2003/09/15 - 2003/09/15
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murenekoさん
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2003年北海道旅行4日目。
・美瑛の街をサイクリング!が・・思いっきり道に迷ってしまい・・
・そして、大きな忘れ物を・・
-
7:06、釧路駅着。
(JR釧網本線、塘路〜釧路。530円)
釧路駅の売店で「カニ弁当」を買って、「特急スーパーおおぞら2号」に乗り込む。綺麗な特急。
7:39、電車は動き出す。道東ともどうとうお別れだ。窓から見える海の景色が壮大だったが、いつの間にか夢見ごこちに。Zzz・・
9:37、特急は「新得駅」へ到着。ここで次の電車を待つ。
(JR根室本線、釧路〜新得。特急スーパーおおぞら指定席 5,760円)
新得といえば、「新得そば」が有名だが、駅構内の「そば屋」には「ちょっと休憩中」の札がかかったまま、誰もいなかった・・。
新得駅で、駅員さんに「狩勝(しゅしょう)は何番ホームですか?」と聞いたら、「カチカチです(?)」と言われる。カチカチ山?
もちろん聞き間違いで、正しくは「かりかち」と読むらしい。近くの狩勝峠(映画『幸福の黄色いハンカチ』で検問が行われていた所ですね)にちなむ名前。
10:13、新得駅で、「快速・狩勝」に乗り込む。快速とはいえ、一両のワンマン電車。結構人が乗っていて、通路側しか空いてなかった。
この新得駅から2駅先に、「幾寅駅」がある。ここは、「幌舞駅」という名前で、映画『鉄道員(ぽっぽや)』(降旗康男監督)の撮影が行われたところ。ちなみに降旗監督は私がエキストラで出演した映画の監督さんで、しゃべった事があったりする(「もっと右に寄って!」「はい〜」って)。
「お父さんは今までの一生でいいことがひとつもなかった。」
幾寅駅に到着。待っていたのは雪子(広末涼子)ではなく、大勢の観光客。電車の中の窓際の人もパチパチ写真を撮っており、タイミングを逸した、と思っていたら電車は出発。時間があれば、映画のセットが記念館になっているこの駅も観ておきたかったのだけれど。
心なしか、小林稔待が運転しているように思える電車は動き出し、『鉄道員(ぽっぽや)』のラストシーンの汽笛を思い出す。「ぽっぽっぽー、鳩ぽっぽー」あれ!? -
11:32、電車は「富良野駅」に到着(JR根室本線、新得〜富良野。1,600円)。
富良野駅では、「タ〜ラ〜タラタラタ〜」と『北の国から』のテーマが流れていたが、『北の国から』を見ていないので、特に感慨深くもない。
11:52、富良野駅で、「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗り込み、「乗車証明書」をもらう。季節を外しており、乗客も少ない。
景色をデジカメで撮ろうとしたけれど、残り撮影時間がいつの間にか8分に・・。150枚くらい撮れるメモリースティックを持っていったのに、バッテリー切れとは・・。ここから節約モードでほとんど写真を撮れなかった・・無念。
途中、駅構内のソフトクリーム屋が美味しいらしい上富良野駅に止まったが、時刻表の発車時間を過ぎていたので、買いにいけず。と思っていたら何人かがダッシュしてソフトクリームを買いに行き、電車は待ってくれていた。買いに行けばよかった・・。
12:54、ノロッコ号の乗務員のお姉さんのアナウンスを聞きながら、電車は「美瑛駅」に到着。先ほどの恨みを晴らすべく、美瑛駅構内のソフトクリームを買う。おいちー。
(JR富良野線、富良野〜美瑛。620円、ノロッコ号指定席300円)
この美瑛で、とんでもないサバイバルに巻き込まれるとは、この時はまだ知る由もなかった・・。 -
美瑛駅前の観光案内所「四季の情報館」で地図をもらい、事前に調べていた美味しいラーメン屋「麦の丘」で、角煮ミソラーメンを食べる。
ものすごいボリュームで、朝にカニメシとソフトクリームを食べたばかりの胃にはこたえたけれど、なんとか完食。うまい・・と思って会計をしている頃にスープがなくなったとの事で、店が閉店。まだ昼の14時前なのに。間一髪、危なかった・・。
腹ごしらえをした後、レンタサイクルを借る為に店を探す。駅前にはたくさんのレンタサイクル屋があり、どこも1時間200円くらい。
美瑛のレンタサイクルコースは、主に「パッチワークの路(2時間)」と「パノラマロード(3時間)」があり、店のおばちゃんに「パノラマロード一周したいんですけど」と伝えると、「一周すると4時間はかかる」と言われ、大幅にカットした道順を教えてもらう。
これでも、オイラはサイクリングには自信あるんだじぇい、と心の中で思いながら、おばちゃんの説明うわの空で聞いていた・・そして後で地獄を見ることになった・・。
荷物を預け、ペットボトルを買い込み、ママチャリでスタート。
「パノラマロード」の見所は「クリスマスツリーの木」「拓真館」「憩いが森展望公園」などおよそ9箇所。
事前にホームページからダウンロードしていた地図で思い描いていた道に進むと・・イキナリ「工事中、迂回路」の文字。ガクー。その後も、迂回、迂回を繰り返すうち、出発10分で道に迷う。なんとかでかい道(国道237号線)に出て、ようやく、最初のチェックポイント「新栄の丘展望公園」に向かって進みだす・・が、見つからない。
それでは、と先に第2チェックポイント「クリスマスツリーの木」を目指すも、こちらも地図の該当箇所あたりに全く見当たらない。周りにはサイクリング客もドライブ客も誰一人いない。ただ、だだっ広い丘で、ひたすら自転車をこぎ続ける。
またもやあきらめて第3チェックポイント「美馬牛駅」を目指す・・が道が分からない。分岐点で曲がり角を曲がっては、もう一度引き返す、の繰り返しで1時間以上迷い続ける。 -
それにしても、ものすごい急な坂の多いこと。ママチャリで半分くらいまで登って、後は降りて、押して歩くと繰り返し。観光マップには「2km・15分」と書いてあるが、ただの2kmではなく、急な坂を含めた2kmなのだ。自転車屋のおばちゃんの話をよく聞いておくんだった・・。
吹き出る汗をふきながら、ペットボトルを飲み干しては買い、としているうちに、特徴的な塔のある「美馬牛小学校」(第4チェックポイント)を見つける。目指していたのは「美馬牛駅」(第3チェックポイント)なのに、なんで?と思いつつ、写真をパシャリ!
