2007/09/13 - 2007/09/14
408位(同エリア532件中)
マルオさん
アラブ宿でラマダンのワクワクする雰囲気をを楽しんだ後(笑)、こんどはユダヤ教総本山の教会や聖地「嘆きの壁」でユダヤ新年礼拝などの珍しい行事を見ることができました。
キリスト教についても、聖墳墓教会やオリーブ山など、イエスゆかりの教会が数多くあり、欧米・アフリカ・フィリピン等からも多くのクリスチャンが巡礼に来ていました。イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘(聖墳墓教会)まで歩いた道(ヴィア・ドロローサ)をキリスト教巡礼団が行進する行事が毎週金曜日に行われるのですが、その行進にも加わりました。
エルサレムに沈没中、このようにイスラム・ユダヤ・キリストの3大宗教の聖地をどっぷりハシゴしていました。(エセ仏教徒ですね…。^^;)
エルサレムは地域を問わず世界中の人が集まる場所で、まさにスピリチュアル・スポットでした。エルサレムは多くの人々の心の拠り所であり、ここが「世界の(精神的)中心」ではないかと思わせるほど、本当に素晴らしいところでした。
エルサレムでは、たとえ無宗教者であっても、スピリチュアルなオーラを感じることができると思います。(江○さんのファンではないですが…笑)
物質的には豊かだけど、精神的には???のわが国。この聖地には、一人でも多くの方にぜひ訪れていただきたいです。
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昨日は夜遅くまでロビーでだべっていたので、10時まで爆睡し(笑)、お昼前にユダヤ教の大本山・グレートシナゴーグへ。途中、半年間中東を旅しているという、アンガールズ似の青年と合流し一緒に入る。
「教会というよりは、中級ホテルみたいですねー!」彼がぼそっと放った一言にウケました。(失礼?!) -
教会の中に入ると、ユダヤ人の青年から、中に入ってもいいよと、礼拝堂に案内していただきました。すると、中には数百人のユダヤの人々が集まり、礼拝堂の真ん中では、司教が10人ほど集い、オペラのような歌声で合唱をしていました。
ちょうど今日は、ローシュ・ハシャナを祝うための新年礼拝だったのだ。この厳かな雰囲気の礼拝に、大興奮!!!ラマダンだけでなく、ユダヤ新年にも立ち会えて、本当にラッキーでした。
(※礼拝堂の中では撮影禁止となっております…)
新年礼拝が終わると、ユダヤの人達が「シャナ・トヴァ!(明けましておめでとう)」と挨拶をし合ってました。 -
アルメニア地区の教会。
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アルメニアは青のタイルが有名で、このように色鮮やかなタイルやお皿を売っているお土産物屋さんが何軒かあります。
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アルメニアは日本人にとってなじみが薄いですが、オスマントルコ時代に、150万人もの人が虐殺されたという悲しい歴史があります。黒海のあたりにある故郷を追われ、その末裔がここエルサレムに住んでいるのです。機会があれば、アルメニアにも訪れたいです。
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万国民の教会。その隣には、ゲッセマネの園という、イエスゆかりのオリーブの庭園があります。ここはイエスが頻繁に祈りの為に通っていた場所で、弟子達との最後の晩餐を終えた後にも、最後の祈りを捧げたと言われています。
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オリーブ山からのエルサレム旧市街の展望。城壁に囲まれて、岩のドームが燦然と輝いています。旧市街の手前、オリーブ山の斜面には、ユダヤ人の墓地が広がっています。
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マリアの墓の教会。教会の地下の礼拝堂に、マリアのお墓があります。この教会でも、生誕教会・聖墳墓教会と同様、多くの欧米人が訪れていました。
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この奥に、マリアが眠っています。お墓の前で、賛美歌を歌いながら、涙を流す女性の姿がありました。
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オリーブ山を歩いて散策した後(結局高価なタクは使わず、ぜーんぶ歩きで制覇。坂道が多くてクタクタに…^^;)、夕方、ローシュ・ハシャナで賑わう嘆きの壁へ。
