2008/01/03 - 2008/01/03
1272位(同エリア9031件中)
のうりかさん
NYC入りして、ずっと追っかけられているのは、サリンジャーとフィッツジェラルドとハルキ・ムラカミ。
どうやら仲良くつきあっていくしかないようだ。
「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」J.D.サリンジャー著(野崎孝訳・新潮文庫)のストーリーはシーモアの弟であるバディによって語られる。
妹フラニーがおたふく風邪の感染を避けるためにシーモアとバディの部屋へ避難してきた。
夜中に泣き出した赤ん坊の妹にシーモアは哺乳瓶のミルクではなく、中国の秦の時代の道教の説話を読んで聞かせるのだった。
あえて、その説話は紹介しないが、バディはそのセンテンスの最後にこう言っている。
「・・・わたしには、彼(シーモア)の代わりに馬を探しに遣わしたく思う者は一人として思い浮かべることすらできなくなったということなのである。」(野崎孝訳)
「代わりはいない」・・・。大学時代からの唯一無二の親友「Y」もまた然り。
幸い彼は元気で毎日会社に通っている。
タイトルは(ご存じの方いない?)ディズニー・アニメの長編「不思議の国のアリス」より。
セイウチが牡蠣を食べてしまうときのセリフから。
-
マリオットの一つブロック先が今夜の宿。
「ラディソン・レキシントン」http://www.radisson.com/newyorkny_lexington
このホテルにしたのは、ヒルトンより「100USDも安く!」てレキシントン・ラージルーム(バスとクローゼットが2つ?)を格安の200USDで予約したからなんだけど、どうやらネコオヤジは「レキシントン」という言葉に妙に惹かれているらしかった。
はて?
ただの地名。
知っている人はマサチューセッツ州にある独立戦争の戦地。全米に無数にある通りの名前。
マニアックなところでは、合衆国太平洋艦隊の航空母艦で帝国連合艦隊が唯一撃沈した大型空母の名。 -
というわけで、ラディソン・レキシントンにチェックイン。
こじんまりとしたレセプションのお姉さんが聞いてくる
「No Smoking or Smoking ?」
ネコオヤジは0.2秒迷ったが
「No Smoking,Please.」
お姉さんはニッコリとして「Excellent Choice!」とおっしゃいまいた。
「日本人のゲストは多いのですか?」とネコオヤジが聞くと、お姉さん曰く、
「多いですよ。でも煙草を吸えないと困ると言うゲストがときどきいるので、もう信じられないわ」
・・・なるほどねえ。
喫煙者の市民権は地下に潜行せざるをえない世界となりつつあるらしい。 -
実は、昨年8月末に大学の親友Yと久々に飲んだ際に禁煙への考え(思い、誓い?)を新たにした・・・。(Yはもちろん、生まれてこのかた煙草を吸わない)
「禁煙したいので君の助けが必要だ。あたっては僕と一緒にアメリカ合衆国へ旅行に行ってほしい。」とネコオヤジが言ったところ、親友Yは猛烈に怒った。
それはもういままでにない勢いで。
Yの言い分はこうだ、
「君に禁煙しなさいと20数年間言ってきた。今さらになってやめてほしいなどとは思っていない。旅行には同行しない。英語を使うのは会社で一日中ゲップが出るほどうんざりしている。旅行に行ってまで英語に苦しめられたくない。」
(Yはある日突然に、自分の勤める会社が合衆国最大の年金企業に買収され、役員以下周りの社員も大半は入替えされ、会議と仕事で英語が当然になったという劇的な環境で仕事をしている。)
さらに、「もし、本気で僕の助けが必要なら、今すぐに君の娘たちに電話してあげよう。1本吸う毎に500円を罰金として徴収することになった、と言ってやる。みんな喜んで協力するよ。間違いない。そして君も禁煙に成功し、誰もが幸福になれる。」
と言いながら、携帯を出したのだった。
長い沈黙の間ネコオヤジは大いに反省し、
「すまなかった。もう言わない。」とYに謝った。
サリンジャーの「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」に出てくる「代わりはいない」とは、僕にとってYを言うのだろう・・・。
大学時代は僕がどこで遊んでいようとも、明晰な推理で居所を割り出し、あらゆる手段で連絡をしてくるという特殊能力があった。
僕が4年間で卒業できたのはYの存在なしには有り得なかっただろう。
将来、国会議員になるときに秘書にするとしたらY以外にいないと考えたものだった。(もし、間違ってなったとしてもきっぱり断られただろうけど)
彼に喫煙席を強いて20数年。
Yの期待に、また恩に応えるられる日は遠い。
毎年、早々と彼からのお中元とお歳暮を受け取るころ、そう考える。 -
エレベータを教えてもらったので、部屋への案内を断り、ROOM1930のドアを開けると、やたら広い。
窓が汚れて曇っているが古い外壁なのでやむをえないとする。
向かいにヘルムズレイが見える。
確かに、トイレとクロゼットが2つあって。ベッドはキングがひとつ。(しかも、なにやら怪しいマサーッジ装置付き)
ニューヨークのホテルは狭いという先入観は間違ってました?ね。 -
これから、もう少しエクスプローラしなければ。
バッグを開けて必要なものだけ出し、完全防寒を完了し、地下鉄に乗る。
あたりは、冬の夕闇が近づくダークな青。
もしかして、初めてニューヨークのSubwayに乗るんじゃないかい?
改札はトークンじゃなくてメトロカードなのが少し残念かな。 -
地下鉄のホームがやたらと古い。
レトロと言えばそれですんでしまうが、東京だと銀座線の浅草から上野松坂屋、銀座四丁目あたりの年季の入った古臭さ。
駅のホームに入ってきた車両は「川崎製鉄社製」ってホントウか?
なんでも、車体の落書きが落としやすい点が買われたと言うが・・・。
平日の夕方なので、それなりに車内は混んでいた。
車体はロンドンやパリのよりも広くて良い。 -
ウォール街で降りる。
東に足を向けると、予定どおりのNYSE。 -
ここでお約束のフェデラル・ホールからワシントン像越しに星条旗のイルミネーションをパチリ。
歴史の話で恐縮だが、合衆国政府最初の首都はニューヨークだってことはあまり知られていないと思う。
合衆国市民はさすがに学校で教わるから知ってるだろうけど。
ここのフェデラル・ホールに首都の連邦政府機関が置かれていた。 -
再び、西へ戻りトリニティ教会。
「独立宣言書」(IN CONGRESS)を理由あって盗むことなになった歴史考古学者にしてトレジャー・ハンターのベン・ゲイツ。
「ナショナル・トレジャー」http://www.movies.co.jp/nationaltreasure/main/での重要な舞台。
謎を解く鍵は、「三位一体」つまりTrinity。
今回の旅をするきっかけになったのが続編の「ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記」http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
この話は、またワシントンDCで。 -
この先にWTC跡地がある。今回の旅に予定しなかった所。
少し躊躇もしたが、やはりあの場所には行かない。
近くの地下鉄駅へ階段を降りる。
フルトン通り駅から地下鉄A線に乗って目指すはブルックリン・ハイツ。
イースト・リバーの下を越えて一駅。 -
地元民と一緒に西へ路地を歩くと。本当に住宅街になった。けっこう暗い。
今、強盗にあったら壁に向かって手をあげて、後ろのポケットにある20USD札を指すしかないな。
実際、治安は悪くないと思う。
「割れ窓理論」(建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される)で治安を良くしたのは前のルドルフ・ジュリアーニ市長。(天敵はヒラリー・ロッダム・クリントン)
要するに、警察官の採用を大幅に増やしただけだったような気がするが。 -
急に視界が開けて、ロウワー・マンハッタンのビル群が飛び出してきた。
ここがブルックリン・プロムナードの南。遠くに自由の女神も見える。
ニューアークにアプローチしているのか、JFKなのか航空機の点滅が移動していた。
僕の頭の中でGershwin の 「Rhapsody in Blue」が流れる。(お待たせ致しました!http://jp.youtube.com/watch?v=yiyc9Ak3EtQ)
やっぱり、ガーシュィンは天才だ。ジャズとクラッシックを融合させた作曲家。
もう、プロムナードを歩きながら口笛まで吹いちゃったもんね。 -
このプロムナードを北に向かうとブルックリン橋が見えてきた。
桟橋へ降りると、観光客らしきご一行様が数名写真を撮っている。
近くにザ・リバー・カフェhttp://www.rivercafe.com/がある。メニューがやたらとお高級ざんすね。
目立たない外観だけど、ほんとにお客さんいるのか?
