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昨日の旅行記で、本来はロイ・クラトンとすべきところを、ソンクラーンと書いてしまい、Damascusさんのご指摘で、その間違いに気がついた次第ですが、タイに感心をもっておられる方は既にご存知と思いますが、ソンクラーンは5月頃の、タイが最も暑い季節に行われる「水掛か祭り」で、街中が水掛けごっこで溢れかえります。<br /><br />ロイ・クラトンはそれとは全く正反対に静かなお祭りで、日本で言う灯篭流しのような感じのもので、10月末か11月の始め頃、ロウソクの灯った飾りを川とか湖に流し、精霊に捧げるというものです。<br /><br />かく言う当方も、この二つのお祭りにはまだ遭遇する機会はありませんが・・・<br /><br />さて、喧騒の街バンコク、スワナブーム空港。成田からの6時間の飛行を終え、2時間の時差を逆戻りさせると、丁度午後の1時。<br /><br />先ずは、バンコクからコンケーンまでの飛行機便を確保しなければならない。タイは航空網が発達していて、バンコクーコンケーン間も各社が入り乱れて、競争で値引合戦でもしているかと思いきや、案に相違して、出ている飛行機はタイ航空(TG)1社のみ。<br />しかも朝、昼、夕の僅かに1日3便のみ。<br /><br />空港内のTGカウンターにて、漸く今晩のコンケーン行き座席を確保する。片道1940バーツ、日本円で約5800円だから、日本の三分の一程度の料金。<br /><br />次はコンケーンでの宿泊先。空港ビル内2階にAgantブースがあるのを知っていたので、そこを訪ねるが、開口一番、「ここはバンコク市内及びその周辺のホテルしか斡旋していない。コンケーンは無い」と言い渡される。<br /><br />当方困った顔で強く食い下がると、担当者は携帯電話を取り出し、どこかへ電話をしている。と、「1泊3000バーツ(9000円)の部屋ならある。」と言ってくる。当方の足元を見て、吹っかけてきているに違いなく、「ペーン、ペーン!(高い、高い!)」「トウークデークワー!」(安いのはないのか!)と言い返しても知らん顔。<br /><br />やむを得ず、当方別のブースを当たろうと、帰りかけようとすると、「ちょっと待て」と言って、もう一度携帯を取り出し、当方、多少のタイ語が分ると見てとってか、後ろ向きになって何かひそひそと話している。<br /><br />で、「2000バーツ(6000円)のならある。これ以下は無い」と言ってくる。当方、兎も角今日から3日間の宿泊先は切実な問題であるから、最初の値段から3000バーツ、6000円をまけさせたのだらと、ここで妥協する。<br /><br />このオヤジ、小さな紙に、Kozaとだけ書いて、この紙をタクシーに見せればすぐ分る。有名なホテルだから。と言って、正規のAgantワークを通さずに、私的にやっている感じ。<br /><br />当方としても間違いが無ければ、それで可であるから、3日分合計6000バーツをその場で支払い、後は、国内便の空港ドンムアンに向うだけである。領収書を貰わなくても(勿論そんなものは出しようが無いが)詐欺師ではないから、小さな紙切れ1枚でもこういうところは信用できるものである。<br /><br />さて次がリムジーン。1階のコーナーで行くと、ドンムアンまで3000バーツと言われる。まさかロールスロイスで行く訳ではないので、又々、随分高い、もっと安いのはないのか?と聞くと、途端に半額の1500バーツまで落としてくる。<br /><br />普通の人なら3000から半分の1500になったのだから、直ぐにもOKするに違いない、と吹っかけているのは見え見えで、いつまでもこんなのを相手にしていても埒があかない。町のメータータクシーで行くことにする。<br /><br />乗ったタクシーはドンムアンと聞いただけで、メーターも倒さずそのまま走り始める。又々どんぶりでやる積もりのようだが、町のタクシーならたかが知れている。1000バーツも掛かる筈が無い。<br /><br />タクシーはバンコク市内の高層ビルの間の高速道路を抜けるようにして走り、一路ドンムアンに向うが、約50分ほどの車中少しはタイ語を話す機会もあった。<br /><br />尚、地理的位置関係は、スワーナブームがバンコク市街の南郊、ドンムアンが北郊になっているので、丁度バンコク市街を縦断する形になる。<br /><br />前回の訪タイからまだ僅か5ヶ月程度だが、それでも少しばかりはタイ語も上達したのか、運転手とは以前よりは多少膨らみのある会話ができた。<br /><br />タクシーのダッシュボードの前には仏陀の像が飾られていて、当方、運転手の敬虔さを褒めると、運転手は何を考えてか、ボックスから小さな仏像の彫り物を取り出し、これを当方に呉れるという。当方、遠慮したが押し付けてくる。それではまあ、100バーツ位チップで渡せば良いや、と思い、頂くことにする。<br /><br />ドンムアンに着き、料金を聞くと、高速代等も含め、合計700バーツ(2100円)とのこと。普通、空港から市内のホテルまで600から800バーツ位取られるので、矢張り安い事は安い。<br /><br />1000バーツ出し、お釣りを300バーツ貰ったが、その内、100バーツをチップ、更に100バーツを先刻の仏陀像にと渡し、残り100バーツを貰って、空港に入る。運転手君、大層喜んでいた。<br /><br />このドンムアン、5月にプーケットから来ているので、今回で2回目。2年前にスワーナブームが開港される前までの国際空港であったが、今は国内専用空港になっていて、スワナブームとの落差が激しい。<br /><br />レストランも1軒しかなく、土産物屋も1軒だけ。淋しい限りだ。便は夕方の6時45分。時間は充分あり、少し遅い昼メシをそのレストランで頂く。矢張りタイは暑い国。ビールが美味しく頂ける。<br /><br />さて3時間余りの待ち時間、所在も無く待合ラウンジで時間を潰すが、ラウンジと言っても、ただ長椅子が並べてあるだけのだだっ広い空間。何故か1軒、ホットドッグの店が出ているだけだった。<br /><br />タイも6時位になると日が沈み、夕方が迫ってくる。漸く搭乗し、薄暗いドンムアン空港を後にする。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

