初秋の上高地にて（１）　河童橋−徳沢

2008/09/03 - 2008/09/05

まだ残暑の残る都内を抜け出し
夜行バスで上高地に向かいました。

早朝の凛とした空気をおもいきり吸い込むと
忘れていた木漏れ日のきらめきや
樹木のざわめき風の香り川のせせらぎ
いろいろな感覚がよみがえって来ました。
上高地また再訪してみたい素敵なところです。

エリア 上高地(長野)

ＡＭ.６：００前に上高地バスターミナルに到着
登山者に混じって持って行ったおにぎりをほおばり
小雨の降る中を出発！
ん？どっちに行けばいいんだろ？？
なんとなく川音のする方を目指して歩き始めると
朝靄に煙る梓川が見えてきました。

早朝の河童橋はシーンと静まりかえって
景色を一人占めのはずが・・・

残念！
靄でけむっていました
見る見るうちに山肌を這って行きます

宿に大きな荷物を預けたら
リュックを背負って出発です
霧雨になっていた雨もほとんど気にならない程度
明神に向けて梓川右岸の木道を歩き始めました
雨でもぬかる事なく歩きやすいのが何より

しばらく行くと湿原にこれは沼？池？
雨上がりとまだ６時半頃のせいかずっと靄がでています
朝の少しひんやりとした空気と鳥のさえずり
最高に気持ちいい〜

シダの生い茂る道が続きます

アザミの花発見！

何の実？

誰にも出会わず少し心細くなりながら
歌なんて歌ってみたりして・・・

水音が聞こえてきたと思ったら小川が流れています

雨上がりだというのに濁らず
綺麗な水に見入ってしまいます

梓川が見え隠れ
大きな木が根こそぎ流されていますね
自然のパワーってすごい

日が昇って来ました
木漏れ日がなんともいえず綺麗です

少しのアップダウンがありますが
川面や雨に濡れた木々が朝日に輝く静寂の中を
のんびりと歩いているのってなんて贅沢なんでしょう！

靴を脱いで浸かりたい・・・

少し紅葉を始めています

うーん
この植物は何というのかな？

視界が開けると明神橋が見えてきました
暑くなってきたので河原で日焼け止めヌリヌリ
お日さまが気持ちいいなぁ♪

左手に鳥居が見えたので行ってみると
その先に明神池があるようです
拝観料を払って明神池に

拝観の栞には“神降地　明神池”とあります
神様が降りてくる神聖な場所なんですね
針葉樹の奥には明神岳がそびえているのですが
フレームに収まりきらず断念

明神橋を渡った辺りから明神岳をパチリ
このままいいお天気が続きますように！

その足で徳沢を目指します

シソ科ですよね？何の花？？

ニリンソウの群生地もお花がないと寂しいもので
足早に先を急ぎます。
左手に水がボコボコと湧き出している古池
あまりに水が澄んでいるのでしばし見とれながら
更に先を急ぎます

ハルニレの木とテントが見えると

氷壁の宿　徳沢園です

一休みしながら名物のソフトクリームをいただきます♪

うまーい♪

落ち着いたところで裏メニュー？のラーメンをお願い
え？
９月中旬からなんですか・・・

空腹に耐えながら明神まで戻り
嘉門次小屋へ

足元を小川がながれるテーブルで待って待っていると

香ばしい匂い
炭火に岩魚が・・・

香ばしくほっこり焼けた岩魚がたまりません！

お腹も満たされたところで明神から河童橋を目指し
今度は梓川左岸を行きます
道もフラットで歩きやすいのですが
あまり変化のない単調なコースのような・・・

あっという間に河童橋まで戻ると
橋は観光客で一杯
おまけに雨がパラパラ降り出したので
チェックインまでビジターセンターを見学です

雨が上がるとお猿の親子が出現
親子連れだったので遠めに慌ててシャッターを押したけれど
その後２匹が出てきて人などまるで眼中にない感じで
山の中に戻って行きました

何時間でも見ていたい
そんな清らかな流れ

宿の部屋からの穂高です
晴れていたらさぞや奇麗なことでしょう

お宿はホテル白樺荘
河童橋のたもとにあって便利です

翌朝7:00から朝食をお願いして
ゆっくりお風呂に入り夕食に飲んだワインのせいか
部屋に帰ると敷かれていた布団の上で
そのまま３時間程眠り込んでしまいました。

明日もお天気になりますように！