2008/02/06 - 2008/02/06
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belleduneさん
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アルジェリアからパリへ戻って、1日ゆっくりしたあと、どこか近場で、静かな所へ行こうと思い、地図を広げてゴッホが2ヶ月程住んでいたオーヴェル・スュ−ル・オワーズへ行くことにしました。
ゴッホはここで死に、2年後に弟テオも後を追うように亡くなっており、二人並んでこの町の墓地にお墓があります。
日本へ帰って来てから、本屋で「ゴッホは殺されたのか」(朝日新聞社 小林利延著)という本を見つけ、読みました。
アルルにはRencontre d'Arles写真展で2回行きましたが、詳しい経緯を知らなかったので、読めば読むほど興味が沸いてきました。
一般には、ゴッホがオーヴェル城の裏手で自殺したとされていますが、真実はどうでしょうか。
ラヴ−亭同様、冬で閉まっているところが多く、寒かったのですが、駅からすぐの蕎麦粉のクレープとワインで温まりました。
写真の中央にラヴ−亭の娘、アドリーヌも写っています。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
-
オーヴェル・スゥール・オワーズはゾーン5になるため、サンラザールからの切符は5,5ユ−ロ。
北駅からだとポントワーズまで乗り換えなしで行って、そこで小さな電車に乗り換えれば良いだけなのですが、サンラザールからは、列車によってArgenteuilで乗り換え、ポントワーズでまた乗り換えるのです。
車掌も来なかったので、乗り過ごした私は、Conflans Saint-Honorineまで1時間位乗り、そこでポントワーズへ辿り着きました。
オーヴェル・スゥ−ル・オワーズは小さな村なのですが、5月1日から9月30日までは毎日曜日と祭日に、北駅からの直行列車があります。
北駅発9時56分
オーワズ発18時19分
オーヴェル・スゥール・オワーズ駅は無人で切符自販機はコインだけなので、もしコインがなければ、ポントワーズで一旦降りて、その駅の窓口で切符を買うと良いと思います。
もし検札があったら、5,5ユーロ以上のお金を請求されますから。
帰りはポントワーズでサンラザール行きの列車に乗れたので、1回の乗換えだけで帰れました。 -
ひっそりとしたオ−ヴェル・スゥ−ル・オワーズの駅。オワーズ川沿いにあるオーヴェル村という意味。
日中は通学の生徒だけでした。パリにいる高校生よりは、郊外の生徒達はそれ程擦れていないと感じました。 -
2月は閉まっていたラヴ−亭
11月10日から3月10日まで休業
ゴッホが2ヶ月住んでいた宿屋で、1階がレストランになっています。 -
ラヴ−亭の1階は当時のまま復元されていますが、残念ながら3月まで入れません。
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ラヴ−亭裏にゴッホが描いたラヴ−旅館の娘、アドリーヌのポートレートが展示されています。
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ラヴ−亭裏手に掲げたあったゴッホの生涯を書いたもの
門が閉まっていたので、入れませんでした。 -
左手は観光案内所。奥がドーヴィニ−美術館になっています。
ゴッホは、正面の階段付近の絵を描いています。 -
これがその絵です。
ゴッホはこの村で、2ヶ月の間に猛烈な勢いで80点余りの油絵とスケッチを描き上げました。 -
ゴッホの描いた市庁舎の絵
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市庁舎です。
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観光案内所と併設されているDaubigny(ドービニー)美術館。
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こちらは閉館だったド−ビニ−のアトリエ。
ドーヴィニーはこの地の魅力にとらわれた最初の印象画家で、ヴァレに家を構えた。
1860年頃、ポントワーズからオーヴェールまで鉄道が延長されたので、多くの友人がパリから訪れてきた。
ピサロ、ベルト・モリゾー、ポール・ゴ−ギャン、オーギュスト・ルノワールらがここで制作した。
ポール・セザンヌはこの地で「首吊りの家」を描いている。 -
オーヴェル城へゆるやかな坂道を上ると、向こうにお城が見えてきました。
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前庭から見たお城の全景
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城内では”印象派の画家達の時代への旅”と題した展示があり、10ユーロ払って入りました。
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当時の新聞や雑誌の風刺漫画などが数多く展示してあり、面白かったです。
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全館展示してあり、お城の中から外の景色を眺めることは残念ながらできませんでした。
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1階へ下りてくると、モンマルトルのカフェを再現した部屋があり、5分ほどの簡単な仕掛け舞台がありました。
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この時期入場者が少ないので、暗いカフェの部屋に一人で居ると、薄気味悪いような感じがしました。
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駅舎も再現してありましたが、暗くてよく見えませんでした。
