2008/07/10 - 2008/07/10
75位(同エリア95件中)
まみさん
2008/07/10木 バチコフスキ僧院、プロブディフ旧市街からカザンラックへ
【宿泊:Hotel Roza(カザンラック泊)】
ピリン山脈、リラ山脈、ロドピ山脈、スレトナ・ゴラ山脈、バルカン山脈の5つを目にするか、山越えをした一日。
・ピリン山脈ふもとのバンスコを出発、リラ山脈との間で花の写真撮影
・バチコフスキー僧院
・プロブディフ旧市街散策
ネべ・テペ遺跡
聖コンスタンティン・エレナ教会
ローマの円形劇場跡
・バルカン山越え
・カザンラックのバラの谷でひまわり畑を撮影
バンスコで昼食をとったレストランに続き、本日の昼食のレストランでも、民芸品がたくさん展示されていました。
さながらちょっとした民俗博物館です。
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第4日目(2):フォークロア色たっぷりなバンスコ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10277031/
今回の旅行では、ガイドと車付の前半は1人旅に比べて、博物館見学が圧倒的に少なかったです。
でも、こういうレストランが代わりになりました。
そんな民芸品たっぷりのレストランでは、食という第一次欲求だけでなく、知的好奇心という第二次欲求も同時に満たすことができます。
解説プレートはもちろんないけれど、そこは、ほらっ、ガイドがいるじゃないですか@
ブルガリア旅行の楽しみ方はいろいろあれど、僧院めぐりはその1つです。
ただし、人里離れた山間や小さな山村の郊外といった、車のない個人旅行者にはとてもアクセスしづらいところばかり!
といっても、リラの僧院なら、旅行者は誰もが一度は行く人気スポットですから、アクセスは不便なようでいて、なんだかんだ手段は多いです。
しかし、その他の僧院は……(ため息)。
街中散策で立ち寄れるようなこところにあるのは皆無で、訪れること自体が信仰を試される巡礼みたいなものかもしれません。
俗世に心惑わされず、祈りと勤労の日々を静かに過ごすためのところなのだから、そのような場所にばかり建てられたのも当然か。
考えてみたら、創建当時、最寄りの町は、きっとまだ散在する村の集まりでしかなかったでしょう。町の近くも何もなかったんでした。
ただ、ブルガリアのそういった山村の僧院は、オスマントルコからの支配からの独立闘争の志士たちの本拠地であり隠れ家だったことが多いです。
僧院によっては、生々しい銃弾の跡が壁に残っているところもありました。
リラ僧院に次いでブルガリアで第二の規模を誇るというバチコヴォ僧院は、私の目にはアットホームに見えました。
残念ながらリラ僧院と違って、門をくぐったら撮影禁止。中庭もダメでした。
教会内部のフレスコ画は「地球の歩き方」の投稿にあるように、たしかに煤けて黒かったですが、かえって味わいがありました。
ブルガリア正教会の特徴なのか、イコノスタシスはヨコにどっしり。
シャンデリアや王座やイコノスタシスの黄金が暗い中でもくっきり浮かび上がり、とても幻想的でした。
白髪のおひげの司祭さまが、私が日本からはるばる来たというので感激し(いや、それほどでも(照))、祝福の言葉とともに聖母子のカードをくれました。
「バチコヴォ僧院
プロヴディフから南へ29km、アセノフグラッドから南へ11km、アセニッツァ川のほとりに建つ修道院。規模、建築の美しさ、壁画などの芸術性のどれをとっても、国内ではリラの僧院に次いで2番目に優れているとされ、ユネスコの保護下に置かれている。
僧院の歴史は、1083年にビザンツ帝国より派遣されたふたりのグルジア人の僧によって始められ、第二次ブルガリア帝国の時代には皇帝イヴァン・アレクサンダルの庇護のもと大きく拡張された。11世紀からある小さな棟では皇帝の等身大の肖像が見られる。
3つある教会堂にはどれもたくさんのイコンが飾られ美しい。中庭の壁画はバチコヴォ僧院の歴史をつづったもの。中庭ではワインを造るためのブドウのツルが伸び、羊たちが草を食む。のんびりとしたものだが、リラの僧院と同じようにこのバチコヴォ僧院も、政府に弾圧された芸術家や革命家らが多く逃げ込んできた。」
(「地球の歩き方 '07〜'08年版」より)
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現役のかまど
レストラン・ボゴパダ(Bogopada=「滝」)にて
バチコヴォに向かう途上、ガイドに聞かれました。先に僧院を見学するか、昼食にするか。
私は海外旅行中は、昼食抜きでも一向に構わない人なので、僧院!───と返事をしようとしたのですが、なんとなくガイドたちの期待(?)を感じて、昼食を先にすることにしました。
彼らにとってはひとときの休憩時間でもあるし、抜くわけにはいかないですからね。
レストランに着いたのは13時20分頃でした。時間的にはちょうどよかったです。 -
4種類の魚がいる生け簀
なまず、マス……あとはナンだったかな。 -
レストランの名の由来の滝
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奥のかまどでは、羊の丸焼きの最中
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羊の丸焼き
……。 -
お洒落な電灯
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食事が来るまで、民芸品の展示を眺める
