2008/01/28 - 2008/02/23
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Tomokoさん
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思えば最初からついていない旅行でした…。
始めは漢初の軍師・張良の墓がある山東省の微山湖へ行こうとしていました。ですが、直前に数十年ぶりの大寒波が中国大陸を襲い、行っても観光できないだろうということで、春節の帰省ラッシュの中、3時間程度並んで取った列車の切符を退票。
ここから運のなさは始まっていたのです…。
…と旅行記の表紙とは思えない書き出しですが(笑)
史跡はメジャーな所からマイナーな所までいろいろ回ることが出来ました。
他には中国人の友達の家にお世話になり春節を体験したり、
ユースホステルのドミトリーに宿泊し、バックパッカーたちから話を聞いたり…
大まかなルートを書いておきますと
北京→西安→漢中→広元→成都→漢中→西安→鄭州→開封→邯鄲→北京
といった感じです。
かなり長い旅行記になると思いますが、お付き合いくださいませ。
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春節の帰宅ラッシュのため、この時期の列車の切符を取るのはかなり苦労します…。街角の切符売り場に5時間半ならび、取れたのは西安行きの硬座。本当は成都行きの硬臥が良かったんだけど…。とりあえず、取れただけ良しとします。
写真はおなじみ北京西駅。あまりに乗客が多いため、駅に入るのも、バリケードを作ってゆっくり入らせてます。 -
みんな床に座り込み。
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ラッシュのおかげで講堂のような部屋が私が乗る列車の臨時の待合室になってました…。したがって、電光掲示板などはなく、駅員さんがメガホンでどこそこ行き乗車開始〜とか言ってる…。聞き取れないんですけど…。周りの中国人客に今並んでるのはどこ行きか尋ねながら、ギリギリに乗車。おかげで荷物を置く棚がありませんでした。
T55次 北京西−宝鶏(西安下車) 17:11発−6:09着 硬座 150元 -
西安に着きました〜〜〜。
中国史が好きなのに、何故今まで西安に来ていなかったのか、自分でもまったく謎です…。 -
中国南方で数十年ぶりの大雪が降っておりまして、南からの列車は全て遅れております…。到着時間は未定です…。
後々、西安でも大雪の影響を受けるとは、このときはまだ知らないのでありました…。 -
春節の帰省ラッシュのために特設された待合室。意外にも6時だとまだ誰もいない。
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ドミトリー初体験。
出発前にネットで下調べしておいたユースホステルです。
トイレもシャワーも共同(男女は別)だけど結構きれい。シーツもちゃんと換えられてるし。
西安の中心街には遠いけど、駅・長距離バスターミナルには近いので、交通の面ではかなり便利。
このときは韓国人の女の子とカナダ人のおばさんとヨーロッパ系の女の子2人と同じ部屋になりました。
韓国人の女の子は同じアジア系だからか、英語でいろいろ話しかけて来てくれました。英語を喋ろうとしても中国語が出てしまう、悲しい語学留学生でしたが…。
宿の服務員をつかまえて中国語で情報収集&会話練習。お掃除係の女の子がすごく可愛かったです。 -
ドミトリーのある階の廊下の壁。
いろんな国の人が思い思いに落書きしてます。
ちなみに宿公認です。日本人のもかなりあります。
緑島賓館 ドミトリー 1泊45元 -
ようやく夜が明けてきました〜。
硬座列車ではあまり眠れないので頭がボーっとしてますが、ここで寝るのはもったいないのでとりあえず博物館に行きます。
駅前で地図売りのおばちゃんから2元で観光地図を買い、路線バスに乗車。窓に模様があるなぁと思ってよく見たら、バスの内側の水滴が凍ってました…。こんなのはじめて見た…。 -
陝西歴史博物館。
駅前から路線バスに乗り、翠華路というバス停で降りてすぐです。
途中、大雁塔なども見えて、「西安に来たなぁ」と実感できます。
ちなみに、建物の前の白い部分は氷です…。
黒人の団体さんが来ていて「ニーハオ」と声をかけられました。中国人じゃないけど…と思いながら、「ニーハオ」と返しておきました〜。
陝西歴史博物館 15元(学割) -
ついに来た、中国史の本場!!
