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 これが何回目になるだろうか・・。<br /><br /> 初めてアメリカ西海岸に降り立ち、自由な雰囲気と、天気の良さと、物価の安さと、大自然に感動して以来、毎年のようにアメリカで車旅を繰り返すようになってから、早20年が経過した。<br /><br /> 普通なら、そろそろ飽きても良いはずなのだが、一向にその気配は感じない。<br /> 英語もろくにしゃべれないし、旅の連れを捜すのも難しくなったのに、もう25回以上アメリカでの車旅を繰り返している。<br /><br /> 今回も「1月中に申し込めば、西海岸の5都市が自由に選択できて、往復の飛行機代が1万3800円」というチケットを見つけたものだから、「行かねばソン」という気持ちで、仕事を調整し、仲間を募って、締め切りの3日前にチケットの予約をしてしまった。<br /><br /> 旅友は、7人の女性から「行ってみたい」と問い合わせがあったが、結局細かい話をしてゆくと、皆さんの我が儘を聞いてあげるより、「1人で気楽に旅しよう」という気分になってしまった。<br /><br /> こちらは、既にサンフランシスコ着1週間のチケットを予約済みなのに、「ロスへは行きませんか・・」とか、「ラスベガスに行きたいんだけど・・」など、バカバカしくてとてもソノ気にはならない質問や、リクエストをされては、例え20代の女性でも「ゴメンなさい」と言いたくなる。<br /><br /> というわけで、1人旅になってしまったが、サンフランシスコ空港に到着したら、レンタカーを借りて出発する手はずは整えたものの、その先のプランはアウトレットやメガ・ストアで買い物をする以外、ないに等しい。<br /><br /> だからといって不安もなく、「どうにかなるさ・・」という気持ちと、それ以上に「楽しんでヤルぞ・・」という決心に支えられ、旅をスタートすることになった。<br /><br /> 2/29(金)、予定到着時刻の30分前、am7:30にNW28便は、厚く覆われた霧の中に突入し、サンフランシスコ・インターナショナル・エアポートに着陸した。 <br /><br /> がら空きのイミグレーションでは、2人目に並んで両手の指紋と目にカメラをあてられ、いくつかの質問の末に、入国審査も簡単にパスしてしまった。 <br /><br /> パッゲージ・クライムに出向くと、すぐに自分の鞄が見つかり、そのまま「レンタカー」の標識を頼りに建物内を進むと、無料&amp;無人で走る、「ゆりかもめ」のような電車がやって来て、それに乗り込んだ。 <br /><br /> 空港ビルの3階にプラットホームがある、高架を走る電車に乗り、レンタカーと書かれた駅で降りると、そのままレンタカー会社のカウンターが並んだビルに出てしまった。<br /><br /> 今回日本で予約したAlamoのカウンターに行き、一番乗りで手続きを済ませた。 <br /><br /> 日本でレンタカーを予約した時点では、入国審査で手間取るからam10:00頃の借り出しとなっていたのに、書類にサインした時点でまだam8:00を少し過ぎた時間である。 <br /><br /> 予想外に早く入国して、これまたスムーズにレンタカーを借りられたのは、一見すると結構なことになるが、1日=24時間システムに乗っ取ると、返却も「1週間後のこの時間までに・・」ということになる。<br /> <br /> つまり、am12:00出発の飛行機に乗るのに、am8:00までに車を返却しなければならないわけである。 <br /><br /> 指定された所に行くと、4台の車が停まっていて、係員は「どれでも好きなのを選べ・・」という。 <br /> 排除方により、まずは広い駐車場で見つけにくい黒のシボレー2台を却下した。<br /> 残る2台は、黄色のポンティアックと、白のカローラ。 <br /><br /> これが10年前なら、「日本からアメリカに来て、なんで日本車を運転しなければならないんだ!!」とばかりに、迷うことなく黄色のポンティアックを選んでいたが、今回は少し迷って&quot;燃費の良さと、マシーンの信頼性&quot;から、&quot;旅の相棒&quot;としてカローラをチョイスした。 <br /><br /> ポンティアックの方は、単に色が派手というだけでなく、&quot;レース仕様&quot;(もしくは暴走族仕様)かと見まがうばかりに、リアウイングスポイラーまで付いていて、目立つことは目立つが、それだけに車を窃盗されやすい危機感も感じたからだ。 <br /><br /> 金曜日のam8:30前に空港を離れた場合、サンフランシスコに向かう101号線は、通勤渋滞のまっただ中になってしまう。<br /> 長旅で疲れているのに、そんな渋滞に巻き込まれるのはご免なので、 進路を南に取り、サンノゼ(SAN JOSE)方面へ向けてスタートした。 <br /><br /> 空港を出て、5分もしない内に左の車窓に見慣れたIKEYA(家具店)の建物が現れた。 <br /> ロサンゼルスで10年以上前に、IKEYAに立ち寄り、余りの価格の安さに驚いた想い出が蘇った。 <br /><br /> そんなIKEYAも千葉や横浜に上陸したが、改めてアメリカの店を見てみたいとも思ったものの、この時間では開店前なので諦めて通り過ぎた。 <br /> しかし、旅の途中で寄れるかも知れないので、場所はレッドウッドシティ(Redwood City)にあることを確認した。 <br /><br /> サンノゼに着いたのもまだ早すぎる、am9時台。 <br /> とりあえず、&quot;西海岸最大&quot;と言われるフリーマーケットの場所を、数字と通りの名前を頼りに捜してみることにした。 <br /><br /> am10:00過ぎに会場を探し当てたが、駐車場も会場もがら空きで、とても車を止めて入る気がしない。 <br /> 平日の金曜までなら入場料が1ドル、土日は6ドルに跳ね上がるので、見るなら平日と思っていたが、これまた早すぎたのか、あてが外れてしまった。 <br /><br /> しかし、渋滞のないフリーウエイでハンドルを握る気分は最高で、もう一人の自分が、<br />「おーい、人生を楽しんでるかい」の問いかけに、<br />「シュア」(もちろん)と英語で答える自分が居た。 <br /><br />

