![2008/08/22~8/31:5日目(8/26)<br /><br />ロット川沿いの高さ100mの切り立った断崖に建つその村は、<br />フランスの最も美しい村の中でも常に上位の人気を誇る。<br /><br />サン・シル・ラポピー(St-Cirq Lapopie)<br />聖職者St-Cirqと13世紀の領主Lapopie家から生まれた村名<br />名前の響きも美しい。<br /><br />レストラン、土産物屋、アトリエが並び、多くの観光客が<br />行き交う平和で長閑な美しい村<br /><br />しかし単に美しいだけでは記憶に残らない。やはりここも<br />過去の歴史を乗り越えてきた美しい村](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/29/03/650x_10290323.jpg?updated_at=1449743383)
2008/08/26 - 2008/08/26
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ももであさん
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2008/08/22~8/31:5日目(8/26)
ロット川沿いの高さ100mの切り立った断崖に建つその村は、
フランスの最も美しい村の中でも常に上位の人気を誇る。
サン・シル・ラポピー(St-Cirq Lapopie)
聖職者St-Cirqと13世紀の領主Lapopie家から生まれた村名
名前の響きも美しい。
レストラン、土産物屋、アトリエが並び、多くの観光客が
行き交う平和で長閑な美しい村
しかし単に美しいだけでは記憶に残らない。やはりここも
過去の歴史を乗り越えてきた美しい村
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
-
コンクから100キロ以上
我ながら何とも効率の悪い今日のルート
それでも見逃すわけにはいかない。。
サン・シル・ラポピーの南東側台地からアクセス
するというちょっと斬新なアプローチ
サン・シル・ラポピーは人気の観光地
ついに有料駐車場のお世話になる。 -
高台にある駐車場を下ると前方に小高い丘
多くの観光客が上っているのが見える。
もはや形がないラポピー家の城塞跡
“夏草や兵どもが夢の跡”そんな気分 -
車も多いが、ここはバイク族も多かった。
人気の高さが伺える。
大型バイクの殆どは日本製
タンク全体を本革で覆いカスタマイズ
新しいバイクが欲しくなる。 -
美しいアトリエ
多くのアーティストを惹きつける村
画家アンリ・マルタン、文学者アンドレ・ブルトン
この村を復興させたのも彼らの力
日本人では藤田嗣治、笹倉鉄平らがサン・シル
を題材にした絵を描く。 -
アトリエの木陰で休憩中のワンコ
北海道北部に相当する緯度とは言え、まだまだ
日差しの強い一日だった。 -
13世紀には、近辺をラポピー家、グルドン家、
カルダヤック家、カステルノー家が支配する。
そして十字軍をきっかけに勢力争い。
写真はラポピー家の城塞跡
城はルイ11世に一部取り壊され、ユグノー戦争
でアンリ4世に壊滅される。 -
フランスの最も美しい村の中では、結構観光地化
された部類に入る。
しかし景観を乱さないのが村の掟
決して嫌みな雰囲気にはならない -
古いブドウの絞り器
コロンジュ・ラ・ルージュの記憶が蘇る
のんびりした雰囲気が漂う -
村のレストラン
やはりこの近辺ではフォアグラ、トリュフ、
赤ワインが人気
観光地だけにやや高めか -
ロット川を眺めるおやぢさん達
昔もこうやって通行する船を監視していたのだ
ろうか?
敵が攻めてきても良く見渡せる。 -
ロット川の静かな流れ
中世にはワイン、スパイス、麻などを運ぶ船から
通行料を取ることで村は潤った。いい商売。 -
何とも美しい長閑な風景
村自体も美しいが、負けず劣らずそのロケーション
が素晴らしい。
中世には政権争いがあったことが信じがたい。 -
城塞跡付近で見かけたキリスト像
村全体を見渡せる場所
サン・シル・ラポピーはカトリックを貫いたが、
プロテスタントの手に落ちた隣接のカルダヤック
と対立した歴史がある。 -
サン・シール教会
遠くからでも良く目立つ
12世紀にロマネスク様式の教会として建てられ
1522年にはゴシック様式に改築される。 -
この村には芸術家も移り住んでいるという。
美しい村から眺める美しい眺め
創作意欲も駆り立てられるか -
城塞跡から見たサン・シル・ラポピーの家並み
電柱、アンテナ、ケーブル類は一切無い
雨戸や窓枠を塗り替えることも禁止
美しい家並みは保たれるが、歴史的文化財に指定
されるのも大変 -
村の中心ソンブラル広場から、城砦跡までは
ちょっとした登り。
美しい眺めを一目見ようと、多くの観光客が
崖の上を目指す。 -
りっぱな登山家
頑張れ、あともう少し! -
青空に映えるサン・シル教会
全く同じ景色を中世の人々も見たはず。 -
こんなに細い石壁の細道
中世には村の周囲は石壁が張り巡らされ、東西
2つの門からのみ出入りしていた。 -
これが日本ならば、紅葉時期の京都みたいに
大変な人だかりになりそうな美しい村
交通の不便さと、村人の努力で俗化を免れている。 -
一人急ぎ足で村を散策するワンコ
ワンコやニャンコに美しい村はどうか?
