2008/01/03 - 2008/01/04
1419位(同エリア4064件中)
SUR SHANGHAIさん
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- 旅行記919冊
- クチコミ6827件
- Q&A回答49件
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台北から高雄に到着した翌日。
旦那は台湾南端の墾丁公園に行きたかったらしい。
うん、墾丁にももう何年も行ってないし、どうなってるかSUR SHANGHAIも見てみたい。
でも、高雄から日帰りだといくら車でもちょっとバタバタしすぎちゃうんじゃない?
夕方からは高雄市内で会食の約束も入ってるし…。
墾丁公園はまた次の機会にしようよ。
…で、この日はこれまた高雄市内の想い出巡りに出ることに。
そうだ、旗津に行ってみよう!
高雄の旗津区は、台湾海峡と高雄港の間に横たわる長さ数kmの細長い島。
ビーチや海鮮の食堂がずらりと並ぶ通りもあって夏には大賑わい。
冬には冬の風情があるので、行ってみるといいですよ。
表紙の画像は、旗津区の路上でのカラスミ作り風景。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
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-
これは高雄の旗津区の地図。見所の名前も記載されています。
この地図だと島状になった旗津区の左手が外洋の台湾海峡。
右手に高雄港と高雄市街地があります。
ちょうど防波堤のように数kmに渡って台湾海峡と高雄市街地の間に横たわる旗津区。
そのおかげで高雄港は発展したのでは?
SUR SHANGHAIたちが通ってきた過港隧道の名も、地図の南端近くに見えています。
旗津区の見所や海鮮の食堂は北端近くに集中しているので是非そこまで行ってみてくださいね。 -
細長い島状に伸びる高雄の旗津区へ高雄市街地から行く方法は二つ。
●一つは鼓山区の鼓山輪渡站(フェリー乗り場)からフェリーで旗津区の北端近くの旗津輪渡站へと渡る方法。
片道10元、5分ほどの乗船で、高雄港の北の入口を横切ります。このフェリーについてはこの旅行記で後述します。
●もう一つは旗津地区の南端近くの過港隧道という海底トンネルを車で通る方法。バイクも通れます。
真ん中の画像と下の画像にも見えていますが、バイクが通るのは一段高くなった専用道なのでご注意を。
通行料無料。
台湾版トラック野郎たちが運転する大型車が多数通るので、安全確認は慎重にどうぞ。
高雄市街地から行くと、中山四路から漁港南三路に抜けた先がこのトンネルになっています。
上の画像はトンネルに向かう途中の道。
道筋には≪過港隧道≫の標識が出ているのでお見逃し無く。
トンネルを抜けると埠頭が続いていますが、旗津方向に抜けて行けばOK。
高雄の列車駅あたりから旗津区の北端まで車で小1時間かかると思っていくのがよし。 -
旗津区の台湾海峡側には、座礁して横倒しになった貨物船が放置されていた場所があったのに、今回通りかかったら撤去されたらしくて姿が見えなかった。
夕暮れ近くにその難破船を見ながら浜辺を歩いた事もあったのになあ…。ノスタルジ〜。
で、これは旗津区の北端近くにある旗津海水浴場。上に出した地図にもその名が出ています。
このあたりの砂は黒いのがちょっと残念、かな。
いくら高雄でも1月は薄いセーターとジャケットが欲しいくらいの気温。
当然この日は泳ぐ人の姿は無し。 -
SUR SHANGHAIたちは旗津海水浴場の駐車場に車を停めてブラブラ歩いて行くことに。
海水浴場から廟前路という道を数百m進んで行くと、道の脇に天后宮があります。
天后宮の名も上の方に出した地図に載っています。
この時は年が明けたばかりだったせいか、厄落としのためのこんな赤い橋が置かれていた天后宮。
お母さんたちに「渡れ!渡れ!」とけしかけられて仕方なく橋を越えている子どもたちはちょっとふてくされた顔付きなのがおかしい。(^0^)
この廟前路には海鮮の食堂が何軒も並んでいます。
冬なので、この日は開いているお店は少なめ。 -
旗津区の天后宮前には提灯が盛大に下げられていた。
その下のベンチで憩う熟年カップル。
天后宮は、航海の守り神の女神≪媽祖≫を祀った道教の廟。台湾は海に囲まれた島ということもあって、あちこちで大小の天后宮を見かけます。
この女神≪媽祖≫は、人間としても実在していたというのは驚き。
960年の(旧暦)3月23日に台湾対岸の福建省に生まれたとされる女性で、名は林黙娘。
幼い頃から神通力発揮して多くの人々を災害や病から救っていたそうです。
987年、(旧暦)9月9日に湄洲島から昇天したあとも人々を海難から守ったので、航海の守り神≪媽祖≫として媽祖廟に祀られるようになったのだそう。
媽祖はその後、歴代の皇帝に名を贈られ、清の康煕帝によって天后に昇格されたので、媽祖廟も天后宮と呼ばれるようになった由来があるようです。 -
目がチカチカするほどの提灯の数とその赤い色。
これだけ見ると旗津区の天后宮はさぞ大きいだろうとお思いでしょうが…、 -
…廟前路のすぐ道脇にあるお寺さんなのでこぢんまり。
それでも港町高雄らしく、海での安全を願って捧げられる線香の煙が絶えない天后宮。 -
上の画像は天后宮からほんの目と鼻の先にある旗津輪渡站。輪渡站というのはフェリー乗り場のこと。
わ! その建物もいつの間にかすっかり立派になった!