しかし、違うな。
何が?って、この風景じゃないんだよな。
僕が見たいのは。 -
さらに、ブルックリン橋の下を抜けて、プロムナードの公園へ出た。
ここにも、記念写真をとる人たちが数名。
これだよ。
うまくカメラで撮れなかったけど。
この夜景が見たかったんだ。
ブルックリン・ブリッジ。もうすぐ125歳。
マンハッタンを見る人、とりわけ観光客にとってそのイメージする画像は様々だろうけど、いちばん多いのは摩天楼だと言ってよいのではないか?
僕のイメージもまた同じなのだが、「イースト・リバー」という付加要素が重要な位置を占めている。
こうして今、摩天楼をこの川越しに見るとき、なんとも言えない不可思議な感覚を覚える。
これは、今の僕とマンハッタンとの距離感と言ってもよい。日本でイメージしていたものと、現在ここに立って目の前に広がるものの整合性がようやく完結した、心が震えるような気持ち。
それは、摩天楼の輝きが手を伸ばせば、すぐそこのある星くずを拾い集めることができそうなくらいに。
イースト・リバーに架かる橋を渡り、マンハッタンを行き交う日常は、ニューヨーカーにとって特別なものではないことだろう。
しかし、この川があるからこそ、マンハッタンは人々に様々な想いを持たせるのではないだろうか?
あえて言うなら、マンハッタンをつくってきた多くの移民たちが抱いたであろう、憧れ、夢、希望、あるいは思慕。それら全てを包含した人々の想いが、この川に架かる橋を渡るときに感じ取ることができるからではないだろうか。 -
「グレート・ギャッツビー」のワンシーンを思い出した。
夕なずむロングアイランドの屋敷の庭で、対岸に灯る一つの明かりを見つめるJ・ギャッツビー(演じるレッドフォード)。
大富豪がいくら手を伸ばしても、それを自分のものにはできないこともある。
どうもフィッツジェラルドとサリンジャーとハルキ・ムラカミがどこまでもついてくる街だな。
歩いてHigh Street駅へ戻ろうとすると、向こうの車線から窓をあけて叫ぶ者あり。
異常者か犯罪者か?
どうも僕に向かって「すみませーんがあ!」と叫んでいる。
まいったね。ワンボックスの左ハンドルだからこっち側に声をかけざるをえないのだろうけどさ。
「どうしたんだーい?」と答えてやると、
「ワシントン通りはどっちか知ってますかあ?」と困っている様子。
よく見ると白人の普通のオヤジ。どうやら強盗ではなさそうだ。
しかし、残念だな。道を聞くときはよくよく人を選ばんとあかんよ。
とっさに、(知らない。僕はただの旅行者だ!)と答えようとしたんだけど、反射的にコートから地図を取り出したネコオヤジ。
「知らないけど、あなたに地図をあげよう。」
と道路の真ん中で「はいよ!」
やばい、信号が変わって車が来る。
急いで歩道に戻る。
件のおやじは大いに喜んで「ありがとう!」と手を振って去って行ったが、無事辿りつけたのか?
後で調べたら、ワシントン通りは3ブロックほど先にあるらしかった。
地図あげちゃって大丈夫?と思うでしょ。
大丈夫。もう観光しないから。
地下鉄の路線図http://www.mta.nyc.ny.us/nyct/maps/subwaymap.pdfを見れば、ホテルまで帰れるよ。
(でも、NYCの地下鉄は少し注意が必要だらしい。例えば、今日はこの路線は各駅が運休しているから急行で先に行って戻れ。とか) -
駅からまたA線に乗って再びマンハッタン入り。
42丁目ポート・オーソリティー駅まで。
途中、34丁目ペンステーション駅で乗り込んできた男性客が吹く口笛のメロディーに我が耳を疑う。
「Gracias a La Vida」(人生よありがとう)
http://jp.youtube.com/watch?v=WyOJ-A5iv5I&feature=related
南米チリの歌。
チリと聞いてチリワインやインカ文明を連想する人は、それはそれで素晴らしい旅をしている人だと思う。僕は行ったことはない。なぜなら旅行の脳内地図に南半球がないから。
40年も前の世界に、ビオレータ・パラという女性歌手によってこの歌は生まれた。
アジェンデ大統領がピノチェトの軍事クーデターで暗殺された後、ビクトル・ハラが民衆のために歌った曲。
ビクトルも軍に処刑され、多くの民衆が弾圧された。それでも人々は「Gracias a La Vida」を心の支えとし、亡命を余儀なくされた人々によって南米中に、そして世界中に歌い継がれた。
現在チリは民主主義国家だ。アジェンデの社会主義政権を倒したクーデターは、明らかに合衆国政府が主導しCIAが仕掛けたものだったにもかかわらず、その責任を問う声に沈黙を続けている。
一方、失脚したピノチェトは独裁を続けた期間の裁きを受けないまま2006年にこの世を去った。
「人生よありがとう
こんなにたくさん 私にくれて
私にくれた ふたつの明星
それを開くと
はっきり見分けられる
黒いものと 白いものを
高い空から 星々の底を
人混みの中から 愛する人を」
男性が確かに歌った「Gracias a La Vida」の口笛は、車両の奥へ車内に響くブレーキ音たちとともに消えて行った。
アディオス・セニョール、ムーチョ・グラシアス! -
不思議な夜はまだまだ続く。
42丁目ポートオーソリ駅で地下鉄7号線に乗り換えるため、移動客であふれる長い通路を歩いていたとき、ふと僕の前に「ある文字」が現れた。
エレベータで僕の前に立つ人が背負っていたリュックに書かれていた文字。
「GOOD SHEPHERD」
聖書の世界では「善き羊飼い」(つまりイエス・キリスト)を意味する。
先日、僕の女房こと「飼い主」であるニコトラから「飼い主って英語では何と言うの?」と聞かれ、調べたところ行き着いたのが「GOOD SHEPHERD」。
実際、「私は犬を飼っています。」
って中学生でも簡単に言える英語は、よく考えると「飼う」という漢字に相当する言葉ではない。
じゃあ、犬のシェパードも関係あるの?って、当然でしょ。もともとは牧畜犬だもん。
で、2007年も暮れになって「飼い主ニコトラ」は「グッド・シェパード」という称号を得るに至ったわけです。
ただ、そのとき「その話はホントウか?」という発言があったので、こうして写真にまで収めてみましたの図。
この写真の「グッド・シェパード・サービス」はNPOの活動をしているらしい。http://www.goodshepherds.org/
最近では、マット・デイモンがアンジェリーナ・ジョリーと出演している映画のタイトル。http://www.thegoodshepherdmovie.com/#
こちらはCIAの夜明け前を描いたスパイもの。
小説を読みたい方はamazonでどうぞ。
マット・デイモンと言えばNH002便で見た「ボーン・アルティメイタム」http://www.bourne-ultimatum.jp/のCIA事務所が40丁目105番地。
これから向かうグランド・セントラル駅への途中、42丁目ブライアント・パーク駅の近くにある設定らしい。
「木を隠すなら森の中へ。」(鍵も掛けない探偵が砂糖壷に札を入れていたのは、デビッド・ジャンセン演じる「HARRY−O」だったか・・・。)
CIAが日常にあるこの国の不思議。
1975年の映画「コンドルの3日間」(原作は6日間)では、レッドフォード演じる主人公がアメリカ文学史協会を騙るCIAの「読み屋」にもかかわらず、孤立無援で組織の陰謀に巻き込まれるという話がある。当時中学生だった僕はワクワクしながら原作を読んだ。 -
Big Appleはまだ眠らない。
グランド・セントラル駅で下車。
今夜の夕食は「牡蠣君!」
もしかすると、オイスターバーでカキを食すことは今回の旅の最重点課題だったのか?