どうせ住むならやっぱりこんな村が良いかな -
ケルシー産のライムストーンで造られた古い家
現在でもゴシック様式の家や木組みの家が残る。 -
日時計
15:45なのだが、ちょっと無理があるか。
でもそんなアバウトなゆったりした時間の流れが
似合う村 -
ロット川沿いからは断崖絶壁にそびえ立つ教会
も、ここからはごく普通に見える -
シンプルながら美しいステンドグラス
教会天井や壁には、12世紀のフレスコ画が少しだけ
残る。 -
人が近づけない場所でスヤスヤ眠るニャンコ
気持ちよさそうで何だか羨ましく思えた -
サン・シル・ラポピーは百年戦争後、ルイ11世の
時代から木工職人が活躍し村が繁栄した。
フランス革命までは翻弄されたものの、世界大戦
時には難を逃れ、今の風景が残る。 -
何だか油絵のようなワンコ
もうちょっとレスポンスしてよ。。 -
小さなアトリエ内の小窓
センス良くゼラニウムの鉢植えが飾られる -
石垣、石畳に清々しい緑の木漏れ日溢れる細道
サン・シル・ラポピーは坂の多い村
でもこんな小道なら疲れも吹き飛ぶ -
絵になる長閑な小道
リタイヤした人達が移り住み、のんびり過ごしたく
なる気持ちも分かる気がする。
でもそれまではあくせく飛び回ろう! -
駐車場前では、料金を精算する人でちょっとした渋滞
日本と違い料金を先に支払ってから車に乗り込む。 -
お次はD42経由でブリュニケルを目指す
最後に見晴らしの良い場所から再びサン・シル・
ラポピーを眺めることに。 -
断崖絶壁の渓谷に建つサン・シル・ラポピー
船に乗りカオールからワインを運んだ中世の人達
にはどんな風に映ったことだろう。
今も昔も美しい村 -
行こう、次の場所へ
ガイドブックにない観光スポット、泊まりたい郊外
の宿、地元密着型のレストラン
“是非行ってみたい”って場所がある。
機動力と時間に左右されない自由な旅を求めると、
やはり車は便利な移動手段
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この旅行記へのコメント (7)
-
- kuritchiさん 2011/01/16 18:52:15
- お疲れ様のドライブ旅♪
- ももであさん、また又こんばんは^^
今日は、サン・シル・ラポピーまでお邪魔しました^^
このサン・シル・ラポピー村は、うって変って賑やかで綺麗な村ですね〜♪
コンクから100キロ!の旅(@。@;
この日のドライブは本当にお疲れ様でした!!