このフェリーは上の方でもちょっと言ったように、対岸にある高雄の鼓山区の鼓山輪渡站とを5分ほどで結んでいます。
この細長い島状になった旗津区と高雄市街地への行き来に使われている重要な足。
もちろん旅行者でも乗れるので、ちょっとした船旅気分を味わってみては?
下の画像はその旗津輪渡站と鼓山輪渡站を結ぶフェリーの時刻表と料金表。
この画像で十分見えるかとは思いますが、
運行は6:00〜24:00で、4〜6分おきに出ています。
お値段の方は1人片道10元。
機車(スクーター):1台片道10元。
脚踏車(自転車):1台5元。
優待票(割引券):1人5元。65歳以上、軍や警察関係者(身分証提示)、心身障害者とその同伴者(障害者手帳提示)、身長115cm〜145cmの児童。
同じ漢字圏でも、日本語の自転車は台湾では脚踏車になるのがおもしろい。ちなみに中国では自行車と言います。
英語でもBICYCLEをイギリスではPUSHBIKEなんて呼ぶのと同じ感じでおもしろいと思うSUR SHANGHAI。 -
SUR SHANGHAIたちもフェリーで鼓山区へちょっと行ってみます。
ついでだから、中山大学の方まで歩いて行ってみようよ。久しぶりだし。
これは、旗津区の輪渡站(フェリー乗り場)岸壁から見た高雄港。
画像右手に見えているのが、上でご紹介した鼓山区の鼓山輪渡站へと渡るフェリー。
4〜6分おきに出るので、慌てず騒がずまずはあたりを眺めています。
対岸の高雄市街地にも高層ビルが増えたのがうっすら見える。
昔はよく知っていたはずの街もいつの間にか変貌している…。ノスタルジ〜。
このフェリー自体も新しくなった。
前は吹きさらしのボートの甲板にみんな立って渡ったような気がするけど…。
それともどこかのフェリーと混乱してるかな。 -
この旗津の輪渡站(フェリー乗り場)と鼓山輪渡站を結ぶフェリーに乗る時は特にチケットは買いません。
係りのおじさんがいるので、直接手渡したり箱に入れたり。
これはフェリーの中から対岸の鼓山輪渡站側を見た様子。
吹き抜ける海風がちょっと冷たい。でも気持ちいいねえ。
画像右手に見えているオレンジ色の屋根は、食堂が入っている好望角という建物で、鼓山輪渡站はその隣。 -
SUR SHANGHAIたちを乗せたフェリーは旗津輪渡站(フェリー乗り場)を出て高雄港を横断中。
途中、対岸の鼓山輪渡站から出てきたフェリーとすれ違う。
ほんの5分くらいの船旅。でもこうして海風と港の匂いを感じながらデッキに立っていると気分爽快。
フェリーから見る高雄市街地のスカイラインは、高いビルが増えてずいぶん変わったなあ。
一番高く見えているあのビルは、高雄85ビルだね。
高雄85ビルは85階建てで高さは347m、アンテナも入れると378mだって。
96年竣工で97年に開業したらしいから、SUR SHANGHAIたちにとっては初めて見るビル。
高雄にいた時にはこんなビルが建つとは思わなかったねえ。 -
旗津輪渡站(フェリー乗り場)を出て、対岸の鼓山輪渡站にフェリーは到着。
真っ先に降りて行くのはスクーター集団。
ドドドドドッ!!
