2007/07/17 - 2007/07
1417位(同エリア1805件中)
naboさん
母と妹との女3人旅行で初めてのロシア
誕生日をサンクトペテルブルグにて迎えました。
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
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空港にて保険の手続きだとか両替だとかを済ませました。
ロシアはカード類が使えないようなのでとりあえずドルに両替です。(ちなみに、2005年7月現在、トラベラーズチェックも使えません)
現地時間の17:30頃、モスクワ空港に到着しました。
国内線に乗り換えサンクトペテルブルグへ。
荷物が出て来るターンテーブルの上に猫が2匹寄り添って寝ていました。 -
現地ガイドさんも合流し、でっかい観光バスに乗せられて、今日の所は郊外のホテルに直行です。
もう21時だというのにまだまだ陽は沈みません。 -
二日目
郊外のエカテリーナ
宮殿に向かいます。
途中、凱旋門が見えました。 -
到着と同時に門の前に並びますが 早めに来たというのに既に行列が…。
ロシアは6〜9月しか旅行シーズンがないに等しいらしく、この時期めがけて観光客が世界中から押し寄せるということで、どこに行っても混雑しているそうです。
フェンス越しの宮殿…っていうか、宮殿のフェンス。 -
フェンスから覗くとこんな感じ。
カラーリングのせいか、ゴージャスなのにどことなくカワイイ感じです。 -
中に入ると金ぴかでした。
これははいって2つ目の、大きなペチカのあるお部屋。 -
3つ目のお部屋は面積846m2、全長47mと体育館並みの大広間です。
見学ルートが何パターンかあるのでしょうか、行列の向きが違うご一行様(左)も。 -
大階段の壁には、東洋の陶器が飾られていました。
当時、東洋のものは貴重でしたから、これも権力の象徴の一つなんでしょう。
このあたりは地震が無いらしく、中に砂を入れてフツーに置いてあるだけなんだそうです。 -
いくつもある食堂のうちの一つで、これは緑の食堂と呼ばれる食堂です。
装飾のテーマは葡萄??
ところで、この宮殿には、最近修復が終わったばかりの「琥珀の間」がありますが、 残念ながら撮影禁止。
ホントに壁一面にビッチリ琥珀が張り付いていて圧巻でしたよ〜。
かの、エカテリーナ二世がいつまでも若々しくいられたのはこの部屋のおかげではないかとも言われているそうです。
琥珀は若返りのオーラを発しているんでしょうかね?? -
ヨーロッパの宮殿は、庭の美しさも競い合っていたので 庭も綺麗で、広いです。
でも、ベルサイユ宮殿みたいに果てしなく続く…というほどではありませんでした。 -
バスに戻るために歩いて行くと、何件もお土産屋台が並んでるエリアがあって、そこで、こんなかわいい奴を見つけました。
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午後は市内観光です。
ご飯を食べた我々は、バスに乗って街中のイサク広場に移動しました。
ここはロータリーみたいな感じになっていて、真ん中にニコライ一世の馬上像があります。 -
道路を挟んだ向かい側の公園の中に、聖イサク寺院があります。
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続いては、イサク聖堂の裏にあるデカプリスト広場(元老院広場)というところに行きました。
木立の中を抜けると視界が開け、正面はかの大ネヴァ川です。
ネヴァ川を臨む格好で、ビョートル大帝の「聖堂の騎士像」があります。この像を建てたのは本人ではなく、エカテリーナ2世です。
サンクト・ペテルブルグを作ったピョートル大帝の指し示す方角は、当時宿敵であったフィンランドの方向なんだそうです。
この広場の直ぐ近くに結婚式をするところがあるので、記念写真を撮る花嫁花婿の姿が、いつでも見られるところだそうで、この日も何組かの新婚さんが記念撮影をしていました。 -
次は、ネヴァ川を超えて、サンクト・ペテルブルグ発祥の地でもあるペトロパヴロフスク要塞の脇を通り、巡洋艦オーロラを観に行きました。もちろん外から見るだけですが…。
中は、海軍中央博物館の分館として使われています。
ロシア革命の時は、冬宮(対岸のエルミタージュ)へ向けて革命始まりの合図の発砲を行った船だそうです。 -
その後、ツアーのお約束であるお土産屋さんに連れて行かれホテルに帰りました。
せっかくだからホテルの部屋も撮ってみました。
「プリバルチスカヤ」というホテルです。 -
ホテルでの夕食後、ホテル内にあるお土産屋さんを軽くのぞいた後、歩いて15分くらいのところにあるという24時間営業のスーパーに出掛けたあと、部屋にもどり昼間買ったロシアのビールで乾杯しました。
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三日目
町の中心にあるエルミタージュ国立美術館からスタートです。
言わずと知れた、世界三大美術館の一つに数えられる有名な美術館です。
実はこれでようやっと、世界三大美術館制覇なのです!
