2007/09/14 - 2007/09/17
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- #美術館・博物館
- #かつてのドイツ国内境界線
- #アーレンスブルク城の中世祭り
- #トラーヴェ川沿いの水路
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中世にはバルト海沿岸貿易で栄えたハンザ都市、東ドイツが存在した時代には東ドイツ最大の港湾都市だったロストックを去る日。
周辺には見残した場所もあるから、次からのハンブルク訪問の時にはまた訪れてみたい街。
ロストック滞在中は別行動だった旦那とも落ち合って、この日はハンブルクへ。
気持ちよく晴れたこの日は、帰り道の半ばにあるリューベックにも立ち寄ることに。
リューベックも、今回の旅行記シリーズでご紹介したロストックと同じように、中世にはバルト海沿岸貿易で繁栄したハンザ同盟の街。
ついでに言うと、今日向かうハンブルクもそのハンザ同盟の一員。
この三つのハンザ都市に共通しているのは、バルト海に注ぐ川の河口近くで発展したと言う点。
ロストックはヴァルノウ川河口近くの街でしたが、これから向かうリューベックはトラーヴェ川、ハンブルクはエルベ川支流のアルスター川と、それぞれバルト海沿岸貿易には有利な条件を備えた土地柄。
その中でもリューベックは、南に岩塩の産地リューネブルクを控えていたことから一段と栄えていたのだとか。
ハンザ同盟結成後には盟主の地位に就き、≪ハンザの女王≫とも呼ばれたリューベック。
今ではそのハンザ都市の面影を濃く残す世界遺産の街にもなっています。
それに関連して、ドイツ人作家のトーマス・マンは、ハンザ同盟に入っていた裕福な家庭出身。
映画にもなった『ヴェニスに死す』はその作品の一つ。
映画のほうでは、美少年役のビョルン・アンドレセンを覚えている方もいらっしゃるのでは?
今回は行きませんでしたが、聖マリーエン教会そばにマンの家≪ブッテンブローク・ハウス≫もありますよ。
以前も訪れたことのあるこの街を、今日はちょっとだけ寄ってみます。
表紙の画像は、リューベックの街並みの合間から顔を覗かせる聖ペトリ教会の塔。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旦那がSUR SHANGHAI一人のためにとってくれたRADISSON SAS HOTEL, ROSTOCKのビジネス・クラス・スイートで一晩を明かしたあとの朝食。
ロストックは港町だけあって、朝食ブッフェにはシーフードが多くてうれしい。
この画像の物は燻製やマヨネーズ合えですが、温かい料理も種類豊富でよかったですよ。(*^。^*) -
さて、ロストックを出て、リューベックやハンブルク方面へのアウトバーンは20号線で片側2車線。
この辺はまだ旧東ドイツの領土だったあたり。
ドイツ北部は南部と違って高い山は無いので、平坦な風景の中に発電用風車がよく見られます。 -
話はちょっと変わりますが、ロストック方面からアウトバーン20号線(E22号線)でリューベック方面へ向かうと、かつての東西ドイツの境界線があった場所が一瞬だけ見える所があるのでご紹介。
この画像のように、リューベックまであと25kmの標識が見えたら、そこから5分ほど先にかつての境界線だった場所にその標識があります。
気を付けて見ていくと…、 -
…リューベックの街へ入っていく分岐点がもうすぐという場所にそれを示す標識が出ています。
その茶色い標識には、≪EHEMALIGE INNERDEUTSCHE GRENZE 1945−1990≫と書かれています。
これは、≪かつてのドイツ国内境界線 1945〜1990年≫の意味。
その先の細いWAKENITZ(ヴァケニッツ)川がその境界線だったのだそう。その川の標識も画像奥のほうに出ています。
ただ、この場所は高速道路のすぐ脇で駐車場なども無いので、見えるのは一瞬だけ。
道の反対側にも同じような標識があるのではないかと思いますが、ハンブルクからロストックに向かった時には見落としたので未確認。 -
ロストックから1時間くらいだったかな。
リューベックの街でちょっとコーヒー休憩する事にしたSUR SHANGHAIとその旦那。
これはリューベック主要部分の地図。
この地図だと、左上方が北の方角。
トラーヴェ川の島に出来たリューベックの街が、ちょうどお堀に囲まれた感じになっているのがよく分かると思います。
画像をクリックして元画像で見てみても文字などがはっきりしないかと思いますが、コピーで保存してさらに拡大するとよく見えるようになると思います。
トラーヴェ川もここでは名前が細かく付けられていて、水路ごとに×× HAFEN(××港)などという名になっています。
