2008/01/28 - 2008/02/23
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Tomokoさん
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西安市街地からバスで40分程度の場所にある「漢陽陵博物館」を訪れます。
数年前、日本で開催されていた博物館の特別展でこの博物館の存在を知りました。それ以来、ずっと行ってみたいと思っていたのですが、やっと行くことができました~♪
日本の旅行ガイドブックに載ってることは少ないですが、歴史好きの人にはもちろん、そうでない人にもかなりお勧めのスポットです。
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漢陽陵へは西安の北門というバス停から遊4路のバスで行きます。冬季だったせいか、バスの本数がかなり少なかったです。
ちなみに、バス停に停車駅として書かれていてもオフシーズンには止まらないバス停などもあるので、この時期に行く方は運転手さんか服務員さんに止まるかどうか尋ねることをお勧めします。
遊4 西安・北門→漢陽陵博物館 片道5元(40分程度) -
着きました〜。
バスは博物館の真ん前までつけてくれます。
高速道路を降りてすぐ博物館。他には何もありません。
漢陽陵博物館 入場料35元(学割) -
陽陵は前漢の皇帝・景帝のお墓です。劉邦の孫で、武帝の父。景帝とその父親の文帝の時代に節約を重んじ漢が豊かになったので、武帝の時代に匈奴に遠征できるようになったとか。
写真は陽陵から発掘された俑。腕がないのは後から可動式の木の腕をつけたからだそうです。裸なのは服は後から布で作って着せたから。昨日の兵馬俑とは違って大きさも60〜70cmぐらいです。 -
服が残っているものもあります。
服の作りも結構細かい。 -
騎兵俑。しかも女性の騎兵。あの時代に女性の騎兵っていたんだ…。
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馬から下りるとこうなる。ちょっと面白い形。
顔も特徴的。 -
兵馬俑みたいに騎馬や兵士だけではなく、とにかくいろんな種類の陶製人形があります。
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犬と豚。
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羊とヤギかな?
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武器のミニチュアもあれば…
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生活用品のミニチュアもあります。
これはかまどのミニチュア。陶製。 -
食糧倉庫のミニチュア。陶製。
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鏡。未だに光っているところがある。
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つぼ…見りゃ分かる(笑)
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つぼの上に書かれた漢字。
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副葬品の配列を復元したもののようです。
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いろいろな種類の家畜が並びます。
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牛やらヤギやらに埋もれていてますが、鳥もちゃんといます。
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人間の後ろには生活用品。
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陳列館の外に出て、陵墓に向かいます。
周囲は写真のような看板が並ぶ空き地。 -
この下に副葬品がいろいろ眠っているんだろうなぁ…。
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やってきました、陽陵!
デカイです。
雪景色のためか、人が少ないためか、感動もひとしお。 -
こういう石碑を見ると無意識に写真を撮る習慣ができた、この頃の旅行…。
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陵墓のすぐ横にある地下博物館。
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発掘途中のように展示された副葬品を見ることができます。
オフシーズンのため、人が少なかったので映像での解説など独り占め。そして、一人で興奮&感動している変な外国人…(笑) -
コレ!コレが見たかったのです!!
写真の青いのは、靴のカバーをつけた私の足です。この博物館、副葬品の上を歩くことができるんです!! -
こんな風に、床がガラス張りになってます。
暗くてほとんどの写真がピンボケになってるのが残念ですが…(泣)夏休みにリベンジか!? -
さらに、真横からも見ることができます。
半分土に埋もれている家畜たち。
博物館の中には映像でこの時代を紹介する映画のようなものもあって、中国語が分からなくても結構楽しめると思います。 -
地下博物館を出て、陵墓を一周しようと思ったら半周しか道がありませんでした〜。半周したところで見つけた石碑たち。
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最初に撮った石碑より、こっちの方が味があるな。
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陵墓を囲む城壁の遺跡を展示している建物。
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こんな風に遺跡を囲むように建てられてます。
階段を登って上からも見れるようになっており、なかなかの見ごたえです。
服務員さんが居眠りしてましたけど(笑) -
地図を見て景帝の皇后の墓だと思っていた陵墓。
更に写真雪の中をまっすぐ進んだところで、ふとここが畑の中だということに気づく。
畑の中→肥溜めとかあるかも?→雪が積もっててどこがソレか分からない→もしかして、私、結構危険な状態…?