たぶん。 -
その前に、見たい、いや、カメラに収めたいものがあるんだ。駅の構内の星座?
ちがう。
正面のヘルメス像さ。(ヘルメスはリキュールの名前じゃなくて、ギリシャ神話オリンポス十二神。旅人の守護神。英語ではマーキューリー。仏語では鞄屋の名前。)
NYPDの車と警官がやたらと目に付くが、公共の交通機関はみなどこも同じ。警備は厳重だ。
このヘルメス像とハイアットの上に輝くクラススラービルの構図を取りたかったののネコオヤジ。満足。 -
駅の構内は入ると、イメージで星条旗はホールの真ん中にあるのだと思ってたが、ホリデーシーズンは両側の壁に掲げられていた。
教会のような雰囲気だなと思う。
もちろん行き交う人々の喧騒は祈りと相容れないが。
パリ東駅、北駅とも違う。ロンドンのパディントンやキングスクロス駅ともまた違うんだな。
日本では東京駅丸の内口と上野駅正面口ホールがいい雰囲気だね。 -
「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」http://www.oysterbarny.com/oysterbar/html/index2.htm
(日本のアトレ品川店http://www.oysterbartokyo.com/ja/fromny.htmlには行ったことないですけど。)
WebのHistory曰く。
「1913年創業。90年の歴史と世界的な知名度を誇るアメリカ随一のランドマークレストランとして、地元ニューヨーカーをはじめ世界各国から観光客が詰めかけ、オープンから閉店まで連日活気に溢れています。」 -
店の位置はBelow Sea Level in Grand Central.
ドアを開けると左にレストランの案内があって、客待ちが5,6人くらい。
ネコオヤジは迷わず右のカウンター席へ。
こちらは並ぶ客もなく至ってカジュアル。
カウンターの中で忙しく動いているオヤジから「空いている真ん中の席へ座れ」と目で合図される。
メニュー(http://www.oysterbarny.com/oysterbar/html/pdf/menu.pdf)を渡され、ちょうど中央に書かれている
シェルフィッシュ・プラッターズが目に入る。さて、どっちにしようかな?
その前に、クラムチャウダーだよな!
カウンターのオヤジを呼んでオーダーしたのは、
「クラムチャウダーね。赤いのね、白くないやつ。」
メニューには
SOUPS
NEW ENGLAND CLAM CHOWDER . . . . 5.95
MANHATTAN CLAM CHOWDER . . . . 5.50
とあって、マンハッタンのそれ。赤い色はトマト。
牛乳の代わりに水にコンソメを入れて煮立たせ、トマトを加える。
映画評論家、荻昌弘をして「アメリカ人の作る料理でも、クラムチャウダーとBLTのサンドイッチだけはハズレがない」と言わしめただけあって、レシピは簡単らしい。 -
さて、スパークリングワインをグラスで一杯。
「牡蠣食べる?」とカウンターからオヤジ。
「GRAND CENTRAL OYSTER PLATTER (8PC) . 20.95とBIVALVE PLATTER (4 OYSTERS, 4 CLAMS) . 14.15のどっちがおススメよ?」と聞いたら、
「そりゃ、グランドセントラルだね!」と言わはりますので、それをオーダー。
と、すぐにスープは運ばれてきた。作ってあるんだから当たり前だな。
ここで再びクラッカーとご対面。店のオヤジが言うには「スープにのっけて食べなよ!」と2袋。
少しだけ入れて食べると結構イケるんじゃないか?
美味いよこのクラムチャウダー。貝はもちろん、タマネギ、ジャガイモ、パセリかな。絶妙な溶け具合。 -
スープを食べ終えるとタイミングよく「飲み物のおかわりは?」と、イカツイ顔した割に気さくなカウンターオヤジ。
「白ワインがいいな。辛いやつ。」と言うとさっきのスパークリングワイン同様なみなみと注いで出してきた。
そして、はたして今夜のメイン。(この旅のメインか?)牡蠣くんのご登場とあいなった。
写真左下には、カウンターオヤジが
「今夜の牡蠣の種類だよ。4種類だ。」と言って、置いた紙。(カメラに収める間、下げるのを待つカウンターおやじ)
はん?EAST COAST?
海の香りが口に広がる。
旨し・・・。
かなり濃厚な味。レモンだけでも美味しいけど、手前のトマトソースより奥のビネガーソースが最高だ。
生牡蠣を食べない人は多い。
とりわけ僕の周りに。
家族で食べるのは僕だけ。下の娘理恵蔵は牡蠣フライなら大好物。
唯一無二の親友Yは食べられないことはないが、お刺身のほうが大好き。
神戸編で登場するTおやじは昨年の夏、岩牡蠣を僕と一緒にペロリと食べた。
食べない人たちの理由で深刻なのは「当たってひどい目にあった。」だろう。ノロウィルスの不安がそれに拍車をかけて牡蠣はさらに遠ざけられる。
彼らは岩牡蠣のために牡蠣むきナイフまで購入したネコオヤジを理解することは永遠にないな。
パリのブラッセリーの店先で牡蠣を剥く職人を見たことはありますか?
