（その3）初めてのロシア＠個人旅行でロマノフ朝見学【謎の英語ツアーでエカテリーナ宮殿】

2008/07/12 - 2008/07/18

サンクトペテルブルグ観光二日目でございます
（初日は、こちら⇒http://4travel.jp/traveler/mayoijumbo/album/10263615/）
（この旅行の詳細日程、持ち物などはこちら⇒http://4travel.jp/traveler/mayoijumbo/album/10261415/）

今日のメインイベントは、「エカテリーナ宮殿」の見物です。
しかし、個人で行こうと思ったら二つほどハードルが。。。

ハードル?　交通の便がよろしくない
この宮殿は郊外にあるので、自力で行こうと思ったら、電車⇒バス（本数あまりないっぽい）⇒徒歩延々

ハードル?　入場制限があるらしい
予め団体向けにチケットを売ってしまってるらしく、個人でチケットを取ると並ばされる＆枚数に制限があるらしい


ということで、現地で募集している日帰りツアーに申し込むことにしました。日帰りツアーは、道端で呼び込みをしてます。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空

■日帰りツアーの申し込み

カザン聖堂近くの地下道入り口のすぐ横といいますか、ネフスキープロスペクト駅をあがったところに、日帰りツアーや運河ツアーの船の呼び込みの方がいっぱいいます。

時間帯がナイスだったので、赤いパラソルの下でツアーを売っていたこちらで申し込みました。
http://eclectica-guide.ru/

プーシキン行きのツアー（エカテリーナ宮殿、公園）は、月木金14時出発で1800ルーブルでした。

空席があれば当日13時までに申し込めばOKだそうです。
慎重な私達は、前日に申し込んじゃいましたがW

集合場所はツアーを売っている場所と同じです。

これぐらいの小型バスやら大型観光バスがずらっと並んでるのですぐわかります。

このツアー会社では、英語、スペイン語、ロシア語、フランス語などなどのツアーをやってるそうです。

しかし、ドイツ語需要が多いらしく、ドイツ語バスからあぶれちゃったという、ドイツのゲイカップルが英語ツアーのバスに乗ってきました。きっと、やさしいから他の皆様にドイツ語ツアーの席を譲ってあげたのですね；

結局、ガイドさんはロシア人。参加してるのは、日本人である私達姉妹、ドイツ人ゲイカップル、陽気なスペイン人夫妻、インテリっぽいフランス人夫妻、南米っぽい国からのご夫妻ということで、英語ツアーでありながら誰もネイティブいないやーん状態でした。

一時間半ほどかかって、市内からエカテリーナ宮殿のあるプーシキンに向かいます。

ガイドさんはやる気がないのか新人なのか、なんと携帯電話の画面にカンペが仕込んであるらしく、ひたすらそれを読み上げているし、社内は冷房が中々きかないしで、ちょっと悶絶しそうでした。

でも、ガイドさんの説明が途切れた郊外に入ったあがりから、眠って元気に現地に到着！

そして、長蛇の列を目の当たりにしたのでした

ひ〜

入場制限を時間区切りでかけてるらしく、16時まで門は閉ざされてました！

そして、16時。
開門と同時にずらずらーっと列ができます。

チケットはツアーなので、ガイドさんが予め用意してくれてるので、心配なしです。

とはいえ、ここから20分ほど待ちぼうけです。

エカテリーナ宮殿は、さすが世界遺産！
床を傷つけないように、靴カバーをつけさせられます。

そういえば、同じく世界遺産の姫路城やタージマハールでも履いた覚えがあります。ただし、タージのは履いて3分ほどで破けて、用をなしていなかった記憶があります。

この靴カバーで、足元がすべりやすくなるので注意！
＆
入場前にトイレにいっておかないと、出口までいけないので、これまた注意を

ツアーフィーには、写真撮影料も込みなので、写真もばっちり撮れます。

ただし、一番の目玉の『琥珀の間』は撮影できないので、心にやきつけるしか出来ないです。

琥珀にはリラックス効果もあるんだそうで、なんとなく和めたような気がしました

おお、女帝エカテリーナだ！

ピンボケちゃって、怪しいのですがエカテリーナ二世の肖像画のはずです；

宮殿内の見学が終わり、トイレ休憩を挟んで、宮殿裏手に広がる広大な庭園の見学に出発です

エカテリーナが自分の趣味テンコモリで作らせたという公園は本当に広く

宮殿裏の公園にいたニャンコです。

公園の説明の7割は、エカテリーナ２世が愛人の誰それのために作った記念碑ですよ〜とか、愛人を31人囲っていたんですよ〜とか（諸説あるようですが）、赤面ものの話が進みます。

