2008/07/06 - 2008/07/22
1129位(同エリア1501件中)
まみさん
私には熊手の形に見えたこの黄色い花@
槍のように1本だけピーンと伸びているのもありました。
あるいは、剥いたバナナのよう!?
どちらかというと標高の高めなところに多く、トラキア平原では少なめでした。
でも、今回のブルガリア旅行では、特に前半では、飽きてもおかしくないほど、たくさん目にしました。
あまりにも繁殖していて、ブルガリアの人にとっては、雑草に思われているんじゃないかしら、と余計な心配をしてしまったくらい!
もちろん、私は全然、見飽きませんでした。
それどころか、群生地を見かけるたびに、毎度、車を降りて撮影したかったくらいです。
青空の下で、黄色くって、たくましそうで、ブルガリアで出会った花でも一番目を引いたこの花。
実は、日本に帰化していました。
ビロードモウズイカ(天鵞絨網毛蕊花)というそうですね。
葉や茎が白い綿毛で覆われてビロードのようになっているからだそうです。
私はちっとも気付かなかったけれど。
空を突き刺そうとでもしている姿の方が、印象が強烈で。
ひょっとしたら私も、日本でこれを目にしているのかもしれません。
でも、手持ちの花の本やネットで写真を見ると、確かに同じ花なのですが、印象がかなり違います。
どうやら日本では、花は早朝に咲いて閉じてしまうので、まばらみたいです。
ブルガリアでは、昼間でも真っ黄っ黄の満開の姿が見られました。
し・あ・わ・せ@
「ビロードモウズイカ ゴマノハグサ科
大形の二年生草本。花が咲くと高さ1〜2メートルになり、目を引く。花径2センチほどで、次々と穂状に咲き、葉も日本自生種には少ないビロード状で、特異的。ゴマノハグサ科だが、明治年間にはニワタバコの名で栽培されていた。それが逸出するなどして、北海道から沖縄に帰化。原産はヨーロッパ。」
(「花おりおり その五」(朝日新聞社)より)
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熊手のように咲く黄色い花
ブルガリア観光初日(移動のみの旅行初日を除く)。
ソフィア近郊を抜けてバルカン山脈に入ったら、車窓の外にたくさん見かけて!
気になって気になって仕方がありませんでした@
2008.07.07(月)、ベオグラドチックへ向かう途上、バルカン山脈を貫通する道路脇にて撮影 -
こちらはほぼ満開@
野原に見えますが、反対側にはバルカン山脈が堂々と横たわっています。
2008.07.07(月)、ベオグラドチックへ向かう途上、バルカン山脈を貫通する道路脇にて撮影 -
槍のようにピンと咲く黄色い花とポプラの木
2008.07.07(月)、ベオグラドチックへ向かう途上、バルカン山脈を貫通する道路脇にて撮影 -
空に向かって手を伸ばしているよう
手に例えるには、指がありすぎですけどね@
2008.07.07(月)、ベオグラドチックからソフィアに戻る途中で撮影 -
リラ山脈を背景に、熊手のような黄色い花
3日後。
この花を撮るためだけに車を止めてもらいましたが、背景も申し分ないです@
2008.07.10(木)、バンスコ郊外にて撮影 -
リラ山脈と、熊手のような黄色い花の群生地
車窓から「ここだ!」と思って車を止めてもらったのですが、よく見たら黄色い花がみなビロードモウズイカではありませんでした。
2008.07.10(木)、バンスコ郊外にて撮影 -
黄色い花がごちゃごちゃ
ピリン山脈とリラ山脈の両方が見られる地点に立っていました。
でもリラ山脈を背景にする方が絵になるので、リラ山脈ばかり。
2008.07.10(木)、バンスコ郊外にて撮影 -
雪の残るピリン山脈と黄色い花の群生地
ピリン山脈を背景にしづらかった理由は、工場のようなものがあったから……。
屋根だけ残ったけど、上手くごまかせましたかしら。
2008.07.10(木)、バンスコ郊外にて撮影 -
そして最後にまた、リラ山脈を背景に
ビロードモウズイカの群生地の写真を撮るには物足りなかったけれど。
空と山が青かったから満足@
2008.07.10(木)、バンスコ郊外にて撮影 -
ロドピ山中でも熊手の花の群生地を見つける!
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
これぞ撮りたかった、熊手の花の群生地
車を止めてもらったところから、ずんずん歩いてしまいました@
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
あまりに眩しくって
コンデジの液晶でちゃんと撮れているか、その場で確認できませんでした。
ちゃんと撮れていて、ほっ!
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
これぞ撮りたかった、熊手の花の群生地
これよ、これっ!
こういう群生地が、あちこちなんですよ!
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
輝く熊手@
こんな花の写真が撮れて、しあわせ〜っ!
