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6月24日<br /><br /> ホテルの食堂で朝食。パンの上に目玉焼きが乗っかっただけの、シンプルな朝食だった。昨日、計り忘れた斜面傾斜を測量して、次の調査地へ向かう。<br /><br /> 今日は、かなり遠出をすることになった。脳震盪になりそうなぐらいガンガン揺られて60kmほど行くと、ヘルレンバヤンウランという小さな村に着いた。斜面を歩いて調査地を決定し、調査枠の設定を午前中に少しした。昼はカップラーメン。調査地わきでお湯を沸かして、牛肉の缶詰から肉をとり分けて食べた。野外で食べたこともあって、結構うまかった。午後は、残りの杭打ちをして、時間の許す限りで調査をしてみた。出現種は9種で植被30%程度と、あまり植生はない。<br /><br /> 次に、スーパーサイト候補地である、バヤンウラの集落へ向かった。途中、草原の真ん中にドカンと湖ができていた。話によると、ここは保養所のような役割をしているそうだ。湖のpHは9.5とアルカリ性で、水質も少しヌルヌルした。味はわずかに塩っぽい。<br /><br /> 川を越えたところに、小さな集落があった。候補地である周辺の植生は、河川周辺以外、丈も小さく種数も少ない。集落の家畜の状況がわからないので、放牧圧による影響なのか、気候によるものなのかははっきりしない。バガノールへの帰りは、井戸を探して、水位や水のサンプル回収をしながら帰った。<br /><br /> ある井戸では、子どもが一生懸命水汲みをしていた。ここでは、生活のために子どもも働く。街に近い井戸で調査をしようとしたとき、3人の子どもが「その井戸汚いよ」と近寄ってきた。彼らに新しい井戸があると聞き、そこまで案内してもらった。彼らの家であるモンゴルゲルの横に、つい5−6日前に掘られたという、露天の新しい井戸があった。<br /><br /> 調査を始めると、家の人たちが「なんだなんだ」とやってきた。こういうところに住んでいる人たちは、非常に好奇心旺盛で、素直である。測量が終わり、T村先生がお礼にポラロイドで写真を撮ってあげると、ヨーグルトを食わせてやるからゲルにおいで、と招待された。ゲルにいくと、なんとそのゲルの屋根にソーラーパネルがついていた。なんて近代的なゲルなんだろう。<br /><br /> 薄暗いゲルの中に入って、ベッドに腰掛けた後、大きな鍋に入ったヨーグルトを、どんぶりのような茶碗に分けてもらった。どうやら発酵の途中だったらしく、ヨーグルトを食べると、舌がピリピリした。そのほか、バターやチーズを貰って、乳製品を満喫した。<br /><br /> バガノールのホテルには無事着いたが、時間が遅くなってしまい、街の食堂に酔っ払いが多くなったので、夕食もカップラーメンになった。しかも、昼と全く同じ、缶詰肉入りカップラーメン。お湯がなかなか沸かなくて、かなり腹が減ったが、2食連続のカップラーメンはかなり胃がもたれた。

モンゴル戦記(その7)

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2002/06/18 - 2002/08/14

48位(同エリア53件中)

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12

きゃわだ

きゃわださん

6月24日

 ホテルの食堂で朝食。パンの上に目玉焼きが乗っかっただけの、シンプルな朝食だった。昨日、計り忘れた斜面傾斜を測量して、次の調査地へ向かう。

 今日は、かなり遠出をすることになった。脳震盪になりそうなぐらいガンガン揺られて60kmほど行くと、ヘルレンバヤンウランという小さな村に着いた。斜面を歩いて調査地を決定し、調査枠の設定を午前中に少しした。昼はカップラーメン。調査地わきでお湯を沸かして、牛肉の缶詰から肉をとり分けて食べた。野外で食べたこともあって、結構うまかった。午後は、残りの杭打ちをして、時間の許す限りで調査をしてみた。出現種は9種で植被30%程度と、あまり植生はない。