地図左手にある内側の水路には、HANZA HAFEN(ハンザ港)と言う名も見えています。
SUR SHANGHAIたちが車を停めたのは、画像中央下方に見えているホルステン門そばの駐車場。
そこからちょっとお散歩してみます。 -
これまでにも二度三度、訪れた事のあるリューベックの街。
上の方に出した地図で、トラーヴェ川や水路に囲まれた部分はしっとりと落ち着いた街並み。教会の塔がたくさん見えますよ。
そう言えば、リューベックの別名は≪七つの塔の街≫じゃなかったかなあ。
そのうち、このホルステン門近くの水路を隔てて見えているのは、地図から察するに右手の高い塔が聖ペトリ教会の塔、中央に二本立っているのが聖マリーエン教会の塔だと思うんですが、間違っていたらお許しを。m(__)m -
この日のSUR SHANGHAIとその旦那はコーヒー休憩だけなので、ホルステン門近くの水路沿いを歩いてみただけ。
お時間がある方は、島のように水路に囲まれた部分のリューベックの街をテクテク歩いて回ってみてくださいね。
ハンザ都市の面影と歴史を留めた建物群を目にすると、きっとこの街が好きになると思います。
建物の影が白い壁に落ちるこの日のお天気。(*^。^*) -
建物の間から姿を見せる聖ペトリ教会の塔。13〜14世紀に建てられたのだそう。
ロストックの街で見た聖ペトリ教会の塔の屋根部分はやたら長かったけど、リューベックの聖ペトリ教会も負けてはいない。 -
イチオシ
リューベックには、独特の形のファサードを持つ建物が多いので、見上げつつ歩いてみるのも楽しい。
聖ペトリ教会の塔が見える水路沿いのこのカフェ、気持ちいいねえ。
ここでコーヒーにしようか。
エスプレッソ二つお願いしま〜す。( ^^) _UU~~ -
陣取ったカフェの席から見るトラーヴェ川の水路と向こう岸。レンガ造りの建物と柳の木が美しい。
爽やかな日。 -
水路巡りらしい遊覧船の尻尾だけを入れて撮った水路端。
乗ってみたい方は、ホルステン門近くに観光インフォがあるので情報収集に行ってみるといいですよ。
上の方に出した地図では、中央下の方にホルステン門とインフォのマークが出ています。HAFENRUNDFAHRTと書かれた乗り場もホルステン門そばの水路に集中しています。 -
イチオシ
トラーヴェ川の水路沿いに並ぶ建物のファサードと、聖ペトリ教会の塔。
空が面白い形に切り取られる。 -
こういう形のファサードが多いなあ。
よ〜く見ると、窓が付いていない部分がたくさんあって、ファサードが見せ掛けの大きさになっているのがありあり。 -
イチオシ
そろそろハンブルクに向かおうか〜。
駐車場へ戻る道は、ホルステン門を通っていこう。
水路に架かる橋を渡って、裏側から見たホルステン門の基部。
昔はこの画像で見えているゲートをくぐって人々が出入りしていたんだろうな。
ここは歩行者だけが通れるゲートになっていて、車道が門の横を通っています。
この門の内部は博物館になっているので、興味のある方はどうぞ。 -
1469年から1477年にかけて建てられたと言うホルステン門。
表側に出て見上げてみる。
ゲートの上に出ている≪CONCORDIA DOMI FORIS PAX≫というのはラテン語で≪内に結束、外に平和≫の意味だそう。 -
ホルステン門を正面から見た全体像。
正面側はちょっとした公園風に整備してあって、ここでこんな風に記念写真を撮る人多し。
はい、チーズ!
このホルステン門を見て、「あ、どこかで見た!」と思う人は多いかも。
ユーロが導入される前、50マルク札の図案になっていたのがこのホルステン門です。 -
ちょっと離れて見てみると、歪んだ形になっているホルステン門。
これはレンガの重みに耐えられなくなって、地面が陥没したからだそう。水路もすぐそばにあるし、そのせいもあるのかも?
世界遺産に指定されたリューベックを象徴するホルステン門だから、いつまでも残って欲しいなあ。 -
リューベックからハンブルクへのアウトバーンへと向かう道筋。
ドイツではオートバイのライダーがかっこいい。
集団で走っているのを見ると、ドキドキするくらい。
う〜ん、このおにいちゃんもいい感じだぞ〜、と追い抜く時に振り向いてみたらおばちゃんでした。(^^ゞ
おばちゃんだからダメって言うんじゃなくて、おにいちゃんかと思っていたので、インパクト大でした。 -
ハンブルクに着いたあとのお買い物。
お惣菜は別の旅行記で紹介したので、今度はサラミ・コーナー。
種類はこの通りたくさんあるけど、どれが自分にとっておいしい物なのか分からず困る…。
ちょっとずつお試しできる試食コーナーがあればいいのにな、といつも思う。 -
ふと、トイレ用品コーナーを通りかかったら、
「えっ!(◎o◎)」
なんでトイレ用品に≪禅≫の字が入ってる!
