2008/10/07 - 2008/10/13
111位(同エリア128件中)
ちゃおさん
コンケーンで特筆すべきは幾つかあり、その内の幾つか、ジェラシックパーク、国立大学、国立博物館等は既に見てきたが、この町の中央市場も見ておかなければならない。
その広大さ、多種多様な品ぞろえ、少しばかり入り組んだ迷路、物の安さと売り子の活気。タイの地方の代表的都市の一面が現れている。
前回の訪問で、早朝この市場を訪ねたところ、黄色い袈裟を着た若い僧侶が何人も繰り出していて、大きなアルミのボールを捧げて人々の前に差し出すと、人々は今買ったばかりの野菜、果物などを惜しげもなくそのボールに差し入れたり、現金の喜捨を行っては、座して両手を合わせ若い僧侶を拝んでいる。
タイ人の信仰心の篤さ、僧侶を敬う篤信の行為を目の当たりにし、少なからぬ感動を覚えたが、今日は少し時間が遅かったのか、僧侶の姿はどこにも見えず、買い物客も混雑という程ではない。
衣料にしても随分安く、何点か買いたい気持ちも芽生えるが、既に幾つかあり、又買ってもそのままにビニールに入れたままになる惧れもあり、結局見るだけ、日本のデパートで言えば、ウインドウショッピング、冷やかし、で通り過ぎる。
でも朗らかなタイ人は買わないと分っていても、当方のつたないタイ語にも愛想よく受け答え、しきりに勧めてくる。そんな風に勧められると要らないと分っていてもつい買いたくなるものだ。
タイ人が好んで着る黄色のTシャツが無かったので、200バーツ(約600円)のところを180バーツに負けさせ、タイ語の勉強代として支払う。
魚屋の一角では、どこから運んで来るのか、生きたままの魚を即席の水槽に入れて泳がせていたり、タイ人の好きな小エビがピチピチ大タライの中で飛び跳ねている。魚の鮮度は日本よりも良さそうだ。色んな意味でタイ人は日本人よりも贅沢なのだ。
見ていると、お客が泳いでいる魚を1尾選ぶと、売り子のオバちゃんはその場で、魚の頭を撥ね、内臓を取り出し、食べ易い切り身にして、お客に渡している。その手際よさは日本の魚屋と変わらない。
ハイ、その作業が終わると、再び大声を張り上げてお客を呼んでいる。多分タイ語で、「ここの魚は美味しいよ!」「生きが良いよ!」などと呼び込みをしているに違いない。
元気なタイ人の掛け声を後にし、ホテルに帰る。
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