 次に、スーパーサイト候補地である、バヤンウラの集落へ向かった。途中、草原の真ん中にドカンと湖ができていた。話によると、ここは保養所のような役割をしているそうだ。湖のpHは9.5とアルカリ性で、水質も少しヌルヌルした。味はわずかに塩っぽい。

 川を越えたところに、小さな集落があった。候補地である周辺の植生は、河川周辺以外、丈も小さく種数も少ない。集落の家畜の状況がわからないので、放牧圧による影響なのか、気候によるものなのかははっきりしない。バガノールへの帰りは、井戸を探して、水位や水のサンプル回収をしながら帰った。

 ある井戸では、子どもが一生懸命水汲みをしていた。ここでは、生活のために子どもも働く。街に近い井戸で調査をしようとしたとき、3人の子どもが「その井戸汚いよ」と近寄ってきた。彼らに新しい井戸があると聞き、そこまで案内してもらった。彼らの家であるモンゴルゲルの横に、つい5−6日前に掘られたという、露天の新しい井戸があった。

 調査を始めると、家の人たちが「なんだなんだ」とやってきた。こういうところに住んでいる人たちは、非常に好奇心旺盛で、素直である。測量が終わり、T村先生がお礼にポラロイドで写真を撮ってあげると、ヨーグルトを食わせてやるからゲルにおいで、と招待された。ゲルにいくと、なんとそのゲルの屋根にソーラーパネルがついていた。なんて近代的なゲルなんだろう。

 薄暗いゲルの中に入って、ベッドに腰掛けた後、大きな鍋に入ったヨーグルトを、どんぶりのような茶碗に分けてもらった。どうやら発酵の途中だったらしく、ヨーグルトを食べると、舌がピリピリした。そのほか、バターやチーズを貰って、乳製品を満喫した。

 バガノールのホテルには無事着いたが、時間が遅くなってしまい、街の食堂に酔っ払いが多くなったので、夕食もカップラーメンになった。しかも、昼と全く同じ、缶詰肉入りカップラーメン。お湯がなかなか沸かなくて、かなり腹が減ったが、2食連続のカップラーメンはかなり胃がもたれた。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道 レンタカー タクシー
航空会社
ミアットモンゴル航空
  • ヘルレンバヤンウランの街並み。<br />これでも立派な集落です。

    ヘルレンバヤンウランの街並み。
    これでも立派な集落です。

  • 街のあちこちには小さな子どもがウロウロ。<br />新しいお客さんには敏感に反応していました。

    街のあちこちには小さな子どもがウロウロ。
    新しいお客さんには敏感に反応していました。

  • これが雑貨屋さん。<br />とにかくここに来れば何とかなるらしい。

    これが雑貨屋さん。
    とにかくここに来れば何とかなるらしい。

  • 山の斜面。<br />岩がゴロゴロしていた。

    山の斜面。
    岩がゴロゴロしていた。

  • こんな小さな花が健気に咲いていた。<br />これはヒルガオの仲間。<br />こいつは乾燥に強い。

    こんな小さな花が健気に咲いていた。
    これはヒルガオの仲間。
    こいつは乾燥に強い。

  • これがヘルレンバヤンウランの全貌。<br />草原の中にある小さな集落がそうです。

    これがヘルレンバヤンウランの全貌。
    草原の中にある小さな集落がそうです。

  • 草原で,馬がたくさんいるなぁと思ったら,<br />そこは水飲み場かもしれません。

    草原で,馬がたくさんいるなぁと思ったら,
    そこは水飲み場かもしれません。

  • 子どもたちが一生懸命<br />水くみをしていました。

    子どもたちが一生懸命
    水くみをしていました。

  • 地面を少し掘ると水が出てくるようです。

    地面を少し掘ると水が出てくるようです。

  • 井戸をのぞき込んでいると,おじさんが出てきて,<br />「こうして使うんだ。」と模範演技。

    井戸をのぞき込んでいると,おじさんが出てきて,
    「こうして使うんだ。」と模範演技。

  • 子どもも「やにやってるんだろう。」と<br />興味津々です。

    子どもも「やにやってるんだろう。」と
    興味津々です。

  • とても協力的なよい人ばかりでした。

    とても協力的なよい人ばかりでした。

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