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前回、エルサレム到着直後に来た時に比べると、ユダヤ人礼拝者の数が倍増していました。壁の手前でおじぎを繰り返しながら旧約聖書を朗読する髭のおじさん達に、輪になって踊ってはしゃぐイスラエルの若者達…。嘆きの壁は、ユダヤ新年で大きな盛り上がりを見せていました。
壁の上・神殿の丘では、同じようにラマダン礼拝で盛り上がるムスリム巡礼者達が居るわけで、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教、それぞれの宗派のドラマが、ここエルサレムで紡がれているのです。 -
嘆きの壁と、岩のドームの夜景。
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夜、宿では前夜と同じように南アフリカ巡礼団がロビーでざわざわしていました…。(笑)
4:30、アザーン(イスラム教のお祈りを呼びかける歌)が旧市街に鳴り響き、起床。ん…?夜明け前のこの時間、もしかすると神殿の丘への入り口を閉ざすイスラエル兵はいないのではないか…??寝ボケながらも妙案を思いつきました。(笑)
宿を出て、静まり返るスークを、巡礼者の後ろについて歩いていきます。 -
すると、予想はズバリ的中、あのうっとうしいイスラエル兵の姿はありません!!神殿の丘の入り口前にはパレスチナ人の監視員が二人いましたが、他に気をとられていたようで、そのまま神殿の丘に潜入成功!!!よっしゃーー!!思わずガッツポーズ。(笑)
早朝礼拝の為、続々とムスリム達が門から入場してきます。星空の下に輝く岩のドームを間近に見れて、超感動!!(巡礼者の往来が激しく、写真を撮るとめちゃ目立つので、写真に収めることができなかったですが…。)
岩のドームに向かおうとしたら、アラブのおじさんから「こっち(岩のドーム)は女で、男はあっち(アルアクサーモスク)で祈るんだよ!」とジェスチャーされました。 -
岩のドーム横の足洗い場を過ぎると、アルアクサーの中は、すでに大勢の巡礼者でごった返していました。すると、モスクの目の前でアラブ人の私服警備のおじさんに見つかり、御用……。「ムスリムじゃないなら、この時間に礼拝に来てはダメだ。元来たゲートから返りなさい。」
軟禁されたらどうしよう…?とビビりましたが、紳士的な対応で、門まで護送されました。(爆)帰りにもう一度、ライトアップされた岩のドームを眺めました。
間近で写真を撮れなかったのは残念でしたが、ラマダン巡礼期間中に神殿の丘に入れたことは、大きな旅の成果!!あとで嘆きの壁で出会った日本人バックパッカーに話すと、大ウケでした…(笑) -
神殿の丘での興奮冷めやらぬまま(爆)、朝から観光再開。鶏鳴教会は、イエスが処刑の前夜に、地下の牢獄に入れられたことで有名な教会です。
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ヴィア・ドロローサの地図。この第1留から第14留(聖墳墓教会)までの1kmの道のりを、イエスは十字架を背負って歩きました。
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毎週金曜日の昼から、フランシスコ会の修道士達が、十字架を担ぎながらヴィア・ドロローサを行進します。彼らの後に賛美歌を合唱するキリスト者達が続き、ミーハー観光客も交えて(笑)、行進は長蛇の列になり、旧市街の狭い路地をぐいぐい進んでいきます。
写真は、ヴィア・ドロローサ行列がちょうど岩のドームのパレスチナ土産に差し掛かったところ。スークのパレスチナ商人達は、「行列は商売の邪魔やな〜」ってな顔をしていました。(笑) -
1時間の行進のあと、聖墳墓教会へ。最後は、イエスのお墓があるところで、みんなで大合唱をし、ヴィア・ドロローサ行進は完結します。
イエスに祈りを捧げた後、教会の前で、2週間浜松に来た事があるという、親日家のイスラエル女性とだべってました。 -
スークのお土産物屋さんにて。パレスチナ人達は、ファティマの手や青い目玉などのアラブ土産の他にも、木彫りのイエス・マリア像や、ユダヤの帽子やショファール(シナゴーグや家で鳴らす羊の角笛)を売っています。何でもアリです。(笑)
なぜかと尋ねると、「ここは、エルサレムだから。これらは全てエルサレムにあるものだから売っているんだ。アラブもユダヤも、イラクもアフガンも、みんな平和が一番さ!!」彼らの発言に一票!僕も、そう願うばかり…!
エルサレムでは、本当に充実した旅の日々を送れました!!(^o^)
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