これは昔から変わっていない光景。 -
鼓山輪渡站(フェリー乗り場)のあたりにはカキ氷や軽食のお店がいくつか。
冬だからカキ氷部門は開店休業状態。それでも看板はバッチリ立っていた。
ここしばらくマンゴーのカキ氷が話題になっているほか、台湾にはまだまだいろんな種類のカキ氷がありますよ。
昔は、生卵の黄身を乗せて蜜だけで食べるカキ氷もあったっけ。SUR SHANGHAIは食べたことがないけど、知り合いが好きだったなあ。今はもう衛生上の配慮で無くなったかも?
この大碗公というお店では、超超大鴛鴦冰と名づけたカキ氷が名物のよう。30倍って書いてあるのは何が30倍の意味かな。一体全体何人分?乗っているのはミックス・フルーツみたい。
上から2番目は水果(フルーツ)と布丁(プリン)+練乳のカキ氷。
あれ?日本と同じ名前の宇治金時もある。
台湾のカキ氷にはふわふわした見かけと食感のものがあって、綿綿冰と言います。
この看板に出ているのはフルーツと練乳+冰淇淋(アイスクリーム)の綿綿冰。 -
鼓山輪渡站(フェリー乗り場)の周りは小さい波止場。波止場を囲む濱海二路や哨船街沿いの岸壁には、小さい漁船が並んでいるのが見られます。
冬とは言え柔らかい午後の光の中で休む小船。
重油の匂い、潮の匂い、魚の匂いの混じった港の空気はSUR SHANGHAIの子ども時代の風景の脇役。
懐かしい匂い…。
光の中で乾くのを待っている魚はボラ、だよね。
台湾名産のカラスミを作っている風景もその辺で見られるかな。 -
岸壁の屋根の架かった部分で中国将棋に興じていたおじさんたち。
後ろの方にいるおじさんの、う〜むと言った感じの手と顔の表情が通っぽい。
何かいい手を思いついた? -
だいぶ乾いてきたボラの干物が網の上にずらりと並ぶ。
台湾では魚は背開きにすることが多いから、日本の魚の干物とはちょっと見た目が違う。
背骨はあとで骨せんべいのように油で揚げるのかな?
パリパリと香ばしい味と香りが口の中に甦る。 -
台湾のトラッドなおばさんスクーター・ライダー。
笠と日焼け対策の頬被りが粋だよ、おばさん!
足元には鍋まで置いちゃって。
この格好が健在だったとは!(◎0◎)
でもね、笠はヘルメットの代わりにはならないから気をつけて! -
鼓山輪渡站(フェリー乗り場)もある波止場をぐるりと回って、中山大学方向へ行ってみます。
静かに冬の光の中で休んでいる漁船も、嵐に遭ってもみくちゃにされた事もあるんだろうな。
今日は静かに休めていいね。 -
台湾では建物の壁いっぱいに描いた宣伝が多い。
さすがに最近の建物には直接は描かないけど。
で、その広告が節操が無いと言うか何と言うか…、という眺めも多い。
いえ、一つ一つの広告は問題無いんですよ。
それらの壁広告の取り合わせが結果として異様なものになる事があると言い直します。
う〜ん、これは痔の病院と青島ビールの組み合わせ…。 -
鼓山輪渡站(フェリー乗り場)から波止場をぐるりと回りきって、さらに中山大学方向へテクテク。
その道の脇で見つけた由緒ありげな古いレンガ造りの門。あれ?これは初めて気が付いた。
標識も出ていて、これは高雄市定の古跡、雄鎮北門と分かりました。
この雄鎮北門は高雄港の北の入り口を守るために造られた砲台への門で、旗津区の旗後砲台と対になって高雄を守ったのだそう。
もう一つの旗後砲台は、上の方に出した旗津区の地図の北端に名前が載っています。 -
雄鎮北門の近くにあったお土産屋さん。
大きな法螺貝に絵を描いたり透かし彫りを入れたり。
これはランプに仕立ててあるのかな。
真ん中の法螺貝の透かし彫りはずいぶん細かい。
買っても持ち帰る時に気を遣っちゃいそう。 -
SUR SHANGHAIたちが向かっている中山大学は鼓山区の海岸線にあって、台湾海峡と後ろに控える壽山の景色がきれいな所。
正門前の西子湾は、台湾海峡に沈む夕日が名物になっています。
