2007/07/25 - 2007/07/25
429位(同エリア447件中)
まみさん
2007/07/25(水)第18日目:ブカレスト2日目
【宿泊:Hotel Central(ブカレスト)】
クレツレスク教会(2006年に訪れているので再訪)、聖ペテロ・パウロ教会、イタリア教会、ルーマニア・コレクション美術館、農民博物館(2006年に訪れているので再訪)、大学広場のギャラリー
ヤシから寝台車でブカレスト・ノルド(北)駅に到着したのは早朝の6時20分です。
ホテルを予約しているからといって、いくらなんでもこの時間ではチェックインできません。
なので、駅構内のマクドナルドで朝食をとり、少し時間をつぶしてから向かうことにしました。
そのホテルへ向かうタクシーでボッタクられて悔しい思いをしたのは、この1つ前の旅行記に書いたとおりです。
ホテルには8時50分に着きました。
早すぎて部屋が空かないため、チェックインできませでした。
そのことは予測していましたから、ロビーで待つのは一向に構いませんでした。冷房がきいていて、ふかふかのソファとテーブルがあって、待つには快適です。
ロビーの差込みでカメラのバッテリーをチャージしたり、手荷物の一部をスーツケースに移したり、日記を書いたり(タクシーにボッタクられた悔しさをぶつけ)、ガイドブックを広げて今日・明日のブカレスト観光の計画を、細かい順路まで決めたり───と、すっかりくつろいでいた私。
ですが、さすがに10時近くになって、しびれを切らしました。
レセプションの人は、そんな私に他のホテルを紹介しようとしてくれました。
ここのホテルよりも新しく、料金差額は払わなくても良いといいます。
欧米基準からすると当然の対応でしょう。
しかし、ここは、まだところどころ社会主義の旧態然としたサービスの名残りがあると覚悟してきたルーマニアです。
誠実な対応だと思いました。
ボッタクリタクシーでブカレストの印象が悪くなっていたところでしたので、少しホッとできました。
といっても、あいにく私は、明日から往復とも寝台車を使って、ティミショアラ観光に出かけるつもりなのです。
スーツケースをホテルに預けて。
なので、その前後も同じホテルを押さえておいたのです。
今、違うホテルに案内されたら、「2日後にまた来るから、荷物を預かっておいてね」と頼めなくなってしまいます。
そうレセプションの人に説明しましたが(英語で)、良く分からない、と言われてしまいました。
ただ、少なくとも、私が別のホテルに案内されたくないことだけは理解してくれました。
「あっちの方が新しくてきれいなホテルなのに」と肩をすくめられましたが。
しかし、これ以上、ロビーで時間をつぶして観光時間が減るのは我慢できなくなったので、スーツケースをレセプションに預けて出かけることにしました。
まあ、それも予定のうちでしたけどね。
だからこそ、部屋に案内される前に、余計な手荷物を先にスーツケースに移して軽くしておいたのですから。
この日の観光のハイライトは、去年は時間がとれなかったルーマニア・コレクション美術館と、去年とても気に入った農村博物館(=民俗博物館)の再訪です。
ルーマニア・コレクションは撮影禁止、そして農村博物館は去年、撮影代を払って展示の写真を丁寧に撮ったので今年はなし。
代わりに、町中でせっせと気になるものを見つけては、積極的に写真を撮るようにしました。
意識的にそうしないと、本日の写真枚数が稼げそうになかったからです。
この旅行では、到着2日目のブカレスト1日目に、ブカレストがかつてバルカンのパリと呼ばれたのも納得できるような街角写真を狙いました。
そういう街角を美しいと思うのには変わりありませんが……約2週間半のルーマニア周遊から戻ってみると、ルーマニア観光の醍醐味は、やはり地方都市や田舎だなぁとつくづく思ってしまいました。
なので、今度はどちらかというと、観光写真というより、気取りのない街中写真をめざしてみました。
社会主義時代の遺物と思われる味気ないところも、開き直って見れば、逆になかなか面白いと思えました。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第2日目(2):かつてバルカンのパリと呼ばれたブカレスト」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10171192/
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猛暑のため、緊急救助のテントが!
Hotel Capitol前、レジーナ・エリザベータ通りとヴィクトリア大通りが交差するところにある小さな広場(Piata Tricolorului)にて
2007年7月のルーマニアは異常猛暑に襲われました。
そのことは日本で報道されたようで、死者も出たとの発表に、留守宅の家族を心配させました。
夏の旅行は水分補強が必須。
でないと、こういうところにお世話になってしまうかもしれません。
(このテントは猛暑対策の非常手段です。常駐しているわけではありませんのであしからず。)
近くではスプリンクラーが意味なく水をまいていました。
……意味はあるのかもしれませんが、その限られた範囲のコンクリートをせっせと塗らしても、効果のほどは?
