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 am10:00を回ったことから霧もなくなり、抜けるようなカリフォルニアの青空が広がってきた。<br /><br /> 肌寒かった気温もぐんぐん上昇して、上着が必要ないどころか、短パン半袖で充分なくらいだ。<br /> <br /> 桜も満開か、盛りを過ぎて散りかけているほどで、染井吉野より濃いめの桜のピンクと青空のマッチングが、日本人の琴線を打つのか、とても良い気分にさせてくれる。 <br /><br /> am10:00なら、通常の店の開店時間になったわけだから、モール(ショッピング)を目指すことにした。 <br /> アメリカに来たからには、必ず一度は立ち寄りたい店がいくつかある。 <br /><br /> メガストアなら、ウォールマートにターゲット。アパレル系なら、オールド・ネーヴィーにバス、ティンバーランドにREI(アウトドア用品)。<br /> 飲食系だと、イン&アウト(ハンバーガー・チェーン)にトレーダージョー(スーパーマーケット)、そして99セントストア・・・等々。 <br /><br /> この日、いくつか回ったモールでの感想は、悲喜(?)こもごも・・。 <br /> GAPのセカンド・ラインとして、安さが売り物だったはずのOLD NAVYなのに、新作のポロシャツに19ドル99セントの値札が付いているではないか・・。 <br /><br /> このブランドの昨年までの相場だと、ポロシャツで12ドル台。Tシャツなら5ドルから9ドル。ウィンドブレーカーで19ドルが相場だったから、これはちょっとした&quot;価格破壊&quot;(?)的な値上がりである。<br /> 経営方針が変わったとしたら、がっかりである。 <br /><br /> もうひとつがっかりしたのは、昨年TARGETの1ドルコーナーに山ほどあった老眼鏡が、この旅の間に5軒も回ったのに、どこにも置いてなかったこと。<br /> 昨年は土産に30個近く買ったド派手な老眼鏡が、一つも発見できず落胆した。 <br /><br /> 逆に感心したのは、ポスト・オフィスがテナントとして入っているモールを、いくつも見つけたことだ。<br /> 人が集まり、広い駐車場があるモールに、郵便局があるのは便利で良いと思った。 <br /><br /> また別の日になるが、別のモールでセグウェイに乗って循環するポリス(セキュリティ?)を発見した。<br /> こちらが歩いて1周する間に、向こうは5回もすれ違った。円形状に建ったモールでは、最高の移動手段だと感心したものだ。 <br /><br /> この日は2ヵ所モールを回っただけで、集中力が途切れ睡魔も襲ってきたので、早々にモーテルにチェックインすることにした。 <br /> 出発前にAAAのツアーブックで、立ち寄りそうな町のモーテルの料金を調べてみたが、1人1泊70ドルから100ドルが相場のようだ。 <br /><br /> この金額を「まぁまぁ」と思う人もいるかも知れないが、20年前から旅をし続けている身にとっては、過去18年はほぼこの半額で泊まってきたから、「高っ!」という印象になる。 <br /><br /> これまで走った道路沿いで見た、ガソリンも3ドル70セント前後に値上がりしていたから、こちらは20年前の3倍以上。1ガロン(約4リットル)99セントで入れられていた時代が懐かしい。 <br /><br /> チェックインしたのは、サンノゼに2軒あるモーテル6。 <br /> 全米にあるモーテル・チェーンの中でも、シンプルにしてチープなモーテルである。 <br /> 料金は65ドル(税込み)。相場以下だから、「まぁ、よしとしよう」。 <br /><br /> 部屋に明日の着替え袋と、食料袋、調理器具袋、クーラーボックス2個を運び入れて一休みした後でフロントへ行き、ベンディング・マシーン(自動製氷器)の在りかと、近所にあるスーパーマーケットを聞いた。 <br /><br /> ホテルのように毎回部屋に鞄を持ち込む必要がないことと、氷が無料(たまに50セント取られるケースもある)で手に入るのが、ホテルにはないモーテルの気安さであり利点だと思っている。 <br /><br /> あらかじめ予約をしなくても、日没前にチェックインすれば、99%の確率で部屋を確保することが出来るのも良い。 <br /> 残る1%は、ハイ・シーズンの国立公園の周辺にあるモーテルが、予約なしだと泊まりにくい。 <br /><br /> スーパーへ向けて走っていると、日立に東芝、ソニーにサンマイクロシステムズなど、やたらハイテク産業の看板が目に付く。 住所を頼りにモーテルを捜す間は気がつかなかったが、どうやらシリコン・ヴァレーの真っ直中にいるようなのだ。 <br /><br /> 辿り着いたスーパー、SAFEWAYでも驚きが待っていた。 <br /> 惣菜コーナーの充実ぶりが凄く、寿司にイタリアンはもちろん、鶏の唐揚げにロースト・チキン、サラダ・バーにスープ・バー、パンやケーキのコーナーまであり、マフィンやベーグルやドーナッツが1個単位で買うことができるのは、3年前まであまり見掛けなかったサービス(?)である。 <br /><br /> さらなる新発見は、ナッツ・バー。 <br /> ピーナッツをはじめ、ヘーゼルナッツにカシューナッツ、ピスタチオにウォールナッツなど、好みの種類を好きな量だけ混ぜ合わせて買うことも出来るが、それをその場でグラインドしてペースト(ピーナッツバター)状にしてくれるのだ。 <br /><br /> 木の実を量り売りにするだけでなく、そこまでしてくれるのは初めてで、一瞬買ってみようか迷ったが、根っからのご飯党でほとんどパンは口にしないので止めにした。 <br /><br /> 卵のコーナーでは、これまで12個以上20個単位で買うしかないと思っていたのに、6個パックを発見。 <br /> 寿司パックと野菜たっぷりのミネストローネ・スープを夕飯に、24缶のビールと卵もカートに入れてレジへ。<br /><br /> 自分の番が回ってきたら、SAFEWAYの会員カードを店員に渡し、会計が済んだらクレジットカードと、ID(身分証明)の代わりになる運転免許証を提示する。<br /><br /> モーテルのチェックイン時と、スーパーのレジで交わす、言葉が唯一知っている英会話に等しい。<br /> しかも旅の期間中、毎日のように繰り返されるから、自然に覚えてしまった。<br /><br /> つまり、自分の番が回ってきた時に「ハーイ」の挨拶に始まり、「プラスチックorペーパー・?」(袋の選択)と聞かれた時の返事である、「プラスチック・プリーズ」と、見送られる際に言われる「ハブ・ア・ナイスデー・Mr.miyabi-do」に対する返事、「ユー・ツゥー」(貴方もね)が、一連の会話である。<br /><br /> 生涯2度と会うことのない店員に、「Mr.niyabi-do」と自分の名前を呼ばれるのは、スーパーマーケットの会員証を持っていて、レジで渡すとレシートの最後に自分の名前が印刷されて出てくるからである。<br /><br /> 日本はポイント制によるカードばかりだが、アメリカではその日の買い物で、会員であったために何ドルセーブマネー出来たかというサービスが中心で、この日の買い物では11ドル28セント節約できた事も、レシートに印字される。<br /><br /> モーテルに戻り、アメリカ車旅の初日を無事過ごすことができ、明日からの旅も無事過ごせるよう1人乾杯して、テレビを観ながら夕食をスタートした。 <br /><br /> レンタカー会社でもらった地図と、カリフォルニア州全体が表示された州の地図を眺めつつ、明日はどうしようか思いを巡らせた。<br /><br /> 週末なので通勤ラッシュがない北へ向かう案と、サンフランシスコ湾の最南端を回って、東側を北上する案と、サンノゼの少し北から西に向かい、州立公園を目指す案とを考えているうちに、瞼が重くなり眠ってしまった。 <br /><br /> 深夜に起きて、トイレに行ったついでに、ベンディング・マシーンに向かい、クーラー・ボックスの溶けた水を捨て、氷で満たして再び眠りについた。 <br /><br /> 朝の出発時に氷を取りに行くと、泊まり客が集中するため、機会がフル稼働しても氷を作る作業が間に合わず、いくらボタンを押しても氷が出てこないことがよくある。<br /><br /> モーテルに泊まって旅をする人は、「夜中にトイレに起きた序でに、氷を補充しておく」習慣を、覚えておくことをお奨めしたい。 <br /><br />