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変わった形のツボ。
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こうやって使うらしい。頭いいなぁ。
いつの時代のものか、忘れてしまいましたが…。 -
おぉ、兵馬俑っぽい展示。
兵馬俑は絶対に行くので、ここは軽く流します。 -
所々にモニターがあって、中国語&英語の字幕つきで展示されているものの時代を説明してくれます。
ちなみにモニターはシャープ製。
秦時代の映像は思わず動画で全部撮ってしまった…。 -
漢代の皇后の印璽。文字もしっかり残ってます。
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犬型のものは今回の旅行では結構見ました。
どれもちょっと間抜けな顔なところが可愛い。
ちなみにこれは後漢時代のもの。 -
陝西省韓城市にある司馬遷の墓(のパネル)。
中国の旅行ガイドブックにすら載ってませんが、結構でかそうですね…。夏にでも行こうかな…。 -
陝西省城固にある張騫の墓(のパネル)。
あえてここでは何も言いますまい…(笑) -
張騫の蝋人形。結構良くできてます。
モフモフの付いた杖が印象的。
張騫は漢の武帝の命令で大月氏に使いをした人。
公的にシルクロードを開いた人。
歴史&旅好きの私には重要人物。←何ソレ(笑) -
西魏時代の印鑑。
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ころころ転がして下のように何種類も印鑑が捺せるわけですな。しかし、これだと手が汚れまくりますが…。面白いけど、何でこんなの作ったんだろ…。
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じ、人面犬!?
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唐代の墓から出てきた家の模型。
ままごとみたいで可愛い。 -
唐三彩のすいか。
割ったら中が赤かったらいいな。
三彩に赤は無理か…。 -
唐代のもの。
北方騎馬民族の鐙か皮嚢をかたどった物らしい。
きれいですな。 -
唐代。
現代でも通用するデザイン。 -
唐三彩の駱駝。
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瑪瑙と金でできた動物型のカップ。これも唐代。説明にはペルシア風と書いてありました。さすが、東西交易の盛んな唐代。
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798でもこういうの見たなぁ。
中国人は昔からこういう並べ方好きだったのかな(笑)
ちなみに明代の副葬品。 -
西安付近の各時代の都と皇帝の墓の分布。
この先行く場所もいくつか載ってます…。 -
博物館を後にして、歩いて大雁塔まで戻りました。昼間になっても氷は溶けてません。
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今居るのは塔の北側。
慈恩寺(大雁塔)の入り口は南側なので、塔の真横を通って南側の門まで歩きます。
途中には昔の中国人の生活を表現した像が並びます。 -
おぉ!ガイドブックと同じだ!
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凛々しい玄奘さん。
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中国にも絵馬ってあるのか〜。初めて見た。
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大雁塔内部。ずっと階段です。塔に登るのには別途料金が必要。
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大雁塔の最上階から北に向かった眺め。
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青い空に塔が映えます。
大慈恩寺 入場料15元(学割) -
再び路線バスで中心街に戻ってきました〜。
これは鼓楼。 -
鼓楼の北側はムスリムストリート。
飲食店の前では写真のような帽子をかぶった人たちが道で牛肉や羊肉の串を焼いてます。
観光客もいっぱいで賑やかです。 -
ここはっ!去年NHKの某番組でロケをしていたところでは…?
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柿子餅。1個1元。
文字通り、柿の味がするお餅。かなり美味。
中にはいろんな餡が入っています。
私のお気に入りはキウイフルーツの餡。
キウイは西安付近でよく取れるのか、ドライフルーツの売り場でもよく見かけました。 -
羊肉泡[食莫]のお店。
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お食事です。
店の前で焼いている羊肉串。
焼けると店の服務員が串を持って「羊肉〜、羊肉〜」と言いながら店内を回ります。
欲しければ声をかけて自分の好きな本数もらいます。
食事後に串の本数でお会計。
友達に写真を見て「食べかけ?」と聞かれましたが、違います(笑) -
西安名物・羊肉泡[食莫]。
細かく刻んだパンに羊肉のダシのきいたスープをかけます。ほかに春雨なども入ってました。
北京の学食で同じものを食べたことがありますが、まったく味が違います。やっぱり本場の物はおいしい。
このときは初日だったので肉の質の良いものを頼みました。1碗12元。
後日、一般的なものを頼んだら1碗9元でした。 -
ムスリム通りからお土産物屋街に入ったところにあるイスラム教のお寺。
はっきり言って、かなり分かりにくい立地だと思います。標識はあるけど「ホントにこっちでいいのか?」と思うような立地。
西安清真寺 入場料7元(学割) -
混み合った場所にある割には意外と広いです。
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一見中国風の調度だけど左側の額を見るとアラビア文字が。
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アラビア文字なんだろうけど、入り口の額が不思議な模様に見えます。
ここより先はイスラム教徒じゃないとは入れません。このときはもうすぐお祈りの時間なのか、おじさんたちが続々と集まってきていました。 -
西安の中心にある鐘楼。周りにはデパートが並びます。
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デパートをふらふらしていたら夜になってしまいました。
鐘楼と鼓楼のライトアップ。 -
朝見た駅前の臨時待合室。人だらけです…。
ようやく、1日目が終わりました〜。
長い1日だった…。
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