2008/09/26 - 2008/10/03
373位(同エリア786件中)
風神さん
ジョグジャからプランバナンへ移動。
途中、4箇所の寺院に寄ります。
しかし乗ったタクシーのドライバーが大変!
60歳代後半に見える男性ドライバー、ジョグジャでインドネシア語も入った地図を示して、寺院4箇所と目的地プランバナンのホテルを知っているかと問うと、大丈夫よく知っているとの返事。料金交渉もすぐ決着して、いざ出発。
順調と思いきや、このドライバー最初の目的地サンビ・サリ寺院の名を5回も6回も小声でつぶやき、一生懸命頭に刻み込んでいる様子。
しかしすぐ忘れてしまい5分もすると、私にどこに行くんだ?と聞いてきます。地図を渡しても彼は地図を見るためには、メガネをかけなければなりません。メガネをかけると運転ができないのです(遠近両用でないから)。そのメガネを乗っている自分の車の中で「なくす」んです。一度停車して地図を見て、再出発の時はメガネをはずし、その時々に適当な場所に置きます。胸ポケットかダッシュボードかシートの脇か・・・
私は助手席に移り、あそこの人に道を聞け、とか、もうじき左折だから減速しろとか指図します。素直に聞いてくれるのですが、反応があまりに遅く、何度も曲がるポイントを通過!
ソロ街道は片側2車線以上の大幹線道路、中央分離帯があり、一度左折場所を過ぎてしまうと、ずっと先まで行って中央分離帯が切れる所でUターン、ずっと大きく戻ってまた逆方向にUターン、また左折にチャレンジしなければなりません。それを4回やりました。
ついに彼は記憶・思考が混乱、パニック状態に。
出発地のジョグジャを目的地と勘違いしてソロ街道を逆走!戻ろうとする始末(と言っても反対車線を逆走した訳ではなく、逆方向に向かったと言うだけですが)。
おそらく、彼はジョグジャの街中は何十年も走って目的地と道順は身体で覚えていてあまり問題無いのでしょう。あるいはジョグジャとソロ間の幹線道路を使った単純な往復ならいいのかも知れません。
しかしソロ街道の左右に点在する経由地4箇所によってからプランバナンのホテルへ・・・は彼には難しすぎる課題でした。
たぶん、スムーズに走った場合の2倍くらいの距離を走ったと思います。彼は着いたホテルのロビーに座りこんで休憩していました。
お互い出来ないことは初めから出来ないと正直に言いましょう!(おそらく彼は可能・不可能の自己判断も出来なくなっているのだと思います)。
それにしてもお互いご苦労さん。
表紙は4箇所目、プランバナン史跡公園の北東にあるプラオサン寺院南堂です。
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一箇所目、サンビ・サリ寺院です。
この寺院、地中に埋もれていたのを農夫が偶然発見し、発掘につながったと言うことになっています。
それで掘り下げた状態です。
修復も終わっているようで綺麗に整備され、気持ちの良い遺跡です。
気持ちが良いと言えば、管理人の男性も好印象でした。ゲートを入る時「お布施を」と言うので、「いくら?」と聞くと「気持ちで」と。お布施ですから当然です。無意味なことを聞いたものです。50ルピア出すといかにも納得顔で「ありがとう、ありがとう」とニコニコ。終始笑顔で柔らかい雰囲気の人でした。 -
正面に回りました。
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何十段かの階段を下り、元の地面に立っています。
おそらく火山灰や土石流に埋まる前の地面です。 -
左斜め前から。
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真後ろです。
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右側面。
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本堂に入ってみます。
階段の下部左右の装飾、ジョグジャ周辺では多いですね。 -
最後の門です。
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中はシンプルな1室構造で、これ以外に像などはありませんでした。
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ここからは2箇所目、ソロ街道南側にあるカラサン寺院です。
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カラサン寺院は、778年の建立。
その後、改築が重ねられ、当初の仏教寺院としての性格が、ヒンドゥー教的性格に変化していったと考えられています。 -
正面入り口。
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正面入り口の上部。
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入り口左上のレリーフ。
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その拡大。
仏教的とは言えませんが、インドのヒンドゥーを思い浮かべると全然違います。 -
中です。
主祭壇はかなり崩れています。
像や装飾的なものは残っていません。 -
左側面の小ドームのような構造は、完全に崩れ中が剥き出しです。
崩れた階段は崖のようになっています。 -
そこを登って、真上を見上げると、四角錐状の高い天井だったことがわかります。
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真後ろからです。
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左によって、真後ろと右側面を見ています。
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ここからは3箇所目、サリ寺院です。
9世紀前半に建立された仏教寺院です。
この写真は前面を右寄りから撮っています。
正面の階段を上って中に入ることが出来ます。
直方体のどっしりした造りです。
正面から見ると間口の広さに圧倒されますが、 -
真横から見ると、かなりの奥行きであることがわかります。
基壇もかなりの高さがあります。 -
右側面と背面です。
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壁面の13個の窓と、
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外壁のほとんど全面を覆っている菩薩像のレリーフが、この寺院の特性、つまり豪華な装飾性を如実に示しています。