行きあたりバッ旅。 Vol.2

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2008/02/29 - 2008/03/07

2629位(同エリア2787件中)

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miyabi-do

miyabi-doさん

 am10:00を回ったことから霧もなくなり、抜けるようなカリフォルニアの青空が広がってきた。

 肌寒かった気温もぐんぐん上昇して、上着が必要ないどころか、短パン半袖で充分なくらいだ。

 桜も満開か、盛りを過ぎて散りかけているほどで、染井吉野より濃いめの桜のピンクと青空のマッチングが、日本人の琴線を打つのか、とても良い気分にさせてくれる。

 am10:00なら、通常の店の開店時間になったわけだから、モール(ショッピング)を目指すことにした。
 アメリカに来たからには、必ず一度は立ち寄りたい店がいくつかある。

 メガストアなら、ウォールマートにターゲット。アパレル系なら、オールド・ネーヴィーにバス、ティンバーランドにREI(アウトドア用品)。
 飲食系だと、イン&アウト(ハンバーガー・チェーン)にトレーダージョー(スーパーマーケット)、そして99セントストア・・・等々。

 この日、いくつか回ったモールでの感想は、悲喜(?)こもごも・・。
 GAPのセカンド・ラインとして、安さが売り物だったはずのOLD NAVYなのに、新作のポロシャツに19ドル99セントの値札が付いているではないか・・。

 このブランドの昨年までの相場だと、ポロシャツで12ドル台。Tシャツなら5ドルから9ドル。ウィンドブレーカーで19ドルが相場だったから、これはちょっとした"価格破壊"(?)的な値上がりである。
 経営方針が変わったとしたら、がっかりである。

 もうひとつがっかりしたのは、昨年TARGETの1ドルコーナーに山ほどあった老眼鏡が、この旅の間に5軒も回ったのに、どこにも置いてなかったこと。
 昨年は土産に30個近く買ったド派手な老眼鏡が、一つも発見できず落胆した。

 逆に感心したのは、ポスト・オフィスがテナントとして入っているモールを、いくつも見つけたことだ。
 人が集まり、広い駐車場があるモールに、郵便局があるのは便利で良いと思った。

 また別の日になるが、別のモールでセグウェイに乗って循環するポリス(セキュリティ?)を発見した。
 こちらが歩いて1周する間に、向こうは5回もすれ違った。円形状に建ったモールでは、最高の移動手段だと感心したものだ。

 この日は2ヵ所モールを回っただけで、集中力が途切れ睡魔も襲ってきたので、早々にモーテルにチェックインすることにした。
 出発前にAAAのツアーブックで、立ち寄りそうな町のモーテルの料金を調べてみたが、1人1泊70ドルから100ドルが相場のようだ。

 この金額を「まぁまぁ」と思う人もいるかも知れないが、20年前から旅をし続けている身にとっては、過去18年はほぼこの半額で泊まってきたから、「高っ!」という印象になる。

 これまで走った道路沿いで見た、ガソリンも3ドル70セント前後に値上がりしていたから、こちらは20年前の3倍以上。1ガロン(約4リットル)99セントで入れられていた時代が懐かしい。

 チェックインしたのは、サンノゼに2軒あるモーテル6。
 全米にあるモーテル・チェーンの中でも、シンプルにしてチープなモーテルである。
 料金は65ドル(税込み)。相場以下だから、「まぁ、よしとしよう」。

 部屋に明日の着替え袋と、食料袋、調理器具袋、クーラーボックス2個を運び入れて一休みした後でフロントへ行き、ベンディング・マシーン(自動製氷器)の在りかと、近所にあるスーパーマーケットを聞いた。

 ホテルのように毎回部屋に鞄を持ち込む必要がないことと、氷が無料(たまに50セント取られるケースもある)で手に入るのが、ホテルにはないモーテルの気安さであり利点だと思っている。