なんであんな寒いところで牡蠣をむいているのか不思議だよね。
剥く前の牡蠣を店先に飾って客を呼ぶからなのだろうけど、赤い襟の上着を着た牡蠣剥き職人は「エカイエ」écaillerと呼ばれている。
世界選手権では1個をわずか3秒で剥くらしい。
エカイエの条件は第一に寒さに強いこと。パリのエカイエは伝統的にスイス国境に近いサヴォワ地方出身だそうだ。
サヴォア地方出身の職人がノルマンディー産の牡蠣をパリの街角で剥いている。
なぜかしら、ふとパリに思いを馳せてつぶやいた。
「Mon oreille est un coquillage Qui aime le bruit de la mer.」
Jean Cocteau
(「わたしの耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」
堀口大学名訳「耳」)
英訳で
My ears are shells, fondly hearing the sound of the sea.
というのがあるんだけど、どうでしょう?
堀口大先生の超名訳にはかなわないよね。
それ以前に、「la mer」の響き。 -
さて、なんだかワインが効いてきた。
カウンターのオヤジにお勘定ね、と言ったら。ビルを渡されキャッシャーで払えと言われる。
「美味かったよ!本当にね。」とネコオヤジ。
「それは良かった。また、来てください!」とカウンターオヤジ。
カウンター横の禿オヤジのところへ行ってVISAで支払う。
ティップはカウンターに置いてきたよ。 -
かなりいい気分になって、グランドセントラル駅から地下鉄で帰る。
途中駅の構内のケーキ屋で足を止めた。
こういうモノを食べる国の人たちだったことを改めて思い出しカメラに収める。 -
ホテルへ戻る。
ナイトキャップにバーも必要なく、すぐに寝てしまいたいほど疲れてもいたけど、風呂に入って明日のパッキングを完了し、ベッドへ。 -
TVは相変わらず、アイオワ予備選挙の結果と今後の予想。
なんと、ヒラリーは今回3位に甘んじた。
キャンペーン中、彼女は共和党との闘いをしてきたがオバマもエドワーズ候補も彼女を批判することで票を獲得しているとしか思えないのだが。
11時。朝食のカードをドアに掛けて、睡魔と仲良く眠りに入ったのはジェットラグに勝利したか・・・。
その夜、3時半過ぎに携帯電話の着信あり。
目が覚める。
家族以外の着信はバイブだけにしておいた。家族からではないどこか。番号はたぶん某支店
こちらは休暇中。当然、応答しない。
その数分後、また着信。今度は本部の某部署。
それぞれ、掛けてきた相手も特定できるが、出ないで眠る。
日本は1月4日、仕事始め。
終業時刻前に電話してくるとは・・・、いい度胸だな。 -
1月4日(金)
7時に朝食がUSA TODAYと一緒に運ばれてきた。
外はまだ暗い。
夜中に起こされたせいか、寝起きはいまひとつ。
こういう朝食を見ると「アメリカン・ブレックファスト」を生んだこの国は偉大だと改めて思う。
おおよそ、味覚に関してはまったくと言ってよいほど、音痴ならぬ「味痴」というか、世界中の人々の味覚と明らかにズッコケまくっている国民が自慢できる数少ない料理の一つではなかろうか?
パリで「American Breakfast」を食べるにはどうにも納得できないシロモノが運ばれてくるからな。
あんなものに25EUROも払うのは甚だ不本意だ。
などと考えながら朝食をとる。
やっぱり美味い。ベーコンの焼き加減が最高。
20USDなり。 -
8時にチェックアウト。VISAで支払う。
ベルにタクシーを呼んでもらう。
ベル曰く、「タクシーはすぐ来ます。」
そりゃ、通りで待っていれば来るわな。
先のブロックにはインターコンチネンタル・ホテルがある。一流のホテルでさえタクシーが玄関で待っている姿はないらしい。
この街のオフィス・アワーは9 to 5だよね?たぶん。
ニューヨーク市民が動き出す前に移動しようと考えていたわけなんだけど。予想以上に閑散とした界隈だ。 -
ベルがタクシーをつかまえ、ティップを渡して乗り込む。
行先はラガーディア空港。
この運転手君はひっきりなしに携帯電話で話しながら運転している。
ちゃんと仕事しろよ。
気分悪し。 -
ホテルから国連本部前を左折し、渋滞もなくイースト・リバー沿いを走る。
ネコオヤジはi−Podでビリー・ジョエルの「New York State of Mind」 http://youtube.com/watch?v=m2ewog0EvSw&feature=relatedを聞きながら、スルメを噛みしめるがごとく車窓の外の街並みを見ていたら、橋にさしかかる手前で運転手が何か言っている。
「旦那、4.5USDお願いします。」
オイラがせっかく、いい気分になっているのに、金を出せとはふざけたドライバーだな。
橋を渡るには4.5ドル料金がかかる。
運転手に5USD渡す。
再びアル・ジャロウの「Morning」に聞き入る。http://jp.youtube.com/watch?v=XzoWqMkMXng&feature=related(この曲で「テンパイポンチン体操」を思い出した人はいませんよね?いたらあなたは立派な変態です。うお!オイラもかい。)
なんか、とんでもない顔が浮かんだ。
ブルース・ウィリス。
アル・ジャロウの曲で「ブルームーン探偵社」を思い出すなんていままでになかったが・・・。NYCのなせる業か?シビル・シェパードも好きだったな。http://jp.youtube.com/watch?v=180W3_cJIXY&feature=related -
約10分で空港が見えてきた。
USエアウェイズのターミナルまで大きく構内を回りこみ、どれ、料金を払おうとマネークリップを出したところで、タクシーはターミナル前に横づけされた。
ここでネコオヤジ、わが目を疑う。
さっきまで26.5USDの料金表示が停車したとたんに31.5USDになった。
白タクでもないのに一度に5ドルも上がるメーターなんてあっていいのか?
こうなると、ネコオヤジも穏やかではなくなる。
「着きましたよ!」と言う運転手。
ネコオヤジは「ありがとう。君にいくら払えばいいのかな?」と聞いてみる。
「この金額です。」と料金表示を指さすクモスケ運転手。
ネコオヤジはやさしく運転手に問いかける。
「ところで、トールの料金の4.5ドルは忘れてないよね?」
運転手君は「もちろん、覚えてます。」と元気がなくなっている。たぶん彼は今考えている。
乗せてしまったこのエイジアンおやじは、自分にティップをくれないのではないか・・・?または、オフィシャルに苦情の申請をするのではないか・・・。
(とんでもない、ネコオヤジはそこまで情け薄くないよ!)
