2003/09/14 - 2003/09/15
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murenekoさん
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北海道旅行3&4日目。
・釧路湿原を散策。しかし・・
・壮大な釧路湿原を眺める
・韓国のおてんば娘に出会った
・クマにおびえながら、世界サルルン滞在記!
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釧網本線のワンマンカーに乗り、「川湯温泉駅」から南下。
14:37分、電車は「細岡駅」に到着。
(JR釧網本線、川湯温泉〜細岡。1,410円)
無人駅。誰も降りないし、誰もいない。 -
細岡駅から、湿原の上を通る達古武木道を散策しつつ、夢ヶ丘展望台まで行くプラン。
「細岡カヌーポート」を横目に、木道の入り口へ向かう。そこには張り紙が・・
「冠水のため、通行止め」
ガーン!
「るるぶ」に大雨の後は増水するので注意と書いてあり、前日の台風の大雨も心配ではあったが、特に駅などに張り紙はなかったので大丈夫だと思っていた・・が甘かった。 -
後から聞いた話では、昨日の台風ではなく、8月の台風10号でボコボコに木道が壊れてしまい、通行不可能になってしまったとのこと。別の駅やYHには「通行止めで通れません」との張り紙があったけれど、9月10日付けのもの。もっと早く、たくさんの通知をネットなり駅なりでするべきではないか。やはり、人生は通行止めばかりなのか・・
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次の電車は2時間後。駅間が10kmくらいある釧網本線の駅の中で、幸いにも細岡駅と釧路湿原駅の間は短く、30〜40分程度で行けるとのこと。
トボトボ歩き始める。もちろん、他に歩いている人はおらず、時折、車が通り過ぎていくのみ。ドナドナの気分。
かなり早足で歩いたのもあって、20分ほどで釧路湿原駅へ。 -
ここから、「細岡展望台」へ向かい、細い急な坂道を登っていく。途中、「細岡ビジターラウンジ」に立ち寄る。「釧路湿原」の情報などが手に入る無料のビジターセンター。
中に売店があったので、ミルクを買ってみる。かなり歩いてきたので、北海道の美味しいミルクを飲みたい・・と思っていたが、おもむろに冷蔵庫から市販の牛乳パックを取り出し、コポコポ入れだしたので興ざめ・・。ガクー。せめて見えないようにやって欲しかった・・。 -
気を取り直して展望台へ歩き出す。
少し登ったところで、パッと広がる釧路湿原の大パノラマ。先ほどのミルク・ガックリも吹き飛ばす素晴らしい眺望にしばし見入る。 -
さすが、細岡展望台・・と思っていたら、近くにいたお姉さんが「ここは広場で、展望台はもっと先にあるんだって」と話していたのを聞いて、さらに先に登る。
お姉さんの言葉どおり、「細岡展望台」発見。先ほどの「広場」とそれほど変わらないが、角度が違った釧路湿原を見る事ができる。 -
人はひっきりなしにやってきたが、20分くらい展望台にたたずんでいた。
壮大な自然を見ていると、ちっぽけな自分とちっぽけな悩みが吹き飛んでいく気がしてくる。 -
展望台を降り、釧路湿原駅へ。
16:19発の「釧路湿原ノロッコ号」に。このノロッコ号、塘路駅から釧路湿原まで運行しているのだけれど、途中乗車だと、指定券も買えないし、乗車証明書ももらえない。全然見所もなく、ノロッコ号体験終了。
17:09、東釧路駅で一人降りる。次の終点「釧路」(17:14着)まで行くと、少し遅れただけで、折り返しの電車(17:15発)に乗れない可能性があるのだ。もうちょっと時刻表を考えてほしいものだ。17:21、東釧路から電車に乗り込み、塘路駅へ向かう。 -
電車の中で、車掌さんに片言の日本語で話しかけている若い女性がいた。どうやらYHの電話番号を知りたがっているらしい。ガイドブックを持っていたので、「摩周駅」周辺の摩周YHなど、いくつか教えてあげる。一人旅の韓国人女性のようだ。
電車は「塘路駅」に到着。「釧路湿原とうろYH」に向かおうとするが、なぜか韓国人のお姉ちゃんも降りた。韓国で絵の勉強をしているらしく、以前、「とうろYH」に泊まって、朝の散策でスケッチした釧路湿原の景色に感動してもう一度やってきたとの事。しかし、今回は、とうろYHは既に予約がいっぱいで取れず、困っているらしい。
とうろYHに確認するが、やっぱりいっぱいでどうにもならない、との返事。
困っていると、塘路駅の喫茶店のおっさんが、電話で宿を探してくれ、店を閉めた後、連れて行ってくれると助け舟。店が閉まるまで、お姉ちゃんの話を聞く。片言だが、日本語も少ししゃべれるらしい。
僕も片言の韓国語で応対。
「シム・ウナ?イ・ヨンエ?ハン・ソッキュ?」
「オー、ハン・ソッキュ!」
ほらね。
話を聞いてみると、塘路は立ち寄っただけで、目的地は「宗谷岬」。しかも、今日一日で、「長崎から宗谷岬をめざして」(!)やってきたらしい
ガイドブックらしい物も持たず、日本人の知り合いがいるわけでもなく、一人で長崎から宗谷岬を目指す韓国人女性。・・パワフルだなぁ・・ -
とりあえず、明日、この辺りから宗谷岬に向かう経路を一緒に考える。一度、釧路から札幌に戻って旭川経由で宗谷岬に行くか、網走から旭川経由で行くか・・。ガイドブックをあげようとしたが、「いらない」とのこと。たぶんよく分かってないのに、ニコニコ前向きなお姉ちゃんの事がかなり心配だったが、そのうち、喫茶店のおっさんが店を閉め始め、ホテルで一緒に相談に乗ってくれるとのことだったので、後はまかせる事にする。
別れの時。結構かわいらしいおてんば姉ちゃんが、両手を合わせ、韓国語で話しかけてくれる。
「×?△▼○×□」
!?