コンケーン・バンコク1週間の旅。?スワナブームからドンムアンへ。

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2008/10/07 - 2008/10/13

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ちゃお

ちゃおさん

昨日の旅行記で、本来はロイ・クラトンとすべきところを、ソンクラーンと書いてしまい、Damascusさんのご指摘で、その間違いに気がついた次第ですが、タイに感心をもっておられる方は既にご存知と思いますが、ソンクラーンは5月頃の、タイが最も暑い季節に行われる「水掛か祭り」で、街中が水掛けごっこで溢れかえります。

ロイ・クラトンはそれとは全く正反対に静かなお祭りで、日本で言う灯篭流しのような感じのもので、10月末か11月の始め頃、ロウソクの灯った飾りを川とか湖に流し、精霊に捧げるというものです。

かく言う当方も、この二つのお祭りにはまだ遭遇する機会はありませんが・・・

さて、喧騒の街バンコク、スワナブーム空港。成田からの6時間の飛行を終え、2時間の時差を逆戻りさせると、丁度午後の1時。

先ずは、バンコクからコンケーンまでの飛行機便を確保しなければならない。タイは航空網が発達していて、バンコクーコンケーン間も各社が入り乱れて、競争で値引合戦でもしているかと思いきや、案に相違して、出ている飛行機はタイ航空(TG)1社のみ。
しかも朝、昼、夕の僅かに1日3便のみ。

空港内のTGカウンターにて、漸く今晩のコンケーン行き座席を確保する。片道1940バーツ、日本円で約5800円だから、日本の三分の一程度の料金。

次はコンケーンでの宿泊先。空港ビル内2階にAgantブースがあるのを知っていたので、そこを訪ねるが、開口一番、「ここはバンコク市内及びその周辺のホテルしか斡旋していない。コンケーンは無い」と言い渡される。

当方困った顔で強く食い下がると、担当者は携帯電話を取り出し、どこかへ電話をしている。と、「1泊3000バーツ(9000円)の部屋ならある。」と言ってくる。当方の足元を見て、吹っかけてきているに違いなく、「ペーン、ペーン!(高い、高い!)」「トウークデークワー!」(安いのはないのか!)と言い返しても知らん顔。

やむを得ず、当方別のブースを当たろうと、帰りかけようとすると、「ちょっと待て」と言って、もう一度携帯を取り出し、当方、多少のタイ語が分ると見てとってか、後ろ向きになって何かひそひそと話している。