その台湾海峡に面している鼓山区は、高雄港の入り口もあるので、今も重要な場所。
中山大学に通じる道沿いのこの壁には軍事用地って書いてあるけど、まだ駐留しているのかな。
この画像の塀の向こうにちょっと見えている山は壽山と言って、今は一般の人も行ける壽山公園になっていますが、昔は軍が入っていて立ち入り禁止でした。 -
鼓山輪渡站(フェリー乗り場)から波止場をぐるりと回って着いた中山大学の正門手前。
向こうの山の麓に見えるのが中山大学のキャンパス。
そしてSUR SHANGHAIたちが立っているこの場所が夕日で有名な西子湾。
お天気のいい夕暮れには大勢の人で結構賑わいますよ。
鼓山輪渡站から、すたすた歩いて行けば30分くらい、ゆっくりあれこれ見ながら歩くと小1時間の距離で、アップダウンも無い道なので一度来てみては? -
西子湾の脇にこんなジグザグの階段があるので、上って行ってみるといいですよ。
この上には何があるかと言うと…、 -
…途中からはまず、中山大学の正門とその向こうの競技場や台湾海峡が見えて…、
-
…下にある西子湾や遠くの台湾海峡の水平線を見下ろす展望台が。
あそこにいるのは中山大学の学生カップルかな?
広〜い海を眺めながら語らうのは将来の夢?
この展望台のそばにはカラフルな福徳宮という小さいお寺さんや、打狗英国領事館跡があるので、そちらにも寄ってみます。 -
上の画像の展望台そばにある打狗英国領事館跡。
その庭からは、高雄市街地の眺望もバッチリ!
右手奥に見える一番高いビルは、フェリーでも見えた高雄85。
こうして見ると、本当に背の高いビル!
85階建てで347mという高さがよく分かる。
右に写っているのが高雄港。軍艦らしき船も見えています。
旗津区はこの画像のさらに右手にあるので、ここには写っていません。
画像中央を横切る赤っぽい屋根は、鼓山輪渡站(フェリー乗り場)隣の、食堂が入っている好望角という建物。
あれ?意外と近くに見えるなあ。 -
さっきから名前が出ている打狗英国領事館跡と言うのは何かと申しますと、1865年に建てられたと言う台湾初の洋風建築で、イギリスの領事館だった建物の跡地のこと。
中には外国人外交官として初めて台湾に駐在したと言う英国人ROBERT SWINHOE(ロバート・スウィンホー)関連の展示があります。
家具類はあまり残っていないのが残念。
ついでに言うと、打狗と言うのは高雄の古名。
元々の原住民が≪タアカオ≫と呼んでいたこのあたりの土地に、後から入って来た中国人が発音を当てて≪打狗≫と名付けたのだそう。
今のように≪高雄≫と書くようになったのは、台湾が1895年に日本領になったあとの1920年からだそうです。
高雄はKAOHSIUNG(カオション)と表記されますが、これは高雄の中国語の発音をウェード式ローマ字で綴ったものだそうです。 -
この画像に写っている人物が、1860年末に英国駐台湾副領事として任命されたという英国人ROBERT SWINHOE(ロバート・スウィンホー)。1836−1877。
打狗英国領事館跡内にあった説明によると、ロバート・スウィンホーは外国人外交官として初めて台湾に駐在した人物なのだそう。
それと同時に博物学者でもあったらしく、初めて台湾の動植物について系統だった調査・記録・採集を行って発表した人物でもあるようです。
副領事に任命される前にも1856年に初来台していて、自然史の調査・採集に従事したのだそう。
1857年にはイギリスの艦隊で2度目の来台。この時には海難で行方不明になった英国人の捜索のほか、清の官僚との外交、さらに自然史の調査も行ったのだとか。
その後、上記のように英国駐台湾副領事として1866年まで着任し、その後は福建省の厦門(アモイ)に移ったようです。 -
そんな歴史を持つ打狗英国領事館跡も、今は新婚さんたちの記念撮影場所になっているみたい。
あとでゴージャスなアルバムにするんだろうなあ。
はい、花嫁さん、もうちょっと顔を挙げて!