すっかりすっかり気に入ってしまいました@
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
牛を見つけた丘陵で
こちらの写真は牛入り@
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276445/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその3:ブルガリアのその他の動物」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10260540/
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
熊手の花の道を行く
バルカン半島で一番標高が高い「アブランボ」駅(ロドピ山中)のそばです。
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
熊手の花に、目を奪われっぱなし@
もちろん、この美しい背景も、撮影意欲がそそられた重要な要素です。
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
さっきまでウシがいた丘陵で
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
車を降りるたびに目をつけて
美しいグラデーションの丘陵を見下ろす地点で車を止めてもらいました。
このあと、ヤギさんたちと出会います。
ヤギさんたちの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276446/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276452/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276453/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276454/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14276455/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア・ハイライトその3:ブルガリアのその他の動物」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10260540/
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
車を止めるきっかけの、美しいグラデーションの丘陵を背景に
2008.07.10(木)、バンスコからプロブディフ方面に向かう途上のロドピ山脈にて撮影 -
花のあふれるトラキア平原
その中でも目立ちたがり屋さんのビロードモウズイカ。
ただし、トラキア平原ではこの熊手の花は劣勢でした。
山脈地帯よりは数も少なかったし、花のつきも悪くて……。
背景はバルカン山脈です。
2008.07.11(金)、カザンラックからシプカに向かう途上にて撮影 -
すばらしい見晴らしを前に、しばし休憩
バルカン山脈で一番高い山(2,376m)の頂上付近。
ここでも熊手の花が活躍@
2008.07.11(金)、バルカン山脈、標高2,000m超の地点にて撮影 -
高地のビロードモウズイカは、やや渋い!?
咲いている花よりガクのような緑のところが目立ちます。
すでに花が閉じかけているのかな。
2008.07.11(金)、バルカン山脈、標高2,000m超の地点にて撮影 -
ちょっとだけアングルを変えて
だって、こんなところで好きなだけ写真が撮れるなんて!
個人で車をチャーターしているからこそできる贅沢@
2008.07.11(金)、バルカン山脈、標高2,000m超の地点にて撮影 -
そして、崩れた石垣の間で再会い
ガイドと別れ一人で回るようになってからは、この花を間近で見るチャンスがぐっと減りました。
車窓の外で見かけても、バスやタクシーはそこらで止められない……。
町中にはあまり咲いてないし、自分の足では郊外には出られない……。
旅程最後近くになっての、久しぶりの再会です。
2008.07.18(金)、コプリフシティツァ、村はずれの牧場にて撮影 -
道に迷って見つけた景色
村がなくなっちゃった!
と途方に暮れましたが、こんな素敵なところで再び熊手の花と出会いました@
道に迷ってよかった……!?
2008.07.18(金)、コプリフシティツァ、村はずれの牧場にて撮影 -
じっくり対面
空の青と牧場の緑と、なんてよく似合うのでしょう。
2008.07.18(金)、コプリフシティツァ、村はずれの牧場にて撮影 -
本来の目的を忘れて写真に夢中になる
2008.07.18(金)、コプリフシティツァ、村はずれの牧場にて撮影 -
槍のようなお姿も健在@
道に迷っても、ただでは起きなかった私@
ただし、迷ったといっても、もと来た道を戻れば良いだけです。
迷うほど広くないです、コプリフシティツァ……。
2008.07.18(金)、コプリフシティツァ、村はずれの牧場にて撮影
ビロードモウズイカには、ニワタバコ(庭煙草)という別名もあるそうです。
別名というより、明治時代に最初に日本に入ってきたときの名前は、ニワタバコの方でした。
葉や全体の姿がタバコに似ているからだそうですが、はて、どのへんが?
ライン語名やハーブ名としては「マレイン」。
マレイン。なんか乙女チックで素敵な名前ですね。
マレインと呼ばれるには、ちょっと存在感のありすぎる花ですが@
「モウズイカ(天鵞絨毛蕊花) は、背丈が高く、太い真っ直ぐな茎先に長い穂状花序を出し、黄色い小花を多数つけるゴマノハグサ科モウズイカ属の耐寒性に年草です。ヨーロッパからの帰化植物で、不思議な感じのする花です。ラテン語でマレイン(mullein)と呼ばれますが、「柔らかい」という意味です。基部はロゼット状をしており、灰緑色の葉は大きく、ビロード状の綿毛で覆われています。用途は、観賞用や、花茎がドライフラワーとされたり、薬効があるハーブとして知られ、鎮静・鎮痛・去痰剤として、また腎臓病・高血圧等の治療薬として用いられます。」
一般名:モウズイカ(天鵞絨毛蕊花)
学名:Verbascum thapsus L(バーバスカム・タンプサス)
別名:ホザキモウズイカ (穂咲毛蕊花)、マレイン(mullein)、グレート・マレイン(great mullein)、バーバスカム・タンプサス(Verbascum thapsus)、アダムズ・フランネル(Adam's flannel)、ニワタバコ(庭煙草)
科属名:ゴマノハグサ科モウズイカ(ヴェルバスクム)属/Verbascum thapsus
原産地:ヨーロッパの地中海沿岸
草丈:100〜200cm 花序高:30〜50cm 花色:黄 花径:2cm 開花期:6〜8月
葉長:30cm 葉色:灰緑色
(科学技術研究所サイトの花図鑑より)
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-mouzuika_large.html
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