2007/07/10 - 2007/07/17
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TOMIKENさん
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2007年の夏に桂林を旅した。
「山は黄山に尽きる!」
「水は九寨溝に尽きる!」
「河は漓江に尽きる!」
と中国人が世界に誇る3大名所の一つが桂林だ。
2008年の秋に再び桂林に行くことを考えていたが、残念ながら仕事の都合で実現できなかった。
そんな悔しさをこめて、2007年の旅を振り返ろうと思う。
なお、掲載写真は全て再現像しています。
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空
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-
桂林へのアクセスには広州経由の国内線を利用した。
1時間弱のフライトだ。
中国を代表する観光地であるだけに両江空港には上海、北京等の主要都市からの接続が豊富ではあるが、日本からその日のうちに桂林入りするには午後便が豊富な広州が便利だ。
時間よりお金を節約したい方は広州からバスで桂林入りしてもよいだろう(約550Km)。
料金は100元程度だと思う。 -
憧れの桂林入りした翌朝、桂林観光のハイライトの「漓江下り」に向かう。
竹江船乗り場には午前9時に到着。
天気はあいにくの今にも降り出しそうな曇天だ。
7月のこの時期は湿気も高く、少し動くと汗が吹きだす。
エアコンがあるかどうか心配したが、無事にエアコン完備の遊覧船に9時30分乗船。 -
「漓江下り」とは桂林から川の流れにそって遊覧船で陽朔まで下る83キロの船旅だ。
所要時間4時間の実にゆっくりとした船旅となる。
そんな、セレブな船旅はおいらにゃむかんよ!
という御仁はバスで陽朔へ向かうのがお勧め。
こちらは1時間程度の行程だ。 -
カルスト地形独特の奇岩奇峰が連なる山水画のような風景が広がるのはまだまだ先。
冷房の効いた涼しい客室内でゆっくりと過ごすと良いだろう。
指定席のテーブルは中国人夫婦と学生ぽい日本人観光客との相席だった。 -
客室内では昼食の追加メニューの注文取りが始まっていた。
「川海老の空揚げ、美味しいよ!」
「魚のスープ、いらんかい!」
私の正面の中国人夫婦が注文。
昼飯時にご相伴にあずかったが・・まあ「漓江下り」の昼飯には期待しないほうがよい。 -
昼食前の時間。
流石に同じような風景に飽きてきたので、魚眼レンズを装着して遊んでみる。
「smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm」。
実に面白いレンズだ! -
展望デッキの風景だ。
白人バックパッカーの聖地の陽朔に向かう船だけあって白人観光客が多い。
写真撮影には展望デッキの最先端の位置に陣取るのがお勧めだ。
ここは中国。
遠慮は無用だよ。 -
残念ながら進行方向の撮影位置をゲットできない場合は最後尾もお勧めだ。
-
連れは早くも暑さと日焼けを嫌って客室から出てこない。
煙草を吸いつつ漓江の風景をまったりと眺めていると
携帯電話の着信音が突然鳴り出した。
なんと日本のお客様の部長からのお電話だ!
「○○さん、ちょっと頼みがあるんだけどなあ」
「はい▲▲部長、かしこまりました!!」
思わず携帯もってお辞儀する悲しい日本のサラリーマン・・
いぶかしい視線を向ける白人観光客・・
悲しいねえ。
漓江の上でも国際着信できてしまう時代なんだな。 -
日本の部下に作業依頼して・・
さてさて、気を取り直して写真撮影だ。 -
「漓江下り」での撮影だが、ハイライトを迎える時間は残念ながら光の具合が面白くない13時から14時頃となる。
早朝とか夕刻だったら良い写真が撮れるだろうと思うと残念でならないね。 -
そんな不満もあってか、最近は「漓江下り」ならぬ「漓江ウォーキング」を企画する旅行社もある。
漓江に沿って絶景ポイントを歩いて巡る。
いいね〜。
次回は是非チャレンジしようと決心する。 -
正午過ぎ。
漸くイメージ通りの漓江の山水画風景が眼前に広がってくる。 -
「川は漓江に尽きる」
とはこの風景だよね。 -
奇峰を魚眼で歪めてみる。
-
漓江下りハイライト風景。
-
九馬画山。
まあ、九頭の馬を見つけるのはちょいと厳しいかな? -
「漓江下り」の船旅はこんな様子。
長くて退屈と感じるか、汲めども尽きない面白さを感じるかは人によるだろう。 -
陽朔で一泊して翌朝。
漓江沿いの小さな小さな村の興坪に向かう。
バスで1時間程度の距離だ。
興坪で絶対にはずせないのがこのポイントだ。
お手元に20元紙幣があれば裏の絵と見比べて欲しい。
このポイントがまぎれもない20元紙幣の撮影場所だ。 -
興坪に来た目的の一つが、船着場のすぐ近くにある「老寨山旅館」に宿泊すること。
林克之さんと可愛い奥様のビンビン、愛息の喜多郎君の3人で経営している小さなゲストハウスだ。
水道がひかれていないので、万人にお勧めできる宿ではないが、目の前の絶景と日本人の心尽くしのサービスを受けられるので興味のある方は検討してもよいだろう。
老寨山旅館については下のホームページを参照。