味わい深い食器
私はもちろん、ブルガリア人ではないのですが、民族を超えて、どこか懐かしさを感じます。
手作りで、使い込まれたいびつさも、なんとも言えない味があります! -
トロヤン焼きと伝統的な模様の布
今でもたくさんのトロヤン焼きが売られていますが、これは古いタイプで、ここに展示するだけのことはある、とガイドさん。 -
ヤギと牛のベルを使った飾り
バンスコのレストランで見たのと似ています@
ブルガリア人にとっても懐古調な意味でポピュラーな飾りかもしれません。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14636401/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第4日目(2):フォークロア色たっぷりなバンスコ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10277031/ -
ヤギと牛のベルを使った飾りと中庭のテーブル
あっ、料理が来たみたいです。
そろそろ席に戻りましょう。 -
緑いっぱいで涼しいレストラン
※そして、ここで食べた料理の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14288297/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14288298/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその4:ブルガリアで食べたもの・その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10261053/ -
ロドピ山脈の東端にあるバチコヴォ僧院
門をくぐったら撮影禁止
リラやロジェンの僧院みたいに中央に教会があり、要塞のような僧房に囲まれていました。
教会の外壁や内部だけでなく、隣接する礼拝堂のような建物や僧房の一角のフレスコ画もとてもきれいでした。
特に、僧房に描かれた僧院全体の俯瞰図的なフレスコ画は、眺めていて楽しく、興味深かったです。
「バチコヴォ僧院
プロヴディフの約30km南、絵のように美しい山頂のバチコヴォ村を過ぎたところに、堂々たるバチコヴォ僧院があります。ビザンチン帝国の軍役に服していた2人のグルジア人貴族、グレゴリーとアバシウス・バクリアニ兄弟(Gregory and Abasius Bakuriani)によって、1083年に創建されました。僧院は、第二次ブルガリア帝国時代(1185〜1396)の主要な宗教中心地でしたが、その後、15〜16世紀にトルコ人に略奪されました。復旧は主に17世紀中頃に行われ、いまやリラに次いでブルガリアで第2の規模の僧院です。
中庭の中央には、聖処女教会(1604年)が建っています。ポーチのカラフルなフレスコには、ザハリ・ゾグラフが1850年代初頭に制作したものも含まれています。内部には17世紀のイコノスタシス、たくさんの19世紀の壁画や最も大事にされている聖処女のイコンがあります。聖処女のイコンは、伝説では聖ルカが描いたとされていますが、実際は14世紀初頭のものです。日曜日の午前中に訪れた場合、地元の巡礼者が長い列をなして、シルバーの額縁の中に収められた聖像を参拝するのが見られるでしょう。(後略)」
(Lonely Planet(2nd edition 2005年刊)より私訳) -
門の上のフレスコ
僧院は、昼食をとったレストランのすぐ先から始まるなだらかな坂道を上がったところにありました。
坂道の両脇にはぎっしりと露店が並び、門前町のような賑わいでした。
ルーマニアのシナイア城やブカレストの大統一教会への道筋を思い出しました。
1人旅ならそこは徒歩ですが、今回は車があるので、門の前の駐車場まで徒歩の人々の間をかき分けて徐行しつつ、車でラクラク行きました。
ラクチンな代わりに、露店は覗けませんでしたけどね。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第3日目(3)シナイア:城へ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10175326/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第21日目ブカレスト2日目(2):大統一教会と宗教グッズ・マーケット」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10152992/
「バチコヴォ僧院
1083年に創建された、バルカン半島で最も古い僧院の一つです。11〜12世紀からの最も貴重な壁画群のある納骨堂は、その当時から保存されています。他の見所は、1643年のすばらしい壁画と1601年の当時のオリジナルの大理石テーブルのある食堂です。」
(ブルガリアで買ったパンフレット「BULGARIA guide」(ART TOMORROW出版(www.arttomorrow.com))より私訳) -
バチコヴォ僧院の教会と中庭の写真
バチコヴォ僧院で買ったポストカードとリーフレットより
ブルガリアでは、主だった観光ポイントでは、こういう封筒サイズくらいに折りたたむことができるリーフレットがよく売られていました。
フルカラーで説明の量の手ごろで安くて持ち運びやすく軽いので、重宝!