分かんねぇ・・。
お姉ちゃんはニコニコ。きっとその笑顔とその前向きな行動力で、いろんな人に助けられたり考えたりして、長崎から宗谷岬にたどり着くんだろうな、いや、たどり着いてほしい。
もっと韓国語が話せたなら、もっと助けになる事ができたのに・・。
お姉ちゃんが最後に言った言葉をメモし、とうろYHに向かう。僕の頭の中では、ずっとその言葉が回っていた。
「カムサハムニダ・・(ありがとう)」
この出来事の後、僕は韓国語を勉強し始める事になる。 -
「オジロワシ」?
18:30、とうろYHに到着。
すぐに夕食。家族で泊まっている人もあってか、一人旅の5人で食事。美味しい鶏肉料理だった。
夜はYHのお母さん(?)の周辺案内を聞く。このお母さん、ところどころ、一人でボケてくれるのだが、なかなか突っ込むタイミングが難しく、苦笑いするばかりで終わってしまった。
翌朝、時間があれば、最近、雑誌によく出ている自然観察員の水口さんの「早朝案内ツアー」に参加できたのだけれど、あいにく、6時30分の電車に乗る予定だったので断念。代わりに、釧路湿原の「サルルン展望台」から日の出を観に行く事に。お母さんの話だと、日の出は 5:00頃のこと。
21:30、YHのすぐ裏のとうろ駅で、釧網本線の上下最終電車が交差する情景を見た。消えていく電車は『銀河鉄道999』のようだった。
その後、一人で夜の散歩。誰もいない真っ暗な塘路駅でしばしたたずんでいた。もうすぐ僕の旅も終わる・・。 -
4日目。
朝4時前に目を覚まし、帰り支度を整えてから、日の出を見る為に「サルボ展望台」に向けて出発。
真っ暗で車一台通らない国道391号線の真ん中を歩いていく・・「プーッツ!」・・車が来て、クラクションを鳴らされた・・。
展望台のある山の下まで来る。ここから結構急な暗い山道を一人で登っていく。クマさんが現れたら、と思うとかなり心細い。ちなみに後からYHのホームページを見ると、「最近、釧路湿原付近でクマがたくさん出没している」と書いてあった。昨夜の説明でそんなん言ってなかったやんけ!!(笑)
かくして、15分ほどでプーさんにも会うことはなく「サルボ展望台」に到着。 -
誰もいない展望台で日の出を待つ。しかし、日の出の5:02になっても、山が邪魔して太陽が見えない・・ガクー。とりあえず、ダッシュで次の目的地「サルルン展望台」(2003年に出来た新しい展望台)へ。こちらに着いた頃にやっと、山の上から太陽が見える。日の出を浴び、『ショーシャンクの空に』のポーズを取る。
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この展望台の近くに「三角点」があるはずだが、道らしき物がない?柵を乗り越え、山道をズカズカ入っていくと、「三角点」発見。ここから見える釧網本線の景色は、鉄ちゃんの間で有名なスポットらしい。
と、ガサガサガサ!って物音。
マジっすか!?死んだフリをする準備をして(笑)振り返ると・・カラスだった。
とりあえず、「釧路湿原で、森のクマさんに・・出会った」と「ウルルン体験記」ならぬ「サルルン体験記」な事態にはならず、無事、山を降りる。 -
6:00にYHに戻ると、ちょうど、水口さん達が早朝ツアーに出発する所だった。行きたかったな・・
すぐにYHに別れを告げ、塘路駅へ。塘路駅横の鹿公園で鹿を眺めていると、塘路駅の茶店のマスターが出勤してきて、昨日の韓国のお姉ちゃんの無事を確認。無事、宗谷岬にたどり着くといいな。
6:33、電車に乗り、釧路へ向かう。さらば釧路湿原。
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