このニャンコのご先祖様も、そんな世界に冠たるパワフル女帝が公園で愛人や孫と戯れる姿をそっと見守っていたハズです？！

木立を抜けて

こんなに大きな池が出現します。

写ってるのは、たぶんクリミア戦勝記念のオベリスクのはず。最愛のポチョムキンがぶんどったクリミアということで、ことの他嬉しかったらしいです。

違ったらスマソです

池の傍らには、こんな彫刻群も。

池を囲む建物は、英国風あったりなんだりで、統一感０ですが広大な自然の力で無理やりまとまっていて、キレイです。

おフレンチ風のものは、フランス革命がおきちゃってショックを受けた、エカテリーナ2世がしまいなさーいといったといってました。今は彫刻とか、また飾ってあるみたいですが。

とこれも、ガイドさんの話を半分聞いたような感じで得た知識なので、違ったらすいませんです！

こんな感じで池のそばを歩き続け、あまりにもノドがかわいたので、ガイドさんを含む全員が飲み物買ってW

また、宮殿の裏に戻ってきました

宮殿の裏手には、馬車やら、お土産屋台やら、楽士さんやら色々いました。

こうして、エカテリーナ宮殿見学を終えて、市内へバスで戻りました☆

■エカテリーナ宮殿ツアー＠14時発前の午前中の観光

サンクトペテルブルグ観光二日目の午前中は、定番コース歩いて周りました。

まず、旧海軍省の前を通り

エカテリーナ2世が建てたという、ピョートル大帝像『青銅の騎士』を見学。

銅像の片側へは、エカテリーナ2世からピョートル大帝への文字がロシア語で、もう片側へは英語（？！）で書かれてます。

ちなみに、英語でエカテリーナはキャサリーンというらしいのですが、何度聞いても違う人物みたいに感じちゃいます。

イサク聖堂に入場しました

イサク聖堂の屋根の上まで、階段であがりましたが、かなり階段の見た目が老朽化しており、ちょっとスリルを感じました。

高所恐怖症の妹は、プチキレてましたW

イサク聖堂の内部は、荘厳でありました

イサク聖堂から15分ほど歩いて、『血の上教会』にいきました。

ごっつい名前ですが、建物自体は本当にきれい。

カメラ撮影権買い忘れて、内部撮影してないのですが、この教会の内部は光がふんだんに取り入れられていて、とても温かくて、楽しい雰囲気の教会でした。

とはいえ、皇帝が暗殺された場所の上にあるから、こんな名前なんですよね；；；

ランチは、血の上教会すぐ近くにある運河沿いのロシア料理のファーストフードのお店でした。

ビュッフェ方式であれこれ選んでくので、外国人の私達には楽チン。

こんなに選んで、800円程度でした！お値段にもびっくりです。

量も相当ありましたが、午後はエカテリーナ宮殿行きなので、エネルギーたくわえるためにタップリいただきました！

■エカテリーナ宮殿観光から市内に戻った19時〜は

ランチをたっぷり食べ過ぎたのか、エカテリーナ宮殿から戻ってきた19時ごろになっても、おなかがなかなかすきません。

腹ごなしに、運河にかかる「銀行橋」の見学に行きました。文字通り、銀行の前にあるのですが、なんと工事中。

フェンス越しの見物となりました

夜ご飯は、ガイドブックに絶対載ってるぞ的な、「マーシャとくま」というピロシキが名物のお店にいきました。

場所は、エカテリーナ像のすぐ近くです

前菜に、ニシンの酢漬けに玉ねぎの酢漬けが添えてあるものをチョイス。

パンと一緒に食べるとおいしいです。ゆでたジャガイモもよくあいます。

もちろん、ウォッカぐびーです。

クワスという黒パンを発酵させたビールっぽい味のする飲み物がロシアではよく飲まれてるそうです。私も気に入って、旅行中に何度か買い求めました。

このスープはクワスをベースにした冷製スープで、ネギと牛肉がたっぷり入っていて、美味です。

クワスは消化を助ける働きがあるそうで、そのせいかドカっと食べたのに胃腸は快調でした！

このお店の名物「ピロシキ」。

ピロシキって、あげてるだけじゃなくて、焼いてるやつなど色々あるのですね。

具も、お肉やきのこなどのおかず系からジャムが具のおやつ系まで色々あるそうです。

今回は、キノコとキャベツの2種類をチョイスしました。
おいしかった！

デザートは、ブリヌイにジャムを沿えたものとコーヒーにしました。コーヒーには、チョコもついてました。

テラスで食事したのですが、白夜なので22時過ぎても、明るくて気分よかったです

翌日は早朝にモスクワに立つので、早く戻らなくちゃと地下鉄に乗り、ホテルに着いたのが22時半ごろでした

モスクワ旅行記へ続きます！
http://4travel.jp/traveler/mayoijumbo/album/10277055/

この旅行記へのコメント （5）

• yumitzさん 2008/09/18 21:14:15

  参考になりました！

  初めまして。yumitzと申します。
  9月21日〜28日にモスクワ・サンクトペテルブルクに母と２人で行くのですが、旅行記を読ませていただき、とても参考になりました。
  旅行はフリーツアーで、サンクトペテルブルクではオプショナルツアーとしてエルミタージュ美術館のみおさえてるんですが、母がどうもエカテリーナ宮殿に行きたそうで・・・。オプショナルツアーはもう追加できなさそうだし、エカテリーナ宮殿はチケットがなかなか取れない、交通の便が悪い、と聞き、困り果ててこの旅行記のページにたどり着きました。
  現地ツアーの体験談を読ませていただき、時間があれば現地で申し込んでみようと思いました。
  ありがとうございました！他のページも参考にさせていただきます！

  迷いジャンボさん からの返信 2008/09/19 01:30:27

  RE: 参考になりました！

  書き込みありがとうございます！
  拙いブログですが、お役に立てて光栄です。
  
  エカテリーナ宮殿、現地ツアー時間があったら行ってみてください。
  バスからのんびり郊外の景色を眺めることができますし、中々新鮮です。
  
  ブログを拝見したところ英語が通じるか心配されてましたが、サンクトペテルブルグは結構通じました。日本でいったら京都だけに外人慣れしてるのでしょうか。モスクワは英語があまり通じなかったのですが、ロシア語会話事例を指差ししたり読み上げたりしたら、親切に皆さんジェスチャーなどで対応してくれましたよ。
  
  それでは、お母様とのロシア旅行楽しんできてくださいね／
  
  
  
  
  
  > 初めまして。yumitzと申します。
  > 9月21日〜28日にモスクワ・サンクトペテルブルクに母と２人で行くのですが、旅行記を読ませていただき、とても参考になりました。
  > 旅行はフリーツアーで、サンクトペテルブルクではオプショナルツアーとしてエルミタージュ美術館のみおさえてるんですが、母がどうもエカテリーナ宮殿に行きたそうで・・・。オプショナルツアーはもう追加できなさそうだし、エカテリーナ宮殿はチケットがなかなか取れない、交通の便が悪い、と聞き、困り果ててこの旅行記のページにたどり着きました。
  > 現地ツアーの体験談を読ませていただき、時間があれば現地で申し込んでみようと思いました。
  > ありがとうございました！他のページも参考にさせていただきます！

  yumitzさん からの返信 2008/09/19 08:07:27

  ありがとうございます

  お返事ありがとうございました。サンクトペテルブルクで英語が通じそう、と聞き、ちょっと安心しました。しかし、私も母もボーッとして抜けてたりするので、気を引き締めて行ってこようと思います。特に詐欺とか・・・（笑）。
  
  他の記事も見せていただきました。本当に楽しい旅をされていますね！ロシア以外の記事もまた読ませていただきますね。

  yumitzさん からの返信 2008/10/05 23:52:42

  帰ってまいりました。

  ロシア旅行のアドバイス、ありがとうございました。
  先週日曜に無事帰ってまいりました。
  やはりロシアの秋は早く、コートが必要でしたが、母と共に楽しんでまいりました！
  
  アドバイスいただいたエカテリーナ宮殿、結局時間がなく行けずじまいでした・・・。代わりにもともとエルミタージュ美術館で案内してもらう予定にしていた現地ガイドさんに引き続き案内してもらい、水上艇でペテルゴフの方に行ってきました。
  
  帰国日にサンクトペテルブルク→モスクワで国内線を使ったのですが、周囲のロシア人があまりにトランクをぐるぐる巻きにしているため、不安になって結局私たちもぐるぐる巻きにしてもらいました。１個200P・・・。高いですよね。
  
  また、時間があればブログに旅行記を書いていきます。
  取り急ぎ、帰国のごあいさつまで・・・。

  迷いジャンボさん からの返信 2008/10/06 01:33:24

  RE: 帰ってまいりました。

  帰国のお知らせ、ご丁寧にありがとうございます！
  
  ブログ拝見しました。ロシアで紅葉が見れたなんて、うらやましいです。さぞ美しかったのではないでしょうか。
  
  お母様もエンジョイされたようでよかったですね。
  ブログの続き楽しみにしていまーす／