2008/06/20 - 2008/06/28
113位(同エリア124件中)
どばっちさん
お互い山好き同士。旅行どこ行く?の問いに、行き先は既に決まっていた。(^_^)
イッちゃう?イコうぜぃ!
そう、ホンモノのアルプスに会いに。
かなり値は張るが、一生に一度(多分)の新婚旅行はスイスに決定!!
ついでにフランス、もしくはドイツ、オーストリーも回るツアーに一瞬気が惹かれたが、あまり移動で時間使うのももったいない。
ここはじっくりスイスだけに絞ることに。
当初個人で行こうと考えたが、宿、飯確保の手間、値段は結局ツアーより高くなり、でかい荷物の管理等々、やはりツアーの方が手っ取り早くて、便利なことに気が付いた。
まぁ時間の自由が効かない分、行きたいところをほぼ網羅してくれてるしね。(*^^*)
そして、ツアー選別に相当時間を費やし、いいツアー発見。 「四大名峰を三大急行で巡る旅」 しかも山岳ホテル宿泊!!
これはいい!!
四大名峰とは?
・モンブラン (4810m:ヨーロッパアルプス最高峰)
・マッターホルン(4478m)
・ベルナーオーバラント三山(アイガー3970m、メンヒ4099m、ユングフラウ4158m)
・ベルニナ連峰(最高峰はピッツベルニナ4049m)
三大急行とは?
・ベルニナ急行(サンモリッツ-イタリアティラノ)
・氷河急行(サンモリッツ-ツェルマット)
・パノラマ急行(ルツェルン-モントルー)
山岳ホテルとは?
・クルムホテルゴルナーグラート(3100m)・・・マッターホルン、モンテローザを一望
・シャイデックホテル(2061m)・・・アイガー、メンヒ、ユングフラウを間近で見える最高のロケーション。1840年開業の歴史。
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夜明け前、静かなクライネシャイデック駅
今日もやはり快晴。(^o^) ありがとう。お天道様。
今日はこのツアー後半のハイライトの日。 ユングフラウヨッホとクライネシャイデック周辺ハイキング。
朝焼けの三山を撮るため、朝5時から外へ。ホテル北側ラウバーホルン麓の高台へ。
ここからはシャイデックホテル越しに三山が眺められる。
すると先客が。同じツアーの年輩アマチュアカメラマンの方。
さっすが。おはようごさいます。(^o^) -
日の出待つクライネシャイデック
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ユングフラウヨッホ展望台遠望
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ヴェッターホルンからの日の出
やがて、グリンデルワルト側ヴェッターホルンから朝日が昇り始めた。
期待したほど山は焼けなかったが、辺りが薄青色からオレンジ色に徐々に変わって行く。
素晴らしい眺め。 -
朝日に照らされるリンドウ
ホテルに戻り、朝食。
窓からは駅がすぐ目の前に見える。
下から上がって来る朝一、朝二の電車にはモリモリの人。そのほとんどが日本人。
ユングフラウは絶大な人気なのがよくわかる。
スイス含むツアーでここを外したツアーは見たことなかったし。
8時過ぎに駅集合。8時半の電車でいよいよユングフラウヨッホへ向けて出発。
登るに連れさらに山が近くなる。迫力満点。(^o^)
約10分ほどでアイガーグレッチャー駅に到着。
ここで上から下りてくる電車とすれ違い。
帰り、俺らはこの駅で降り、ハイキングを楽しむ予定。
ここアイガーグレッチャー駅から終点ユングフラウヨッホ駅までは、アイガーの山体を掘り貫いた、全長7.1Kmの急勾配のトンネルになっている。
トンネル貫通に16年の工期を要し、ヨッホまで開通したのが1911年と言うから驚き。日本ではまだ明治。
山頂まで電車を通してしまおう!と言うスイス人の発想と技術力に驚き。(^_^;)
トンネル内は、掘られた当時のまま岩盤がむき出しになっている。 -