雪原の中で立ち止まって、しばらく辺りを見回す…。
!!
そうだ!人間の足跡をたどって行けば落ちないで済む!わ〜い!頭いっい〜!
と自画自賛しつつ、さらに進みました〜。 -
そうやってたどり着いた石碑。
皇后の墓だと思ってたら「漢恵帝安陵」だと書いてある。
博物館で撮った系図の写真を見てみると…
漢の2代皇帝の墓だということが分かりました。
…では、地図上にある皇后の墓はどこに?
周りには結構、古墳のような山があるのですが、歩いて行ける距離ではないので、引き返すことにしました。 -
別の場所にある陽陵を造るときの測量に使ったという石。
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前の写真の石がある場所から撮った、陵墓と城壁展示の建物。結構距離があります。
午前11:30に博物館に来て、全て見終わったのは16:00ぐらいでした…。周りには本当に何もないので、行かれる方は食事の持参がお勧めです。夏季になったら、簡単な食堂なんかができるんだろうか…。ちなみに私は帰りのバスを待つ間に非常食として携帯していたスニッカーズを齧っていました。この旅行、こんなのばっかです。1人だと、どうしてもこうなっちゃいます。
中国で買った陝西省の地図を見ると、ここからそれほど遠くないと思われる場所に漢初三傑の1人、蕭何の墓があるようだったので、博物館のチケット売り場の服務員さんに聞いてみましたが、取り付く島もなしな対応。さすが中国…。夏にも博物館の周りにはタクシーすらいないらしいので、行くのは諦めました(泣) -
博物館から西安市街に帰る間に渡った渭河。
バスの服務員さんがどこまで行くの?と聞いてきたので北門というと、そこまで行かないから途中のバス停で乗り換えて、と…。行き先に書いてあるのにさ。まったく、コレだからオフシーズンは…というか、中国のやり方?
でも、博物館は大満足な1日でした〜。
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この旅行記へのコメント (2)
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- km45さん 2008/03/13 23:54:17
- 景陵関係遺跡発掘に参加しました。
- 伯委さん、はじめまして。
前漢景陵は、日本ではあまり知られいないようですね。
以前の市内・空港専用道の直ぐ北にあり、
おそらくその時、車の窓越しに見た観光客は誰の墓は分からなかったでしょう。
ところで、90年代の中頃、景陵発掘調査の時、
陝西省考古所は、資金稼ぎもあったのでしょうか、
日本からのツァーに発掘実地体験を行っていました。
当時、西安在住で、これに参加して(大学関係で)、
景陵関係遺跡を発掘しました。
その際、陵の回りの発掘したばかりの城壁を見学しました。
もちろんその時、発掘情景を含めて多くの写真を撮りました。
伯委さんの写真を見て、その時のことを思い出しました。
- Tomokoさん からの返信 2008/03/14 01:30:59
- RE: 景陵関係遺跡発掘に参加しました。
- km45さん、はじめまして。
書き込みありがとうございます。
発掘に参加されたなんて、羨まし過ぎます〜〜〜o(>_<)o
未発掘の場所でまたやらないかなぁ…。
博物館はすごく良かったですよ。
どうして日本ではあまり知られてないんでしょうね??
歴史にあまり興味のない友人も写真を見て行ってみたいと言っていたし、もっと宣伝すれば観光客が来ると思うんですけど。
そういえば、私と入れ違いで韓国人ツアーらしき観光バスが乗り込んできてました。
これからもっと人が多くなるのかな?
それであの雰囲気がなくなるのは嫌なんですけどね…。
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