美麗島旅行記【３】　高雄の港町～鼓山から旗津輪渡で旗津半島へ～

2008/04/28 - 2008/05/02

世界でも屈指の規模を扱い、良港として知られる高雄港。
高雄は港と共に発展して来た街です。
その発展の歴史と雰囲気をささやかでも感じたくて、
鼓山から旗津輪渡（フェリー）に乗って、
直ぐ対岸の旗津半島まで往復して来ました。

旗津輪渡は鼓山⇔旗津を結ぶフェリーで、乗船時間は１０分程度、
値段も１０元と安くて文字通り市民の「生活の足」なのですが、
観光客の私達にとっては、高雄港と港町を身近に感じる事が出来た、楽しい「船旅」になりました。

【旅の日程】
１日目　午前、関空⇒台湾。高鉄で桃園⇒高雄。
２日目　終日高雄。
３日目　午前、高雄。午後、高鉄で高雄⇒台北。
４日目　終日台北。
５日目　午後、台湾⇒関空。　

エリア 高雄(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船

ホテルから鼓山輪渡站（フェリー乗り場）までは、タクシーで１５分ぐらい。平日のラッシュアワーを過ぎた時間だからか、人影はまばら。

運賃をチェック。フムフム、ガイドブックの通り、１人１０元でＯＫみたいね・・・。

ちょうど、旗津発のフェリーがこちらに着いたようです。

鼓山のフェリー乗り場、海側からの様子はこんな感じです（撮影は旗津からの戻り時）。

早速乗船します。ここは船内のキャビンの様子。座席に人が少ない理由は?地元の人はバイクごと乗り込む方が多い?それ以外の人は、天気が良いのでデッキに出て、景色と海風を楽しんでいる、からでしょうか？

出発しました！鼓山の方を振り返ってみます。フェリーは頻繁に出入りしていますが、基本的にはのんびりとした港町です。

鼓山方面に来るフェリーとすれ違いました。１０分程度の「旅」なので、行ったり来たりと忙しく働いているようです。後の景色は旗津半島。

鼓山方面を振り返る。船からは高雄港をぐるりと眺める事が出来るので、短い乗船時間中はあっちを見てこっちを見てと、とても忙しかったです。

すれ違う運搬船。港を挟んで右手奥、かすかに見えるのが、高雄のランドマークの一つ、高さ３７８ｍある東帝士８５ビル。

旗津の乗船場に近づきました。

接岸したら、こんな感じで皆さんめいめい降りて行きました。

旗津半島の名物の一つは輪タク（人力三輪の自転車）で、２００元ほどで近場を廻ってくれるらしいですが、今回は徒歩で散策します。細長い旗津半島を反対側の海岸方面に歩いて行きます。早速見つけた御廟。１６９１年創建、高雄で最も古い御廟である「旗後天后宮」です。

旗後天后宮。

旗後天后宮。

これも旗津名物の一つ、海鮮料理。メイン通りには、料理屋や問屋などがずらりと並んでいます。お昼時に未だ時間があるので、大半の店が準備中。その横をのんびりと散策します。

ボチボチと半島を横断！して、対岸に着きました。海の向こう側は台湾海峡。その先は中国大陸です。ここは砂浜が広がっていて夕暮れが美しく、ちょっとしたデートスポットとの事。

細長い旗津半島を南北に貫くメインストリート。海鮮料理屋も殆ど準備中。

先ほどの御廟とは別の御廟（お寺？）が、近くの通り沿いにありました。龍の飾りが素晴らしい。

高雄は南国。炎天下を長時間徒歩で散策すると、体調を崩します。半島の散策は１時間弱で切り上げ、フェリーに乗り込みました。旗津は夜市も開かれているとの事です。次に来る機会があれば、夕暮れ時からのんびり訪れたいと思います。

今回は行かなかった、山の上にそびえる旗後燈台。

鼓山に戻って来ました。

これだけ楽しんでも、未だ昼時前！
旅行中は特に、早起きは三文の得。

次回、高雄市街散策へと続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• SUR SHANGHAIさん 2008/08/30 20:47:58

  鼓山と旗津を結ぶフェリー

  …はいいですよねえ。（＾０＾）
  ほんの数分の船旅なのに、市街地から海辺の町に行く感じが楽しくて。
  台湾がお気に召したようで私もうれしいです。
  旗津のあの鄙びた小さい港町は、私にとってやけに懐かしい場所。
  今は六合夜市は寂しくなったような気がしますが、愛河には遊覧船が出来たと知って目から鱗。
  高雄はのんびりしてると思ってましたが、いつのまにかどんどん変わってきているんですね。ノスタルジ〜…。
  

  トモとアックさん からの返信 2008/08/31 00:05:26

  RE: 鼓山と旗津を結ぶフェリー

  SUR SHANGHAIさん、こんばんは
  
  コメントをありがとうございます。
  
  SUR SHANGHAIさんの旗津の旅行記を拝見し、
  自分達が行った時に気が付かなかった風景を、
  色々と見る事が出来て、とても良かったです。
  
  今度高雄行く時は、カラスミもお土産だけでなく、
  現地で買って新鮮なまま、その場で食したいと思います。
  （旅行記の表紙が良いですね！）
  
  また台湾に行きたくなりました。
  
  トモとアック