「それは良かった。」と言って、ゆっくり32USD札を運転手に渡す。
「おつりはとっておいてね。」
と、念を押すようにネコオヤジ。
荷物を手伝おうとする運転手を制し、さっさと自分でトランクから出してターミナルへ入った。
(だいたいにおいてだな、朝に全くの渋滞もなく、ミッドタウンから15分で空港について、30USDもするわけないよな!) -
NYCのタクシー料金は2004年5月から(初乗り2.5USD)変わってないそうだから、運転手も苦しいのは分かる。
しかし、タクシードライバーの組合がGPS導入に反対したり、ペディキャブを商売敵としていたり、何よりも観光客がまたカモにされるのは許しがたいので。
一方で、正直な運転手がいるのも事実。
昨年、タクシーに宝石商の女性がダイヤモンド(3万USD相当)の忘れ物をし、運転手は遺失物として届け出、無事女性客の手元に戻ったというニュースがあった。
この話にはおまけがある。
件の女性は、タクシーで忘れ物をしたまま降りるとき、この運転手に30セントのティップしか渡していなかった。正しくはお釣りの30セントしかやっていない。
で、運転手はお礼をしたいという女性の申し出も辞退したのだが、最終的には100USDと謝辞を彼女から受け取った。
彼は周囲の賞賛を「大したことじゃないよ。」と言ったそうだ。
ニューヨークのタクシー・ドライバーは大部分、彼のように仕事熱心でまじめな人たちばかりだと信じる。しかし、どこの地でも社会でも、例外は存在するものなのでね。
ウッディ・アレンならこう言わせただろうな。
「You know, it’s like anything else.」
彼もまた、マンハッタンに戻ることはもうないのかもしれない作家のひとり。
気分を変えよう。
USエアウェイズのターミナルは明るい朝日が降り注いでいる。
僕が乗る便はUNITED2779。
ワシントンDC間のシャトル便と呼ばれていて、USエアウェイズのオペレート。
出発はLGA 10:00。 -
只今の時刻、8時20分。
予想した混雑もなく、カウンターへ行けば、係のオバちゃんに、シャトル便は右側の端のカウンター前の自動チェックイン機が便利だから、そっちでチェックインしろ、と言われる。
シャトル便の表示に従って行くと今度は、けっこうな年配のオヤジがカウンター前でお出迎え。
「目的地はどちらですか?」と寄ってきた。
「ワシンントンDCです。」とネコオヤジがEチケットのコピーを見せる。
「では、こちらへ」とオヤジに促され、誰もいないカウンターエリアでチェックイン。
と言っても、全部USオヤジが「一人ね?」とかバッグは?」とか聞いてきて、画面にタッチしてパスポートまで読ませて完了してくれたんだけど。
ネコオヤジは一応丁寧に感謝申し上げ、その場を去ろうとすると、USオヤジは「バゲージは一番端で受付だからね。」と念を押してくる。
はいはい。わかりましたよ。
バゲージを預け、セキュリティへ向かおうとすると、さっきのUSオヤジがまた登場。
嬉しそうに語りかけてきた。
USオヤジが曰く、「ニューヨークとワシントンではどっちが寒いか知ってる?」と意味不明な質問。
「んー、それはニューヨークでしょう。」と真面目に答えるネコオヤジ。
「当たり!ニューヨークのほうが寒いんだけどワシントンも寒いよお。気をつけてね!」と満面の笑みとともに手を振って見送るUSオヤジ。
今日のUSカウンターはそーとーにヒマだったんだな。 -
ラガーディア空港http://www.panynj.gov/CommutingTravel/airports/html/laguardia.htmlは全米の空港と同じように各エアライン毎にターミナルがある。
USエアウェイズはセントラル・ターミナルの東。
そのいちばんランウェイ寄りに17番ゲートがあった。
待つ人たちが十数名ほど。
i-Podを取り出し、鞄に突っ込んでおいたUSA TODAYを読んで待つ。
この新聞って75セントもするんだ!驚愕の事実。
USA TODAYの1面はオバマとハッカビーの両候補。
アイオワでの勝利がそんなに重要なのか?民主党の結果はオバマ38%、エドワード30%、ヒラリー29%だった。
ヒラリーの夫ことビル・クリントン前大統領は「Comeback Kid.」の異名で呼ばれた。
それは1982年のアーカンソー知事再選、絶望視されていた1992年の大統領選で勝利した時、その異名は確実となった。
数あるスキャンダルもまた同様に。しかし、常に彼の成功はヒラリーの存在なしにあり得なかっただろう。
ヒラリーはニューハンプシャーでも苦戦を強いられているとメディアは伝えている。もし勝てば「カムバック・オバチャン」というところか。 -
今、この街を去るにあたって、まったく感傷がない。
と言ってしまっては、NYCに申し訳ない。
とても感謝している。特に僕の長年かかえてこんできた、この街への複雑な思いが解消されたことには、つくづく「来て良かった。」と感じる。
これはロンサンゼルスのディズニーランドと、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに行ったとき以来だな。
小さい頃から、あまりにも有名な光景、風景、イメージに接していると、妙な感覚が自分の中で増殖し独り歩きしてしまう。
あたかも自分はその街を、場所を知り尽くしているような大いなる間違いと錯覚は、WWWの網によって狭くなればなるほど、仮想の空間によって「見たこともないイメージ」は「知っているイメージ」にすり替えられる。
ここ数年の傾向で顕著なのが、若年者の海外旅行者数の減少だそうだ。
TVメディアの功罪は認めるとしても、インターネットの普及がその原因の一端を負っているのだとすれば、この「旅のクチコミ4travel」が担う役割は大きい。
それは、確かに今の若い人たちの財布は大変だ。携帯に何万円も払うために、高額な自家用車に興味を持ったりはしない。当然、旅行会社のパックツアーを購入して旅行などしないだろう。今が日本旅行業協会のふんばりどころかもしれない。このままでは、将来の優良な顧客を確保できなくなることは間違いない。
それでもなお、若い人たちに世界は広いのだということ、だから行ってみなければ解らないことがたくさんあるのだということを感じてほしい。
たとえ、英語も中国語も話せないとしてもね。
「そこに行ってみたい。」という思いが旅の原動力だと信じるから。
中年のネコオヤジにとっては
「あの街角や公園の光や風にもう一度会いたくて」
(歴代最悪と言われる小野田英一氏のジェットストリーム・ナレーションから)
搭乗ゲート前には乗客が増えてきた。
中国人の夫婦が現地の旅行会社のスタッフらしき女性から乗り継ぎの案内をしてもらっている。
携帯で家族と話しまくっている女性の笑い声がけたたましい。
小さな子どもを連れた御一行様の隣で、ラップトップのPCを広げて仕事をするスーツ姿。
ゲートの近くには大きな迷彩のバッグを持った合衆国陸軍の兵士が数名。彼らはいつも、民間人の前で必要最小限の動きしか見せない。
携帯の女性はキスの音で通話を終了した様子。
あたりは少し静かになった。 -
僕の好きな映画「LOVE ACTUALLY」を思い出す。
英国首相を演ずるヒュー・グラントのオープニングのセリフ。
Whenever I get gloomy with the state of the world,
I think about the arrivals gate at Heathrow airport.
(世の中に嫌気がさしたら、ヒースロー空港の到着ゲートを思う。)
ここは搭乗ロビーだけどね。
映画は到着ゲートで抱き合い感動の再開をする人々が何組もバックに流れ、デイビッド首相は続ける。
General opinion makes out that we live in a world of hatred and greed.
I don't see that.
Seems to me that love is everywhere.
Often it's not particularly dignified or newsworthy but it's always there.
Fathers and sons, mothers and daughters, husbands and wives, boyfriends, girlfriends, old friends.
(世論は言う‘現代は憎しみと欲だけ’と。
僕の目にはそう映らない。
愛はそこかしこにあるように思える。
とりわけ崇高な愛ではなくニュース性もないが、いつもそこには愛がある。
父と息子、母と娘、夫と妻、恋人たち、懐かしい友人。)
When the planes hit the Twin Towers,
none of the phone calls from people on board were messages of hate or revenge,
They were all messages of love.
lf you look for it, I've got a sneaky feeling you'll find that love actually is all around.’
