2008/07/04 - 2008/07/04
323位(同エリア1722件中)
ごんぶとさん
2008年夏休み。7月早々に4連休をGETし、3泊4日のタイ旅行へと旅立った。目的はもちろん、世界遺産アユタヤをこの目に焼き付けるため。日本で申し込んでおいたウェンディツアー(1100バーツ)でバンコク市内からアユタヤへ出発!
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス
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現地ウェンディツアーのバスがホテルまで迎えにきてくれる。バンコクから約1時間半でアユタヤに到着した。
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まず最初に訪れたのは「バンパイン宮殿」。
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17世紀にプラサート・トーン王がバンパイン島に建築した宮殿だ。
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ラマIV世によって再建され、今に至るという。
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池の中央に建つ「プラ・ティナン・アイスワン・ティップアート」は見どころの一つ。
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金がふんだんに使われたタイ様式の館の中には、チュラロンコーン王の像が祀られている。これぞタイといった建築だ。
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他の建築物にはヨーロッパ風のものが多い。
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ラマ?世の趣味なのだろうか?
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庭園には、象の形に整えられた木々が美しく並べられている。
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「プラ・ティナン・ウェーハート・チャルムーン」は1889年に建築された中国風の建物。内部は撮影禁止だが、中国文化を取り入れた高貴な別邸といった雰囲気だった。
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龍が描かれた壁。
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その背後には「プラ・ティナン・ウィトゥン・タサナー」と呼ばれる塔が。1881年に造られたもので、内部を昇ることができる。(この色使いはどうなんだろう?)
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1880年に建てられた「ホーエン・モンティアン・テラワット」はクメール様式の祭壇。
タイ様式、ヨーロッパ風、中国風、クメール様式…と、実にいろいろな文化を反映させた宮殿だな。 -
…と、ここからが本番。アユタヤのメインエリアへ突入しよう。
●Historic City of Ayutthaya
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(iii)
登録年 1991年
バンパイン宮殿を後にし、次に向かったのは「ワット・ヤイチャイモンコン」だ! -
さっそくお出ましの涅槃仏。後ろには巨大なチェディが見える。
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日本ではあまりお目にかかれない「リクライニング・ブッダ」。この像はまだ目を開いているため、入滅する直前「最後の説法」の場面を示しているのだとか。
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熱心な仏教徒が涅槃仏にお祈りを捧げていた。
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奥へ進むと黄金の仏像が立ち並ぶエリアに到着。
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黄色い服を着た仏教徒が集団でお参りしている姿はタイならではの光景かもしれない。(タイでは生まれた曜日で色が決まっており、今の国王の曜日色が黄色なのらしい)
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そうしてついに巨大チェディの麓へ辿り着く。こいつぁデケェぞ!
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チェディを見守るように取り囲む仏像群には圧倒させられる。神秘的な光景だ。
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ホラ、こんなにズラリと…。
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もう居ても立ってもいられない。チェディの内部へ潜入してみよう!
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1357年に初代アユタヤ王ウー・トーンが建立したこの塔を踏みしめる。近くで見上げると、更に大きさが際立つな。
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空に向かって聳え立つ塔。迫力の建築だ。
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上から見下ろす光景もなかなかのもの。
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古代インドから伝わるこのチェディ。仏舎利が納められる仏塔は、日本でいうところの五重塔だ。姿形の全く異なる光景に驚きを隠せない。のっけからの専制パンチで興奮も鰻昇りだ!
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ではでは、興奮冷めやらぬうちに次なる地へと足を運ぼう。お次はいきなりの「ワット・マハータート」だ。
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こ、この光景は…。
これを遺跡と言わずして何を言うのか! -
廃墟と化したかつての大寺院。重みで傾いたクメール様式の塔が、どこか物悲しさを演出している。
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1374年にパグワ王が建立したと伝わるワット・マハータート。約650年前はどんな姿を見せていたのだろう?
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なんといってもマハータートで有名なのは、この木の根に覆われた仏頭だ。かくいうボクも、これを見たくてアユタヤに来ることを選んだのだからな。
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泥棒が盗んだ仏頭を気の根元に置き去ったのがきっかけで、このような姿になったとされている。でも、こんなに神秘的な姿で今に残っているのは、やはりブッダの力なのだろうか?
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ほとんどの仏像は、ビルマ軍の侵略によって頭を切り落とされている。実際に直に見てみると、実に生々しく心に残るのだ。
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中には当時のままの姿をとどめるものも。この彫刻なんか、綺麗に残されているじゃない。
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スリランカ様式の仏塔が奥に見える。
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こちらはクメール様式。二つの様式の塔が混在しているのもアユタヤの特徴か。
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それにしてもここは相当広い。
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煉瓦の積み重なった壁が見える。
何かの部屋だったのだろうか? -
こんなところにも仏像が。
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お、トカゲ(?)を発見。廃墟となった遺跡の中に「生」を感じた瞬間。うしろの仏像とのギャップが面白く目に映る。
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崩れてしまった巨大な仏塔。ここがこの寺院の中心だったようだ。かつての姿が偲ばれる。
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う〜む、こんなに興奮したことがかつてあっただろうか。心臓がはちきれそうだわい。
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後ろ髪をひかれながらもワット・マハータートを後にする。途中、10分間の象乗りを体験しつつ、「ワット・プラ・シー・サンペット」へと向かった。
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象の上でハイポーズ♪
…うっ、ニオイがきつい。 -
1491年に建立されたと伝わるこの寺院(ワット・プラ・シー・サンペット)は、かつて黄金に輝く王の守護寺院だったという。
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特に有名なのが、この3つの大きな仏塔。中にはラーマティボディ?世と父、兄の遺骨が納められている。
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しかしながらここも1767年のビルマ軍侵略により破壊された寺院の一つ。全体に覆われた黄金は炎で溶かされ、ビルマへ持ち去られてしまったのだとか。(ガイドさんはそのことを凄く悔しがっていた。今でもビルマ(現ミャンマー)のことが嫌いなタイ人が多いらしい。)
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金がそのまま残されていたら、また違った景観を残していたに違いない。
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廃墟となった今の姿も、歴史の流れを感じさせてくれて、個人的には好きだけどね。
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3つの大きなチェディの周りには、34の小さなチェディが囲んでいたというが、現在はもうない。これもビルマ軍に徹底的に破壊されたのだとか。
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ビルマ軍との戦争の歴史も含めての文化遺産。この景色を目に焼きつけ、次へ進もう。
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最後に訪れたのは「ワット・ローカヤスターラーム」。漆喰の涅槃仏で有名な寺院の廃墟だ。
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かつては寺院建築が立ち並ぶ場所であったが、ここでもビルマ軍の侵略によりほぼ全てを破壊されている。残ったのは巨大な仏像のみだ。
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全長52mはアユタヤ最大。こちらは目をつぶっているから、入滅後の姿ということになる。なるほど、仏像だけでも十分に信仰を集めていることが分かるな。
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ということで、アユタヤツアーはここまで。現地レストランでブッフェランチ(あまり美味しくない)を食べた後、また1時間半をかけてバンコクへ戻った。
今回のように廃墟となった遺跡を見学することは自分の人生の中でも初めてだったので、常に興奮と好奇心に包まれていた気がする。写真撮影に夢中になりすぎ、他のツアー客を待たせてしまったり…そのくらいにのめりこめる場所だ。次はスコータイ!またタイへ来られますように。。。
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