チュニジア戦記　（その７）

2008/06/22 - 2008/07/10

6月28日

　朝6時に起きる。風呂に入り、サンプルの整理をする。留学生さんは今日も調子が良くないようだ。様子を見ながら動くことにする。8時すぎから食事をとり、9時に出発した。

　今日は南部の乾燥地帯を見学して回る日程だ。まず、メドニンの市街地に向かう。けっこう大きな街だ。週に一度のマーケットとも重なっていて町の中は大賑わいだった。市街地の中にある史跡で独特の建築様式を見学する。民族衣装を試着し、勢いで一枚購入。その後、街から少し離れたところにある史跡でも見学する。

　次にマトマタという町に向かうが、途中にある集落で昼食をとることにした。この集落は山の中にあり、斜面を利用してオリーブを栽培している。

　村を一望できる位置にあるカフェで昼食をとる。ホームメイドということなので現地の人たちがいつも食べているようなものを食べさせてくれるという。ところが1時間くらい寝て待ってもまだ出てこない。お店も開けっ放しにしているし、ほんとに家で作ってくるのかもしれない。気長に待っているとようやくご主人が昼食を持ってきてくれた。

　パン、ブリック、フライドポテト、トマトと卵の炒め物だ。コーラを飲みながらいただく。ここのご主人は大学で数学を勉強していたという。仕事がないので村でカフェを経営しているという。就職についての問題はどこでも同じようだ。

　食後に店の主人と一通り話が済んだところでラクダのコーラ一気飲みを見せてもらった。面白がっているとペットボトルの水の一気飲みも見せてくれた。ラクダはコーラが好きだという。知らなかった。町で情報を収集してからを後にしてマトマタに向かう。

　マトマタの名物は地下都市だ。町自体はそれほど大きくないのだが、スターウォーズの撮影場所にもなっていたということで、観光客も多く来ていた。穴居式住居という特徴的な街並みが見どころだ。もうこの周辺の植物はほとんど変わらないと言ってもいい。組成も非常に単純でその景色がずっと続いている。

　マトマタからの帰り道は結構長い道のりになってしまったが、18時ころにジェルバ行きのフェリー乗り場に到着。またしばらく待つことになる。夕食はホテルで食べる。22時くらいまでに風呂に入ったりして休憩した。留学生さんは風邪を治すために休憩し、自分はできるだけサンプルを処理することにした。

エリア マトマタ(チュニジア)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: エールフランス

これがメドニン伝統的住居の史跡。

史跡とはいえ，一軒，一軒，お店として使っていました。

ここらへんでスターウォーズの撮影をしたんでしょう。

映画の街マトマタですからね。ハリウッドのつもりでしょう。