はい、お二人さん、もう少し顔を寄せて!
手はもうちょっと右にね!
撮影するカメラマンさんも大変だあ。 -
打狗英国領事館跡のすぐそばには小さいながら福徳宮というお寺さんがあるので、そちらもちょっと覗いていきます。
赤、白、黄色、緑の構図。 -
台湾で感心するのは、小さいお寺さんでも立派な彫刻の石柱があること。
この福徳宮の柱の龍も立派! -
さて、中山大学手前の西子湾や打狗英国領事館跡を再訪したSUR SHANGHAIたちは旗津区へと戻ります。
鼓山の輪渡站(フェリー乗り場)から旗津輪渡站へもフェリーの運行は6:00〜24:00で、4〜6分おきに出ています。
お値段の方も同じで、1人片道10元。
機車(スクーター):1台片道10元。
脚踏車(自転車):1台5元。
優待票(割引券):1人5元。65歳以上、軍や警察関係者(身分証提示)、心身障害者とその同伴者(障害者手帳提示)、身長115cm〜145cmの児童。
これは甲板に映るSUR SHANGHAIとその旦那の影。
不思議なことに、影を見るとSUR SHANGHAIの方がデブで旦那の方がスリムに見える。着ている服のせい? -
また戻って来た旗津区。
旗津の輪渡站(フェリー乗り場)周辺では観光人力車のおじさんも客待ちしています。
冬はそのお客さんも少なくて、路上に長く影を落とす人力車。 -
観光人力車は短距離用なので、上の方に出した地図の見所を隈なく回ってみたい方は自転車やスクーターを借りてみては?
お店は旗津の輪渡站(フェリー乗り場)周辺に何軒もあります。≪出租≫と書いた看板や札が出ていますが、これは≪レンタル≫の意味。
詳細は聞きませんでしたが、免許証や身分証(パスポート)を持っていくのがいいかもです。 -
旗津区の路上にあった子ども用の乗り物。
これはシーソーになってますが、向かいに座っている人形の顔が怖い!
子どもが見たら泣き出すかも。 -
これは檳榔(BETEL NUT)屋さん。
檳榔というのは、檳榔樹の実(檳榔子)を石灰やキンマ(コショウ科の植物)の葉で包んだ嗜好品。
昔、SUR SHANGHAIも一つだけ試してみましたが、一口かじってその強烈な匂いと苦い味にびっくりしてしまい、すぐに口から出してしまいました。
よく、道端に赤い血の様に吐き捨てられているのは、檳榔を噛んだ後のカスと噛み汁。
台北ではあまり見かけなくなったような気がしますが、台湾南部に行くと檳榔の汁で口や歯を真っ赤に染めたような人によく出会います。
で、このお店の看板には≪哦伊細≫と書いてありますが、これは≪おいしい≫と言う発音を漢字に当てた名前。
よく、片言の日本語を使った看板を見かけますが、これは○に お が入ったロゴもなんか笑えます。 -
旗津区の廟前路沿いには海鮮食堂が並んでいます。
見たこともない魚介類、カブトガニなんかもこれまでに見かけましたが、冬はちょっと寂しい品揃え。
これは食用ガエル。
お腹を割かれて横たわるカエルのM字開脚って初めて見たかも。
南無阿弥陀仏…。 -
冬の旗津区には、烏魚子(カラスミ)の屋台も出ますよ。お好きな方はぜひどうぞ。
烏魚子(カラスミ)は塩に漬けたボラの卵巣を圧搾・乾燥させた珍味で、ねっとりした食感と独特の濃い味わいがあります。
この屋台では、おばさんのすぐ前に並べてある真空パック入りが350元から500元まで。
画像手前に並んでいるのは、炙って一口大に切った烏魚子(カラスミ)で200元。これはもうこのまま食べられます。削ぎ切りにした長葱のパックも付けたセットになっていたので、ホテルの部屋用に購入。