ノープラン。その日任せの、行き当たりバッ旅。

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2008/02/29 - 2008/03/07

2629位(同エリア2787件中)

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miyabi-do

miyabi-doさん

 これが何回目になるだろうか・・。

 初めてアメリカ西海岸に降り立ち、自由な雰囲気と、天気の良さと、物価の安さと、大自然に感動して以来、毎年のようにアメリカで車旅を繰り返すようになってから、早20年が経過した。

 普通なら、そろそろ飽きても良いはずなのだが、一向にその気配は感じない。
 英語もろくにしゃべれないし、旅の連れを捜すのも難しくなったのに、もう25回以上アメリカでの車旅を繰り返している。

 今回も「1月中に申し込めば、西海岸の5都市が自由に選択できて、往復の飛行機代が1万3800円」というチケットを見つけたものだから、「行かねばソン」という気持ちで、仕事を調整し、仲間を募って、締め切りの3日前にチケットの予約をしてしまった。

 旅友は、7人の女性から「行ってみたい」と問い合わせがあったが、結局細かい話をしてゆくと、皆さんの我が儘を聞いてあげるより、「1人で気楽に旅しよう」という気分になってしまった。

 こちらは、既にサンフランシスコ着1週間のチケットを予約済みなのに、「ロスへは行きませんか・・」とか、「ラスベガスに行きたいんだけど・・」など、バカバカしくてとてもソノ気にはならない質問や、リクエストをされては、例え20代の女性でも「ゴメンなさい」と言いたくなる。

 というわけで、1人旅になってしまったが、サンフランシスコ空港に到着したら、レンタカーを借りて出発する手はずは整えたものの、その先のプランはアウトレットやメガ・ストアで買い物をする以外、ないに等しい。

