきた。

 値段交渉の段階に入ると、お母ちゃんやその子どもが出てきて兄ちゃん達と一緒に購入するかどうかも決まっていないのに横で梱包を始める。親父も生活苦のことを話し始めたりして、情に訴えかけて断りづらい状況に追い込むのだろう。残念ながら、自分の場合そんなことは中国で慣れてしまっていた。

 まぁ、有名どころのど真ん中で興味もあったことだし、留学生さんの交渉のおかげで半額以下にまで値段も下がったので、カーペットを購入することにした。購入が決まるとさすがのヒョードルも表情は柔らかくなっていたが、ピチピチのTシャツだけは威圧感が残っていた。

 20時半ごろにホテルの部屋に戻り、少し休憩。20時45分くらいから、またお祈りタイムを知らせる放送が始まった。このお祈りタイムは1日5回あるという。夕方のやつが一番元気よくて、やかましい。朝一にも放送はあるのだがそちらは小さい音量だった。留学生さんのお祈りが終わってから、夕食を食べにホテルから5分くらい歩いたところにあるピザ屋に行く。

 ピザは高くても8ディナール。しかも大きさは直径35cmのラージサイズ。それに飲み物をつけてだいたい10ディナール程度だ。案の定2人では食べきれなかった。

 部屋に戻り夜業開始。1時間くらいしてから留学生さんも来た。
サンプルを処理して終わったところでだいたい0時を回っており、お互いに疲労困憊の様子が隠せない状況だったので寝ることにした。やはり暑いところでの調査は体力を使うみたいだ。気をつけなければ。

同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
レンタカー
航空会社
エールフランス
  • ケロアンのグランドモスク。世界遺産に登録されているように,結構な歴史背景があるそうな。

    ケロアンのグランドモスク。世界遺産に登録されているように,結構な歴史背景があるそうな。

  • カーペットも美術品にはいるのかな?とにかくこんな感じでお店の中はカーペットだらけでした。

    カーペットも美術品にはいるのかな?とにかくこんな感じでお店の中はカーペットだらけでした。

  • これがそのカーペット屋を外から見た様子。グランドモスクのすぐ横にあります。

    これがそのカーペット屋を外から見た様子。グランドモスクのすぐ横にあります。

  • モスクの周辺。オフシーズンのせいか人が少なくて,ゆっくり回ることが出来ました。

    モスクの周辺。オフシーズンのせいか人が少なくて,ゆっくり回ることが出来ました。

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

チュニジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
チュニジア最安 709円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

チュニジアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP