定年後旅行−パナマ運河横断クルーズ（その１２）−＜最終回＞

2004/05/06 - 2004/05/24

｢サミット号｣はサンディエゴの港に到着しました。そして、下船の時刻が迫ってきました。
　♪♪北緯何度か？　　もう見おさめだ
　　　 　　船を降りるぜ　　パナマのカラス　
　　　　 　　　さらばさよなら　　サミット号よ♪
何の替え歌だか知らないけど、まぁ、こういうことになりました。

定年してから一年が過ぎました。定年後生活も年に１〜２度の「旅行」という楽しみをとおして、日々の暮らしがより楽しいものになっていると思っています。
そのように言えるのも、クルーズも検討段階から旅行後のおつきあいまで含めれば､少なくみても半年以上も何らかの形（写真交換会・その後の情報交換・相互訪問など）で楽しんでいると言えるからです。そればかりではなく、それ以後の長いおつきあいの始まりにもなって、今の私達の心を支えてくれていると思うからです。

今回は日本から２５０人を超える人たちが乗船されました。日本から1万数千Kmも離れたところでお聞きする「日本人の本音」のお話も、涙するものや胸の痛むものまで尽きることなく、それぞれが私達への教訓となっているのです。船内で見る外国の人々の振る舞い方もまた、教えられるものが多々あります。
クルーズは旅の中にゆとりある時間が含まれているからこそ、「豊かな触れあい」に恵まれ易いという利点があるように思います。

私達の定年後の暮らし（むしろ、“暮らし方”）は、このような経験に導かれて少しずつ「定年後らしく」なってきているのではないかと、思ったりしています。
「旅は出会い。そして学びの場でもある」
これからも、カミさんと手を取りあって旅に出られたらいいなと思っています。

さて、
旅は最終局面となりました。下船後、バスでロスへ。そして帰国となります。
さぁ搭乗というときに、ちょっとしたハプニングが・・。そのあたりは本文でお話しします。

↓をクリックされると、サンディエゴ港での着岸位置が表示されます(画像右上の｢航空写真｣に切り替えてご覧下さい)｡
http://locapoint.com/RS8.EN9.TE0.SH2-sandego04521

エリア サンディエゴ(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 船 タクシー

｢サミット号｣は間もなくサンディエゴに到着します｡
フォートローダーデールからの８０００Kｍもの長い旅路が過去のものへと遠ざかっていくような気がしてきました｡

写真がボケましたけど､、サンディエゴ到着時の写真です。初めて見るサンディエゴの町です。
印象は「思ったより大きい街じゃん」ということでした。

「エッ！　こりゃ何じゃ！」
初めて見る空母にビックリ！　そう言えば、ここは軍港で、第３艦隊の基地でもあるのだ。港内を見渡すと、他にも原子力空母が2隻、イージス駆逐艦1隻がいましたよ。
子供の頃、軍艦ってカッコいいと思っていたけど、今では無ければない方がいいと願っている私です。人を結びつけるのは、力よりも「愛」だもんね！！

でも､サンディエゴは平和な街。そして綺麗な街ですね。あの観光船に乗って海を巡ってみたいですね。

「おかあさん、見てごらんよ！！　『サミット号』が街に突っ込もうとしているよ！！」
ほんとに、この様子にはビックリしましたよ(^o^)
船から見る景色としてはとても面白く、ミュンヘン駅に列車が突っ込んでいる様子を連想しましたね。（ヨ-ロッパはそのような”行き止まりタイプ”の駅が多いですね）

最後の記念写真を撮らなくちゃ！！
船の一番高いところで記念の一枚を撮りました。(^o^)

この船は観光船でしょうか。
気になるのは大きな文字で「BERKELEY」と書いてあることです。BERKELEY市と関係あるのか、カリフォルニア大学バークレー校と関係あるのかと、余計なことを考えてしまいますね。

空港が見えます。
サンディエゴ空港だと思いますね。都市部や港からとても近いところにあるんですね。

足かけ15日「住んだ」お部屋ともお別れ(-_-;)
コレも記念写真を撮っておかないとね！！
このお部屋も、午後から新しい「住人」がやってくるのです。

「ドアを閉めちゃうよ！！」
「ちょっと待ってよ！今出るから・・」
これより下船となるのです。(T_T)
「気楽で、落ち着ける船」コレが、｢サミット号｣の印象でした。これからクルーズをされる方にもオススメできる船だと思います。

寄港地観光での下船ではありませんから、コレでお別れです。ちょっと淋しいですね。

「また来てね〜」と言ってるようにも見える｢サミット号｣です｡　
「さいなら〜！！」(^^)/~~~

ロスに来て、去年と同じハリウッドに来てしまいました。今回の現地ガイドは美人さんでした(*^_^*)
（前回はオジさんでした）

去年も今年も風景には変わりがないようです(*^_^*)
平和で平穏な証拠ですね！(^o^)
↓をクリックされるとハリウッドの場所が表示されます(画像右上の｢航空写真｣に切り替えてご覧下さい)｡
http://locapoint.com/RY0.EL7.SW2.VT7-hariuddo04521

ホテルに入って、当家のカミさんもホッとしたようです。
船だったらこれからディナーが始まり、ショーやコ−ヒータイム、デッキでの歌や演奏など夜中過ぎまで楽しみがあるのに、ホテルでは食事をして寝るだけです。

クルーズ中ずっと仲良くして下さった奥様と記念のお写真を撮らせていただきました。

一夜が明けて、今日は帰国です。
ホテルの玄関前にいい車が置いてあったので、ちょっと拝見。そんなことをしていましたら、ホテルの人が来て、カメラをこちらにというのです。
それで、撮っていただいたのがこれでした。(^o^)

そんならあなたもご一緒にというわけで、カミさんとツーショットとなりました。
お天気の良い、気持ちよい朝でした。

「おかあさん、そこに立って！」
再びこのホテルに来ることもなかろうと、ホテル名を入れてまたもや記念写真を！(^o^)
もう､記念写真ばっかりだねぇ(^O^)

お迎えのバスが来て、空港に向けて走り出しました。
その途中にバスから撮ったベンツのマークです。別に何の変哲もない写真ですが、私にとってはちょっとだけ想いがあったベンツです。

これって、空港のビル？？
そうなんですよ！！空港へ行ったところ、思わぬ幸運？？が転がり込んできたのですよ(~o~)!(^^)!
それは、オーバーブッキングで6人が飛行機に乗れないということで、旅が一日延長されることになったことですよ！！
いろいろ都合でどうしても飛行機に乗らなければという方もいる・・。それで、
「明日の飛行機にしてもらえませんか？」
という話になったわけでした。
都合で「ウン」と言えない方々もみえるなか、二組のご夫妻が快諾されました。私達も同調してオーバーブッキングの問題は無事解消！私達の方も旅行が一日長くなって、ラッキー(*^_^*)でした(^-^)
それで、空港から出て違うホテルに走ったというわけで、この写真が撮れたのもそういうことでした。

スーツケース飛行機に乗せてしまったので、スーパーへ買い物に出掛けました。
幸いに添乗員さんも残って下さったので、大助かりでした。アチラのスーパーって大きくて広くて、ゆとりがありますね。

帰国の一日延期を快諾されたステキな方々と、記念の写真を撮らせていただきました。
この方々がみえなかったら、私達は一日延期を渋ったかも知れない・・と思うと、恥ずかしい限りです。
船内で良くしていただいたことに加えて、このようなご縁に巡りあって、今もおつきあいをいただいている方々です。
「ご縁がある」ということは嬉しく、また有り難いことですね。(^_^)

美人ばかりで、記念のお写真を！！(^_-)
ロスでの貴重な一コマです。

「あのシェラトンをバックに一枚撮りましょう！」
ステキなご夫妻です。
オーバーブッキングがなかったら撮れない写真だったわけですよ。

とうとう私達まで撮っていただいてm(_ _)m

オーバーブッキングという航空会社の責任による問題で延泊となりましたが、食事代をけちるなどホテルへの手配に多少の問題がありました。それも、今となっては思い出の世界のこととなりました。

それよりも二組のご夫妻とのさらなるご縁を得たことの方が、私達にとっては嬉しい結果となりました。(^-^)

帰りの飛行機では、添乗員さんのご奮闘で「ビジネスクラス」に乗せていただきました(^o^)m(_ _)m
私達にとっての「パナマ運河横断クルーズ」は、ツアーの予定１８日に、思い出に残る１日をプラスして、１９日間の日程となって最後の日を迎えたのです。
どの旅も思い出深いものですが、今回のクルーズは私達の心に焼き付いて、これからもカミさんとの話題になっていくものと思っています。
＜終わり＞

この旅行記へのコメント （3）

• 白い華さん 2008/11/02 21:08:46

  コレ！は　珍しい〜〜っ。

  今晩は。
  コレ！は　珍しい！　一枚・・・デスネ〜。
  ーーー陸地に　突っ込む！　ような　感じ。。。
  
  この　風景！に　気付いて　お写真を　撮る　人！は　乗船している　人でも　なかなか　居なかったのでは？
  チョット、　得した　気分！と　思えるような　「素敵な　一枚！」デスネ〜。
  
  奥様に　「この　瞬間！を　見せて　あげたい」気持ち！　とっても　解ります。
  
  それで、「豪華版！　１８日間の　船旅・ツアー」に、
  オーバー・ブッキングで　一日！　ロスの　大きな　ショッピング・モールで　買い物！を　したり、　楽しい　体験が　ラッキー！でしたね。（♪）
  
  更に、　帰り！の　飛行機は　ビジネス・クラス・・・とは　羨ましい〜。
  また、　今でも　お付き合い！の　続く・・・　ツアーの　皆様と　
  仲良く　なれて、　一重に　カメちゃんの　お優しい！　お人柄・・・そして、　いつでも　ポジティブな　お気持ち！の　賜物。。。と　感じるのでした。
  
  　これからも　ヨロシク　お願いします。　

  カメちゃんさん からの返信 2008/11/02 22:29:44

  RE: コレ！は　珍しい〜〜っ。

  白い華さん　こんばんは〜！！(^_-)(*^_^*)
  
  ご訪問いただき、とっても嬉しいで〜す！！(*^_^*)(*^_^*)
  
  > コレ！は　珍しい！　一枚・・・デスネ〜。
  > ーーー陸地に　突っ込む！　ような　感じ。。。
  
  船が街に上陸していくのか？？って、思っちゃいましたよ！！
  この写真、とっても面白いでしょう！！
  私もびっくりしたんですよ！！
  
  こういう時って、思わずカミさんのこと呼んじゃうんだよね〜〜
  （恐妻家だってことを忘れちゃう！！(~o~)　）
  クルーズの終点としての場面にピッタリですよね。
  ヒョッとして船会社がコレを意識していたかも？？
  
  お話のように、２０００人の乗客がいながらここで写真とっていた方はみえませんでしたね。
  そう､貴重な一枚だったかも？？ですよね〜(^O^)
  
  飛行機のオーバーブッキングで一日延泊！！
  またまた、楽しいことが続いて・・
  コレは、幸福の女神様からのプレゼント！！(*^_^*)だったと、いまでも感謝していますよ！！(^-^)
  「出会い」と「幸運」は“欲張って”取れるものではないけど、思わぬ時に巡ってくるものですね(^O^)(^O^)
  白い華さんにも楽しんでいただけて、とっても嬉しいです！！
  
  チョット余計な話ですけど・・（未確定な話ですけど）
  今年行けなかった分を併せて、来年の夏頃にヨーロッパ一周クルーズ（船内３４泊）を考えています！(^o^)(^o^)
  ３回分のクルーズが２回分の費用で行けるので、思い切って・・!(^^)!
  でも、かなりの大勝負！！であります！！(^O^)　カミさんもビビリましたね(^O^)(^O^)
  船はカリブ海・パナマ運河クルーズで乗船した「カーニバル・リバティ号」ですよ。
  
  でも、まだカミさんのお許しは出てません(-_-;)（行って喜ぶのはカミさんなのにね！！）
  そこで、僅かな「晩酌！！」もやめて財政に協力！！　カミさんのご機嫌取りに必死です！！！(^_^;)
  そう、人生はたった1回のみ！！（カミさんに天下を取られたけど・・）
  命もいつまでなのか分からないし、ここぞと思ったら思い切らないとね！！
  
  > 　これからも　ヨロシク　お願いします。　
  
  いつもありがとう御座います！！(*^_^*)
  こちらこそ、よろしくお願いしますね！！
  カメちゃんより

  白い華さん からの返信 2008/11/03 22:00:15

  ヨーロッパの　長期　クルーズ！　いいですね〜。（♪）

  今晩は。
  そうですか〜。
  船内　泊！が　３４日間・・・とは、　
  ざっと、　４０日もの　ヨーロッパ　旅行！に　なり、
  なかなか　誰もが　体験できる　旅行！　では　なく、
  とっても「価値！が　ある」と　思います。
  
  奥様も、　きっと、　出掛ける・・・つもり　だと　思いますよ〜。
  カメちゃんも　日々、　ささやかな　努力！姿勢を　奥様に　見せて、
  是非、　出掛けて　下さいませ。
  
  おふたり！が　一番！　好きな　「クルージング旅行の　日々」
  旅行記で　拝見　出来ることを　楽しみ！　に　しています。
  　　　それでは　また