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駅の待合所の再現
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お城の裏手に上がってみました。
今ここは整備された公園になっています。
ここでゴッホがピストルで脇腹に銃弾が当たり、2日後に亡くなります。
自殺か、他殺なのか。
「ゴッホは殺されたのか」を読むと、いまだに分からないことが沢山あります。 -
フランス庭園
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オーヴェル教会
ゴッホが死んで、友人達がこの教会で葬儀のミサを頼んだのですが、断られたそうです。
その後、墓地に埋葬されました。 -
ゴッホが描いた教会の絵
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こちら側が教会正面。
1131年に建てられたが、その後、何度か改築、増築され、現在の姿になった。 -
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オーヴェール教会には3つの鐘があります。
1733年に最初の鐘(直径1,12m 高さ1,17m)
1891年9月20日に2つの鐘(直径1,12m 高さ1,10m 重さ700kgのものと直径1,26m 高さ1,37m 重さ1300kg)
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ゴッホは死ぬ前のテオへの最後の手紙に、絵の具を注文し、同じラヴー亭に住むヒルシックの絵の仕上がりまで予想している。
このことから考えると、ゴッホが自殺するような予兆は見られないにも拘わらず、事件は起きました。 -
教会を出て、5分くらい坂道を行くと視野が広がる。
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雨と題されたゴッホの絵はこの辺りの畑のもの
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どこを見ても畑と野原。
ゴッホはこの土地が気に入っていた。 -
墓地の門からの眺め
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広い墓地の塀に沿ってゴッホのお墓を探していると、弟と並んでありました。
誰かが今も花を捧げていました。
テオは7月のゴッホの死後、11月にユトレヒトの精神病院に入院し、翌年1月に33歳で亡くなる。
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この旅行記へのコメント (4)
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- pulseraさん 2008/09/03 09:56:08
- すばらしい街並み〜
- はじめまして!belleduneさん!pulseraと申します!
オーヴェールの旅行記にお邪魔しています!
素晴らしいです!!!!GOGHの絵画と、お写真が、同じ〜
今にでも、GOGHが歩いて、出てきそうです!今、どこに行くのか、迷っていまして、
こんな静かな場所に行きたい気分です〜
お写真が、本当に、お上手ですね!!!
素晴らしい旅行記を、ありがとうございました!!!
- belleduneさん からの返信 2008/09/03 10:26:44
- RE: すばらしい街並み〜
- pulseraさん、はじめまして。
本当に静かな町でしたし、パリから近いので、喧騒からちょっと遁れたいなという時にはお勧めです。
私が行ったのは2月でしたので、閉まっている所が多く、特に静かでした。
私は、サンラザール駅から行きましたが、列車によって、乗り換え駅が違うので、気を付けてください。でも、私のように乗り過ごしても、また、分岐点まで戻れば言い訳で、風景を楽しんだり、、乗客(主に学生が多かったのですが)の観察したりとか、飽きませんでしたよ。
夕方が素晴らしいので、是非ゆっくりしてお墓辺りの夕日を見てください。
これからもよろしくお願いします。
-
- sate8さん 2008/03/02 10:15:44
- トップページからきました。
- こんにちは。トップページに載っていた
belleduneさんの旅行記の「ゴッホ」の文字に惹かれて
やって参りました。
描かれた風景のところに、その作品を紹介する看板が立てられていて、
親切ですね。
今、池田満寿夫さんの『私のピカソ 私のゴッホ』を読んでいます。
その中でグザヴィエ・ド・ラングレというフランスの美術教授が書いた
「油彩画の技法」によると、
「ゴッホの油絵が今なお実に新鮮な画肌を保っているのは、油絵の伝統的な手法を忠実に守って描いた結果であると言う」とありました。
意外にも油絵の伝統的な手法で書かれたゴッホの作品めぐりも
してみたくなりました。
ゴッホが描いた風景めぐりは
いつかしてみたいなと思っています。
belleduneさんのこの旅行記を拝見したら
この村をますます訪れてみたくなりました。
- belleduneさん からの返信 2008/03/02 13:47:42
- RE: トップページからきました。
- sate8さん、見ていただいてありがとうございます。
ただ静かなところへ行きたくて、弟テオとの長年にわたる書簡のやり取りを詳しく知らずに行ってみたところ、期待以上に良い町でした。
ここでゴッホは、2ヶ月で180点もの絵を描き上げています。
是非テオとの書簡集など色々出版されていますが、「ゴッホの手紙」小林秀雄著 新潮社、「ゴッホの手紙」ヨ−(テオの妻)編集 岩波書店上・中・下、「ファン・ゴッホ書簡全集」ファン・ゴッホ財団 みすず書房 などは如何でしょうか。
これからも、よろしくお願いします。
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