2008/10/30 - 2008/11/04
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miquitoさん
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河童に会うため遠野に行きました
----今回の旅----
目的:名所巡り・名物食い・友人訪問
移動:バス・鈍行列車
宿泊:漫画喫茶・ネットカフェ・友人宅
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
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-
ちょっと寝すぎたかな。
朝ごはんを頂きました。おにぎりがおいしいです。箸置きがかわいいですね。ごちそうさまでした! -
今日と明日はSさんが車で案内をしてくれます。ありがたい!
やはり東北は車があるとないとでは大違いですね。
というわけで、盛岡から遠野へ向けて出発。最初に寄ったのがここ。 -
「千葉家」の曲り家。
この地方独特の伝統的建築様式だそうです。家族と馬が一緒の屋根の下、生活していたとか。伝統的といっても、これだけの大きさの家をもてるのは、使用人・小作人などを雇える地主レベル以上の人々だったんだろうね。
そういえば、盛岡駅の中にも曲り家の大きな模型があったな。 -
早くも河童のお出迎え。
朝から生憎の雨。
千葉家は少し小高い所まで登るので、滑らないように注意してくださいね。 -
入場料は350円(高校生以下250円)。
次の「ふるさと村」にいってから知ったのですが、遠野周辺の9施設からどこでも5箇所入れる共通券が1050円(同600円)で購入できます。
この千葉家もその一つであり、共通券販売もしているはずなのですが、券売窓口周辺にはそのような案内はなく、係員も客がくると「350円です」と器械的にチケットを売っていました。
ん〜〜。もう少し親切に教えてほしかったですね・・・。
共通券にすると、ここの実入りが減るからかな?
盛岡、花巻方面から遠野を訪れると、まず一番初めに通るのが千葉家曲り家なので、ここでの共通券需要は高いはずです。これから遠野に行く人は、ちょっと頭にとめておいてくださいね。
遠野市内共通観光券
http://www.tonojikan.jp/otoku/kyotsuken.shtml -
ここから入っていきます。
この建物の外側に木製の壁がつくってあるけれど、これは家を雪から保護するため?なのかな。 -
軒下をくぐっていくと、こんな感じの家が見られました。この左側の部分で馬を飼っていたそうです。そして、
-
こちらの右側の部分が、家族の居住スペースだそうです。今もここには人が住んでいます。
左側の馬のスペースは、今は展示スペースになっていて、中に入って見ることができます。昔の道具などが陳列されていますが、何年も手入れをしていないような、「ただ置いてあるだけ」という感じの展示でした(^-^;)ここでなんかの映画の撮影をしたらしいです。
この家のすぐ隣に納屋があり、そこも昔の農機具や家具などが陳列されていますが、こちらも、本当に「置いてあるだけ」でした。なんか少しでも説明書などあったら嬉しかったな〜 -
家の裏側がちょっとした庭のようになっていたので、歩いてみました。裏から家を見ると・・・
!!!
わかります? -
じゃーーーん!
まぁ、萱葺きの維持・手入れはお金も手間もかかるから、大変なんだろうね・・・。ちょっとガッカリしたような、複雑な感じですが、人のおうちなので、こちらからあれこれ言ってもしょうがないですね〜 -
去年(2007年)国の重文に指定されたそうです。屋根の維持に補助がおりないかな?
1800年ごろ、江戸時代末期にたてられたといわれています。 -
小さな神社がありました。
ここもなんかボロボロでかわいそうでした・・・
ん〜〜あえて言わせてもらうと、350円も取ってるんだから、もう少し手入れして、ディスプレイも丁寧にしてほしいな〜。ちょっとお粗末な有料施設って感想です。
「江戸時代からの建物がそのままの場所に建っている」ということが、きっと価値あるんだろうね!あとは・・・特にみるものもない気が・・・します。私の素人考えですが!!
ちなみに、遠野ふるさと村にいくと、移築された曲り家が沢山あって、展示・説明書き・スタッフの方の話・・・と充実していて、とても勉強になるし、そちらがとってもお勧めかなぁと思います。ここは、下の駐車場から見上げて写真を一枚撮るだけでよかったな〜と、個人的には思いました。
ほかに訪れた皆さんの感想も聞いてみたいですね^^ -
千葉家を後にし、遠野ふるさと村へ向かいました。綺麗に整備された、思った以上に広い施設でした。
写真は、ホームページより。
http://www.tono-furusato.jp/ennai/index.html -
ふるさと村の中は、のんびりした雰囲気。ひろびろとした敷地のところどころに、曲り家や直家が点在していました。
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「大工どん」
どん、とは、「○○さんの家」という意味だそうです。中で接客をしているおばちゃんに聞きました。 -
中には、巨大なわら人形がありました。
-
縁側ではいろいろな手作りのものが売られています。おばあちゃんたちが座っておしゃべりをしたり。
-
なるほどね〜。
同じ岩手県内でも南部と北部ではだいぶ違うんですね。厩を同棟にして世話をしやすくしつつ、風雪をよける役割も持っていたとは!知らないことばかりです。 -
土間のかまどには火が入れられていました。お湯が沸いています。家も生き物。火を入れないと長持ちしないんですね。壁も梁も、見事に煤で黒くなっています。
合掌造りで有名な白川郷・五箇山でも、実際囲炉裏に火を入れないから、現在は屋根の葺き替えのサイクルが早くなってしまっている、と言っていました。 -
家の裏の軒先には、薪やわらをたたく道具?などが置かれていました。
雨が上がってきましたよ。よかったよかった。 -
中にお邪魔することができます。
-
床の間があります。
なんてかいてあるんでしょうね? -
河童がいます!
-
これがオシラサマ!!