一緒に写っている人形は、バラオイル入りのブルガリアの代表的なお土産です。
露店の兄ちゃんいわく、ロドピ山脈山村の民族衣装の人形。
※ブルガリアで買ったリーフレットとお土産の写真を集めた旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその14(完):ブルガリアでゲットしたもの」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10267157/
バラオイル入りの民族衣装の人形のある写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14421101/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14421102/
買ったリーフレット勢揃いの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14421141/
「バチコヴォ僧院は1083年にグリゴリィとアバシィのバクリアニ兄弟(Grigoriy and Abasiy Bakuriani)によって創建されました。彼らはおそらくグルジア生まれで、ビザンチン皇帝アレクシス1世コムネヌス(Alexis I Comnenus)の軍の最高司令官でした。彼らの献身的な奉仕への褒美として、皇帝は彼らを封建領主としました。その土地に、彼らは僧院を建てました。僧院は惜しみない寄付により充実し、聖母マリアに捧げられました。彼らはまた、僧院に学校を建てました。そこで100人もの若者が教師や僧になるために勉強しました。兄弟はまた、最初のグルジア人の病院をそこに建てました。
後に、僧院はブルガリア国家に属することとなり、ブルガリアの統治者、特に皇帝イヴァン・アセン2世(1218〜1241)と皇帝イヴアン・アレクサンダー(1331〜1371)からたくさんの寄付を受けました。僧院は国家的文化遺産であり、今でも当初の目的で機能しているブルガリアでも数少ない僧院の一つです。」
(バチコヴォ僧院で買ったART TOMORROW出版(www.arttomorrow.com)のリーフレットより私訳) -
要塞のような重厚な門構えの僧房
見学を終えて、中の写真が撮れない代わりにもう1枚!
「ブルガリアで2番目に大きいバチコヴォ修道院は1083年にグルジア人のバクリアニ(Bakouriani)によって創建されました。1206年、カロヤン皇帝はロドピ地方を征服し、修道院はブルガリア国境内に属することになりました。14世紀末、トルコ人がブルガリアを征服したとき、総主教であるタルノヴォのユーシミウス(Euthymius)はバチコヴォ修道院に追放されました。彼はここで、研究を続けました。バチコヴォ修道院にはたくさんの古いイコンがあります。その中には銀のカバーに覆われた有名な聖母のイコンもあります。そのイコンにはグルジア語による銘と、1310年という年代が書かれてあります。」
(ブルガリアで買ったパンフレット「BURGARIA」(2007年Gufo社発行/R. Daskalov編集)より私訳)
「バチコヴォ修道院はブルガリアで最も古い修道院の一つで、プロヴディフの南29km、絵のように美しいチャヤ川渓谷(Chaya river valley)に建っています。1083年に創建され、主にその当初の建築、古いイコン、宝飾品、貨幣や聖なる皿といった高価なコレクションで有名です。
ライブラリーにはたくさんの貴重なインキュナブラ(または初期刊本。活版印刷術が発明された1450年ごろから1500年末までに印刷された書物のこと)や古い手書きの本が保存されています。しかしながら、修道院で最も注目すべきハイライトは、あちこちに見られる壁画です。教会や納骨堂(ブルガリアの皇帝イヴァン・アレクサンダーの肖像も見られる11〜14世紀の壁画があります)、食堂(1601年)、メイン教会である聖母被昇天教会(1604年)、そして民族復興期の著名な画家ザハリ・ゾグラフ(Zahari Zograph)による初期の壁画がある聖トリニティおよび聖ニコラス教会(1840年)など。」
(HP「Bulgarian travel guide」(英語版)より私訳(http://www.travel-bulgaria.com/))
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