(ツインタワーに航空機がぶつかったあの時。機内からかけた電話に憎しみや復讐を語った者は一人もいなかった。皆は愛のメッセージを伝えたのだ。見回すと、実際、この世には愛が満ちあふれている。)
あの悲劇から6年が経過した。
昨年9月2日付ニューヨーク・タイムズのRegion版http://www.nytimes.com/2007/09/02/nyregion/02fatigue.html?pagewanted=1&_r=1は、
「どれだけ追悼すれば十分なのか?」
As 9/11 Draws Near, a Debate Rises:
“How Much Tribute Is Enough?”
という記事を掲載している。
記事を書いたN. R. KLEINFIELDは、今もなお真珠湾やケネディ暗殺を思い続けるアメリカ人はいないだろう。とも言う。
しかし、グラウンド・ゼロで着々と再開発の工事は続けられても、マンハッタンに消えた巨大な空間は6年を経てなお、遺族や親しい人を亡くした人々の想いを埋め合わせすることはできないはずだ。
前回の旅行記「神戸編」で「9.11は実体験として僕の中にない」と書いたが、どうしてもWTCビルへは行けなかったのだと考える。
犠牲になった民間人の無念に僕は何も応えることができない。ましてプロの殉職した消防士に対して黙祷することは欺瞞に近い。
それだけは僕のボランティア19年の消防人としてのプライドが許さないのだった。 -
搭乗のアナウンスが始まり、ボーディングパスを係りに渡して、A319の機材に乗り込む。
ネコオヤジは日本人だからか、隣の2席は空席。
定刻通りでけっこう意外。と思ったら、離陸の順番待ち。
それでも15分ほどでテイクオフ。
晴れ渡ったマンハッタンの空を駆け上がる。
イーストリバーとセントラルパークが見えて、ダウンタウンの逆光の中にブルックリン・ブリッジを確認できた。
ふと、まだセントラルパークは見えないかしらと窓を見る。
昨日、ホールデン・コールフィールドのルートを遡って歩いた冬枯れた木立の風景を思い出していた。
ウールマンリンクでスケートに興じる人たち。
そして、サウスポンドで暖をとる家鴨。 -
「ライ麦畑でつかまえて」の邦題は、もちろん今は亡き野崎孝氏がつけたものなんだけど、作中、ホールデンがスコットランド民謡(『蛍の光』で有名なロバート・バーンズ作詞)の「Comin' Thro' The Rye」の歌詞
"If a body meet a body Comin' through the rye"を
"If a body catch a body comin' through the rye"と
聞き間違えて思い込んでいたという箇所がある。
それを妹のフィービーに指摘されるのだが、その前にフィービーにきつい質問をされているのだった。
「兄さんはいったい何になりたいの?」
苦し紛れに答えたのが「ライ麦畑の捕まえ人」。
それは、ニューヨーク入りして文字通り「悪夢」の数日を送ったホールデンが、それでも唯一心が晴れたものを必死になって思い出したからに違いなかったと思うんだよ。
日曜の寒い日。
教会の帰り道だと一目でわかる一家に出会って、その子供が車道を歩きながら「ライ麦畑でつかまえて」を歌っていたってことがね。
ホールデンには涙が出てくるほど嬉しかった光景だったんだ。 -
たぶん村上春樹の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読むことはこの先もないだろう。
なぜなら僕にとってずいぶん前に卒業してしまった作家だから。
間違いなく彼はいい訳をしたと信じている。
そしてまた次の理由から。
以下は故野崎孝氏による「大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章」 (新潮文庫)の「あとがき」の最後の部分から引用。
『〜昨年、マイケル・クラークソンという、カナダのニュース雑誌「ナイヤガラ・フォールズ・レヴュー」の若手記者が、少年のころに読んだ『ライ麦畑でつかまえて』の感銘もだしがたく、長途車を駆ってニュー・ハンプシャー州のコーニッシュを訪れ、サリンジャーの「聖域」に侵入したばかりでなく、かつてなんぴとも果たさなかったこの有名な「隠者」との面談をやってのけたそうである。
その次第を彼は、四五〇〇語ほどの探訪記にして発表しているが(中央公論一九八〇年四月号に掲載)、その内容はともかく、そのときおそらくは隠しどりしたものであろうと思われる二葉の写真を目にした私は、コーニッシュに近いヴァーモント州のウィンザーの町に車を運転して現れたサリンジャーの、その車の開いたドア越しに見えるおぼろげな横顔と、町の郵便局に入って行こうとしているその後ろ姿とから、はしなくもあの連続テレヴィ・ドラマでリチャード・キンブル博士を演ずる今は亡きデーヴィッド・ジャンセンの面影を連想したのである。
何も二人に共通した「デーヴィッド」というクリスチャン・ネームに誘われたわけでもなければ、サリンジャーをことさら「逃亡者」(フュージティヴ)に仕立てるつもりもさらさらないけれども、ただあのドラマの主人公を追いつめてゆくジェラード警部の役割はなるべくならば演じたくないと思ったことであった。』
サリンジャーの名前に出会うときいつもこの「あとがき」と、サンディエゴの海岸に佇む、探偵ハリー・オーウェル(D・ジャンセン)の人生のシワが深く刻まれたその横顔を思い出す。
ワシンントンD.C.まで1h 19m。214 マイル
「My Lost City ? 或いはAny Sign of Cameroon?
〜ワシントンD.C編」へ続く。
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この旅行記へのコメント (11)
-
- M-koku1さん 2008/11/02 22:02:05
- ガーシュインとNYCの夜景
- のうりかさん
ガーシュインを入れておいて下さったのは最高でした。
バックにユーチューブのガーシュインを流しながら、
のうりかさんのMy lost city?を読んでいったら、
抜群の相性で、
本当にNYCに戻った気分になってしまいましたよ!
ザリバーカフェ
お値段は知りませんが、景色が素晴らしいので、
おいしく感じた覚えがあります。
窓一杯に広がるのがマンハッタンの夜景ですもの、
何だっておいしくなっちゃいます。
私はやはりのうりかさんより、ちょっと姉貴になるようで、
同じデニーロの映画でも
NYで思い出すのは、<Once upon a time in America>の方ですね。
先日映画のサントラ盤を買って、
インディアナの田舎道をその曲バックに
びゅんびゅん飛ばしていました。
あるいは、若かりし日のトムハンクスが演じていた
<Big> の、コニーアイランド。
そして、年を経てからのトムハンクスが演じていた
<You got a mail> の エンパイアステートビルディング。
まあどんな映画に使われても様になりますよね。
もちろんヒューグラントのラブアクチュアリーも面白かったですよ。
でも<ラブソングができるまで>も面白かった。
メリル・ストリープの<プラダを着た悪魔>も傑作B級映画でした。
ロビン・ウィリアムズが出た、<愛のシンフォニー>もなかなかの出来だったので、今回NYCに行った時には、ブラブラと部隊になったワシントンスクエアーまで行ってしまいました。
NYCを舞台にすると、
シカゴを舞台にした場合と、なぜだか雰囲気の違うものが出来上がるんですよね。
不思議だ〜
ではまた M
- のうりかさん からの返信 2008/11/03 18:25:57
- RE: ガーシュインとNYCの夜景
- Mさん、こんばんわ。
Autumn in New York はどうですか?
http://jp.youtube.com/watch?v=UsODsSfgo2k&feature=related
ビリー・ホリディです。
リチャード・ギアが出ていた映画は観てないのですけど、今頃の
季節に自分の好きなところにのんびり旅できたらいいなと考えました。
ザ・リバーカフェ
ピアの先端だけに、マンハッタンの灯りが広がっているのでしょうね?