ロット川沿いの高さ100mの切り立った断崖の上に佇む赤い屋根の家々が美しい村…。
高台?断崖からの眺めも素晴らしい♪
高低差のある街並みに、心惹かれる小道の数々。。。
過去の歴史があったなんて考えられないくらいに、長閑で美しい村ですね〜
こんな村で何も考えずに、ぼぉ〜っと一日過ごしてみたいです♪
kuritchi
- ももであさん からの返信 2011/01/18 23:04:31
- RE: お疲れ様のドライブ旅♪
- kuritchiさん
サン・シル・ラポピー。
コンクからここへ来ると、そのギャップに戸惑います。
どちらも甲乙付け難い人気の村。
しかしこちらは華やかで、より観光地化されています。
150村以上登録されている「最も美しい村」は、どこも個性的
だからこそ全体でみてより素晴らしく感じるのだと思います。
フィジャック編でも書きましたが、この日のスケジュールは
無茶苦茶。ロカマドゥール、コンク、サン・シル・ラポピー
そしてコルド・シュル・シエル。
どこも一泊以上しておかしくないところを、たった一日で465km
も走りつつの、にわか観光
リタイヤしてから再訪し、ぼぉ〜っと一日過ごしてみたいです♪
ももであ
-
- kumさん 2009/05/30 17:36:34
- 充実したドライブ旅行ですね
- ももであさん、はじめまして
フランスの一連のドライブ旅行記を拝見しています。
3月に私もレンタカーしてピレネーの山中とミディ・ピレネー地方あたりを1週間ドライブする予定だったのですよ。パリに到着早々にスリにあったので泣く泣くキャンセルしましたが。ももであさんの旅行記を拝見すると、やはりここら辺の小さな町・村はどこも趣がありますね。
せっかく色々調べたこともあり、夏に時間があればリベンジしようと思います。
また立ち寄らせていただきますので、これからもよろしくお願いします♪
kum
- ももであさん からの返信 2009/05/31 09:53:21
- RE: 充実したドライブ旅行ですね
- kumさん
ボードレールのタイトルに、何気に立ち寄ってみると…
本当に憂鬱な事件でしたね。
憎たらしいほどの青空と、美しすぎる夕焼け。
他の人とは随分と違ったパリを目にしたことでしょう。
この時が、ピレネー方面をドライブ予定だったんですね。
二度驚きです。リベンジしかないですね。
8年前初めてのフランスでプロヴァンスを走りました。
この時も素晴らしいと感激しましたが、リムーザンやミディ・
ピレネーは、さらに満足できたように思います。
走ってみてください!バスク地方は僕もとても興味があります。
いつかブログで紹介されるのを楽しみに待っています。
ももであ
-
- パルファンさん 2009/01/15 18:40:03
- 怖そうなところ
- こんばんは ももであさん、
車はシトロエン、ディーゼルのピカサ、マニアル車だったんですね。
パルファンはアルザスのドライブの時は、同じピカサのオートマの方でした。
オートマの方がチョイスは少なく且つコストがかかるのですが・・
左ハンドルを乗りこなそうと思うと・・
この辺の界隈は、高低差があり、かつカーブも多く大変でしたか?
写真を見ると、かなり怖そうな所のように見えるのですが・・
でも、南仏のドライブの時も、エズの写真をみ、やはり
海から切り立った崖っぷちを走るのかと思ったら、
そうじゃなく立派な道がありましたし・・
やはり、走った方にお聞きできるのが一番ですね。
カーナビはないし、助手席の伴侶がミシュランと首っきりで指示を出すのですが、
ももであさんは全てご自分で地図をみ、判断し、運転ですか?
ちょっと旅行記からそれましたね。
また、おじゃましに来ますのでヨロシク♪
- ももであさん からの返信 2009/01/15 20:33:43
- RE: 怖そうなところ
- パルファンさん
パルファンさんもシトロエン・ピカソですか。奇遇ですね。
僕は日本でもマニュアルしか乗ってないので、ヨーロッパでも
いつもマニュアル車です。でも初めてアムステルダムでマニュアル車に
乗った時は、最初の30分とはいえ、やっぱり相当大変でした。
慣れない右手でシフト操作すると、他のことに集中出来ないんですよね。
今でこそ右も左も全く違和感ありませんが。
リムーザンに怖いところはありませんよ。丘の上に立つ村も、どこも
なだらかな上り・下りでした。特に狭い道もありませんでしたし。
2,800キロ走りましたが、気になるところはありませんでしたね。
アルザスやエズを走られた方なら、全然平気だと思います。
僕もケチってカーナビは使いません。毎朝走り出す前に地図を読んで
ポイントのみイメージトレーニングです。後は家内にナビゲーターに
なってもらいます。(いつも騙されないようにしてますが、道を間違う
とすぐに喧嘩になります。パルファンさんはどうですか?)
知らない道を走るのが、兎に角好きでワクワクします。
是非行ってみて下さいね。
ももであ
- パルファンさん からの返信 2009/01/15 22:59:56
- RE: RE: 怖そうなところ
- こんばんは〜
旅行記も、とっても楽しめ参考になりますが、
今回のような旅行にまつわるお話しをお聞きできるのも嬉しいですね。
6,7年前までは、絶対マニュアル車だけだったのが、オートマに慣れると
海外は特に楽で・・
ま、若い男性はちょっと乗ったら直ぐに慣れるでしょうからいいですよー
今は右も、左も苦にならない、なんて!
ナビゲータとの喧嘩は頻繁・・
昔はナビゲータも若く勘がよかったのですが、最近は双方年齢で・・
いつまでドライブできるかなぁってところです。
リムーザン地方は、ドライブできる年齢の内に・・が合言葉で・・
そして、その地がなだらかな上り、下りとお聞きし、とっても安心しました(^_^.)
遅くなりましたがアルザスの投票ありがとうございました。
また、おじゃましにきます。
パルファン
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