で、「2000バーツ(6000円)のならある。これ以下は無い」と言ってくる。当方、兎も角今日から3日間の宿泊先は切実な問題であるから、最初の値段から3000バーツ、6000円をまけさせたのだらと、ここで妥協する。

このオヤジ、小さな紙に、Kozaとだけ書いて、この紙をタクシーに見せればすぐ分る。有名なホテルだから。と言って、正規のAgantワークを通さずに、私的にやっている感じ。

当方としても間違いが無ければ、それで可であるから、3日分合計6000バーツをその場で支払い、後は、国内便の空港ドンムアンに向うだけである。領収書を貰わなくても(勿論そんなものは出しようが無いが)詐欺師ではないから、小さな紙切れ1枚でもこういうところは信用できるものである。

さて次がリムジーン。1階のコーナーで行くと、ドンムアンまで3000バーツと言われる。まさかロールスロイスで行く訳ではないので、又々、随分高い、もっと安いのはないのか?と聞くと、途端に半額の1500バーツまで落としてくる。

普通の人なら3000から半分の1500になったのだから、直ぐにもOKするに違いない、と吹っかけているのは見え見えで、いつまでもこんなのを相手にしていても埒があかない。町のメータータクシーで行くことにする。

乗ったタクシーはドンムアンと聞いただけで、メーターも倒さずそのまま走り始める。又々どんぶりでやる積もりのようだが、町のタクシーならたかが知れている。1000バーツも掛かる筈が無い。

タクシーはバンコク市内の高層ビルの間の高速道路を抜けるようにして走り、一路ドンムアンに向うが、約50分ほどの車中少しはタイ語を話す機会もあった。

尚、地理的位置関係は、スワーナブームがバンコク市街の南郊、ドンムアンが北郊になっているので、丁度バンコク市街を縦断する形になる。

前回の訪タイからまだ僅か5ヶ月程度だが、それでも少しばかりはタイ語も上達したのか、運転手とは以前よりは多少膨らみのある会話ができた。

タクシーのダッシュボードの前には仏陀の像が飾られていて、当方、運転手の敬虔さを褒めると、運転手は何を考えてか、ボックスから小さな仏像の彫り物を取り出し、これを当方に呉れるという。当方、遠慮したが押し付けてくる。それではまあ、100バーツ位チップで渡せば良いや、と思い、頂くことにする。

ドンムアンに着き、料金を聞くと、高速代等も含め、合計700バーツ(2100円)とのこと。普通、空港から市内のホテルまで600から800バーツ位取られるので、矢張り安い事は安い。

1000バーツ出し、お釣りを300バーツ貰ったが、その内、100バーツをチップ、更に100バーツを先刻の仏陀像にと渡し、残り100バーツを貰って、空港に入る。運転手君、大層喜んでいた。

このドンムアン、5月にプーケットから来ているので、今回で2回目。2年前にスワーナブームが開港される前までの国際空港であったが、今は国内専用空港になっていて、スワナブームとの落差が激しい。

レストランも1軒しかなく、土産物屋も1軒だけ。淋しい限りだ。便は夕方の6時45分。時間は充分あり、少し遅い昼メシをそのレストランで頂く。矢張りタイは暑い国。ビールが美味しく頂ける。

さて3時間余りの待ち時間、所在も無く待合ラウンジで時間を潰すが、ラウンジと言っても、ただ長椅子が並べてあるだけのだだっ広い空間。何故か1軒、ホットドッグの店が出ているだけだった。

タイも6時位になると日が沈み、夕方が迫ってくる。漸く搭乗し、薄暗いドンムアン空港を後にする。





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  • スワナブームからドンムアンに向うタクシーの運転席、ダッシュボードに飾られている仏陀像。

    スワナブームからドンムアンに向うタクシーの運転席、ダッシュボードに飾られている仏陀像。

  • 夕闇迫るドンムアン空港。タイ語で、「ター・アーカート」と書いてあった。「ター」は「港」「アーカート」は「空気」。従って「空港」となる。

    夕闇迫るドンムアン空港。タイ語で、「ター・アーカート」と書いてあった。「ター」は「港」「アーカート」は「空気」。従って「空港」となる。

  • タクシー運転手から頂いた、仏陀像。

    タクシー運転手から頂いた、仏陀像。

  • 左はチュウインガムの大きさ。

    左はチュウインガムの大きさ。

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