1時間30分かけてやっと、一つ目のチェックポイントに到着。3時間後に電車に乗る予定なので、時間的に戻る事を考えなければならない。無念だが1〜3のチェックポイントに再度、挑戦して戻る事にする。
ここから、少し迷って、第3チェックポイント「美馬牛駅」を見つける。2つ目。 -
続いて、第2チェックポイント「クリスマスツリーの木」(ポツンと立っている木)を探すが、これが、どう探しても見つからない。あきらめて、ちょっと離れた所にポツンと立っている木を撮影。もう、これがクリスマスツリーの木でいいよ(もちろん全然違った)。
2時間が過ぎる。帰り道はもと来た道を・・と思っていても、似たような丘の景色が続いて、全く分からない。途中の道に地図も看板もほとんどないので、自分が手持ちの地図のどこにいるのか分からないのだ。サイクリングコースになってるんだし、景観を損なわない程度に「1・新栄の丘展望公園まで200m」など、至る所に目印の数字(なり記号なり)が書かれた地図と看板を200箇所くらい設置すれば、迷う人がいなくなるのに・・と逆ギレ。人の話を聞かない自分が悪い・・。 -
2時間40分くらいかけて、ようやく駅前に到着。役場の上にある「四季の丘」に登り、美瑛の町を目に焼き付けた。
3時間で20km以上、道に迷い続け、フトモモがパンパン。まさに、魔のサイクリングだった。
駅前の公衆電話で、今日宿泊する札幌のホテルに予約電話を入れ、美瑛駅で電車を待つ。
もう二度と美瑛なんか来るかー!と思いつつ、旭川行きの電車に乗る。しかし、またすぐに美瑛に戻って来ることになるとは・・(こればっか)。 -
17:21、旭川まで直通の「ノロッコ6号」に乗り込む。
記録を付けようと、旅の記録や資料の入ったファイルを探すも・・ない!さっき、公衆電話からホテルに電話した時にはあったはずだ。ホテルの連絡先を挟んでいたんだから・・そうか、公衆電話に忘れたんだ・・・。
青ざめる。切符やチケットはポシェットに入れており、ファイルがなくても旅は続けられたが、旅の記録を失ってしまう。すぐさま時刻表を調べ、取りに帰るルートを考える。不運なことに、この電車はうまい具合に途中の駅に止まらず、旭川に一直線。17:45旭川着。
しかし、幸運にも17:46で旭川から美瑛・富良野に向かう各駅停車がある事を知る。
17:45、旭川駅に到着し、すぐさま隣のホームの17:46発「美瑛・富良野」行き電車に乗り込む。到着が遅れたのか、出発が早かったのか、発車ベルが鳴る中、本当に飛び乗ったという感じ。
「大きな忘れ物」・・
美瑛に戻る途中で、考えをめぐらせる。ファイルの中に入っているのは、事前にホームページで調べた資料と、旅の先々で手に入れたパンフやスタンプや、メモ書きや自分の日記。明日の予定は札幌なので、どうにでもなる。そもそも、思い出や経験は心に焼き付けるもので、資料やパンフみたいな「物」や「記録」である必要はあるのか、と自問自答する。ファイルがなくなっていても、僕が巡った旅の思い出はなくならない。それなら、僕の忘れ物はなんだったんだ!?人生で何かをなくしても、それがあった事実はなくならない(事もある)。その時、自分がどう感じ、どう人生に活かしたか。本当に大切な物は目に見えないんだよ。だけど・・。
18:19、電車は「美瑛駅」に到着。改札を飛び出し、駅前の公衆電話に飛び込む・・
びえーん、もう美瑛なんか二度と来るか〜!
18:38、無人となった美瑛駅で再び「旭川」行きの電車に乗り込む。自分のおっちょこちょいさに反省しつつ、この忘れ物も良い思い出になったのではないかと思う。(JR富良野線 美瑛〜旭川 530円×3)
20:00、札幌行き「スーパーホワイトアロー」に乗り込む。シートのすわり心地の良さに、うとうとと眠ってしまった。
公衆電話に残っていたファイルを抱きしめて・・。
(JR函館本線 旭川〜札幌 「スーパーホワイトアロー」指定席 4,680円)
こうして、瀕死のデジカメ・バッテリーで夜の美瑛駅を撮った写真が、この旅の最後の写真となった。
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