2008/10/11 - 2008/10/16
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ajiajiroさん
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秋の季候の良い一日…
上海から近い昆山市にあるちょっとマイナーな千灯古鎮へ足を伸ばしてみました。
盲人摸象
日本語ですと「群盲象を撫でる」などと言います。
盲人達はそれぞれ象の一部分を触ってそれが象と言うもののすべてだと思ってしまいます。
世の中はもっと総合的にいろいろな見地から判断しないといけませんよと言うインドの仏教由来のありがたい四字熟語です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
上海駅から和諧号で昆山までいきます。
今はこの路線の半分以上の列車が和諧号になっていますが、なかなかの人気でやはり当日の朝では席が取れませんでした。
むりやり无座(座席無し)のキップを買って乗り込みます。
でも、たった18分間ですからご心配なく… -
昆山駅に到着です。
駅前の売店で地図を買って千灯古鎮までのバス路線を調べますが、良く判りません…
客引きのおばちゃんも錦渓ばかり薦めてきます。
しょうがないのでタクシーで行くことにします。
途中に張浦の団結橋のバス停の見覚えのある景色が目に入ってきました。
数年前、寒い冬に雨の中で甪直luzhiへ行くためのバスを待っていた場所でした。
参考:波瀾万丈(@_@)上海旅游?錦渓・甪直へたいへんだけど行ってみる http://4travel.jp/traveler/ajiajiro/album/10058272/
タクシーでおよそ25分、48元でした。 -
千灯古鎮の入口の碑坊です。
この先にあるキップ売り場で入場券を買ったのですが… 売り場にも、入場券にも60元と書いてあるのにひとり30元でした。
何なのでしょうか??? -
一番奥の駐車場の様子です。
基本的に観光客は正面の橋を渡って行きます。
ここの古鎮は入場者のチェックなどはしていませんのでいくつかある景点以外は入場券を買わないでも自由に見ることができるようです。
甪直luzhiなどは入場自体にチェックがありましたが… -
入口に掛かる恒升橋です。
よく見るとコンクリート製の新しい橋のようですが、それなりの雰囲気はあります。 -
水路沿いに並ぶ白い漆喰の家並みがきれいです。
中国にしては水もきれいです。 -
恒升橋から左側を見た風景です。
左側には遊覧船の乗り場が見えます。 -
千灯茶芸館です。
大きな茶壺のディスプレイが解りやすいですね。 -
千灯古鎮の案内図です。
ここはマイナーな古鎮ですので、なかなか案内図は見つからないはずです。
これから行ってみようと言う方は拡大してご覧になって参考にして下さい。 -
余氏典当にやって来ました。
『富』の字でお判りでしょうか?
質屋さんです。
余氏典当行是保存至今最完好、規模最大的晩清時期江南一帯有名的典当行。 -
質屋さんの営業スペース? -
中庭から上を見上げた様子です。
そんなに大きくはないのですが、趣があります。
この質屋さんはなかなかのお金持ちだったようです。 -
ここもなかなか凝った造りです。
江南地方によく見られる装飾のある門構えの建築様式です。 -
更に屋根の様子も趣があります。 -
更に奥はこんな感じです。 -
次はこの古鎮のシンボルの秦峰塔と延福寺へやって来ました。
以前は荒れ放題だったようですが、すっかりきれいに整備されていました。 -
中国式の塔とお寺のコントラストがいい感じです。 -
ここのお線香はこんな感じでした。 -
日本だと本堂にあたる『大雄寶殿』です。
黄檗色(きはだいろ)に近いような壁の色が中国独特です。
黄檗色:http://www.colordic.org/colorsample/2141.html -
中にいらっしゃいますご本尊です。
超金ピカの仏さまでした。 -
裏側に廻りますと…
おもしろい数々の像が… -
ピックアップしてみますと…
こんな人たちがいました。 -
顧堅紀念館にやって来ました。
顧堅gujian(ぐーじぇん)は千灯出身の元代の南曲の大家で、京劇などのルーツといわれており、世界無形文化遺産にも指定された伝統戯曲の『昆曲』の創始者とされている。 …とのことです。 -
同じく2階からの眺めです。 -
お土産物屋さんが並ぶ通りです。
印象に残ったのは「真綿の布団」「淡水真珠」「手作り飴」などのお店…
この日は日曜日だったのですが、他の有名な古鎮ほどの人出はありませんでした。 -
ここ古戯臺では昆曲が見られるのですが、行った時間が悪くて終わったばかりのようでした。
窓から外の景色を写して次へ行きます。 -
ご覧のとおり、古鎮の川沿いに停められた年季の入った自転車です。 -
石板街の様子です。
この古鎮の一番の価値はこの石畳にあるとも言われています。
およそ2000余枚の花崗岩の石板の下には排水溝が作られているとのことです。 -
凝薫橋の様子です。
この橋もきれいな橋ですが、新しい物らしくコンクリート構造のようです。 -
屋根の上の三仙? -
遊覧船に乗ることにしました。
一艘60元でした。
せっかくはるばる日本から来たのですから古鎮の船には乗るべき…が私のモットーです。 -
私たちの船の他に観光客を乗せている船は一艘もありませんでした。
