2008春、名古屋市ランの館(3/3)：バンダ、ファレノプシス、リカステ、シンビジュウム

2008/03/08 - 2008/03/08

名古屋市ランの館の早春です。温室内では春爛漫でした。

エリア 愛知

蘭の花のアップを続けます。香りを持つバンダで紹介した花です。バンダとしては小形の花です。藤の花のような薄紫色です。

バンダの花のアップが続きます。バンダとしては中輪くらいです。斑入りのピンク形の美花です。

バンダの花の象徴的な色の1つです。紫や青色のバンダは、殊更目を惹きます。細かな網目文様も特徴です。

次はファレノプシスです。和名の胡蝶蘭がぴったりの白い花です。見事な大仕立です。

白い花の1列だけのアップです。以前に栽培した事がありますが、温室無しでの栽培は、中々難しい蘭です。

ピンクの胡蝶蘭のアップです。個体名は、ハッピーバレンタイン・ラズベリーです。3本とも、綺麗に咲き揃っています。

ファレノプシスではなく、ドリテノプシスの名札がありました。個体名は、マリーキューティです。

リカステの花のアップです。名札は見付かりませんでした。隣にあったエリザベス・パウエルとは、別の種類です。

白花のシンビジュウムの花のアップです。個体名は、エンザンスカイ・プレアデスです。

カカオの香りがするオンシジュウムの花のアップです。個体名は、シャーリーベイビイです。

名札には、ハウエアラと聞きなれない名称が記されていました。ラバーバーストの名前もありました。

ノビル系のデンドロビュウムの花のアップです。普段良く見かける、バイオ栽培された品種の1つです。

温室の花の締め括りは、鉢植えの写真に戻ります。香り花の展示の1つです。小さな花が根元に咲いています。名札が切れてしまいました。原種の蘭です。

こちらも香り花です。デンドロビュウムの原種、グルマケウムです。ニッキのような甘い香りがするフィリピン原産の蘭です。

緑がかった黄色と、ピンク色のコントラストが魅力的なシンビジュウムです。メルヘンチックな感じがする花姿です。個体名が親王です。

花が密集した温室内の光景です。家でも蘭の花が咲きますと、香りが部屋中に広がります。

たまたま私の一番好きな蘭の、デンドロビュウムの解説パネルがありましたので紹介して擱きます。最初は原産地の分布図です。日本が北限地になります。セッコクの名前です。

デンドロビュウムの分類の説明です。ノビル系とデンファーレ系(ファレノプシス系）の2つに分けることが多いですが、フーモサム系とキンギアナム系を加えた4種類の解説です。

原種系の分類の解説です。ニューギニア系とインド・タイ系に分類されています。ニューギニア系は、更に低地性と高地性に分類されています。一番下の写真にある房咲のシルシフロラムは、インド・タイ系に分類されています。

蘭に関する書籍などを備えた図書室もあります。その棟の廊下です。今日は、室内装飾の模範展示がありました。

模範展示を紹介します。棚には比較的小型主が、床には大きめの蘭が展示してありました。床には黄色のオンシジュウムが見えます。

棚のアップです。上の段にはピンクのミニカトレアとセロジネのインターメディアが、下の段にはパフィオ等があります。セロジネは、家でも6株ほど開花しました。

この棚でも上の段には白い花のセロ締めが4鉢飾ってあります。育て易く、花も良く咲きます。株を増やすのも簡単です。

フィリ帰って、入口近くの展示です。オンシジュウムの黄色い花が主役です。中央付近の茶色の花がシンビジュウムで、それ以外の白い花もオンシジュウムです。

テラコッタの壷や白いベンチが、地中海、エーゲ海を連想させるような建物の壁面の飾りです。

ランの館の建物の紹介です。中庭から眺めた、建物の本館です。定時になりますと、時報の鐘がなります。

中庭の休憩用テントです。普段は売店が開いていますが、今日はお休みでした。グラスワインも飲めます。

中庭にあった、小型のジャングルジムと自転車のような造形物です。オブジェの展示のようです。

中庭の光景です。10人余りのグループの人達の撮影会が開かれていました。被写体はモデルさんでした。

左手奥の建物が、温室です。屋根が高い立派な造りです。名古屋では、東山植物園の温室が重要文化財に指定されました。