アイガーヴァント駅ホーム
やがて15分ほどでアイガーバント駅(2865m)に到着。約5分の停車。
と言ってもここはトンネル内。何の為の駅?とお思いだろう。
何とここからはアイガー北壁面に穴が開けられ、ガラス張りの展望所からすばらしい眺めが楽しめる様になっている。 -
アイガー北壁からのグリンデルワルト
まさに北壁に登った高度感を味わえる訳。直下のグリンデルワルトの町は遥か下。こんなとこロープ一本でよく登ったな〜。(*_*) 縮み上がるわい。
5分の停車なので急いで電車に戻る。(^_^;) -
アイスメーヤ駅ホーム
再び出発し、約10分で次のアイスメーヤ駅(3160m)へ。
今度はアイガーバントとは反対の南側に穴が開けられ、フィッシャー氷河の源を見ることができる。一面白銀の世界。
ここも同じく5分の停車。乗り遅れないように戻る。
長いトンネルで、乗客を飽きさせないように、巧く考えられている。 -
フィッシャー氷河源流
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フィッシャー氷河
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ユングフラウヨッホ駅ホーム
クライネシャイデックから約50分。9時半に終点ユングフラウヨッホ駅に到着。
ヨッホとは鞍の意味で、鞍とは山と山の間の低い部分。まさにユングフラウとメンヒの間にある駅。
この駅の標高は何と3454m。富士山にあと300m届かないだけ。
鉄道で行くことができるヨーロッパ最高地点とのこと。まさに「TOP OF EUROPE」。
そしてこの駅自体が巨大な複合施設となっている。
展望台、アイスパレス、犬ゾリ体験、スキー場、といろいろなアトラクション、スポットが作られている。 -
ユングフラウヨッホ スフィンクス展望台
早速、俺らはスフィンクス展望台へ。 さみ〜。
気温はプラスあるだろうが、風が強い。でも、360度すばらしい大パノラマが広がる。 -
断崖絶壁に建つ展望台
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メンヒ 修道士の横顔に見える
東にはメンヒ(4099m)、西にはユングフラウ山頂(4158m)がすぐ近くに。 -
アレッチ氷河 遙か下流昨日のエッギスホルン
北には遥か眼下にさっきの出発駅クライネシャイデック。南には世界自然遺産のアレッチ氷河。更に氷河下流遥か遠くに、昨日行ったエッギスホルンまで見える。
直線距離で10数kmなのに、昨日ぐるっと移動で何km走ったんだ!?
吸い込まれそうな深い青い空と、純白の雪と氷の世界。んー、癒されて行く〜。(^_^) -
そしてユングフラウ
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ユングフラウ目指すアルピニスト
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遙か眼下にクライネシャイデック
展望台を下り、次はアイスパレスへ。ここはアレッチ氷河の中にトンネルを堀り、氷河内部へ入ることができる。
内部には、ライトアップされた氷の彫刻も置かれているが、俺らはそんなものに興味なし。 それより、氷の壁面に閉じ込められている無数の気泡がに感動。何万年、いや何十万年前の空気に今触れられているんだよ。(^_^) -
崖の上にスフィンクス展望台
次は外の雪原へ。
眩しい〜。振り返るとさっき登ったスフィンクス展望台が、とんでもない崖に建ってるのがよく分かる。
まさに今アレッチ氷河の源に立っている。ここからスタートして、どれだけ掛けて末端まで流れるんだろう。数十、数百万年かな。
まぁ、それまでに温暖化で溶けてなくならないことを願おう。
犬ゾリ、スキー場はやってませんでした。夏でクレバスができ、危険だからかな?
