2007/03/21 - 2007/03/25
204位(同エリア244件中)
瑞樹さん
昨日の夕方、阿里山森林鐵路で阿里山入りした目的は、勿論森林鐵路に乗ることにもありましたが、ご来光を拝みたいと思ったのが最初のきっかけ。
今日は早朝から出掛けます。果たして、ご来光を拝めるでしょうか?!
- 同行者
- 友人
- 航空会社
- JAL
-
3月23日(金)、台湾旅行中日。朝4時起きで張り切って出発!
と云いたいところだけれど、外は曇り…いや、小雨が降っている…う〜ん、これはご来光難しいか?ホテルの窓からは、やはり同じ様にご来光を拝もうと集合している人たちが居る。
ご覧の通り真っ暗、果たして誰が誰やら分からない位の中ワゴン車に乗り込み出発。 -
台湾には墾丁、玉山、太魯閣、陽明山、雪山、そして金門の六つの国家公園があり、特に玉山は東北アジア最高峰で、3,952mもある。ほんと、山も海も島もあって、台湾って色々な表情があるなぁ。
-
みんみんちゃんと私以外にも数組をを乗せたワゴン車は、外気温との差で早くも窓ガラスが曇っている。まるで冬だ。なんて思っていると、まるで観光バスのようにモニターが横に移動してきた。
お世辞にも新しくは見えないこのワゴンに、こんな設備があったとは!
お互いに知らない数組、しかし目標は同じくする者たちが乗り合わせる早朝のワゴン車には、何ともビミョーな空気が漂っている。
真ん中辺りに移動してきたモニターでは、この風景区の見所、高山植物や台湾猿など特有の動物などが映し出されている。一応一生懸命見ていたけれど、やっぱり中国語のナレーションなので殆ど解からず。 -
次第にくねくねとした道を行く車は、玉山山系を進んで行く。ユーラシアプレートとフィリピンプレートがぶつかりあい隆起して出来、主稜線は十字型になっている。南北に長く東西に短い山の十字が交じり合ったところが玉山主峰で、日本最高峰である富士山よりも高かったことから「新高山」と呼ばれたそうだ。
さて出発から1時間ほどして、その玉山國家公園入口に到着。一応お約束の記念撮影。まだ小雨が降っていて、風も強い。連なる山々には、雲が掛かっている。 -
13分後。確実に明るくなってきた!でも、相変わらず厚い雲が垂れ込めている。この辺りで一度ストップして車を降りる。
周りの駐車場には、もう何台もの車が停まっている。 -
ここは海抜2,610m、塔塔加遊楽区。
「塔塔加(タータカ」)は阿里山を地としたツォウ族の言葉で「広い平らな草原」という意味らしい。
新中部横貫公路の最高地点で、嘉義−玉山間の台18号線と水里−玉山間の台21号線道路の交流地点でもある。 -
6:00一分前。うっすらと白み始める東の空。水墨画みたいで、ちょっと幻想的。ここではまだ私は手袋をしているくらい、寒い。
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ここには、二本仲良く並んだ木が。1963年の山火事により、樹齢千年と云われる赤檜もその被害に遭ったそうだ。
春なのに、葉が茂っていない…しっかりと生えているように見えるこの木々は、もう命を枯らしてしまっているそうだ。まるで夫婦が寄り添っているかのように見えることから、その名が付いた。 -
案内板には、(私の解釈が正しければ)「静かに。彼らの囁きが聴こえるかも知れません。愛は忍耐強くて、優しい。…愛は決して失敗しません。」とかなんとか書いてある(笑)。
そうそう、ここまで旅してきて、台湾のご夫婦って仲が良いな〜って思った。とっても、見ていてホッとするというか、いいな〜って思う雰囲気の良さ。 -
夫婦樹から少し進んで、どうやらここで日の出を待つらしい。
多くの御来光待ち人。おっと、拡声器を持った人はどうやらツォウ族の人だな〜? -
ここ数年阿里山でご来光を観ようとした人は、きっとこの人を目撃しているに違いない、名物おじさん。
何やら見物客たちの笑いを誘っているが、さっぱり私は解からず。只今6:16、日の出まであと2分…。 -
6:18、いよいよ日の出の時刻!ちょっと明るくなってきた!
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…しかしこれ以上雲は晴れない様子。うう〜。6:19、みんな祈るような気持ちで見ている。私も。
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う〜ん、残念。連なる山々から覗くご来光は拝めず。
10分くらい粘って、やっとこの空。三々五々、散る見物客たち。 -
さて、日の出を見る予定だった場所から20分ほど移動して来た。遊歩道が整備されている。手前には、
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おっと、ツォウ族の方がお店を出している〜。蜂蜜などやお菓子なんかを売っている。
これひとつだと○○元、でもこれとこれとこれとセットで○○元!と、大売出し。結局私は何も買わず。蜂蜜、欲しかったけれど瓶詰めで重いんだもん。 -
一大イベントであったご来光見物は不発に終わったものの、このツアーを選んでよかったと思った。
普通なら、満員電車の阿里山森林鐵路の祝山線に乗って、帰ってくるのだけれど、日の出ポイントまで連れて来てくれるこのツアーは、夫婦樹などその他にも見所があるからだ。我ながら良い選択だった!と思っておく。
どうやら下にあるのは、「鹿林神木」という大樹らしい。 -
早速遊歩道を下りて行くと、途中にはこんな鳥がいた。ぴょんぴょんと飛び廻っていたので、上手く撮れない〜。綺麗な羽根を揃えた鳥だったなー。
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おお、立派な森が広がっている。は〜気持ちいいな〜。
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ど〜ん。写真じゃこの樹の大きさが伝わらないからなぁ。
ここは海抜2,350公尺。この鹿林神木、樹齢は凡そ2,700年で樹高は43公尺。幹の周りは20公尺もあるらしい。すごいよ〜。この樹にしてみれば、日本が台湾を統治していた頃や"中国"が入ってきた時代なんて、ほんの短い間なんだなぁ。 -
別角度から。なんて素敵な木肌。もののけの森みたいだなぁ。パワーいっぱい貰った〜。
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立派なご神木を拝んだ後は、ホテルへ戻り朝食。
不思議なもので、普段食べる時間より早く起きても、起きると取り敢えずお腹空くんだよね〜。
7:45、ホテルのレストランへ直行して、ブッフェの朝食を頂く。 -
本日の朝食也。豆乳美味しいなぁ(右上紙コップ)。中国でも思ったけれど、台湾の卵も黄身が小さい気がする。
これから部屋へ戻って、ちょっとのんびり。
その後私は書きかけの絵葉書を書く。海外に来るといつも書いているもので、米粒よりも小さい字で、日記代わりに毎日のことを記し、自分宛に出す。阿里山郵便局に行こうと思っていたのだけれど、今日は土曜日だから開いていないかな〜?
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