スイス乗物紀行[5] アルプスを行くパノラマ列車---ベルニナ急行 Davos～Tirano

2008/05/30 - 2008/05/30

アルプスを南北に縦断する感動の絶景ルート。

アルプスの雄大な大自然を
壊すことなく切り開いた
驚きの鉄道技術、
そして、
その鉄道と見事に共存しつつ
現代に残された美しい景観

サン・モリッツ=ティラーノまでのベルニナ線と
トゥージス=サン・モリッツまでのアルブラ線は
2008年7月7日に新しい世界文化遺産に認定されました。

↑スイス政府観光局HPより抜粋

エリア ベルニナ急行(スイス)

• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ

Davos発、
Filisur経由、
Tirano行
Bernina Express
ベルニナ急行
2号車　指定席

黒いスタイリッシュな座席。
窓はパノラマ。

車掌さんは、
笑顔の素敵な金髪美人〜♪

列車のテーブルに路線図、というのは、
スイスの鉄道では基本らしい。

列車内でもらえるパンフレットは
ドイツ語と英語。
地図を見ると
線路がぐるぐると渦を巻いてる（笑）。

窓の外には緑が広がる♪

谷間の村には教会が。

おっ、橋が見えてきた。
あそこまで登るんだー。

Albula Viadukte
アルブラ橋

Albula tunnel 5865m
長い長いトンネルを抜けたら
雨だった。

Samedan駅も雨の中。

駅でしばらく停車。
車掌さんや係員が降りたり乗ったり。
そうしている間に
雨はどんどん激しくなってきた。

え〜ん。
せっかくの景色が、
雨で見えないよう。

車両の連結部には、
開けることのできる小さな窓がある。
私の小さなカメラなら
窓の外にひょいと手をのばして...

こんな光景が撮れる。

Bernina Suot駅
黒くて四角いのは信号機。
列車は山岳地帯に入って来た。

対向列車とすれ違った。
車両の前に付いているのは
Graubunden グラウビュンデン州の紋章。

列車はどんどん登り
雪山を目指す。

標高は2000mを越えている。

列車は時折、雪崩よけに入る

Lago Bianco
ラーゴ・ビアンコ
白い湖

湖の向こうには
Cambrena Glacierカンブレナ氷河
とパンフレットには書いてあるが、
氷河はどれかな？
地球温暖化の影響。。。？

列車は湖畔を進む。

Ospizio Bernina オスピツィオ・ベルニナ
標高2253m
ベルニナ急行の最高点

突然、
列車内にシュタインボックが現れた！
車内販売です。

Ospizio Bernina
オスピツィオ・ベルニナ
でしばらく停車。
工事・整備用の資材が無造作に置かれている。
こんなところで列車が故障したら
大変だものね。

列車は下り始めた。

雪と岩だけの山地から
草木の生えた草原へと
列車はゆっくりと降りてゆく。

Alpe Grum
アルプ・グリュム駅

湖が見えてきた。

Lago di Poschiavio
ポスキアーボ湖
湖水の色が美しい！

窓の外の風景は
針葉樹林の美しい高原になってきた。

雪崩よけかな？
列車はこれからあそこを通ります。

石橋を渡って
ぐるっと

ぐるーっと。

きゃあきゃあ、楽しい！

断崖絶壁から
街を見下ろして

草原をゆく。

おおお、
あれだ！
あれを渡るのだっ。

Kreisviadukt Brusio
ブルージオ橋

列車は
大きくカーブを描いた石橋を
なだらかに降りてゆく。

後ろを見ると、我々の乗った列車の最後尾が
石橋を降りてくるところ。

しかし後ろを振り返っている場合ではない！

360°ぐるりと円を描いた列車は、
さっき降りてきた石橋の下をくぐる。
唯一無二のシャッターチャンス！

列車はまもなく
終着駅ティラーノに到着します。