下りの再集合が12時だったので、ゆっくりいろいろ回れましたわ。(^_^) -
アイガーグレッチャー駅ですれ違い
12:15発の下り電車に乗り込む。下りは行きに停車した2つの駅には止まらない。
長〜いトンネルを抜け、アイガーグレッチャー駅に到着。 -
駅からアイガーを仰ぎ見る
俺らは他のツアー客と別れ、ここで下車。本当はクライネシャイデックまでは皆で下り、それ以降は自由行動のスケジュールだったんだけど、俺らのワガママを聞いてくれた添乗員さんに感謝。(^o^)
なぜここで降りたか?アイガー氷河を間近で見たかったのと、この素晴らしいロケーション、電車に乗ってるのはもったいない。
俺らだけが降りると思いきや、明らかに俺らに影響されて、何とあの年輩のカメラおじさんも「じゃ、僕も降りる」と言い、シャイデックまで一緒に行動することに。
皆が乗った電車にさよならし、いざハイキング開始。 -
アイガー氷河手前 向こうユングフラウ
何と言うこの大迫力。時折轟音とともに氷河の末端が崩れ落ちる。 -
ラウターブルンネンの断崖絶壁の上にミューレンの町
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アイガー氷河を挟み、左アイガー 右メンヒ
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一面のお花畑
青々とした草原には、ここは天国か?と思うほど、赤、青、黄、白、色とりどりの花が満開。まさに今がピークではないだろうか。 -
まさに天国
俺も相方も、そしておじさんも、写真と景色に夢中で全く先には進まない。(^_^;)
アイガーと花畑、花畑とラウターブルンネンの谷、残雪と花、もうどこを見ても、全てが見事な被写体。
全身の感覚全て全開。アドレナリン出まくり。(^_^;)
恐らくこの先、もうこれ以上の景色に出会えることはないだろうな〜。
後でこのツアーを振り返って見ても、この瞬間が一番だったもん。(^_^) -
天国に通ずる道
岩場の影でコーヒー休憩。
やがておじさんも追いついてきた。
ふと顔を見ると、唇の回りが白く。泡吹いてるじゃーん。水は?持ってない、とのこと。
ダメだよーん。山歩く時は最低水は準備しなきゃ!
仕方なく俺らの余ってるペットボトルを渡すと、ガブガブ飲み干した。まぁ何事もなくよかったよ。 -
花畑を行く
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可憐なお花 バラ系?
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リンドウ
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最高のロケーションでのハイキング
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崩れる氷河を見ながら
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ユングフラウに向かう線路
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花と山に囲まれ電車は行く
クライネシャイデックまで普通に歩くと4〜50分の距離を、俺らはゆっくり至福の2時間半。どこもかしこもイキまくりでした〜。(^o^)
ホテルに着いたのが15時半。しばらく休憩し、今度は山とは反対側メンリッヒェンに向けハイキング開始。
おじさんはくたばったのか、消息不明。部屋で休んでるんだろう。 -
ヴェッターホルンとグリンデルワルトの町
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町から上がってきた電車
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アイガー北壁
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シャイデックホテルからの左メンヒ 右ユングフラウ
道沿いには花が咲くが、密度が薄く、さっきまでのコースがあまりにも素晴らしかったので、このメンリッヒェンまでのコースは正直つまらん。
しかも天気も下り坂で、山頂は雲で隠れてしまった。メンリッヒェンまで行くのは止め、途中グリンデルワルトを遠望できるベンチで皆を待つことに。
皆は俺らと別れた後、ウェンゲンまで下り、ロープウェイでメンリッヒェンまで上がり、そこからクライネシャイデックに向けてハイキングするとのことなので、このコース上に居ればどこかで出会う訳。
待つこと30分で合流。
俺らは来た道を一緒に引き返す。
空は今にも降り出しそう。遠くでは雷鳴も。 さすがの天気運もここまでか。
ホテルには18時に到着。あれだけ賑やかだった駅前も、今は閑散と。 -
ディナーメインはローストポーク
19時から夕食。
やはり肉料理。確かに美味いのだが、肉好きと言えども、さすがに魚、出汁系も食いたくなってくる。(^_^)
まぁ海がない国仕方ないか。
外はやはり雨。よかった〜。今日なんとか保ってくれて。
この旅最高の一日は更けて行った。
最終日が朝から飛行機の為、明日は実質この旅最終日。
シャモニーでフランス入りだー。(^o^) -
デザートはグレープフルーツムース
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