2008/07/07 - 2008/07/07
57位(同エリア95件中)
まみさん
2008/07/07月 ベログラドチック日帰り
【宿泊:Hotel Jasmin(ソフィア・ヴィトシャ山中泊)】
・バルカン山脈を超えて、ブルガリアのメテオラといわれる北のベログラドチック要塞へ片道3時間
(ただしベログラドチックに僧院はなく、要塞の遺跡のみ。スペインのモンセラットにたとえられる奇岩がハイライト)
行きと帰りでルートを変えてもらい、各地でフォト・ストップ。
ベログラドチックへは、ソフィアから車で片道3時間、往復6時間かかります。
ブルガリア第一日目の本日の予定はそれだけです。
本日のハイライトはベログラドチックの奇岩ですが、その見学に何時間もかかるものでもないでしょう。
ガイドと車付の一日の大半を、車窓の外の景色を見ているだけなんて、そんなもったいないこと、できません!
もともと移動途中のフォト・ストップも今日の予定に入れていたので、いいなと思った景色を見つけたら車を止めてもらい、せっせとブルガリアの田舎風景の撮影に励むことにしました。
景色のいいところ、好きなところでいくらでも車を止めてもらえるのが、個人で車をチャーターした最大メリットの一つです。
いくらでも……といっても、もちろん、交通や道路事情により限度はあります。
ただ、自分から「ここで写真を撮りたい」とか「○○のある写真を撮りたい」と具体的に言わないと、チャンスを逃してしまいます。
ガイドもドライバーも昨日の夜、会ったばかりです。
私が写真好きということは知っていても(現地旅行会社の担当者を通じて伝達済み@)、どんなところが私のツボにはまるか、なんて、分かるはずがありません。
見晴らしが良くて、誰もが目に留めるスポットなら、こちらから言わずに止めてくれるでしょう。
しかし魅力的なスポットはそういうところばかりではありません。
しかも、ブルガリア人のガイドとドライバーと違って、私はブルガリアに足を踏み入れるのはこれが初めてなのですから。
そのため、結果として、行きは3時間半かかりました。この30分はフォト・ストップのせいでしょう@
帰りは、違うルートをわざわざ選んでくれたのですが、思いっきり山道でしたので、フォト・ストップはそんなになかったと思うのですが、4時間かかりました。
往復7時間半の大旅行(!?)でした。
エアコン付の車の後部座席を占領してぬくぬくしていたはずの私ですら、結構疲れました@
初めて目にしたブルガリアの景色の第一印象は、バルカン山脈と、そして早速、ひまわりです。
ヴィトシャ山に囲まれた朝のソフィアは、霧に覆われて幻想的でしたが、近郊の白煙もくもくの工場が魅力を損ねていました。
しかし、それを抜けると、夏のヨーロッパ、花がたくさん咲いているのは期待どおりでしたが、思った以上にひまわり畑の連続だったことには驚きました。
ただ、ガイドから、ひまわりはカザンラックのバラの谷やバルカン山中のペイナ村近辺でたくさん見られるから、と言われていて、ひまわりを理由に車を止めるのは遠慮してしまいました。
1ヶ所、ドライバーが自ら車を止めてくれたところはありましたが、後から思い返すと、逃したところほど、もっとすてきな写真が撮れたのではないか、と思ってしまうものです。
特に、メズドラ(Mezdra)とモンタナ(Montana)の間の、高架道路から見下ろせる丘に一面のひまわり畑。
今回の旅行では、確かにひまわり畑の写真を撮る機会は十分ありました。
しかし、一つ叶ったら次へ、次へと、欲望には際限ありません。
旅行中は他にもたくさん夢中になるものがあるので、まあいいや、という気分になるのですが、こういう「やり損ね感」というのは、終わった後からじわじわと気になってくるものですね。
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその8:夢にまで見たひまわり畑」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10262843/
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- ルフトハンザドイツ航空
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ホテルの前から、岩肌の美しいヴィトシャ山
ソフィアからのベログラドチック日帰りするため、到着日とあわせてソフィアに2泊しました。
せっかくなのでヴィトシャ山中のホテルを選んだのですが、部屋のテラスに出ても、中庭と遥か彼方にソフィアがチラッと見えるだけで、思ったほど見晴らしは良くありませんでした。
きれいな大型ホテルで、あまり山にいることも感じさせません。
ところが、朝食をとりに部屋のある別棟から本館に向かったとき、建物の間の駐車場から岩肌のきれいな山の一部を拝むことができました@ -
道路挟んだお隣のレストランと、岩肌の美しいヴィトシャ山
ヴィトシャ山は、標高2000m級の山々がソフィアを囲むようにして連なる連峰です。
ソフィアの町中からはさすがに見えませんでしたが、ちょっと郊外に出ると、青い山並みの霞みがかった稜線が望めました。
「地球の歩き方」をあらためてひっくり返してみたら、ソフィア市街が見下ろせるのは展望台に行かなくてはだめみたいですね。
そして、ホテルは、どちらかというとふもとにあったようです。
実は、この日の夜、ガイドさんが頼み込んでくれたおかげで、このホテルで一番見晴らしの良いスイートルームに入らせてもらったのですが、そのテラスからでもソフィアの夜景は遠くにかすかに見える程度でした。