この広場にある建物の写真を、今回の旅行のブカレスト観光初日に撮っています。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12561785/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12561786/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第2日目(2):かつてバルカンのパリと呼ばれたブカレスト」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10171192/ -
クレスレスク教会のそばにあった彫刻
「Decembrie 89」=「1989年12月」とあります。
1989年12月の民主革命を示しているものかしら。
私にはバク転してる2人の人物に見えるのですが(笑)。 -
泣き笑い顔に見えた、共和国宮殿(国立美術館)のフェンス
国立美術館も去年(2006年)訪れてとても気に入ったので(とくにイコンやイコノスタシスを始めとする教会美術とルーマニア絵画が圧倒的!)、この翌日に再訪しています。 -
信号機が壊れているので、交通整理、ごくろうさん
革命広場の交差点にて
ただし、夕方や翌日通りかかったときにはいませんでした。
信号機が直っている様子は……なかったような!? -
味気ないマンションの前の奇妙な彫刻
ルーマニア・コレクション美術館の向かい、パッツァ・アムゼイ通り(Str. Pata Amzei)に入る手前 -
高級そうなチャイニーズ・レストラン
アムゼイ教会通り(Str. Biserica Amzei)にて
この一角だけ、一種、異様な雰囲気でした。
しかし、2週間以上、ちゃんと食事をするならとにもかくにもルーマニア料理!と肉料理ばかり食べてきたので(野菜もいっぱいあったけど@)、急に中華料理が恋しくなってしまいました(好物なのです)。
今日の夕食はここでとってもいいかも、と思ったりしましたが……夕方にここを通りかかる予定がないことと、高級そうでどのくらい高いか見当がつかなかったので、その考えはすぐに引っ込めました。 -
ドラゴンを中心に。
-
ちょっとファッショナブルな古い建物
アムゼイ教会通り(Str. Biserica Amzei)にはなかなかお洒落な建物もありました。
そのうち官庁として利用されているものがあるらしく、警備員がいました。
そういう建物にはカメラを向けませんでした。
前に注意されたことがあるから。
関連のエピソードをコメントに書いた写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12561878/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第2日目(3):Batistei通りの正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10171196/ -
アムゼイ教会通り(Str. Biserica Amzei)のマゲル通り近く
いかにも……な建物。 -
アムゼイ教会通り(Str. Biserica Amzei)のショーウィンドウにて
妙に気に入りました@ -
なんとも味気ないマゲル通り
かつてバルカンのパリと呼ばれたブカレストの名残りをかろうじて感じさせてくれたバルチェスク大通りも、マゲル通りと名を変えたあたりから、こんな通りになってしまいました。
しかし、被写体として見直してみると、この味気なさが、意外になんともいえない味を出しているように思えてきます。
───と、このとき感じた面白さが、必ずしも写真でうまく表現できていませんが(泣)。
というわけで、ここからしばらく、写真のキーワードは「味気ない」!? -
なんという宣伝!
ロマーナ広場にて -
味気ないマゲル通りを背景に、地下鉄の看板
私には味気ないと思われたマゲル通りですが、旅名人ブックスではこのように紹介されています。
「一方で、マゲル通りの方は新しいルーマニアを象徴するモダンな建築群が軒を連ねている。観光案内所、航空会社のオフィス、高級ホテルのほか、レストランやカフェ、露店なども並んでいて、いつも人通りが絶えない。ブカレストの心臓部とも言って良い繁華街である。」
(「旅名人ブックス ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う」(日経BP社)より) -
味気ない勝利広場
このロータリーに面するキセレフ公園に、目当ての農民博物館があります。 -
勝利広場の味気ない建物
革命広場の旧共産党本部の建物に似ていますね。
共産党時代の建物様式の一つだったのかもしれません。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12299023/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12299024/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第21日目ブカレスト2日目(3):革命広場周辺+α」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10155080/ -
1989年12月の民主革命の舞台となった革命広場の、犠牲となった人たちの碑
いわばルーマニア革命の英雄を追悼する碑のはずですが、交通量の多いメインストリートの緩衝帯になっているため、すっかり埋もれてしまっています。
ちょっとショッキングでした。
横断歩道があるわけではないので、これでは近寄るのもむずかしいですよね。
(ここはさっと通り過ぎてしまったので、実はちゃんと近寄る経路があったとしたら、失礼!)
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