SUR SHANGHAIは、これまでにも書いたようにお酒は一切受け付けない体質ですが、おつまみ系の食べ物は好きなんです。
この屋台では烏魚子(カラスミ)のほかに烏魚胗(ボラの肝)も、同じようなパック入りが200元で売られていました。 -
食堂に座って海鮮をあれこれ頼むほどじゃないけどお腹がちょっと空いた…。
こんな時にちょうどいいのが焼きイカ屋さん。
旗津区には画像のような焼イカの屋台も出ています。
どの屋台でも同じ値段で、この時は小さめのイカは三つで50元、大きめのイカは二つで50元のお値段。
ワタを取ったイカを平たく串に刺してあって、その場で焼き上げてくれました。
味付けは甘めの醤油ダレ。最後にゴマもたくさん振ってくれるので香ばしい焼き上がり。
ごちそうさま〜! (^0^) -
旗津区の北端近くにある旗津海水浴場には公衆トイレあり。
そこで見つけたのは車椅子に乗った人でも使えるトイレの標識。
台湾でも今はこういう設備が増えているんだなあ。
でも、行動不便厠所っていうネーミングは一般的なんだろうか。 -
旗津海水浴場にいる二人がいい雰囲気と思ったら、女の子は自分の写真を携帯電話のカメラで撮るのに夢中。
男の子は二人分の焼きイカ(?)を持たせられてしょんぼり。
かわいそうだけど、ちょっと笑える構図。 -
上の方に出した旗津区の地図にも名前が出ている旗津漁港のあたりを歩く。
SUR SHANGHAIの実家のある町にも漁港があったから、岸壁に繋がれた船のある風景は懐かしい。
重油の匂い、ペンキの匂いに潮の香りも入り混じる冬の午後。 -
ん? あの船は?
巨大なわら人形を吊り上げているように見える。
ちょっと怖い感じ。
あとで近くまで行ってみたら、NAUMONと名の付いた博物館(?)として公開されているようでした。
もうこの日は閉まりかけていたので、中はどうなっているのかまでは…(・・)? -
破れた魚網の繕いをしているおじさん。
冬の日の静かな午後。 -
おじさんたちが岸壁で立ち話。
こういう風景を見ると、一瞬、実家の町の漁港に戻ったような錯覚に陥るSUR SHANGHAI。 -
岸壁に憩う漁船のへさき。
日本だと船の名前に○○丸って付けるけど、この≪丸≫ってどういう意味かなあ。
そう言えば、人の名前にも牛若丸とか付けるけど、何か関連があるんだろうか…。
お城の建物にも本丸とかあるし…。
連想がどんどん別の方に飛んでいってしまう。 -
魚を追いかけて航海を続けてきた漁船には、ペンキも剥げた傷跡が無数に残る。
どれだけの嵐に何度揉まれてきたんだろう。 -
そろそろ高雄の市街地に戻ろうか。
上の方に出した地図で≪現在位置≫と赤い字で書いてあるあたりまで来ると、
あ! 烏魚子(カラスミ)作りをしている!
車道脇にテーブルのように長く置かれた板。
その上にずらりと並んだ烏魚子(カラスミ)。
これはもう塩漬けや圧搾の工程を終えて、天日干しにしているところ。
う〜ん、烏魚子(カラスミ)のしょっぱくて濃厚な味わいの匂いがあたりに漂う。
思わずつばが湧いて出てくるこの眺め。
適当に時間を置いたら裏返し…を繰り返して、徐々に乾燥させていくみたい。 -
冬の西日の中で烏魚子(カラスミ)を裏返す作業が続く。
これだけ手間をかけているんだから、いい値段で売れるといいね。(^0^) -
旗津区から、また過港隧道を通って戻って来た高雄市街地。
あ、あれは地下鉄駅だよね! 高雄の地下鉄って出来たんだっけ?
