地中海とサハラとメディナで迷走　－ジェルバ～クサールギレン－

2008/07/05 - 2008/07/12

初AFRICA上陸は、TUNISIAとなりました。
行くところによって、まったく雰囲気が異なるとってもおもしろい国。
ご飯もおいしいし、サイコーな旅でした！

エリア ジェルバ島(チュニジア)

名残惜しさがのこりながら、MOVENPICKを後にしました。このホテルは、長期滞在したいホテル。2日間の滞在じゃもったいない。

サハラ砂漠の入口Ksar Ghilaneまでの4DWで出発！
この旅のメインイベント。サハラ。
「今度の旅行どこいくの？」と聞かれれば
「サハラ砂漠にいくのっ！テントに泊まるのよ」と答えてたぐらい、待ち望んでたサハラ砂漠。
サハラまでは、ツアーに入るか、自分で4DWを手配するかのいづれかになります。
私たちのような個人手配の旅行の場合、別途代理店に手配をお願いすることになるのですが、日本の代理店、チュニジアの日本人がいる代理店のどこで見積依頼をしても、一人9〜10万円の見積もりしか返ってこず、予算オーバーを強いられそうになっていたのですが･･･
ホテル手配の送迎に観光をプラスしたいと、直接ホテルにメールで交渉し、二人で280ユーロ（5万強）に抑えることが成功！
Thank you very much for your arrangement,Anissa.
まあ、英語は通じないドライバーだったけど、そんなの仕方ないよね。
ちなみに4DWはトヨタだったよー。

4DWの車窓から。
ジェルバ島の繁華街の一つMidoun

なんともいえない哀愁が背中から漂う、よれよれのおじいさん。

こんなに暑いのに外に出てて大丈夫なのかなー？
たぶん、東京のお爺さんだったら、熱中症で倒れてるよ。
正面から撮りたかったけど、意外に早足なのよ。

あっという間に遠くにいってしまった。

ローマ時代に造られたアフリカ大陸とジェルバ島を結ぶ7Kmの道路El-Kantara.
海と海の間にまっすぐの道が走っています。

台風が来たら間違いなく浸水。

今はこの道路の横に水道管のパイプが通っていて、ライフラインとなっています。

対向車ほとんどなし。

ずっと続くオリーブ林。

スペインのアンダルシアの道も同じような風景だけど、こっちのほうが、果てしなくオリーブ林が続いている感じ。どこまで続くんだろう。
チュニジアは、オリーブオイルの産出が世界で第2位の国。でも殆どがイタリアのオリーブオイルとかとブレンドされてしまっていて、エンドユーザーが食べる時には「イタリア産オリーブオイル」になっているらしい。

ドライバーのおじさんが塩湖に立ち寄ってくれました。

塩湖の表面

Ksar Jouamaaに向かう113号線の山越えの途中。

ほとんど対向車はなく、進むにつれどんどん砂漠化してくる。
とにかく暑い。立ってるだけで干上がる感じ。

KsarJouamaaに到着。
実はここの見学は当初、私たちのプランにはなかったんだけど、またもやドライバーのおじさんが気を利かせてくれて、立ち寄ってくれました。

GABESより南西部には、マグレブの先住民族であるベルベル人が多く住んでいます。
そのベルベル人の作った要塞化された穀物倉がKsar（クサール）です。収穫期にとれた穀物やオリーブオイルをベストコンディションで保存することができたそう。（LonelyPlanetより）
確かに風通しもよく、中に入るとひんやりしていました。
ここKsarJouamaaは、小高い丘の上にある現存するクサールとしては非常に状態の良いものだそうです。今は使われていません。

ゴルファ（クサールの一部屋のこと）中から外をみたところ。

うなぎの寝床のように、細くて狭いつくりですが、横穴とかがあり、おもしろい造りになっています。

高台からクサール全体を見下ろすとこんなかんじ。

白い4DWは、同じ場所を観光していたイタリア人の車。このガイド兼ドライバーはターバンをして、流暢（に聞こえる）なイタリア語で懸命にクサールの説明をしてました。

私たちのドライバーのおじさんさんは、人はとっても良いけど、英語が得意じゃないから、さらっと説明して終わりでしたが、ドライバーさんによると、丘の上に立つ珍しいクサールで保存状態も良いとのこと。

写真右手の白いところはカフェ。

クサールギレンまで、舗装されてない道なき道を行きます。
幹線を通れば、OilPipelineに沿って舗装されている道があるのですが、今回は4DWの醍醐味のような道を通ってくれました。ドライバーのおじさんは、がたがた揺れる振動を天然のマッサージと言ってました。
きゃーきゃー騒ぐと、おもしろがって目茶苦茶な運転をするお茶目な人です。
道の傍らにいたラクダ。チュニジアにきて初ラクダ。感激ー♪

そろそろ砂漠に突入！
ドライバーのおじさんが、指先から砂を舞う様子を見せてくれたけど、なんか写真にとると呪い師みたいだね。