http://www.laozhaishan.com/ -
船着場の周囲を散策。
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船着場の周囲を散策。
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船着場の周囲を散策。
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あまりの暑さに断念も検討したが、ここまできて老寨山に登らないわけにはいかない(とほほ)。
老寨山登山の開始だ。 -
数年前にはヒマラヤのナムチェの急坂を登りきった私だが今では悲しい程のメタボ優等生。
暑さと日頃の運動不足でバテバテになりながらも無事に頂上へ到着! -
老寨山頂上からの風景。
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老寨山頂上からの風景。
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老寨山頂上では暫し夕陽を待ったが、夕陽に染まる前に暗くなったしまった。
老寨山で夕陽を狙う際には下山の際に真っ暗になるので気をつけたほうがよいだろう。 -
林さんは毎日この老寨山を往復しているらしい。
あの元気さには到底適わないね。 -
翌日、陽朔へ戻り遇龍河での筏下りを楽しむ。
遇龍河は小さい河なので、河をとりまく奇峰を充分に満喫することができる。 -
陽朔での夜のお楽しみは「印象劉三姐」。
映画『ヒーロー』で有名な張芸謀監督による家外ショーだ。
北京オリンピックの開会式を想像して欲しい。
「印象劉三姐」の経験された方は誰しも開会式を見て
「あ!これ、印象劉三姐そのままじゃん!」
と思ったはずだ。 -
翌朝、陽朔を出発して龍脊棚田へ向かう。
桂林市内からは100km程の行程となる。
但し、暫く車を走らせるとそこから先は全て細い山道となる。
車2台がかろうじてすれ違える程度の急傾斜の山道が延々と続く。
龍脊棚田へ日帰りで行くのは避けたほうが良いと思う。
私は設備が不安だったので龍勝温泉で1泊したが、「龍勝龍背平安酒店」で宿泊するのをお勧めしたい。
龍脊棚田で良い写真を撮影したければ早朝しかないだろう。 -
棚田の撮影はやはり季節を選ぶ。
(春)春畳銀帯
(夏)夏翻緑浪
(秋)秋塁金階
(冬)冬盤蒼龍
と言われているが、やはりねらい目は春と秋だろう。
来年の秋こそはリベンジを狙いたい! -
私が行ったのは「七星伴月」と呼ばれている展望ポイント。
名前は忘れたがもう一つ展望ポイントがあるらしい。
歩き出すとすぐに駕籠屋が声をかけてくる・・
中国で駕籠屋がいる場所 = 登りがきつい場所
である。 -
この日に宿泊は龍勝温泉度假中心。
棚田からは1時間程度の距離になる。
桂林旅行の疲れをゆっくりと露天風呂(水着着用)につかって癒した。
温泉というよりは健康ランドに近い雰囲気だった。 -
翌日は龍勝から桂林市内に戻り最後の一日を過ごす。
流石に中国を代表する観光地だ。
1週間慌しく過ごしたのだが、まだまだ見所は多い。
但し、桂林観光のベストシーズンは
春(4月、5月)か 秋(9月、10月)だ。
次回はベストシーズンに来るぞ!と心に決めて桂林を後にした。
さよなら桂林、また来るけんね!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- こまちゃんさん 2008/12/23 15:54:11
- 漓江のお天気
- 漓江へ行くと、前後の日が晴れていても、その当日には曇ってしまうと言う
ジンクスを持つこまです・・・(;_;
最近では、今年の11月17日広州を出て、18日〜20日の桂林旅行のなか日、
19日に出かけてきましたが、これ又曇ってしまいました・・・(´ヘ`;
今のところ、3回出かけて3回とも曇りです。。。
その時の旅行記がまだですが、近々載せたいと思います。
陽朔に泊まらず桂林へ帰っちゃう段取りばかりでしたので、棚田へも行き
たいのですが、まだ足を伸ばせていません。
リベンジの機会が有れば、訪問してみたいですね。
こま
- TOMIKENさん からの返信 2008/12/31 10:15:22
- RE: 漓江のお天気
- > 漓江へ行くと、前後の日が晴れていても、その当日には曇ってしまうと言う
> ジンクスを持つこまです・・・(;_;
> 最近では、今年の11月17日広州を出て、18日〜20日の桂林旅行のなか日、
> 19日に出かけてきましたが、これ又曇ってしまいました・・・(´ヘ`;
> 今のところ、3回出かけて3回とも曇りです。。。
> その時の旅行記がまだですが、近々載せたいと思います。
>
> 陽朔に泊まらず桂林へ帰っちゃう段取りばかりでしたので、棚田へも行き
> たいのですが、まだ足を伸ばせていません。
> リベンジの機会が有れば、訪問してみたいですね。
>
> こま
こまちゃんさん ニーハオ
上海から帰国しました。
今回は上海〜三亜〜杭州〜上海という旅でしたが、あいかわらずの曇り男でしたね(トホホ)。
青空の中国を旅してみたいですね・・
良いお年を!
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