けっこう、船がすれ違う場面が良い写真になるのですが、残念です。 -
水面から岸を眺めた風景です。
岸辺で三人の女の子が楽しそうです。
お店の壁に書かれた『白鉄』とはトタン板のことです。
そう言えばお店の奥にそれらしいバケツが並んでいますね。 -
こんどの女性は岸辺で毛糸を繰っています。
またよく見ると後ろの壁には…
『毛糸あります』の張り紙が… -
お天気と相まってこの千灯古鎮もなかなか良いところでした。
さて、ここでの観光を切り上げましてもう一つの目的地に向かう事にしました。
10月・昆山と言えば…上海蟹→陽澄湖→巴城ということで旬の上海蟹を食べに陽澄湖のほとりにある巴城鎮へ行きます。
こんな田舎ではよほど運が良くないとタクシーはつかまりませんので、古鎮入口の交差点付近にたむろしている白タクと交渉します。 -
およそ50分、70元で巴城湖濱路にある老市場に到着です。
ここは陽澄湖を背にして上海蟹を売るお店が並んでいます。
手頃なお店に入って一番大きな蟹を選びます。雄雌つがいで60元とのことでした。
お店のお姉さんの縛り技もお見事でした。(^_^)v -
そこで、お薦めのお店を聞くとまかしておけとばかりに歩いて2、3分の場所にある『天香蟹荘』というレストランに案内してくれました。
お昼はだいぶ過ぎていたのですが、お客が誰もいないレストランの女老板(女性経営者)に我々を引き継ぐと蟹の料金も受け取らずに帰って行きました。 -
さて、このお店天香蟹荘で頼んだものは…
【銀魚炒蛋】
この地方の名物料理です。シラスのような小さな魚の卵炒めです。
当たりはずれが少なく日本人好みの味です。
・
【炒青菜】
塩味の野菜炒めです。
この日は2種類の中から選ぶように言われまして…
・
【蛋炒飯】
揚州炒飯をリクエストしたところ材料が無いらしく卵炒飯に訂正されました。 まあ、普通に美味しくいただきました。
・
【白灼河蝦】
これもこの地方の特産の川エビの茹でた物です。
これは一般に量の指定ができまして二人ですので半斤(250g)にしました。お値段の割にはエビが小さくイマイチでした。
・
【雪菜河蜯肉】
蜯bangというのは日本語ですと「どぶがい」などと言われるあまり良くない名前の淡水の二枚貝なのですが、なかなか美味しくご飯のおかずにはお薦めです。
・
【西紅柿鶏蛋湯】
中国の家庭料理の定番のトマトと卵のスープです。
美味しいのですが、二人では多すぎます。(^_^;) -
そして、メインの上海蟹です。
かなり、ずっしりとしています。
大きな手前がオスでちょっと小さな奥がメスです。
うちは女房があまり蟹好きではありませんのでふたりで雄雌ひとつがいにしました。
やはり、旬の本場で食べる大閘蟹は格別でした。 -
以上7品(蟹代込み)とビール2本、椰子汁1本で148元でした。
まあ、田舎ですのでこんなものでしょう。
帰りは時間がありましたので、お店の前のバス停から昆山駅まで109路のバスでのんびり帰りました。
およそ1時間で4元です。
秋の一日…
上海から日帰りの古鎮と旬の上海蟹を味わう旅…
いかがでしたか…
では、また。 再 見 (^_^)/~
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この旅行記へのコメント (4)
-
- さかぶーさん 2009/03/17 22:35:19
- はじめまして!
- すごい!
楽しそうで、おいしそうで、思わずコメントしてしまいました。
私も中国大好きです。
オリンピック騒ぎだったので、控えてましたが、そろそろ行きたくなってきました。
いつか同じコースをたどらせていただきたいと思います。
- ajiajiroさん からの返信 2009/03/18 23:05:04
- RE: はじめまして!
- さかぶーさん、初次見面、晩上好!
書き込み、ありがとうございます。
はい、さかぶーさんの旅行記をちょっと拝見させて頂きましたが、なかなかの中国好きとお見受け致しました。
行っている場所が大変にマニアックで驚天動地です。
今、中国旅行は、不景気+不人気の相乗作用で有史以来の?格安大バーゲン中ですので、チャイナホリックの貧乏人にとっては願ってもないチャンスですね。。(*^ー゚)v ブイ♪
千灯古鎮はそれなりですが、個人的にはそのお隣の錦渓の方が内容的には充実していると思われます。
私も、もう一度じっくりと一日かけて訪れたいと思っています。
これからもご贔屓に…
では、また。 再 見 (^_^)/~
-
- こまちゃんさん 2008/12/03 18:21:49
- 瞎子摸象
- 中国語のことわざでは、「瞎子摸象」と言われています。
意味は全く同じで、盲人がものの一部のみをいじって、その全てを理解して
しまう様子を戒めています。
近隣の中国に於いて、将にこの言葉が良く当てはまる事が多い気がします。
(外国人が…ですけどね)
こま
- ajiajiroさん からの返信 2008/12/03 23:57:58
- RE: 瞎子摸象
- こまちゃんさん、お疲れ様です。
『盲人摸象』については特に深い思い入れがあります。
これはここ数年の我々の中国語教室の発表会用の定番の持ちネタなのです。
毎年の冬に行われる市の発表会には中国語紙芝居『盲人摸象』をやって好評を博しているのです。
では、また。 再 見 (^_^)/~
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