ハンブルクでは、以前デパートのスカーフ売り場でも、ちょっと東洋風の色柄だと思って広げたスカーフに
「○○は、借金のかたに丁稚奉公に出されたのであった。」なんて筆文字でプリントされてたし…。(^^ゞ -
メガネ屋さんの宣伝。
目があまりにも生き生きしてるので、一瞬本物のおにいちゃんが雇われてこんな格好してるのかと思ったら人形だった。(^^ゞ
あとで夜にも通りかかったら同じ格好で立っていてちょっと怖かった。ドキドキ…。 -
駐車場の片隅に咲いていたのは、「ん? これってハマナスだよね。」
ハンブルクでもハマナスの花が咲くんだ〜。ちょっと不思議な感じ。 -
もう秋の初めの色を湛え始めた空が窓ガラスに映る。
なんとはなしにセンチメンタル…。 -
ハンブルクでは、介護付き養老院に入所している身内のAさんと、その連れ合いでAさんの付き添いに毎日数時間行っているBさんのお見舞いに。
その様子は繰り返しになるので省略。
この日はハンブルクの東郊外にあるアーレンスブルクでお祭があるから行ってきたら?と勧められてお出かけ。
アーレンスブルクは、これまで何回も来た事のある小さい町で、ハンブルクのベッドタウンの一つ。
この画像は、そのアーレンスブルクの町にあるお城のお堀。
そのアーレンスブルク城でのお祭はと言うと…、 -
…アーレンスブルク城の敷地で、中世を髣髴とさせる衣装を来た地元の人たちがそれぞれアトラクションに参加するというこぢんまりとしたイベントだった。
入場料5ユーロってちょっと高くない?
その代わりと言うか、この白亜のアーレンスブルク城はこの日は無料で開放。ただし、内部は撮影禁止。
表から見るほど華やかではない印象の家具インテリアで質実剛健でした。 -
『ハーメルンの笛吹き男』みたいなおじさんも登場してたけど、ちょっと観客が少なくて気の毒だった…。
-
前日雨が降ってぬかるんだアーレンスブルク城の敷地にはワラが大量に敷き詰められていた。
それでもところどころ足がズブズブ…。
中世の騎士の装束を身に着けたおじさんを不思議そうに見上げる子。 -
あとは鍛冶屋さんや毛糸紡ぎを再現したお店、それに自作の焼き物やこまごました物が並ぶアーレンスブルク城のお祭。
う〜ん、ちょっと寂しかったな。 -
ちょっとモダンなイタリアン・レストランができたのよ、と言うBさんも一緒に行ってみたディナー。
うん、確かにインテリアはモダン。 -
…で、前菜もすばやく出て来たのはよかったけど、そのあとのピザに1時間もかかるなんてどうしたの?
お腹の減っていた旦那は切れて、スタッフに文句を言ったけど…。
開店したてだと、いくらスタッフの応対態度が良くてもやっぱりうまく手が回らないみたい。 -
これは何かと申しますと、AさんBさんが所有するお宅の屋根裏部屋。
断熱材が分厚く取り付けられている。
日本の家だと屋根裏部屋とか地下室は無くてもそれが普通だけど、ドイツの家では一般的。
何年も前に初めて覗かせてもらった時にはもっと色々積み重ねてあったのが、ここしばらくはSUR SHANGHAIとその旦那も手伝って、捨てるべきものは捨ててすっきりした内部。 -
今回のハンブルクを含むドイツ北部訪問も終わり間近。
最後に寄るのはやっぱり屋外カフェ。
夏の終わりと秋の初めが入り混じった空気と日光を楽しむ人々。 -
これはおまけのハンブルク空港、だったかな。
チェックイン後、向かいに座ったおじさんたちがちょいかっこよかった。
お顔は外しても、何となく雰囲気が伝わる?(*^。^*) -
イチオシ
最後にはシンクロで、その赤と黄色のパンツの脚を組んでくれたおじさんたち。
これで今回のポーランド編、ドイツ北部編はおしまいです。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- けーしちょーさん 2008/06/13 19:04:07
- 借金のかたに丁稚奉公に出されて。
- という
てぬぐいが欲しくてドイツに行ってしまいそうです。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/06/16 08:00:58
- RE: 借金のかたに丁稚奉公に出されて。
- > という
> てぬぐいが欲しくてドイツに行ってしまいそうです。
変な外国語入りの商品って、あちこちにありますね。
笑って済ませる場合はいいけど、知らずに身に着けているのを笑われたらショック…。
ハンブルクには、その≪○○は借金のかたに丁稚奉公に出されたのであった≫をヒラヒラさせて颯爽と歩いている人がいるんだろうなあ。
日本でも、外国語入りの商品には気を付けましょう。
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