初めてルーブルを訪れてから、早22年がたっています。
これは宮殿側から手前の宮殿広場を見たところです。
建物の手前にびっしりと観光バスが並んでいます。
右手にたっているのは「アレクサンドルの円柱」とかいうものです。 -
20〜30分並んでいたでしょうか、列が進み、少しずつ入り口に近づいて行くと…、ここにもやっぱりいました。
後で知った事ですが、この美術館には90匹ほど猫がいて、すべてに名前が付けられているそうです。
それを知る事となったテレビ番組に、この猫も登場していました。
もともと、ねずみを捕るために買われていたそうですが、今でも、職員みんなでお金を出し合ってエサや薬を買って面倒をみているそうです。 -
ゴーギャンとかマチスとかセザンヌ、とかレオナルドダヴィンチとか、ピカソやゴッホ、私が一番観たかったレンブラントまで、まぁ、あるはあるは、有名どころがズラ〜りです。
そしてここのホールにはこれまた有名なイギリス製の「パヴリン(孔雀座)」というからくり時計があります。
これも、是非本物を観たかったのモノの一つですけど、現在は1週間に1度にしか動かしていないとかで、動いているところは観る事が出来ませんでした。
動いているのを一度テレビで観た事がありますが、、孔雀の羽が広がり、首なんかも実にしなやかに動き、かなり迫力があります。
そして隣にいる鶏が上を向いて鳴きます 。 -
エカテリーナ2世が、憧れのバチカンにあるラファエロの廻廊のコピーを宮殿内に作らせた「ラファエルの回廊」。
女帝はドイツからロシアに嫁いでから1度もロシアの領土を離れる事が出来なかったので、自分の宮殿にレプリカを作ってしまったのだとか。 -
宮殿見学の後昼食を食べ、サンクト・ペテルブルグのメイン通り「ネフスキー大通り」で自由行動です。
たった1時間やそこらですけど、サンクト・ペテルブルグ唯一の市街地での自由時間。
移動のバスの中から、マック発見。
日本のマックとは雰囲気が全然違います。 -
自由時間は行く当てもなく…というわけにも行かないので、とりあえず、メジャーなのに観光に入っていない「カザン聖堂」に行ってみる事にしました。
たしか、エカテリーナ2世の結婚式なんかはここで行われたような気がするのですけど…。(中は撮影禁止)
その後はデパートでトイレを借り、スーパーでお買い物。 -
自由時間の後は、サンクト・ペテルブルグに網の目のように流れている運河のクルーズです。
運河沿いには結構可愛い建物が沢山並んでいて、なんだか良く解らないので、歴史的に有名な建造物であるかよりも「あ! あれ、かわいー!」というような感じで写真を撮っておりました。
これは、写真の順番から言って、たぶん、ストロガノフ宮殿だったと思います。
あの、ビーフストロガノフのストロガノフです。
料理を考案し た人の名前だったんですね。 -
次は、有名なスパス・ナ・クラヴィー聖堂(外から観るだけ)です。
過去に惨劇のあった所に建てられたので。別名「血の教会」というそうです。
予定ではバスの車窓から見るだけだったのですが、ガイドさんの計らいで、前まで行ってもらえる事になったのでした。
(もしかしたら、ツアーの誰かがリクエストしてくれたのかもしれません) -
まだ明るいと言うのに時刻は夜なんです。
夕飯のメインは「キエフ風カツレツ」 -
夕食をとってまた郊外のホテルまでバスにゆられて戻ります。
帰りのバスの中から見た、ネヴァ川越しのエルミタージュ(「冬の宮殿」)。 -
今夜はホテルの裏にあるというフィンランド湾に行ってみる事にしました。
でも、23時くらいにやっと日が暮れる7月のサンクト・ペテルブルグ。
夕日を見るにはまだまだ時間が早いので、ホテルのお土産SHOPを一軒一軒ていねいに物色して時間をつぶしました。
やっと21時をまわり、ぶらぶらと歩いて海に向かいます。
せっかくなので、波打ち際に降り、フィンランド湾に浸かってみました。
(室内用にと持って行ったビーサンを履いて行ったのです)
水はちょっと冷たい感じでしたが、泳いでいる人もいました。
後ろの陸地はフィンランドへ続いています。
せっかくなので、お店に入って(といっても席は外)、ビールを飲みながら夕暮れを満喫致しました。
一応、店舗があるんですけど、トイレ(有料)を借りに行ったら、10ルーブルと引き換えに鍵を渡されて、行き着いた先は屋外の簡易トイレ。嫌な予感がしましたが背に腹は代えられないので、南京錠を空けて中に入ると、もう、悪臭で倒れそうでした。(:_;)