とてもうらやましい。
> 私はやはりのうりかさんより、ちょっと姉貴になるようで、
と、・・・そのようなコメントは「余白」とみなしたいところですが、
僕はよく年上の先輩方から「後輩だったのか!」と言われることが
しばしばあります。
そのたびに、失礼な態度や発言が多いのだと反省もするのですよ。
本当に。
トム・ハンクスの「Big」は大好きです。
スーザンとデートしたコニーアイランドで、最後にジョッシュが
「一緒に行こう」というと、スーザンが答えるセリフが忘れられません。
I've been there before.
It's hard enough the first time.
You know what I mean?
Mさんの「やはり姉貴になるみたい」は僕にエリザベス・パーキンス
のフワフワ髪を思い起こさせるに十分だったかもしれません。
「You got a mail」 の エンパイアステートビルディング。
My Lost City ?のロックフェラーに登って「検証を試みた・・・」
の内容どおりです。
I have to go.
を「行かなくちゃ」じゃなくて「失礼させて」と字幕にした戸田奈津子
大ババさまにも脱帽だったな。
でも、Mさんにとってニヤニヤもんなのは、車のラジオから流れる
人生相談を聞いてこのストーリーが展開したところなのでは?
あー、「You got a mail」は僕のPC(アップルじゃないのに)の
メール着信音に設定してあるんですよ。
Mさんのが紹介してくれた映画はどれもよい作品ばかりですね。
久しぶりに映画を見たくなってしまいました。
「プラダを着た悪魔」が傑作B級映画ですか?
M先生はお厳しいですね。
Mさんはシカゴが舞台の作品もおすきなのでしょう?
僕には行ったことがない街なので映画の中でしかその雰囲気を推し量る
ことはできませんが。
少し前に話した今は亡きジョン・キャンディが出ていた映画、
「大災難」(原題:Planes,Trains & Automobiles.)
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E7%81%BD%E9%9B%A3P-T-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/B001CSMGUQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1225703675&sr=1-1
はamazonで1,500円ですよ!
お腹がよじれるほど笑えますから、ご用心。
最後はなんともいえず感動?を誘う内容です。
(Mさんは超B級と言うな。たぶん)
僕はどっちかというとスティーブ・マーティン演じる会社員ですね。
映画の話、またやりましょう。
のうりか。
- のうりかさん からの返信 2008/11/03 22:11:15
- やってしまいまいた!
- Mさん、ごめんなさい。
夕食を終えて、なにか些細な誤謬があるような感覚がずっと
続いていました。
なんとそれはMさんに送ったメッセージだったとは!
「You've got a mail.」
の話題に「Sleepless in Seattle.」で延々応えてしまいました。
ごめんなさい。
「You've got a mail.」
の最後、ハドソン川?(ですか?)沿いの公園で、ジョーと
キャサリンが「初めて」出会うシーンには泣かされました。
ホントだってば!
僕は高校生の頃は、たぶんジョーみたいで素直ではなかったと、
思い出します。
大人になっても、きれいな女性に「とても可愛い」と正直に言いません。
言えないのが僕の尻尾に残る青い部分なのでしょう。
英語なら言えるかな。
「You've got a mail.」で印象に残るのは、キャサリンの本屋が閉店に
なって、ドアを閉める前に幼いころの彼女が母親とくるくる踊っている
光景を彼女自身が、その本屋の思い出として大切にしていたと思わせて
くれるシーンです。
初めて子らをパリに連れて行ったのは下の娘が2歳のときでした。
ノートルダムの植え込みにあるスプリンクラーに悪さして、ローカルの
おばさんに「Non!」と咎められたり。
くるくる回って踊りだし、見学の列の観光客から手拍子をもらい満足
した様子だったことを思い出しました。
母と娘の関係は父親とまったく別の世界にあると考えています。
その下の娘ですが、今週末、大学受験の二次選考です。
1/2まで落として決まるらしいので、思う存分やってほしいものです。
では、おやすみなさい。
のうりか。
- M-koku1さん からの返信 2008/11/03 22:55:08
- RE: RE: ガーシュインとNYCの夜景
- のうりかさん
> Autumn in New York
実はYouTubeから削除されていました。
ソニーピクチャーエンターテイメントさんから、
違法行為ということで・・・
私も仕事柄、ちょっとは関係あるので、
削除に関しては文句を言いません。
さてさて、それでも今回のは見れました。
最近ですが、「ビリーホリデー物語」をBSで娘と見ていて、
色々説明してあげたばかりでした。
でも、このAutumn in New York は、知らなかったです。
なかなかいい曲ですね。
> 僕はよく年上の先輩方から「後輩だったのか!」と言われることが
> しばしばあります。
> そのたびに、失礼な態度や発言が多いのだと反省もするのですよ。
> 本当に。
イエイエ、そんな意味で書いたわけでは…
御年についてコメントしてあったから、計算してみたまでのこと!
私もAOLメールのアドレスを持っているので、
いつでも You got a mail!
とパソコンから叫ばれています。
でも、AOL (America on Line)なので、
主にアメリカでしか使いませんが…
色々使いにくいので、今はgmailがお気に入りです。
> トム・ハンクスの「Big」は大好きです。
それはうれしいですね。
トム:ハンクスは実にいいです。
何をやらせてもうまい。
NYCに関係はないですが、The Green Mileも最後が良かった。
トム・ハンクスと鼠。
胸にジーンと来ました。
>エリザベス・パーキンス
最近のMust love dogsを見ましたよ。
コメディーですが、良質で、品がある映画でした。
ジョン.キャンディは、いいですね。
早死には、太りすぎからでしょうか。
映画に関していえば、皆さんに沢山DVDでもブルーレイでもいいので、
買っていただきたいです。
自分でも未だに頑張ってCD沢山買っています。
時代に竿をさせないのはわかっているんですけれど
無駄な抵抗をしています。
>字幕にした戸田奈津子
この方の字幕は最高ですね。
冗談ですら、上手に訳している。
私も、彼女みたいな仕事をしたかった…
多分のうりかさんも、この分野は得意そう〜
グランドセントラルのオイスターバーに行かれたようで、
羨ましいです。(食べた〜い!!!)
あの駅は、マンハッタンへ行く時の乗降駅でした。
ちなみに映画の中でデニーロとメリルストリープが使っていた
ウェストチェスター行きの電車には、日本人通勤客が多いのですが、
我々コネチカット組の方の電車には、それ程通勤客はいませんでした。
私は主婦でしたから、あまり関係ありませんでしたが…
あの駅の彫刻にご興味があったとは、
ちょっと驚きです。
そんなに価値ある彫刻と思っていませんでした。
もっと研究しておけばよかったと後悔です。
では、水谷豊似の(!?)のうりかさん
(外見ですか、行動がですか?)
