美麗島旅行記【６】　美しい帝冠様式の旧高雄市役所

2008/04/28 - 2008/05/02

高雄最終日。

ホテルでの朝食を済ませた後、部屋からの眺めで、
愛河対岸に見えていた「高雄市立歴史博物館」へ行ってきました。

高雄市立歴史博物館は日本統治時代の１９３８年、
高雄市役所として竣工された帝冠様式の建物です。
日本敗戦後も高雄市役所として、１９９２年まで使用されていました。

帝冠様式とは鉄筋コンクリートの建物母体に瓦屋根をのせ、
神社の屋根を模した独特のデザインで、設計・施工は日本の清水建設。
愛河の畔に佇む姿はとても美しいものでした。

高雄での最後の食事を済ませ、高鉄で台北へ向かいました。


【旅の日程】
１日目　午前、関空⇒台湾。高鉄で桃園⇒高雄。
２日目　終日高雄。
３日目　午前、高雄。午後、高鉄で高雄⇒台北。
４日目　終日台北。
５日目　午後、台湾⇒関空。　

エリア 高雄(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 航空会社: キャセイパシフィック航空

ホテルの部屋からのズーム。愛河の対岸にあって、ひと際目を惹く建物が、高雄市立歴史博物館です。

ホテルからは歩いて１０分弱。中正大橋を渡って直ぐ。愛河沿いの公園の一角にあります。

高雄市立歴史博物館。戦時中に建てられたため、国防色（薄黄緑色）となっています。

建物中央部は、漢字の「高」を模しているとの事。

建物に入ってすぐの所。

博物館では、高雄の歴史を詳しく辿れるようになっています。「日本人」として、先の戦争に出征された方も多くおられたようで、色々展示がされていました。また、高雄は本省人の方が多いとの事で、２.２８事件等の白色テロの関係も、スペースをとって詳しく展示・解説がされていました。

博物館の展示物。

この部屋は・・・

旧市長室です。肖像画はもちろん、近代中国建国の父である孫文。

朝一番（９：００）から入場したので、ゆっくりと見る事が出来ました。料金が無料なのも嬉しいです。しかし博物館一番の見ものは、やはりこの美しい建物自体だと思います。

博物館がある公園。南国高雄の日差しは強く、管理の方が水撒まき中。

愛河の畔。燦々と照る太陽。

愛河。

昨晩に続き、二度目お世話になったお粥の店。

今日も安くて新鮮、おいしい料理。

近代的な高鉄左営駅。台北へ向かいます。

高雄は台湾第二の都市ですが、どこかのんびりしていて、南国らしい大らかさを感じる事が出来て、とても良かったです。今度はもう少しゆっくり滞在して、もっと色々廻りたいと思います。

次回旅行記は、台北市内散策へと続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• SUR SHANGHAIさん 2008/07/31 10:13:12

  おじゃまします

  高雄は以前ちょっと住んでいたことがあって、この高雄清粥小菜のお店がある通りはよく通っていたので、このお店も常連でした。向かいには華王飯店（だったかな）があったような気がします。
  おかずがずらっと並んでいて、名前が分からなくても指差しで注文できるのがいいですよね。
  今年の始めにもちょっと寄った高雄ですが、トモとアックさんの旅行記でも発見してうれしくなってしまいました。(*^。^*)
  隣のビルは相変わらず途中で工事停止中のようだし…。
  
  ただ、高雄の旧市役所は覚えが無いのが不思議です。
  こんな立派な建物があったんですね。
  

  トモとアックさん からの返信 2008/07/31 23:26:58

  RE: おじゃまします

  SUR SHANGHAIさん、こんばんは
  
  高雄に住まわれていた事もおありなのですね。
  そのような「先輩」にコメントいただき、
  とても嬉しく思います。
  
  私達は今回の旅行が初台湾だったのですが、
  このお粥屋さんでは台湾の良さを感じる事が出来て、
  とても良かったと思っています。
  （もちろん、私達も指差し注文でした！）
  
  高雄は大都市なのにのんびりしていて、
  親日の人が多く、また行きたいと思っています。
  
  これを機会にまた、宜しくお付き合い下さい。
  
  トモとアック