 だからといって不安もなく、「どうにかなるさ・・」という気持ちと、それ以上に「楽しんでヤルぞ・・」という決心に支えられ、旅をスタートすることになった。

 2/29(金)、予定到着時刻の30分前、am7:30にNW28便は、厚く覆われた霧の中に突入し、サンフランシスコ・インターナショナル・エアポートに着陸した。

 がら空きのイミグレーションでは、2人目に並んで両手の指紋と目にカメラをあてられ、いくつかの質問の末に、入国審査も簡単にパスしてしまった。

 パッゲージ・クライムに出向くと、すぐに自分の鞄が見つかり、そのまま「レンタカー」の標識を頼りに建物内を進むと、無料&無人で走る、「ゆりかもめ」のような電車がやって来て、それに乗り込んだ。

 空港ビルの3階にプラットホームがある、高架を走る電車に乗り、レンタカーと書かれた駅で降りると、そのままレンタカー会社のカウンターが並んだビルに出てしまった。

 今回日本で予約したAlamoのカウンターに行き、一番乗りで手続きを済ませた。

 日本でレンタカーを予約した時点では、入国審査で手間取るからam10:00頃の借り出しとなっていたのに、書類にサインした時点でまだam8:00を少し過ぎた時間である。

 予想外に早く入国して、これまたスムーズにレンタカーを借りられたのは、一見すると結構なことになるが、1日=24時間システムに乗っ取ると、返却も「1週間後のこの時間までに・・」ということになる。

 つまり、am12:00出発の飛行機に乗るのに、am8:00までに車を返却しなければならないわけである。

 指定された所に行くと、4台の車が停まっていて、係員は「どれでも好きなのを選べ・・」という。
 排除方により、まずは広い駐車場で見つけにくい黒のシボレー2台を却下した。
 残る2台は、黄色のポンティアックと、白のカローラ。

 これが10年前なら、「日本からアメリカに来て、なんで日本車を運転しなければならないんだ!!」とばかりに、迷うことなく黄色のポンティアックを選んでいたが、今回は少し迷って"燃費の良さと、マシーンの信頼性"から、"旅の相棒"としてカローラをチョイスした。

 ポンティアックの方は、単に色が派手というだけでなく、"レース仕様"(もしくは暴走族仕様)かと見まがうばかりに、リアウイングスポイラーまで付いていて、目立つことは目立つが、それだけに車を窃盗されやすい危機感も感じたからだ。

 金曜日のam8:30前に空港を離れた場合、サンフランシスコに向かう101号線は、通勤渋滞のまっただ中になってしまう。
 長旅で疲れているのに、そんな渋滞に巻き込まれるのはご免なので、 進路を南に取り、サンノゼ(SAN JOSE)方面へ向けてスタートした。

 空港を出て、5分もしない内に左の車窓に見慣れたIKEYA(家具店)の建物が現れた。
 ロサンゼルスで10年以上前に、IKEYAに立ち寄り、余りの価格の安さに驚いた想い出が蘇った。

 そんなIKEYAも千葉や横浜に上陸したが、改めてアメリカの店を見てみたいとも思ったものの、この時間では開店前なので諦めて通り過ぎた。
 しかし、旅の途中で寄れるかも知れないので、場所はレッドウッドシティ(Redwood City)にあることを確認した。

 サンノゼに着いたのもまだ早すぎる、am9時台。
 とりあえず、"西海岸最大"と言われるフリーマーケットの場所を、数字と通りの名前を頼りに捜してみることにした。

 am10:00過ぎに会場を探し当てたが、駐車場も会場もがら空きで、とても車を止めて入る気がしない。
 平日の金曜までなら入場料が1ドル、土日は6ドルに跳ね上がるので、見るなら平日と思っていたが、これまた早すぎたのか、あてが外れてしまった。

 しかし、渋滞のないフリーウエイでハンドルを握る気分は最高で、もう一人の自分が、
「おーい、人生を楽しんでるかい」の問いかけに、
「シュア」(もちろん)と英語で答える自分が居た。

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー
航空会社

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