ヴィトシャ山のホテル・ジャスミンの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420725/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420726/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14420727/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその12:ブルガリアで泊ったところ・その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10267143/ -
本日のルートマップ
行きはメズドラ(Mezdra)経由でバルカン山脈を抜けました。
帰りはモンタナ(Montana)からベルコヴィツァ(Berkovica)側のルートを取りました。
行きは、だんだんと標高が上がったのは耳の圧迫で分かりましたが、どちらかというとバルカン山脈を横に眺めながら、平野を走っている気分でした。
道路も、かなり整備されていました。
が、それはモンタナ(Montana)まででした。そこまでは主要道路だったようです。
帰りは、傾斜と曲がり道が多く、道路事情もあまりよくない、もろに山道でした。
車窓の外は、大半は林に遮られて外の景色はあまり見えませんでしたが、合間から深い山間の景色が覗けました。 -
車窓からはなだらかな丘陵に見えるバルカン山脈
もちろん写真は、車を止めてもらって外で撮ってます@
走っている道路自体、すでに標高が高いはずなんですよね。 -
渓谷にかかる高架橋
この山並みの写真を撮りたくて、車を路肩に止めてもらいました。
走行中、ずっと美しい山の景色が見られましたが、写真を撮るからには、やはり人造物がある方が、メリハリがでます。 -
山並みに惹かれて
露出をどこに合わせるのかが難しかったです。コンデジの限界?
空が白とびしてしまいましたが、美しい稜線と緑あふれるバルカン山脈の、せいいっぱいの記念写真です。 -
また別の場所で橋のある写真を!
ベテフグラッド(Betevgrad)の町の手前にて -
光る岩肌とブルガリアの村
メズドラ(Mezdra)の町の手前にて
ブルガリアの町や村は、今回の旅行で見た限り、ほとんどすべてオレンジ屋根でした。 -
反対側を見れば、緑の濃いバルカン山
メズドラ(Mezdra)の町の手前にて -
路肩にひまわり@
メズドラ(Mezdra)の町の手前にて -
ピンと伸びて咲く黄色い花とアザミとポプラの木
この黄色い花は、花をたわわにつけた茎が熊手のように広がっている方が多かったです。
私はひそかに「熊手のような花」と名づけましたが(でもガイドには公言@)、帰国後、和名ではビロードモウズイカだと判明しました。
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその7:熊手のような黄色い花」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10262841/ -
バルカン山脈の岩肌にうっとり
ブラツァ(Vratsa)の手前のサービスエリアにて
ちなみにブルガリアの新しいサービスエリアでは、コンビニトスアやカフェなどがそろっています。
きれいなトイレも借りられますが……水回りが故障していて使えないこともよくありました(従業員はどうしているんでしょうね?)。 -
美しい岩肌のバルカン山脈と彼方に見えるブルガリアの村
ブラツァ(Vratsa)の手前のサービスエリアのそばにて -
サービスエリアにあった、かつてのロシアの軍用車
売り物だそうです。
これでも商売っ気あるのでしょうか。
値段は結構高いって。
骨董価値が付加されているからかしら。 -
エサを探しているコウノトリ
点のようにしか撮れませんでした(泣)。
反対側は、まださっきのような山が見えています。 -
もうすぐバルカン山脈も終わり
ブラツァ(Vratsa)を過ぎたあたり
こんな道路を走ってきました。
なかなかきれいな舗装道路です。
幹線だもんね。 -
チコリとひまわり畑
ひまわり畑を前に、ドライバーが車を止めてくれました。
せっかく車を降りたので、もっと近付くことにしました。
ドライバーを待たせてしまうけど、主役は私@
途中で、可憐なチコリの花と一緒に一枚! -
今回の旅行で最初に撮ったひまわり畑
さらに近付いて、畑の中に入ってしまいました。
でも、手前のひまわりがまばらに写るのはどうしようもなく(泣)。 -
ひまわり畑に背を向けて
ひまわり畑の反対側では、青々としたバルカン山脈が見下ろしています。
ちっぽけな私の奮闘を、笑って見てたかな。
モンタナ(Montana)の町の近郊にて
ここで奮闘したひまわりの写真はこちら
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14328569/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14328570/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14328571/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその8:夢にまで見たひまわり畑」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10262843/ -
トラクターのわだちと彼方のバルカン山脈
このわだちを伝って、もと来た道へ戻ります。
写真は必ずしも満足できるものではありませんでしたが、すばらしいものを見ることが出来ました。
ひまわりの残像で、目の前が黄色く見えたくらいです。 -
太陽の方を向くひまわりたちとスイバ
このあと車窓の外には、これでもか、これでもか、というくらいひまわり畑が続きました。
でも、道路からちょっと近付いたくらいでは満足できる写真が撮れないことが分かりましたし、今日のハイライトはひまわりではないので、ぐっと我慢しました。
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