よく見てみたら、駅は出来て名前も付いてましたがまだ閉まってました。
これは前鎮高中站という名の駅。
高中というのは高等学校のこと。
前鎮高校っていう学校が近くにあるから、駅もこういう名前にしたんだろうな。 -
台湾はどこに行ってもスクーターが多い。
そして、ジャケットを後ろ前に来て乗るスクーター・ライダーも健在だった。
昔、どうして後ろ前に着るのか聞いてみたら、「風が前から入って来ないように。」と答えた人がいたっけ。 -
高層ビルの増えた高雄市街地。
う〜ん、想い出の中の街は今も変わらないのに、現実の中では街並みもどんどん変わっていくんだよね。
左寄りに見えるのが、さっきのフェリーや打狗英国領事館跡からも見えた高雄85。
あ!その下にはスウェーデンの大型家具店のIKEAも出来てるよ! (◎0◎)
高雄も変わったなあ。 -
高雄の駅前まで戻って来た後は、高雄国際空港そばの格上租車(CAR PLUS)レンタカー会社で借りていた車を返したSUR SHANGHAIとその旦那。
この会社は高雄駅近くにも支店があって便利でした。
格上租車(CAR PLUS)レンタカー会社のサイトはこちら。http://www.car-plus.com.tw 中国語繁体字版、英語版。
台湾では日本の免許証でも運転できるようになったようですよ。
ちょっと手続きが面倒ですが、ある程度まとまった日数借りるのであればトライしてみては?
下記の交流協会のサイト内にある、≪台湾における日本の運転免許証による車両の運転について≫でお確かめください。http://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/04/CDC3A3DD3A90BA864925735C0008A745?OpenDocument
高雄駅前から歩いて戻るHOWARD PLAZA HOTEL KAOHSIUNG(高雄福華大飯店)への道。
向こうのビルに見えている≪幸福人寿≫の≪人寿≫は、生命保険の意味。
昔は、生命保険って死ぬのを待ったり待たれているようで嫌だって言う台湾の人が結構いたけど今はどうなんだろう。 -
この日の夜は、久々に会った知人とその家族と会食。
そのレストランの中庭にある池には錦鯉が群れを成す。
最後に顔を見たのは、まだどっちも独身の時だったよねえ。
想い出の中の人は年を取らないから、こうして会ってみると『ああ、あの時とは変わったんだなあ…。』としみじみ思う。
あっちはあっちで、『SUR SHANGHAIもばばあになったなあ…。』なんて思っていたかも…? (^^ゞ -
食事の後は、みんなでナイト・マーケットをそぞろ歩き。
このUFOキャッチャーのぬいぐるみはヤクルト!と思ったら、ヤクルトもどき。
ヤクルトは台湾では養樂多って言うのに、これには快樂多っていう名前が付いている。(^0^)
変にぼってりした感じが妙に可愛いけどねえ…。
このあとは久々の会食もお開き。
明日はマカオ経由で上海に帰るSUR SHANGHAIとその旦那。
また10年後にでも会おうか!
その時にはお互いにどう変わってるかな…。
知人にあえてうれしかったけど、ちょっと悲しいような気持ちにもなった台湾最後の夜…。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- こんぱすさん 2009/01/09 13:02:23
- 旧大陸でのドライブについて
- 暇なときに、簡単なコメントを頂ければと思います。
1、台湾、中国、欧州、アフリカなどでドライブされているようですが、
これらの土地でもドライブ旅行のメリットは大きいですか。
各種の土地での経験のある人は少ないようです。
当方は、次のような先入観念があり、経験なしです。
あ)信号、表示など道路の整備が不十分で危険
い)人、オートバイはては馬車、リキシャなどがいて
スピードが出せない
う)欧州は道が狭いうえに駐車にこまる。
え)バスが安く、車はかなり割高
車は便利ですので、状況によっては考えてみようと思いますが、
いかがでしょうか。 − 当方は米、加、豪、nz のみ
2、中国の「泉州」は、他の都市と違う印象がありますか。
チンさんの小説だけは良く読みましたが、小説の舞台です。
イスラム寺院があるだけかも。
ある人は、中国の中小都市は同じようなものと言われます。
今春に中国旅行を考えておりますが、天候の問題からやや北のコースの
方に傾いています。
以上、めんどうですがよろしく。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/01/10 12:04:00
- RE: 旧大陸でのドライブについて
- ご訪問、ありがとうございます。
私は公共の交通手段も使いますが、主人は自分で運転して移動するのが好きなタイプなので、二人一緒の時にはレンタカーでの旅が増えました。
道は出来ていても公共の交通の足の便が無かったり不便な所ではやはり重宝しました。
行き先の国によってはやはり各種整備が不十分だったり、ルールが守られない場面もよくあるので注意は必要だと思います。