まだまだ話が尽きないのですが、
明日からまた仕事なので、この辺で… M
- のうりかさん からの返信 2008/11/04 22:03:20
- RE: RE: RE: ガーシュインとNYCの夜景
- Mさん。
ホームズがワトソンに言うセリフ。
「観察し、記憶するのだ」
Mさんも、また人がわるいですねえ。
のうりか。
-
- マイレージユリコさん 2008/08/04 13:31:51
- まるで、映画の中・・・・
- たくさんの本や映画を見てらっしゃるのですね。
とてもお詳しい・・・
私の中のNYCといえば、ロバートデニーロの「恋におちて」
あと、マイケルJフォックスの「摩天楼はバラ色に」
そして、のうりかさんの旅行記の中に出てきた
「ラブアクチュアリー」は私も大〜好き!
どれも はまった理由は主人公がタイプだから。
どんなにストーリーがおもしろくても
好きな男優でないと、ダメなんですよね〜これが
ナショナルトレジャーもしかり。今ひとつの印象の理由は
それなんだな・・
それにしても、またまた一人で贅沢な旅行です事!
私も一人でこんな旅をしてみたいと思っていますが、
オットが死なないかぎり無理だろうな いろんな意味でね
禁煙は進んでいますか?
税収に協力しているんですもの、貴重なんですよね
なんて、ひどい言い方かしら?
お金持ちの嗜好品としてしまえば もっと世の中
喫煙者にやさしくなれると つねづね思っているのですが。
これからいよいよワシントン!
後半を楽しみにしています。
- のうりかさん からの返信 2008/08/04 21:05:46
- ホントはJudyさん、英国が好きでしょ?
- 「恋におちて」はメリル・ストリープとグレエン・クロースが見分けがつかなくて見ていないのですが、グランド・セントラル駅が出てくるらしいですね。
「僕も結婚しているんですが、食事はするんです。」デニーロのセリフは有名です。
「摩天楼はバラ色に」は繰り返し見ましたよ。「バック・トー・ザ・フューチャー」はレーザー・ディスク(もうお蔵入)の最初のコレクションです。
「ラブアクチュアリー」大好きです。
ヒュー・グラントと秘書のロマンスもいい話ですが、なんと言っても、コリン・ファースがオレーリアにプローポーズするシーンは何度見ても感動します。
映画は僕にとって英語の授業みたいなもの。よいセリフを逃さないよう耳をそばだてます。
「ナショナルトレジャー」は・・・、やっぱりダメでしたか。
僕の女房どのも食指がいまいちなのですよ。
禁煙ねえ。
頑張ってます。とだけは言えますよ!えっへん。
> これからいよいよワシントン!
> 後半を楽しみにしています。
Judyさん。ごめんなさい。
ワシントンDC編は最高に面白くないかもしれません。
でも、読んでね!
英語は英国で聞く、あの言葉の響きが好きです。
- マイレージユリコさん からの返信 2008/08/05 09:10:41
- 英国、好き好き! でもポンド高くてね
- ふむふむ・・
やはり、世代がいっしょなんですね〜
バックトゥザフューチャーは、もちろん大好き
私らの青春ですよね。これとスターウォーズは。
マイケルが病気になってしまって、さみしいです
マイケルJフォックスの映画の中で、特に好きだったのは
「ドク・ハリウッド」という、あまりヒットしなかった映画ですが
楽しく、ほんわかしていてビデオで何度も見てしまいました。
鼻をくっ付けたダンスシーンがかわいくて胸キュンでした
私も映画は結構見る方ですが
(なかなかセリフまで覚える語学力はなし)
心に残っている映画は以外と少ない様に思えます
のうりかさんのこの1作!は何ですか?
まねっこして見ますので教えて下さい
ちなみに私の1番は
「ノッティングヒル」!!!
- のうりかさん からの返信 2008/08/05 23:20:42
- むずかしいです。
- いちばん好きな映画ですか・・・。
どうもむずかしいです。
「スター・ウォーズ」はTオヤジの独壇場ですよ!
今となっては25年も前ですが、ちょうど夏の夜「ジェダイの復讐」の封切りを新宿で見ました。予想通り、オープニングとエンディングの音楽では観客が拍手!そのとき一緒に見ていたのは僕の飼い主こと女房どのなのですが。
マイケ・J・フォックスにはぜひカムバックしてほしいですね。「ドク・ハリウッド」も心温まるロマンスの話でしたね。あと、タイトルが思い出せないのですが、ニューヨークのホテルでコンシェルジュの役をした作品も面白かったですよ。
好きな作品は、そのときどきで答えが違います。
「ノッティングヒル」はもちろん好きです。ジュリア・ロバーツが「プリティ・ウーマン」だけで終わるはずはないと思っていたとおりの作品でした。
DVD化されていないのですが、「FORGET PARIS」(彼と彼女の第二章)はパリが舞台でオススメです。ただ、ビリー・クリスタルとデブラ・ウィンガーのキャスティングに少し引いてしまうかもしれませんが。
もう一度見たいのは「バベットの晩餐会」。
ヴーヴ・クリコとアモンティリャードが飲みたくなります。年老いた将軍が最後、女性に告白するシーンは、愛のかたちだけでなく、ウマル・ハイヤームの詩集「ルバイアート」(岩波文庫)に出てくる一節を思い起こさせるのです。
ないものにも掌の中の風があり、
あるものには崩壊と不足しかない。
ないかと思えば、すべてのものがあり、
あるかと見れば、すべてのものがない。
映画のセリフを聞き取るのは、ごく短いフレーズです。
ネイティブならどう言うのかが興味あるので。
しかし、おかげで今回のDCではあやうく警官に連行されそうにもなったのですが・・・。
も少し考えます。好きな映画。
では。
- のうりかさん からの返信 2008/08/15 19:56:51
- 好きな作品。
- たぶんですよ。
ダッドリー・ムーアの「Arthur」(Mr.アーサー)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC-%E3%83%80%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2/dp/B00005IVNLです。
ついでに「10」(テン)http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D111732083.html。
スティーブ・マーティンの「ROXANNE」(愛しのロクサーヌ)
http://www.amazon.co.jp/ROXANNE-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%94%E3%82%B7/dp/B00005GBFD。
岩井俊二監督の「ラブレター」
http://www.amazon.co.jp/Love-Letter-%E5%B2%A9%E4%BA%95%E4%BF%8A%E4%BA%8C/dp/B00005HSU8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1218797493&sr=1-1
中山美穂と豊悦はさておき。
ティム・バートン監督「ビッグ・フィッシュ」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/dp/B000OPOB9C/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1218797622&sr=1-1
どうもこのオヤジはぼくの父親と同じタイプなのですよ。
こんなところですが、フランス映画を挙げるとさらにマイナーになってしまうので、後日また。
- のうりかさん からの返信 2008/08/19 20:44:20
- RE: まるで、映画の中・・・・
- ひとつ、質問なのですが。
「ラブ・アクチャリー」の主役って、誰?
ヒュー・グラントですよね?たぶん。
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