 あらかじめ予約をしなくても、日没前にチェックインすれば、99%の確率で部屋を確保することが出来るのも良い。
 残る1%は、ハイ・シーズンの国立公園の周辺にあるモーテルが、予約なしだと泊まりにくい。

 スーパーへ向けて走っていると、日立に東芝、ソニーにサンマイクロシステムズなど、やたらハイテク産業の看板が目に付く。 住所を頼りにモーテルを捜す間は気がつかなかったが、どうやらシリコン・ヴァレーの真っ直中にいるようなのだ。

 辿り着いたスーパー、SAFEWAYでも驚きが待っていた。
 惣菜コーナーの充実ぶりが凄く、寿司にイタリアンはもちろん、鶏の唐揚げにロースト・チキン、サラダ・バーにスープ・バー、パンやケーキのコーナーまであり、マフィンやベーグルやドーナッツが1個単位で買うことができるのは、3年前まであまり見掛けなかったサービス(?)である。

 さらなる新発見は、ナッツ・バー。
 ピーナッツをはじめ、ヘーゼルナッツにカシューナッツ、ピスタチオにウォールナッツなど、好みの種類を好きな量だけ混ぜ合わせて買うことも出来るが、それをその場でグラインドしてペースト(ピーナッツバター)状にしてくれるのだ。

 木の実を量り売りにするだけでなく、そこまでしてくれるのは初めてで、一瞬買ってみようか迷ったが、根っからのご飯党でほとんどパンは口にしないので止めにした。

 卵のコーナーでは、これまで12個以上20個単位で買うしかないと思っていたのに、6個パックを発見。
 寿司パックと野菜たっぷりのミネストローネ・スープを夕飯に、24缶のビールと卵もカートに入れてレジへ。

 自分の番が回ってきたら、SAFEWAYの会員カードを店員に渡し、会計が済んだらクレジットカードと、ID(身分証明)の代わりになる運転免許証を提示する。

 モーテルのチェックイン時と、スーパーのレジで交わす、言葉が唯一知っている英会話に等しい。
 しかも旅の期間中、毎日のように繰り返されるから、自然に覚えてしまった。

 つまり、自分の番が回ってきた時に「ハーイ」の挨拶に始まり、「プラスチックorペーパー・?」(袋の選択)と聞かれた時の返事である、「プラスチック・プリーズ」と、見送られる際に言われる「ハブ・ア・ナイスデー・Mr.miyabi-do」に対する返事、「ユー・ツゥー」(貴方もね)が、一連の会話である。

 生涯2度と会うことのない店員に、「Mr.niyabi-do」と自分の名前を呼ばれるのは、スーパーマーケットの会員証を持っていて、レジで渡すとレシートの最後に自分の名前が印刷されて出てくるからである。

 日本はポイント制によるカードばかりだが、アメリカではその日の買い物で、会員であったために何ドルセーブマネー出来たかというサービスが中心で、この日の買い物では11ドル28セント節約できた事も、レシートに印字される。

 モーテルに戻り、アメリカ車旅の初日を無事過ごすことができ、明日からの旅も無事過ごせるよう1人乾杯して、テレビを観ながら夕食をスタートした。

 レンタカー会社でもらった地図と、カリフォルニア州全体が表示された州の地図を眺めつつ、明日はどうしようか思いを巡らせた。

 週末なので通勤ラッシュがない北へ向かう案と、サンフランシスコ湾の最南端を回って、東側を北上する案と、サンノゼの少し北から西に向かい、州立公園を目指す案とを考えているうちに、瞼が重くなり眠ってしまった。

 深夜に起きて、トイレに行ったついでに、ベンディング・マシーンに向かい、クーラー・ボックスの溶けた水を捨て、氷で満たして再び眠りについた。

 朝の出発時に氷を取りに行くと、泊まり客が集中するため、機会がフル稼働しても氷を作る作業が間に合わず、いくらボタンを押しても氷が出てこないことがよくある。

 モーテルに泊まって旅をする人は、「夜中にトイレに起きた序でに、氷を補充しておく」習慣を、覚えておくことをお奨めしたい。

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー
航空会社

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