これまでに米、加、豪、nz でご経験がおありのようですから、行き先の国の交通事情の様子を見た上で、お試ししてみるのもいいのでは。
中国福建省の泉州の街自体は、現在の中国中小都市の一つと言った感じですが、日帰りで行ける近郊には崇武古城やその他こまごまとした史跡が点在しています。私としてはそれらを見て回る方がよかったなあと言う感想です。
わたくしの旅行記で恐縮ですが、よろしければ下記の福建省の旅で泉州周辺にある史跡のいくつかをご覧ください。
崇武古城 http://4travel.jp/traveler/casa/album/10146976/
洛陽橋と泉州市内 http://4travel.jp/traveler/casa/album/10147747/
泉州西郊外の史跡 http://4travel.jp/traveler/casa/album/10148470/
- こんぱすさん からの返信 2009/01/10 16:18:14
- RE: 旧大陸でのドライブについて
- > 暇なときに、簡単なコメントを頂ければと思います。
>
> 1、台湾、中国、欧州、アフリカなどでドライブされているようですが、
> これらの土地でもドライブ旅行のメリットは大きいですか。
> 各種の土地での経験のある人は少ないようです。
> 当方は、次のような先入観念があり、経験なしです。
> あ)信号、表示など道路の整備が不十分で危険
> い)人、オートバイはては馬車、リキシャなどがいて
> スピードが出せない
> う)欧州は道が狭いうえに駐車にこまる。
> え)バスが安く、車はかなり割高
> 車は便利ですので、状況によっては考えてみようと思いますが、
> いかがでしょうか。 − 当方は米、加、豪、nz のみ
>
> 2、中国の「泉州」は、他の都市と違う印象がありますか。
> チンさんの小説だけは良く読みましたが、小説の舞台です。
> イスラム寺院があるだけかも。
> ある人は、中国の中小都市は同じようなものと言われます。
>
> 今春に中国旅行を考えておりますが、天候の問題からやや北のコースの
> 方に傾いています。
>
> 以上、めんどうですがよろしく。
お礼 − 「こんぱす」
さっそくの丁寧な返答有難うございました。
漠然とした「質問」で、失礼しました。
だいたいの感じは、分かりました。
当方は、あくまでも「のんびり旅」で、sur shanghaiさん
のように、秘境のような所へはとても行けませんが、
今後もよろしく。
>
-
- トモとアックさん 2008/08/27 23:15:32
- 見所満載!
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは
高雄旗津近辺の旅行記、
完成お待ちしておりました(笑)。
素敵な写真に、読みやすくも
読み堪えあるコメントが添えられていて、
旗津近辺の魅力が伝わって来ます。
絶賛の一票!!!
私たちもまた、高雄に行きたくなりました。
トモとアック
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/08/30 20:18:09
- RE: 見所満載!
- ご訪問、ありがとうございます。(^0^)
筆が遅いと言うか、タイプが遅いと言うか、一コマ一コマのコメントを入れるのに時間がかかる私なので、お待たせいたしました〜。m(_)m
高雄は台北と違って、のんびりと言うか時間がゆったりとしているような気がします。それでも、高雄で過ごした頃と比べると、大きなビルも増えているしびっくり。
昔の旅行記もアップしたいですが、写真や記録が分散しているのが残念。
う〜ん、私もまたしばらく高雄に滞在してみたくなりました。
-
- さや犬さん 2008/08/27 20:27:23
- カラスミ美味しそうー。
- 沢山の旅行記アップがあって,大変ですね!編集完了したものから,ぼちぼち楽しませていただきます^−^
トップの画像のからすみなど,てかてか具合がとても美味しそう!いいですねー。どんな味なのかしら?
でも,,食用蛙はさや犬には絶対無理かも(笑)
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/08/30 20:06:00
- RE: カラスミ美味しそうー。
- ご訪問、ありがとうございま〜す。 (^0^)
アップをさぼっていたら、いつの間にかファイルが溜まってました〜。(^^ゞ
写真一コマ一コマのコメントを書くのにも時間がかかる私なので、ウ〜ム。
楽しみながら少しずつアップできれば一番ですね。
カラスミは珍味の一つ。大雑把に言うとボラという魚の卵巣を塩漬けにしたものを乾燥させたもので、濃厚なしょっぱいチーズのような食感と味わいです。
日本でも手に入るとは思いますが、日本でのお値段はどうでしょう。
機会があったら一度食べてみてくださいね。
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