初めて見ました。片方が馬で、もう片方が女の人の顔です。桑の木で作られています。この由来を、お手伝いのおばちゃんが教えてくれました。
そういえば・・・と、もう10年くらいまえに「遠野物語」で読んだなぁとぼんやり思い出しました。
遠野のオシラサマ
http://www.tatematsu-wahei.co.jp/nikki/htmlData/06/06_10_19/06_10_19.html
オシラサマ
http://www.pref.iwate.jp/~hp0910/korenaani/f/023.html
一番古いもので、470年も前から伝わっているんですね。関が原の戦いより古いなんて! -
馬やネズミ?のわら人形
これも何かの意味があるのかな。 -
おじいちゃん、おばあちゃんの手作り。
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ちらほら買っていくお客さんがいました。
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川前別家
曲がった木材を柱や梁に使ってあります。大工さんの腕のよさがこれでわかるそうです。 -
曲り家の「曲がり」の角度が違うのか・・・
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柱に曲がった木材が使われているのがわかります。
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大野どん
あららおばちゃんがたこんな文化財の軒先でタバコなんて駄目でしょ〜〜 と思っていたら、縁側でおみやげ売っているおじさんたちも吸ってました。火事とかの心配はないのかな? -
さすが、上手ですね〜^-^)
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りんちゃん。
ちらっとこちらを見てくれました。おとなしくてかわいかったです。
「8歳!!」って無理やり直してある(^-^;) -
りんちゃんは子どもたちにも人気でした。
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作業しながら。のんびりと。
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肝煎りの家 へ。
ここにも馬がいました。白雪ちゃん。9歳にもなると「さん」かな。そもそも馬の大人子ども、寿命も知らなかったな・・・
馬の寿命
http://www.h2.dion.ne.jp/~celrean/page014.htm -
このかまどにも火が入っていました。
壁にかかる怖いお面は、なにかのお守りでしょうか。 -
豊作を願うおみこしかな
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縁側で昼ねをしているお客さんがいました。いいですね。青空も出てきて気持ちよいです。白雪も外を眺めています。
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水車小屋
紅葉が綺麗でした -
もうちょっとのんびりしたかったですが、まだ見たいところもあったので、ふるさと村を後にしました。いいところでした。
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伝承園にいきました
中には、「遠野物語」の話者、佐々木喜善の記念館と、重要文化財の曲り家、菊池家住宅があります。
そして・・・ -
1000体のオシラサマがいるそうです。おしら堂
・・・注意書きがあるにもかかわらず、出るとき頭ぶつけました↓↓ -
部屋中四方にオシラサマが。
うす暗い部屋の中に、なにかちょっと違う空気が流れていたように感じました。 -
「病気がよくなりますように」
「合格しますように」
「元気な子どもがさずかりますように」
さまざまなお願いが書かれた貫頭衣を、オシラサマは何重にも身にまとっています。 -
こうやって、何十年も何百年も人々の願いを背負ってきたんですね。
みんなの願いが少しでもかないますように。 -
青森県にもオシラサマがあるんですね。
こちらのほうが纏っているものが派手ですね! -
御蚕神堂
おしら堂を外から見つつ、伝承園から出ました。そのまま歩いて、河童淵へいきました。 -
常堅寺。
ここを入って行きます。 -
本殿。
両サイドに河童がいる!! -
なるほど、そういうことだったんだね。
-
淵についた。
ここにも河童が。お出迎え。 -
かっぱぶちばし
なんか橋の真ん中につるされてますよ!? -
!!!きゅうり!!!
河童の大好物が用意してあるのね〜(^ー^) -
川のほとりはこんな感じです。日も傾きかけ、薄暗くなってくると、なんだか河童がでてきそうな雰囲気です。
-
へぇ〜。面白いですね。
-
この赤と白のがそうですね。
ほかにも沢山のかっぱが奉られています。子どもが書いてきたと思われる、かっぱの絵がいいですね。
奥の写真は、ついこのあいだ亡くなった、河童に会ったことがあるというおじいさんでしょうか。 -
河童には会えませんでしたが、多くの人に河童は愛され大切にされていることがわかりました。また、柳田國男の「遠野物語」を読み直してみようかな。
暗くなってしまったので、かっぱ淵を後にして、夕ご飯を食べに行きました。食べるのは、遠野名物の・・・ -
ジンギスカン!!
北海道名物なのは知っていたけど、遠野の名物とは知りませんでした。ここの「あんべ」さんが元祖だそうです。
しかし面白い漢字をあてますね。 -
んーーー
最高!!
すんごい脂。うまかった〜〜幸せ。
ご馳走様でした!! -
最後に、、、コメリにいきました。日本全国コメリ数多し、ですが、ここ遠野店でしか売ってないもの。それが・・・
-
ジンギスカンバケツ!!!
バケツの上にちょうどジンギスカン鍋が載ります。
バケツに穴開いてるだけじゃん、、、って。まぁそうなんですが、これが絶妙に空気をとりこんでいい火の具合になるそうです。
これ、かなりお土産に欲しかったな〜。残念ながらちょっと持って帰れませんね。 -
おお!!生きていけないとは・・・
遠野の家族は週に一回はジンギスカンだって。ホント!?
他にも、野球大会の後とか、結婚式の2次会とか、、、もジンギスカンだってさ〜。スーパーや肉屋にいっても、羊肉スペースが圧倒的に多いんだって。面白いね。 -
じつはこのテレビを見たSさんの妹さんから「買ってきて」と頼まれていたのでした!
ジンギスカン鍋とバケツ、お買い上げ〜♪
他にも買っているお客さんがいたので、実際かなり売れて、使われているんだなーと思いました。
車で盛岡へ戻ります。Sさん一日運転ありがとうございます〜。お疲れさまでした^^
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