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白っぽく見えるところは、漆喰の名残です。
この寺院は、管理人用の小さなボックスはありますが、長らく使用している様子はなく、寺院そのものの傷みも目立ちます。 -
しかし建物全体の風格やこの地域では珍しい斬新なデザイン、レリーフの素晴らしさは群を抜いていると思います。
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左側面と背面です。
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階段を上って中に入ってみます。
一階は三室構造の立派な造りです。 -
向かって左側の部屋です。
この棚状のものは、建物の規模から見て、像の置き場所としては小さすぎます。少なくとも主たる像の置き場所としては高さも足りません。
しかしアーチ状の装飾の左右基部は綺麗なレリーフがあります。 -
これです。
かなり暗いところなのでフラッシュを焚きました。
そのためにベタ光線になって、レリーフの立体感が死んでしまいました。
画面右下部の鳩の様な鳥のレリーフは良くわかると思います。 -
こちらの写真では、左下の鳥が良くわかります。
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これも同じ部屋の同じような棚状の場所です。
基部のレリーフは全部違うデザインで、どれも力作です。 -
天井です。
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寺院のすぐそばに民家があり、寺院の境内のような所に現役の井戸がありました。
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ここからは最後の4箇所目、プラオサン寺院です。
プラオサン寺院は、9世紀中ごろに建立された仏教寺院で、 -
大きな建築としては、画面奥の北堂と手前の南堂が残っています。
南堂は高さ高さ22mあります。 -
守護神クベラ、
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門の手前、参道を挟んで1対置かれています。
膝を立てている脚は左右違っています。 -
南堂の左側面を見ています。かなりの奥行きで、間口とあまり変わりません。
北堂との間にある小祠が写っています。 -
累々と石材の山が続いています。
山ひとつが祠一基分です。よく見るとひとつずつ基壇があります。
全部そろっていたら、全然違った眺め、雰囲気になると思います。 -
北堂の正面。
参道は東西方向で、この写真は東向きです。 -
北堂も、南堂と大体同じ規模、構造のようです。
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北堂の後ろには小さな祠が並んでいます。
元々堂の周りをぐるりと囲んでいたのだと思います。 -
門をくぐり、中から西方向(外側)を見ています。
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門の向こうにクベラが見えています。
その先はすぐフェンスですが、本来はもっとずっと先まで参道が続いていたのだと思います。
概ねボロブドゥールの方向です。 -
南堂右側面です。
レリーフが残っていますが、 -
率直に言って、かなりラフな修復です。
自然石を刻んで合わせるのではなく、
コンクリートで適当に埋めている部分もあります。 -
こちらも左下の壷のような物は、
左半分が失われ、そこは平らな石材をはめています。 -
このデザインは、ラオスの寺院やアンコールワットに見れるデザインと一脈通ずる印象を受けます。
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南堂に入ってみます。
間口は狭くても奥行きのある3室からなる構造です。
サリ寺院と基本的に同じ構造(間取り)です。
しかしここプラオサン寺院ではそれぞれの室に、1対の像が安置されています。中央にはやや高い台座があり、本来釈迦三尊像のスタイルだったと思われます。
また像が全くのオリジナルかどうかもわかりません。 -
このように3室とも、
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同じ状態です。
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内壁のレリーフは「方広大荘厳経」に基づく仏教説話で、ボロブドゥール第一回廊主壁と全く同じ題材です。ボロブの旅行記のURLを貼っておきます。
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/lrg/14/75/50/lrg_14755017.jpg?20081026080441
緻密さはボロブドゥールのレリーフに劣るかもしれませんが、ボロブドゥールのように一定のフレームに収めなければならないと言う制約が緩やかな分、表現がおおらかな気もします。 -
これもそうですね。
修行するブッダとその弟子だと思います。
ボロブのレリーフで言えばこのあたりだと思います。
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/lrg/14/74/94/lrg_14749401.jpg?20081026220022 -
ひとつの部屋全体の感じは大体こんなものです。
天井は例にもれず、大変高いです。 -
とにかく今日の宿泊地
ポリエ・デファタ・リゾートに到着です。 -
早速部屋から、プランバナン史跡公園内の
ロロ・ジョングラン寺院をパチリ。
一休みして、史跡公園に向かいます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- シンバさん 2008/12/16 16:58:54
- 自分の旅。
- 風神さん こんにちは♪
最初の寺院は、サンビ・サリ寺院と言うのですねー。
私、2年ほど前、家族でここへ行きました〜!
って、自分以外は車の中で涼んでいましたが。
ガイドさんに連れていってもらったから、名前も覚えていませんでした。
やはり、自分で旅を計画するのっていいですよね。
ドライバーが認知症でも、そらがまたいい思い出になりますよね!
当時、大地震後の修復中で、ブランナン寺院は柵越しの見学でした。
とても、素敵な写真とご丁寧な説明で、とても興味深く拝見させていただきました。
しんば
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