ここの人達が日本の海の家を見たら、感激で涙を流すのではないかと思うほどです。(中国の、ドアのないトイレの方が数倍マシでしょう。あるいはインドの野○ソの方がまだ…。)
まぁ、短い夏の間しか使わないから、大して重要視していないのだとは思いますが、日本の海の家だってほんの2ヶ月くらいのためにあれだけ設備を整えているのですから、是非参考にしてもらいたいものです。 -
気を取り直し、席に戻ってまたビールを飲みながら、夕日を眺めました。
時刻は23時近かったと思います。
途中、海は刻々と彩りを変えて行きました。
辺り一面、今まで見た事もないような淡いペールトーンのグラデーションに包まれた時は、さすがに感動しました。 -
上の写真の直後には、もうこんな感じに戻っているのです。
が、また少しするとペールトーンに包まれ。また直ぐ戻る…というのが2回ほどくりかえされ
ようやく水平線に日が沈みました。 -
四日目
早くもサンクト・ペテルブルグ最終日です。
エルミタージュ裏のネヴァ川から高速船に乗り、約40分。
フィンランド湾に出て、ペトロドヴァレェツの船着き場に到着しました。
そして、ちょっと歩くとピョートル大帝の夏の離宮です。
ここは噴水が有名。 -
でも入ってみればやっぱり金ぴかで、建物も立派です。
-
デカい部屋に、ツァーリの玉座がありました。
後ろには、有名な、エカテリーナ二世が即位してオラニンバウムへ凱旋する時の絵がかかっていました。
本物見れてちょっと嬉しい。 -
いくつかある食堂の一つ「白の食堂」と呼ばれている食堂です。
シャンデリアも立派。食器は女帝特注のウェッジウッドだそうで…。 -
で、こちらは「ソファの間」
女帝が愛人(ボチョムキンか?)とくつろいだと言われるお部屋だそうです。
よく見えないかもしれませんが、壁布はオリエンタルな柄です。
左側の飾壷は1756年のロシア製。 -
こちらは、化粧室。
壁の肖像画は女帝エリザベータ。 -
こちらは「女帝の書斎」
フランス製の時計などの調度品もありました。
エカテリーナの息子、パーヴェル一世の肖像画も描けてあります。 -
そしてこちらは「大きな青の客間」
こちらの食器は、ペテルブルグ皇室磁器工場で作られたロシア製です。
ここにも、エカテリーナ二世の肖像画がかかっていました。 -
この部屋は「ピョートル大帝の書斎」で壁は彼の好きだった樫材です。
主の部屋が一番シンプルでした。 -
そしてまた、正面の大カスケードの上に出てきました。
欄干から大カスケードを見下ろすとこんな感じ。
朝、船着き場から歩いて来た並木道が見えます。 -
中野あとは庭の噴水です。
もういっぱいあってわけがわかりませんが…。
たとえばこれなんかは、「太陽の噴水」という名前がついています。
真ん中の太陽がまわりながら噴水してます。
電気とかないのに…スゴいです。 -
なつの離宮のあとはすぐ近くのレストランでランチ。
メインはロシア風串焼き「シャシリク」でした。 -
バスに戻るついでに「上庭園」 の方をまわります。
やっぱり噴水があります。
ネプチューンの像が建っているので「ネプチューンの噴水」
上庭園は宮殿本館の前庭で、その昔は畑などもあって食材などを栽培していたそうです。
本日の観光もこれで終了し、バスに乗って空港へ向かいます。
日本でも静かなブームになっているロシア庶民の別荘「ダーチャ」らしき掘建て小屋をいくつも見かけました。
別荘って、なにも豪華なものである必要はないんだなーなどと、目から鱗です。
プールコヴォ空港からまた飛行機に乗り、サンクト・ペテルブルグの 街に別れを告げて、一路モスクワへと向かいました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- kaz-ykさん 2008/11/25 11:47:09
- 始めまして
- naboさん 今日は
小生のブログにお越し願い有難う御座いました。
足跡を辿り、サンクト・ペテルブルグに、お邪魔しました。
私達も2006.5月に訪問しましたが、治安悪い、英語通じない、
ルーブルしか使えないと添乗員に脅かされ、
自由に街を、歩けませんでした。
OPツアー(英語ツアー)に参加し、エルミタージュとパレエ「白鳥の泉」
を見た程度で、貴女様のブログを興味深く拝見しました。
有難う御座いました。
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